「産学連携 IT人材育成シンポジウム」をみてきた。
産学連携IT人材育成とは、大学・大学院などにおいて、産業界(といってもITベンダーなのだが)と、学界(大学・大学院など)が協同して、講義をおこなったりするもので、具体的には、大学の授業の何コマかを産業界の人が教えたり、大学で、システム開発演習(PBL)を行ったときに、支援(方法論の教授やレビュー参加など)をしたりすることをさす。
海外の場合、企業側は、優秀な人材を発掘、採用できるとか、大学リソースを使える(共同研究もそうだけど)等のメリットがあると言われる。
ただし、日本では、前者の場合、就職協定違反ということになりかねないし、後者の場合は、共同研究で行うので、メリットになりにくい。
そこで、日本は、個人の熱意で、もっているらしい。
で、企業はメリットはない・・・という話なんだけど、
どうなんでしょうねえ。
採用はできないかもしれないけど、大学生に自社のやり方とかを教えると、
学生は、そのやり方でものを見る。
そうすると、学生がユーザー企業に入った場合、提案書を見たりするときに、大学で習ったやり方をもとに考えるので・・・
つまりね、その学生を採用しようと言う目的で考えると、それはできないけれど、
その学生がユーザー企業に入った場合の自社のPRって言う意味では、意義があると思う。
あと、大学側へのハード・ソフトの売り込みですよね。営業さんは、産学連携なんかで関係をもっていると、売り込みやすくなるんじゃないかなあ?