ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

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文系の人にプログラム教えてデジタル土方にして、その人に将来はあるのか?

2015-11-03 09:09:00 | Weblog
以前、このブログ


4団体の連合に既視感 明日のIT政策のために、とりあえず集まろう?
http://itkisyakai.com/detail.php?id=212&pid=
について取り上げ(以下太字は上記サイトより引用)

高等教育(大学院、大学、高等専門学校)における工学系・情報系学生数がいかに少ないか、産業界のIT人材需要と供給の間にいかに大きなギャップがあるかだった。さらにJIETの酒田氏が同意し、「ソフト会社は文科系の人材を採用してプログラミング教育を行わなければならない。これを解決しないとIT人材はいつまでも充足されることがない」と語った。


とあるが、そもそも、IT人材が不足しているのか?という問題について、
ちゃんと前のブログで数字を出して書いていないので、ちょっとひとこと。




よく、IT業界は人材不足であるという議論をする時、IT人材白書のデータをもってくる。

今回、概説版から

https://www.ipa.go.jp/files/000045400.pdf

26シート目にあるように、たしかに最近は「量的に」不足しているように見える

しかし、(27シート目)質的には、ここ数年変わっていない。

つまり、上級SEの需要は安定してあり、これは常に問題となっている(というのが上のシートの主張)。

ということは、最近、量的に不足しているのは、(上級SEではない)デジタル土方さんの需要で、
景気によって変わると予測できる。

それを支持しているデータが28シート目。

IT人材が不足しているのは、雇用の調整弁となる、二次請け以降
(→デジタル土方さんが相対的に多い)である

上述の
ソフト会社は文科系の人材を採用してプログラミング教育を行わなければならない。
の発言をしたのがJIETであることを考えると、デジタル土方さん向けに、文科系の人に
プログラミングを教えると想像がつく。

・・で、この人に将来があるか?と聞かれると、上述のように、景気がわるくなれば
終わる。この人たちはあふれるということになる。それなのに・・・教育?

そもそも、企業の教育したい内容と技術者が重視する内容は異なり

IT企業は受託開発に必要なアプリ開発技術を求めているが、
技術者は情報セキュリティとか、それ以外の技術も重視している。

そもそも、この項目に、プログラミングはない(^^;)・・・

っていうか、プログラミングは、最近の若い子は、高校でやるか、
すでに専攻以外でもやっている。
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