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「枚方風情くらわんか舟」を創作

2023年08月11日 16時43分37秒 | 和太鼓
 肩を痛めて部屋に閉じこもっていることから、退屈しのぎに「和太鼓」ファイルを紐解いていた。
 日本太鼓連盟(現公益財団法人日本太鼓財団)に所属している頃から、また独立してからも夏祭りや地区体育祭応援合戦用の子供たちのための短編曲をかなり創作していたんだと驚いている。
 その子供たちのために創った曲を再編集し大人用に手直したのが、「子供の情景」「“絆”太陽と大地」「ペガサス“遥かなる宇宙(そら)”」など、それにアレンジした伝統太鼓「飛龍三段返し」「大海原うねり」「三川合流源流太鼓」「助六」「三宅島」等が現在チームの代表曲となっており、これに加えソロを主体とした創作曲「饗宴」と、地域の歴史を題材にした「枚方風情くらわんか舟」、未公開でお蔵入りしている「センチュリー祭囃子」があり、子供曲を加えると20数曲に及ぶ。だが概ね8曲程度を入れ替えたりして演奏している。
 車の事や体力的なことを考えると引退が現実化してきたなかで、埋もれさせたくない「枚方風情」については復活させたいと思い改めて譜面を見開いた。
 妻が「この曲楽しいんだけどね、パフォーマンスのノリが悪く一体感がでないので観客の目にはバラケタ感じにみえる」という。
そこでスッキリとしたパフォーマンスにしたいと思い、想いを巡らせていると、アレレすらすらと天からメロディーが降り注いできた。笛やチャンチキ、チャッパも繰り出して「くらわんか舟」の賑やかさが表現できそうだ。
 前奏曲は派手に力強く入り、本曲「枚方風情くらわんか舟」に入るとコミカルで軽快なステップへと。そして中間に「くらわんか船の売り手の掛け声」を入れてみる。これは私の得意分野。
 売り手の台詞は枚方宿資料館に展示されている言葉を叫びやすいように少し変えて使う。
 そーれそーれ「くらわかん、くらわんか!ごんぼ汁ごんぼ汁くらわんか、飯食はんかい。酒飲まんかい 銭がないのでようくらわんか。くらわんか、くらわんか サァサァサァみんなおきなはれ。」
 前奏曲はパート別にわけて、これも掛け合い式に打ち鳴らしていくように工夫。…う~~これはいいかも!!。
 13日の練習において試打してみよう。

 ※くらわんか舟(くらわんかふね)とは江戸時代、淀川を往来する大型船に近寄り、乗船客に飲食物を売っていた枚方地方の小舟のこと。貸食船(煮売船・にうりぶね)とも呼ばれ、公式には茶船と呼ばれていたが、くらわんか舟・食らわんか舟という俗称が定着した。


                   くらわんか舟
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