DVDで「アイム・ノット・ゼア」を観た。
タイトルはその中の台詞。
なんだかかっこいいので引用した。
ボブ・ディランの伝記映画なのだが、もう一つ引用。
若い女性が「なぜフォークを聞く?」と聴かれて答えた言葉。
「フォークは正直だから。ポップスは上の方の偉い人が商業主義で作ったから嫌い。」
その通りだと思う。
フォークは社会を語った。
若い人たちが言いたくても言えないようなことを代弁した。
売れるか売れないかなんて関係なかった。
だから日本のフォーク歌手もテレビに出ることを嫌った。
南こうせつとかぐや姫が解散したのも、自分たちが商業路線に乗せられたからだった。
最近プロテストソング(反体制的な歌)って、聞かないなぁ。
平和なんだろうか?
ボブディランを知らない人のために、彼の最大のヒット曲で、映画のラストに流れた「ライク・ア・ローリング・ストーン」を載せる。
当時シングル盤は3分ぐらいの曲ばっかりだったのに、6分を超える驚きの曲だった。
上流階級の女性が転落する歌。
「どういう気分だい?」「転がる石のようだ」って歌ってる。
終盤、ややリズムが乱れたような感じの所も、オーバーダビング(重ね録り)してないんだろうな、という感じがしてすごくいい。
Bob Dylan - Like A Rolling Stone (ORIGINAL)