いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

言葉を語らなくても詩人だ

2011年10月11日 | エッセイ

DVDで「アイム・ノット・ゼア」を観た。

タイトルはその中の台詞。

なんだかかっこいいので引用した。

 

ボブ・ディランの伝記映画なのだが、もう一つ引用。

若い女性が「なぜフォークを聞く?」と聴かれて答えた言葉。

「フォークは正直だから。ポップスは上の方の偉い人が商業主義で作ったから嫌い。」

 

その通りだと思う。

フォークは社会を語った。

若い人たちが言いたくても言えないようなことを代弁した。

売れるか売れないかなんて関係なかった。

だから日本のフォーク歌手もテレビに出ることを嫌った。

南こうせつとかぐや姫が解散したのも、自分たちが商業路線に乗せられたからだった。

最近プロテストソング(反体制的な歌)って、聞かないなぁ。

平和なんだろうか?

 

ボブディランを知らない人のために、彼の最大のヒット曲で、映画のラストに流れた「ライク・ア・ローリング・ストーン」を載せる。

当時シングル盤は3分ぐらいの曲ばっかりだったのに、6分を超える驚きの曲だった。

上流階級の女性が転落する歌。

「どういう気分だい?」「転がる石のようだ」って歌ってる。

終盤、ややリズムが乱れたような感じの所も、オーバーダビング(重ね録り)してないんだろうな、という感じがしてすごくいい。

Bob Dylan - Like A Rolling Stone (ORIGINAL)

コメント
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