もうあちこちで書かれているがスティーブ・ジョブスさんが亡くなった。
マッキントッシュ、iPod、iPad、iPhone、ピクサーなど、この人が生んだものや育てたものはみんな魅力的だ。
俺はマッキントッシュが大好きで、20代にMacintosh2(2は本当はローマ数字)を100万円以上出して買った。
当時はMS−DOSという文字を入力してプログラムを起動するパソコンが主流だった中で、マッキントッシュのグラフィックを使った操作はかなり新鮮だった。
このMacintosh2はマッキントッシュ初のカラーPC。本体とディスプレイが分離したのも初で、マッキントッシュらしくはなかったが、おもちゃをあずけられた子どものように毎日夜遅くまで遊んだ。
その後、Macintosh Classicを購入。
可愛いパソコンで、職場で使っていた。
今は壊れて動かなくなってしまったが、なんだかとても大切なものを失った気分。
そして今iMacを使っている。
我が家には無くてはならない存在。
大震災で棚から落ちても壊れなかった。
スティーブ・ジョブスさんは「即戦力なんて存在しない。だから育てるんだ。」と言った。
今の日本のほとんどの企業は相変わらず「即戦力、即戦力!」と言うが、人を育てるのは企業の役割でもあるのに、そんな余裕は無くなってしまったのか。
長い目で見れば人を育てることは会社にとっても利益になるはずなのに、そんな先のことは考えられなくなってしまったのか。
ジョブスさんの言うように「即戦力なんて存在しない」ってことに、多くの企業や政治家が気づかなければ日本の未来は暗い。