ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

昔はビジネスパターンが、仕様、プログラム、テストまでつながり、あと要求が落とせれば開発可能となった

2005-06-16 17:05:52 | 開発ネタ

会議おわったんで、さっきのブログのつづき。昔、失敗しなかった理由とかいう話。

これは、ウィリアムのいたずらの独断と偏見ですが。。。

・そもそも、システム化できなさそうなものを、システム化しようとしなかった。
・昔のシステムは、システムを基本的なビジネス動作にわけ、そのビジネス動作をつなぎ合わせて(このつなぎ合わせるのが JCL:ジョブ制御言語)作っていた。

 つまり、前のブログで書いた、「失敗しないための命綱」とは、この基本的なビジネス動作(=いつも、ビジネスパターンと書いているやつ)があって、この動作を仕様書に落とす方法、プログラムにする方法、テストする方法が確立していた(綱のようにつながっていた)ので、あとは、要求仕様である、業務が、このパターンに落とせれば、一本につながるわけです。

 そこで、この業務が、基本的なパターンに落とせるものだけを、システム開発していたので、そりゃー成功しますよね。あとは、一連の流れが出来ていて、その上、マニュアルには正しいことが書いてあって、動きが予測できるんですから。




 じゃあ、今でも、要求仕様をそのビジネスパターン(基本的なビジネス動作)に落とし込めれば、もっと、安全に開発できるんではないか?そんなことを考えた、あなたのために、ビジネスパターンを書いときます。

 こういうのを、昔は、新人教育で徹底的におしえこまされます。
 (仕様書の書き方から、プログラム、テストの一連の流れを)

■■ 基本的なパターン
・入出力
  ファイル入出力(リード、ライト、アペンド)
  コンソールとの入出力(display accept)
  画面入出力
    -画面用のパターンがある。その使い方
  DBとの入出力
    -SQL(select,Insert,delete,Updateとcommit/rollback)
    -カーソル操作

・処理
   エラー処理
   エディティング
     転記、アップデート、計算などなど
     基本的に、=で結ぶのは、ここに属する
   リスティング(フォーマッティングも含む)
     順番&指定されたところに出力し、適当なところで改行する
     適当な形に変形するのも含む
   ソーティング
   SUM
   チェッキング・マッチング
     マスターの中に指定されたデータがあるか/あるものを抽出する
   マージ
     マスタデータにトランザクションデータが
       あれば、トランザクションに置き換え
       なければ、追加する。  

だったと思います(他にあったかも)。

新人教育では、これらについて、一通りというか、結構やらされます。
やり方は、このケースだと、このパターンという形です。パターンは
   前処理
   主処理(繰り返しあり)
   後処理
の形で、あらかじめ出来ています。

で、新人教育が終わった後で、「これだけで、システム組めるはずだから」といわれます。ほんとーかいな?と思っていると、結局、これだけですみます。




ちなみに、上記のものは、Javaで全部組めます。
例をJavaで書こう書こうとおもって、今日までこの話をしなかったのですが、
今、Excelのお仕事ばっかりで、会社で、eclipseを開けないので(開いてると、サボっていると一発でばれるので)もう、今日、上げちゃいます。

 例は、eclipseが開けるようになってから、別の機会に取り上げます。

 全部、HashMapやVector,配列を使うと出来ます。

 大事なことは、HashMapのキーを取り出すのは、 hashmapが、ハッシュマップだとすると(String[])hashmap.keySet().toArray(new String[0])で取り出せることです。




 したがって、要求仕様作成(業務部分)は、昔だと、業務を、上記のようなやり方がわかっている方法に落とし込む作業です。

 一方、今のシステム開発は、業務をどのくらい詳細にしていいか、明確にしないで、どんどん詳細にしていく作業です。

 で、むずかしいことばCRMとか、EAとかEDIとかをつかって、なんとなーくわかった感じで、作ってしまいます。
 そのため、出来ないようなシステムでも、やり方がわかるところまで落とし込まないので、なんとなくできそうだと受けてしまったり、しちゃいます。

 つまりですね、難しい言葉から、実際のプログラムまで、なにをやればいいのかの一貫した流れ(これが、命綱)を、抑えているかどうかわかんないし、そもそも、難しいことばで話した場合、お客さんの言っていることと、自分の考えてることが、一致してるかどうかわかんないです。たとえば、CRMっていって、どんなシステム??
 人によって、想像するものが違うと思うよ。つーか、どんなものかも想像できない人もいると思うよ。。

 で、この一貫した流れというのが、業務の標準化につながってくるわけです。
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