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デジタル土方を、中国語の部屋の観点で考えると、いままでの議論と違った結果になる

2017-10-16 05:59:11 | Weblog
中国語の部屋とは、AIなんかのときに教わるもの
Wikipediaから引用(以下太字は、Wikipediaから引用)

ある小部屋の中に、アルファベットしか理解できない人を閉じこめておく(例えば英国人)。この小部屋には外部と紙きれのやりとりをするための小さい穴がひとつ空いており、この穴を通して英国人に1枚の紙きれが差し入れられる。そこには彼が見たこともない文字が並んでいる。これは漢字の並びなのだが、英国人の彼にしてみれば、それは「★△◎∇☆□」といった記号の羅列にしか見えない。 彼の仕事はこの記号の列に対して、新たな記号を書き加えてから、紙きれを外に返すことである。どういう記号の列に、どういう記号を付け加えればいいのか、それは部屋の中にある1冊のマニュアルの中に全て書かれている。例えば"「★△◎∇☆□」と書かれた紙片には「■@◎∇」と書き加えてから外に出せ"などと書かれている。
彼はこの作業をただひたすら繰り返す。外から記号の羅列された紙きれを受け取り(実は部屋の外ではこの紙きれを"質問"と呼んでいる)、それに新たな記号を付け加えて外に返す(こちらの方は"回答"と呼ばれている)。すると、部屋の外にいる人間は「この小部屋の中には中国語を理解している人がいる」と考える。しかしながら、小部屋の中には英国人がいるだけである。彼は全く漢字が読めず、作業の意味を全く理解しないまま、ただマニュアルどおりの作業を繰り返しているだけである。それでも部屋の外部から見ると、中国語による対話が成立している。

これを、デジタル土方に置き換えると、きれいに置き変わる(置き換えたところに下線)

ある開発部屋の中に、自然言語しか理解できない人を閉じこめておく(例えばデジタル土方)。この小部屋には外部と仕様書のやりとりをするための小さい穴がひとつ空いており、この穴を通してデジタル土方1冊の仕様書が差し入れられる。そこには彼が見たこともない文字が並んでいる。これはプログラムの並びなのだが、デジタル土方の彼にしてみれば、それは「★△◎∇☆□」といった記号の羅列にしか見えない。 彼の仕事はこの記号の列に対して、新たな記号(プログラム)を書き加えてから、プログラムを外に返すことである。どういう仕様書の内容やプログラムに、どういうプログラムを付け加えればいいのか、それは部屋の中にあるパソコンでGoogle検索する(世間では、ググれカスとよばれる)と全て書かれている。例えば"「★△◎∇☆□」と書かれた紙片には「■@◎∇」と書き加えてから外に出せ"などと書かれている。
彼はこの作業をただひたすら繰り返す。外から記号の羅列された紙きれを受け取り(実は部屋の外ではこの紙きれを"要求仕様"と呼んでいる)、それに新たな記号を付け加えて外に返す(こちらの方は"実装"と呼ばれている)。すると、部屋の外にいる人間は「この開発部屋の中にはプログラミング言語を理解している人がいる」と考える。しかしながら、開発部屋の中にはデジタル土方がいるだけである。彼は全くプログラムが読めず、作業の意味を全く理解しないまま、ただGoogle検索どおりの作業を繰り返しているだけである。それでも部屋の外部から見ると、プログラムによるシステム開発が成立している。

ね、つまり、デジタル土方は中国語の部屋のイギリス人と全く同じ状態なのよ。

で、これに対して、

中国語の部屋の思考実験についてよく議論される三つの分野、心の哲学、言語哲学、人工知能の哲学からの表現


の場合、前提として、このイギリス人は、中国語を理解していないっていうことになるんだけど・・


デジタル土方を売り込む人の表現

「彼は、Javaの開発歴3年、ばっちりJavaを知っている、エキスパートです!!!」

になるよの・・・(^^;)
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