遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

初しぐれ

2018-12-03 16:12:29 | 日記
平成30年12月3日(月)

初時雨 

その冬初めての時雨、
時雨らしきものは春や晩秋にも降るが、春時雨
秋時雨といって区別する。
時雨といえばあくまで冬のもので、冬になった
という侘しい気持ちが裏に込められる。


「初」という言葉には華やぎがあり、今年も
生きて来て色々な物(事)に出会う事ができた
という喜びが含まれる。
「時雨」には閑寂味があり、伝統的に育る事
の儚さを重ねて詠まれることが多い。


12月3日(月)、今年も後ひと月足らず、、

師走に入り、何となく気忙しい日々となる。
日本中、いや世界中があの人(トランプ)の
日々変わる言動に振り回され、混沌としている。
世の中益々複雑になり、かつどんどんスピード
アップして移り変わり、私(ヤギ爺)等年寄り
には到底付いて行けない、、、。
慌ただしさだけが絶えず、心に残る。


そんな中、今朝の中日新聞のコラム「中日春秋」
にとても面白い記述が在った。
「4K8K」テレビについて述べられて居る。
(これはあくまで近未来を風刺した記述である)
「テレビの低俗化に業を煮やした政府が、テレビ
放送を禁止した。禁止されれば誰もが見たくなる
のが人情、、、ダフ屋のごとき、闇の男が現れ、
耳もとでささやく「白黒3,000円、カラー
5,000円」
この12月1日から始まった「4K8K」衛星放送
「鮮明で美しい映像が楽しめる」が歌い文句」
このコラムの最後の文章が誠に興味深い、、、、
「肝心なのは高画質の映像ではなく、何を見せる
かだろう、、」
この「4K8K」テレビに世間は余り感心はなく、
人気が今ひとつ、、、メーカーもテレビ放送の
業界も若干、焦りが見えて「4K8K 」に掛け
テレビの「四苦八苦」と読めて仕方がない、
と締めくくっている。

最近ではPC、スマホ等で動画や配信映像が手軽
に見る事が出来る。 特に若者達のテレビ離れも
多くTV業界の苦戦は必至である、、、。


今日の1句

初時雨急き立てるよな大売出し     ヤギ爺