6月3日は、つくばのKEK(高エネルギー加速器研究機構)に行って、
タンパク質の構造分析方法について聞いてきた!
ので、その内容をメモメモ
【第一話】分子と生命
・ナノ世界への道
根本的な疑問「なぜニワトリは鶏に育つのか?」
昔は2つの説
前成説:精子の中に小人がいて、大きくなる
後成せt:素があって混じる
ミクロの世界へ
17C 顕微鏡ができて流れ変わる
生物は細胞からできている(フック)
微生物は卵から産まれてくる(レーウェンフック)
1838,39生物の基本単位は細胞(シュライデン)
遺伝子の概念
メンデル 遺伝の法則(エンドウ豆)→遺伝物資tがわからないときに
遺伝子型と表現型
対応付けられるけど、仕組みはわからない
アベリー 遺伝物資はDNA
ワトソンとクリック 二重らせん(1953)
遺伝子とタンパク質 アミノ酸のつなげ方→遺伝子
セントラルドグマ:DNA→mRNA→タンパク質
人のタンパク質:
23000程度のタンパク質の設計図がDNAに
(修飾とかもあって、タンパク質は10万)
タンパク質
立体構造:きまった形を持っている
→形が働きを決める
熱すると形が壊れ、働きが失われる
タンパク質の働き
化学反応を触媒する(酵素)
情報を伝達する(シグナル分子)
動く(筋肉)
外部刺激に反応(受容体)
→生化学
化学の言葉で生物を語る
タンパク質の構造を見る
方法3つ
・MX X線結晶構造解析
NMR 核磁気共鳴法
Cryo-EM 極低温電子顕微鏡法(クライオ電顕)
→10年前のブレイクスルー
20万以上のタンパク質の構造登録→30年前は300個くらい
X線構造解析
・解析対象のタンパク質を決める
・大腸菌に作らせる(発現)
・純度の高いもの(純品)に精製する(精製)
・結晶を作り(結晶化)
・X線をあてる(回析データ測定)
X線構造情報を使う実際の研究
エネルギーを融通(ためて使う):ATP 1日40Kg
GTP:どうやって使われるのか?
→GTPの量を測るタンパク質PI(5)Pの量に変換
【質問のキーワード】
・分子動力学
・AlphaFold(アルファフォールド):タンパク質の構造予測
・精製の例:ヒスチジンつけるとニッケルにつくこと利用
→タグ付け
クライオ電子顕微鏡で生き物のb品の形を「分子の世界」で明らかにしよう
生き物の内部を3次元で見たい!
見たい部分を切り開く→人や動物だと困る
→物を透過する特別な信号を使う
X線→CTスキャン→X線構造解析
ラジオ波→MRI→NMR
電子 →クライオ電顕
電顕で生き物を見る問題
真空中で見ないといけない→タンパク質壊れる
→そこでクライオ電顕 クライオ:とっても冷たい
ものを、とても低い温度で(ー196度)で冷やしたまま撮影
→うすい膜上の溶液の膜に入れる:壊れにくくなる
ここ数年で小さいものが見られるようになった。
→分解能革命:ブレイクスルー3つ
・カメラ
・画像解析(アルゴリズム、計算機)
・試料調整方法
クライオ電顕を使ってタンパク質の3次元構造マップを得る手順
・クライオ電顕でタンパク質粒子の2次元画像を撮影
同じタンパク質の粒子をたくさんのガラス状の氷に埋め込む
グリッド→グリッドスクエア→ホール(1μm)に入れる
タンパク質の動画撮影→振れ補正
・個々のタンパク質の洗い出し
いろんな方向むいているので、いくつかのグループに分けて
まとめる
まとめたものを平均化→ノイズなくす
・2次元粒子の画像のスタック→3次元構造マップ
→タンパク質粒子の姿勢を計算
※撮影像
ラドン変換:3次元を2次元にする
逆ラドン変換:2次元から3次元にする(いろんな角度必要)
3次元の角度を決める方法
プロジェクトマッチング法(投影像適合法)
※(精度が悪い)3次元マップがあったとする
(1)(精度が悪い)3次元マップを計算でラドン変換して
各角度における2次元投影像を作る
(2)(1)で作った画像と、撮影した2次元画像を比較し、
一番似ているものを選ぶ→ここで撮影画像の角度きまる
(3)(2)で2次元画像と角度が決まったので、
逆ラドン変換して、3次元マップを得る
→※に戻る(繰り返す)
なお、この方法だと、はじめの※の画像がないので困るが、
それはランダムに割り当てr
(おまけ)構造決定したあと
・写真で手に持っているのは、3次元構造のモデル(模型)
→3次元構造マップがら3Dプリンタで作成する
【質問】
2次元画像をどれだけ使う?
撮影状況が良い場合1万で済むこともあるが、
そうでない場合20万
”個々のタンパク質の洗い出し
いろんな方向むいているので、いくつかのグループに分けて
まとめる”
→どのくらいのグループ
100~200。あまり分けすぎると、平均化する画像が少なくなり、
ノイズが消えなくなる