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朝目覚めたら新しい自分がある「働く意識の進化」

2025年01月30日 10時43分46秒 | 朝目覚めたら新しい自分がある
朝目覚めたら新しい自分がある
第三十話「働く意識の進化」

 働くという意識が大きく変化してきている。変化というよりは進化といった方がよいのかもしれない。戦前派の人たちは大戦後の混乱期において働く目的は「食うこと」でもあった。その子供たちの世代は戦後の貧しい時にひもじい思いをして育ったこともあり子供たちにひもじい思いをさせたくないと家族のために懸命に働いた。高度成長期に入りそれが企業戦士といわれるほどに働き「会社のため」「家族のため」という仕事人間となった。そのような姿を世界の目は「エコノミック・アニマル」と驚きの目と合わせて批判もした。働くことに生きがいを求め、生きがいを求めるために働くというものではなかった。
 現代の若者たちの働く意識はどうなのかというとフリーターに象徴されるように、自分自身の好みに合う職を求める傾向にある。世間では定職に就かない若者たちをみてブラブラしているだらしない遊び人のように非難傾向にある。また一つの会社に定着せず転職をしてはまう若者に辛抱が足りないという。確かに一つの仕事に身を入れられず、探求心、向上心のない軽薄な考え方での転職は好ましいとはいえないが、自分に適せず働き甲斐や生き甲斐が求められない仕事に身を置くことは人生にとってプラスとは思えない。
 食うことから進化し、人並みのくらしがしたい、ひもじい思いをさせたくないとし企業戦士化した世代、そして会社のために働くという時代から進化し、自分にとって生き甲斐や楽しみが得られる働き方へと進化してきたことは喜ばしいと考える。
 最近の若者はいったい何を考えているのだ、言われたことしかやらず仕事を先取りしようとはせず、進んで嫌な仕事をやろうともしないし、無理にやらせようと命令でもすればパワハラだと会社を辞めてしまう。まったく辛抱が足りないと嘆いている上司をみたりする。上司のみなさん人は何のために働き、何のために生きているのか考えてみては如何でしょうか。
 若者たちは「自分の人生は自分で選ぶ、人生を楽しむために働く」。この考え方は否定されるべきものではありません。若者たちは生き甲斐が求められる仕事に出合ったとき、彼らは真剣に喜びをもって働いているのです。
一回限りの人生をどう生きるのか考えてみましょう。自分の人生を仕事のためにひたすら犠牲的に生きることが生き甲斐なのか、あなたも自分の進化に挑んでみては如何でしょう。



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