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マイナ保険証最大の問題を説明するため、マイナンバー、マイナンバーカードと電子証明書の違いを説明する

2023-07-30 08:58:33 | Weblog
マイナ保険証の議論は盛んだけど、
最大の問題点と思われる、
「マイナンバーカードをなくしたのを気づいた直後に
 病院行く必要があったら、
 どうしたらいいの?」
ということについて説明するため、

まずは、マイナンバー、マイナンバーカードと電子証明書の違いを説明する



■マイナンバー
 国民一人一人に振られた「番号」。国が(実際には地方自治体?)が番号をふる

■保険証番号
 医療費を支払う団体(保険者という)が、一人一人に振る「番号」
 保険者とは、国民健康保険の場合、市区町村が振る
  →マイナンバーも市区町村振るので、調べる気になれば、対応づけられる
 組合健保など、国保でない場合、保険組合が番号をふる
  →保険者は、事業者からマイナンバーを聞くことによって、
   (調べる気になれば)、対応づけられる

■マイナンバーと保険証番号を「紐づける」
 ある人物が持っているマイナンバーの番号と、保険証番号を対応づけること
 この対応づけは、本人にマイナンバーと保険証番号を答えてもらえば、
    対応づけられるが、
 「保険証番号」で述べた通り、保険者も調べる気になれば、対応づけられる
 つまり、マイナンバーと保険証番号の紐づけは、被保険者(=自分)が
 関与しなくても、国歌がやる気になれば、紐づけることが可能である
  →マイナンバーカード関係ない

■マイナポータル
 マイナンバーカードと保険者番号のように、何かの番号と紐づけた場合、
 本人に、その紐づけが正しいかどうか確認してもらう必要がある
 また、紐づけていいかどうか聞く場合、
 本人から紐づけ番号が聞きたい場合、
 つまり、マイナンバーの紐づけに関する作業はいくつか考えられるが、
 それらの作業を行うために用意された「ソフトウェア」
 この作業を行うためには、本人確認をし、本人だけが操作できるようにする
 必要がある(そうしないと、他の人に勝手に紐づけされてしまう)

■電子証明書
 本人確認をするために、本人しかもっていない電子的な証明書を発行し、
 その証明書を持っているかどうかで判断するときに使う、電子的データ
 このデータはマイナンバーカードの場合、ICチップに入っている
 (電子証明書は、マイナンバー以外でも使う)

■マイナンバーカード
  マイナンバーを記したカードであると同時に、本人であることを
 証明する電子証明書が入ったカード
 このカードを使うことによって、マイナポータルに入れて、
 マイナンバーの確認や、他の番号との紐づけができたり、できないようにさせたりできる。
 詳しくは、↓に書いた
■2要素認証
 本人確認するとき、1つのセキュリティ確認方法でOKとするのではなく、
 2つの異なる確認方法でOKとするもの
   例えば、顔認証と電子証明書
       電子証明書と暗証番号・パスワード
   など



 マイナ保険証は、2要素確認、具体的には顔認証と電子証明書で行うようだ。で、電子証明書は、マイナンバーカードに入っている。

 ということは、マイナンバーカードを持っていないと、保険証がないことになってしまう(=10割負担)
 ならば、マイナンバーカードはなくせない。
 なくなったら、再発行してもらえるまで、医療が10割負担になってしまう。

政府は、マイナンバーカードを落としても、
 マイナンバーを使うことができないから安全といっていて、
 それはただしいが、
 問題はそこではなく、カードを落としたら、保険が10割になってしまう
 具体的には「マイナンバーカードをなくしたのを気づいた直後に
        病院行く必要があったら、
        どうしたらいいの?」ってこと・・・

じつは、これには「電子証明書をマイナンバーカード以外にも入れる」という対応策が既にあるんだけど、それについて書くと、長くなるので、この辺で切る

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