「古都逍遥 京都・奈良編」「花の詩」「日常のこと」や花や風景写真

 京都・奈良を中心に古刹・名刹や「花の詩」等の紹介。花や風景写真、オリジナルの詩、カラオケ歌唱など掲載しています。

褒めて育つと厳しさで育つ

2024年08月14日 22時43分53秒 | 日常のこと&写真
 3月に完全に仕事を辞めてからというもの日々に張り合いが無くなっている自分がいる。仕事人間と自負するほど働くことが好きだったので空しさが心を支配している。太鼓は仕事ではないので役割として力を尽くしているだけで日々の暮らしに有意義な何かがあるわけでもない。
 「人間は称賛を渇望して生きている動物」であると古典物に記されてあったが、そうかもしれない。私も自尊心が強い人間だから「褒められる」とやはり気分が良い。だがしかし社交辞令的な誉め言葉や親しい間柄だから誉め合うというのもある。私はどちらかというと「指摘」してもらう方がより向上心が湧く。「褒められれば」そこの時点で「良し」とし留まってしまい進歩が止まることもある。
 特に唯一の趣味の写真は「指摘」されアドバイスされることの方を好む。歌なんかもそうかな。音痴とは思っていないが上手だとも思っていない。写真では「ここはこう切り取った方が良くなるのでは」とか、「何を表現したくてこれを撮ったんですか。フレミングも露出も今一ですね」とか言われると勉強になるし有難い。京都のある所に撮影に行ったとき、フレミングしているとき傍にいた中年男性から「こう狙った方がいいですよ」「露出補正はマイナス0.7にするとアンダー気味になってよりよく撮れますよ」とアドバイスされた。腕に自信ありげな人だった。私は素直にそれを受け感謝した。なるほどモニターを見ると私のマニュアルでは少し甘めに映っていた。
 「褒められて伸びる」という指導もあるが、さらにその上を望むなら、厳しく指摘されるほうが身の役にたつものだ。




コメント (2)
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