たとえば、JANコードとEPCコードと、インストアコードが混在するなど、いろんなものを扱っているために、複数のコードを扱わなければいけない場合、商品コードをどのように表現するかという話とJANコードからEPCコードへの変更方法についてなど、RFID(電子タグ、ICタグ)関連で、今後かきたいことメモで書いていたコード統合の話について、今回は書きます。
■■ 複数のコードを扱わなければいけない場合の商品コードの扱い
商品コードの国際標準化案によると、以下のようにコードをあらわす案が出ているようです。
発番機関コード - 企業コード - 品目コード - シリアル番号
それぞれのデータ長は特に定めず、必要に応じて共通の識別子を入れる。その識別子は、ISO15418などを活用。
発番機関コードはISOで標準化されているIACコードを(ISO15459)を採用
出展:「商品トレーサビリティの向上に関する研究会 中間報告の概要」
(上記の出展は、「ICタグ普及による中小企業への影響と対応」財団法人 中小企業診断協会)
●つまり、一言で言ってしまうと、コードの頭に、種別をつけて、可変長文字列にするということです。まあ、当たり前といえば、あたりまえ。
■■ JANとEPC変換
ただしJANとシリアルナンバーつきのEPCグローバル(ICタグで使われる)混在環境をつくるには、以下のようにJANを変換すれば(桁数を合わせれば)できる
(1)JANの頭に0をつけ、EAN13にする
(2)(1)のチェックデジットを削除、後ろにシリアルナンバーをつける
(「ICタグ普及による中小企業への影響と対応」財団法人 中小企業診断協会をインスパイアを受けて文章で表現)