青少年なやみ相談室

相談室だより

心に残る詩は?

2013年09月22日 10時02分44秒 | 相談室だよりvol.51~60
「相田みつを美術館」(東京都)を訪れる機会がありました。
詩人であり、書家であり、詩集「人間だもの」など人間としてのありよう、
生き方、いのちの尊さを考えさせられる作品を、
独特の書体で数多く残しています。
美術館にはそんな作品が多数展示してありました。

   七転八倒
   つまずいたり
   ころんだりするほうが自然なんだな
   人間だもの

カレンダーにもなっている詩です。
自分自身を元気づける、あるいは癒したり、気持ちを楽にするような
言葉や、詩を持ちたいものですね。

あなたは、なにかそんな好きな言葉を持っていますか?

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暑い夏を「熱い」夏に!

2013年07月24日 11時11分30秒 | 相談室だよりvol.51~60
  暑い夏を「熱い」夏に!!

 「季節のことば36選」の7月は、「蝉しぐれ」「ひまわり」「入道雲」「夏休み」だという。
今、ピッタリくるのは、子ども達の期待感を込めた「夏休み」ですね。その夏休みはもうすぐです。さてさて、岩手の青少年の皆さん、期待たくさんの「夏休みの計画」は立ちましたか? 

 夏休みを前に、先日経験したいい話、二つを紹介します。
 今現在、第60回を数えるという「県中学校総合体育大会」が開催されたり、第95回の「高校野球岩手大会」も甲子園を目指して熱戦が展開されたりと正に熱い夏真っ最中ですね。
そんな2,3日前の小雨の降る夕方のこと。でんでんむし号に乗ろうと並んでいたら、同じく並んでいた修学旅行とおぼしき中学生の男女6人位の内の一人の男の子が、なんと乗り口に傘をさしかけ「どうぞ」と大人に声をかけてくれていたのです。感心しました。「あら、ありがとうね」と言って乗り込んでから、後続の子に「あなた達偉いね。どちらからの修学旅行生?」と聞いたところ「北海道からです」とのこと。男女仲良く声を掛けながらフリーパス券を運転手さんに見せつつ「ありがとうございます」と言って降りていきました。人に迷惑を掛けないどころか、その上をいく花丸な公共のマナーを示してくれていった北海道の中学生。いい子ども達だな、と心がほっこり明るくなりました。
北海道の子ども達に感心し、バスを降りて南大通りを歩いていると、ジャージ姿の中学生らしい男女12、3人位の軍団を見かけ思わず声を掛けてしまいました。「あなた達、中総体に来たの?何の種目?どこの中学校?」と。変なおばさん??なれなれしく……と思ったかも知れないが、そんなことは微塵も感じさせずはきはきと「はい。中総体です。宮古西中です。種目は柔道です。」と返してくれました。よかった……、宮古の中学生もさっきの北海道の中学生と同じに立派だ、さすが県大会に出てくるチームだ!!とまたまた嬉しくなりました。青信号を渡る子ども達に「宮古西中知っているよ。柔道の試合頑張ってね!!」と思わず大きな声でエールを送りました。
さて、柔道の試合、あの子たちはどうなったのだろうと岩手日報に目を通すと男女とも初戦で敗れていました。男子団体、種市中と戦い3-2で惜しくも敗れ、女子は福岡中と2-0で敗れていました。そうか……敗れたのか、でも中学の時県大会で盛岡に来て武道館で戦ったことは多分一生忘れないことだろうな、とこの前の子ども達に思いをはせたことでした。
 
 北海道の子も岩手の子も、この夏、自分で取り組んでいることに汗を流して一生懸命取り組む子であって欲しいと願っています。夏休みは普段できないことにも挑戦できるいい機会です。事故の無い思い出いっぱいの夏休みになりますように……。

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相談室だより4月

2013年04月23日 17時13分03秒 | 相談室だよりvol.51~60
25年4月 相談室だより  さぁ、新学期、行動あるのみ!!

 ♪ いくつもの日々を越えて 辿りついた今がある ♪(YUZU ・栄光の架橋)ということで、春4月、学校に通うみなさんは、新学期に突入しひと呼吸した頃でしょうか?お元気すか?
新年度も3週間が過ぎたので、学校、学級、部活等での自分の立ち位置が定まり少しは慣れてきた頃かもしれませんね。新学期と春が重なる日本の国、いいですね。中でも岩手に住んでいるみなさんは桜の開花シーズンと新学期が一緒で、心機一転にピッタリで言うことなしですね。
4月20日の朝日新聞、相談コーナー「悩みのるつぼ」に、高校2年生の女子が「人生の目標が見つかりません」と相談していました。回答者は歌手・俳優の三輪明宏さん。流行の先端を行く質問ですね、と言って、るる述べてから、目標を見つけるには「とにかく片っ端から『行動あるのみ』。ボケッとしている傍観者には楽しみ、感激、達成感は生まれない。実行している人は『生きていてよかった』という感動に巡り合えるのです。そして『私も何かしたい』という欲がきっと生まれてきます。」と回答していました。
そうだ!とにかく片っ端から「行動あるのみだ」!と、青少年から少し(?)遠い私も何だか元気が湧いてきました。よし、新年度、青少年の皆さんに張り合って「行動あるのみ」とポジティブ精神で頑張らなきゃ、と。

ここで、当相談室のピーアールをします。3月まで「青少年なんでも相談室」という名称だったのですが4月から「青少年なやみ相談室」に名称変更しました。そこで今回初めて、県内の全中学校・高校に配布するためのポスターを作成しています。
「進路 いじめ 親子関係 体のことなど、☆どうして良いかわからない ☆困っているとき ☆苦しいとき ☆不安なとき 思い切って電話してみませんか」というもの。「みなさんはもちろん、家族、周りの大人の方からの相談にも応じます。」と宣伝しています。そのうち、電話してみたくなるような素敵なポスターが学校に届くと思います。乞う、ご期待!
悩みは自分の中だけでくよくよしていると不思議と必要以上に大きくなってしまったりするものです。これこれで悩んでいます……と立派に言えなくていいので、悩みが深く大きくならないうちに電話やメールで伝えてきて下さい。不思議と軽くなったり、解決の糸口が見つかったりするものです。三輪彰宏さんがズバッと言い切っているように、何事も「行動あるのみ」ですよ!!

♪いくつもの日々を越えて 辿り着いたいまがある 
だからもう迷わずに進めばいい 栄光の架橋へと ♪

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「えいっ、と気合いをかけ、自分の中のパワーに点火」しよう!

2012年12月23日 10時45分23秒 | 相談室だよりvol.51~60
 平成24年も、来年の年賀状の受付開始日になってしまいました。早すぎますよね……。
それを聞いただけで私はもう心がざわつき、浮足立ってしまいました。色々なことを後回しにしてきた私には年を越す前にやらなければならないことがたくさん……。
 さて、岩手の青少年のみなさんは微妙な今の時期をどう過ごしていますか?
これを書き始めてから、今、いい考え、提案を思いつきました。青少年のみなさん、○歳と言うたった一度しかない今年をどう過ごしたか振り返ってみませんか?「やれたぞ!頑張ったぞ!」というプラスの経験、「思い出したくもない、冷や汗が出る……」といういや~なマイナスの経験も思い出して書き出してみませんか?番号をふってどちらも3つ位セレクトしてみたらどうでしょう。
 おすすめは、まずプラスのことをじっくり思い出して書き出してみて、頑張れた自分を褒めて自分に大きな花マルをあげることです。そしてそれを新しいマイカレンダーに書き出しましょう。マイナスのこと、思い出したくもない失敗も一つだけピックアップし、それを二度と繰り返さない自分の決意なり行動の仕方なりもカレンダーに大きく書き出しましょう。
 年齢を重ねた熟年の私の例を公開します。今年だったらあるんです。珍しいことに。ちょっと自慢げに書かせてくださいな(笑い)。何と言っても、去年の体育の次の日から岩手公園でのラジオ体操に挫折せずに通ったこと。雨の日も吹雪の日も年越しも元旦も……。寝坊と体調不良で行かなかったことは5回位?だと思う。我ながら、立派!「私も捨てたもんでないな」とにんまりです。他の人から見たらそんなことかと笑われるような些細なことでも、決めたことを続けていると、大の大人であってもちゃんと「自己肯定感」がもてるようになってくるんです。自分に大きな花丸をあげたりして……。すると、次の事にもプラスのエネルギーが出てくるから不思議です。
 マイナスの経験を経て導き出した来年の私の行動目標も、恥ずかしいけど教えます。ちょっと面倒そうなことは「後でやろう……」が常だったので、来年は「とにかくやる!出来栄えとか丁寧さはともかく、まずやる!手をつける!」に決めました。25年のカレンダーに今日は必ずこれを標語のように書くことにします。 

 年を越すにあたっても新しい年を迎えるにあたっても私達には絶対に忘れてはいけないことがあります。心に留まった記事を紹介します。
岩手日報の「いわての風」欄で医師の樋口紘さんが呼びかけていました。「忘年会の幹事さん、トリには皆で『花は咲く』を合唱し、少しずつ義援金を集めて来年も小さな支援につなげよう。」と。
 また、第27回全国高校文芸コンクール東日本大震災復興応援短歌に応募し優良賞を受賞した、盛岡四校錠前沙帆さんは決意しています。「見てるしか 出来ない私 それならば せめてこの年 忘れずにいよう」と。
岩手の青少年のみなさん、新しい年は、このお二人の言葉をしっかり受け止めてから迎えることにしませんか。そして元日の朝、えいっ!と気合いをかけ、自分の中のパワーに点火し、元気に自分の立てた目標のスタートを切りましょう!
 

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「前へ」とつぶやいて 前へ、前へ……

2012年05月19日 09時45分23秒 | 相談室だよりvol.51~60
 連休も終わりました。待ちに待った桜もあっという間に散ってしまって、葉桜。枝垂桜や八重桜もほぼ終わりに近づき、
盛岡近辺はリンゴの花が満開です。 

 4月4日の朝、NHK「おはよう日本」をたまたま見ていたら、ラッキーにも「大人の流儀」の伊集院静氏が出て熱く語って
いました。そして新社会人と対極にあるような私でも、思いっきり心を揺さぶられる「訴え」「檄」を知りました。題して
「落ちるリンゴを待つな」。紹介します。

       落ちるリンゴを待つな
 新社会人おめでとう。君は今どんな職場で出発の日を迎えただろうか。それがどんな仕事であれ、そこは君の人生の出発
 点になる。
 仕事とはなんだろうか。君が生きている証が仕事だと私は思う。
 大変なことがあった東北の地にも、今、リンゴの白い花が咲こうとしている。皆、新しい出発に歩もうとしている。
 君はリンゴの実がなる木を見たことがあるか。リンゴ園の老人が言うには、一番リンゴらしい時に木から取ってやるのが
 大切なことだ、落ちてからではリンゴではなくなるそうだ。
 それは仕事にも置きかえられる。
 落ちるリンゴを待っていてはダメだ。
 木に登ってリンゴを取りに行こう。
 そうして一番美味しいリンゴを皆に食べてもらおうじゃないか。
 一、二度、木から落ちてもなんてことはない。
 リンゴの花のあの白の美しさも果汁のあふれる美味しさも厳しい冬があったからできたのだ。風に向え。苦節に耐えろ。
 常に何かに挑む姿勢が、今、この国で大切なことだ。
 夕暮れ、ヒザ小僧をこすりつつ一杯やろうじゃないか。
   新社会人の君たちに乾杯。
      伊集院 静

  そして、1か月後の5月4日付けの朝日新聞に、明治大学就職キャリア支援部長である福田敏行さんの「視野広げ足動かし
 前へ」と題したコラムを見つけました。就活に苦慮している学生に向けて「……苦しいとき、『前へ』とつぶやいてみる。
 人生に無駄はないという。過去のすべてを『前へ、前へ』と進む力に変えてほしい。」と。

  青少年のみなさん、一度や二度木から落ちてもなんてことはない、人生には無駄がないのですから、「前へ」とつぶやいて
 日々を精いっぱい頑張りましょう。一杯やるのはアルコールでないけどね。

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