ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

夏の田や 優しき人の 偲ばるる

2008-09-18 17:35:45 | 自然
この写真は7月23日に公開したフォト俳句 
http://pub.ne.jp/yamamizu/?daily_id=20080723

これを選者の板見浩史さんが添削してくれた 
そして評価もしていただいた  それによると

「百合」は写真が十分に語っているし 句もやや説明的なので
百合の世話をしてきた人に思いを馳せ       「夏の田や 優しき人の 偲ばるる」
などと 少し離してみてはどうでしょう と言うことだった 

さすがにこの方がしっくり来る これを機にいよいよ俳人の道か  えっー 廃人

芦沢七郎さんとタマムシ

2008-09-06 16:58:06 | 自然


芦沢七郎さんは75歳になる タマムシの人工養殖を始めて20年が経つ
それがやっと軌道に乗ってきた 今では年間300匹ぐらい成虫が育つまでになった

戦後間もない頃簡単に捕まえられたタマムシをもう一度見たいと思った
図書館や昆虫博物館 東京の国立科学博物館などに聞いても飼い方がわからない
人に聞くのは無駄だと悟った と同時にうれしくなった 自分が先人になれる

農家の有線放送で1匹5000円で買いますと呼びかけ30匹集めた
試行錯誤で育ててきた 2005年思わぬ相手から電話があった

韓国のテレビ局だった 韓国の古墳から出土した1500年前の「玉虫装飾馬具」
それを復元するにあたり玉虫の羽根が必要だということだった 1000匹無償で提供した

奈良の法隆寺の国宝「玉虫厨子(ずし)」は玉虫の羽根を装飾に使用した飛鳥時代のもの
馬具も同じ技法で作られる 韓国の人間国宝崔光雄氏の手で復元された 
翌年慶州博物館で披露された 除幕式に招待された芦沢さんは「玉虫博士」と紹介された

昨年12月韓国文化放送の幹部らが芦沢さんを訪れた 飼育の協力要請だった
輸入規制などの課題が多いが「構想が実現すれば 飼育指導を引き受けたい」
「タマムシを介して日韓交流も深まればいい」と話した

芦沢さんは「年間1万匹の飼育が目標 
近くの蓮華寺池公園などに放ち 藤枝をタマムシの里にしたい」と語る

玉虫の玉はギョクのことで 宝石や貴石の意味がある
タンスに入れておくと「着物が増える」 「着物に虫がつかない」
持っていると「幸せになる」 「女性は恋がかなう」など縁起のよい言い伝えがある

また 玉虫は環境が悪いと長生きするそうです


ホタルの光

2008-06-19 22:22:13 | 自然


最近ホタルを見たことがない 夜道を歩くこともないし
車での移動では ホタルも見れない
それよりも水の汚れなどで少なくなっているのだ

yukoさんがホタルを見に行ったことをブログで公開したので
久し振りにホタルを見たくなった
町内で今ホタルが乱舞している場所があると聞いた
家から30分 山間の川のほとりで うわさどうり乱舞していた
川面に移り 倍楽しめる まるで天の川のようだった

その舞う様子を写真に撮りたかったが全部失敗した 
三脚を立てバルブ撮影したがだめだった

手元まで舞ってきたので手を伸ばしたら 手の中に入った
強く握り締めたのか 少し弱ってしまった 家まで持ってきて写真を撮って 
庭のアジサイの葉っぱの上に乗せておいたらどこかに行ってしまった
久し振りにホタルを見た 手のひらのホタルも子供のころの匂いがして懐かしさが蘇った


竹は闇夜に切る

2008-05-28 19:27:20 | 自然


きのうハチコをもらって筍のことを書くつもりが竹の話になってしまった 
それが今日は藪になった 荒れほうだいの竹やぶ 
大水でも出れば藪ごとさらわれて 下流に被害が出かねない

中国では建設現場の足場を竹で組んでいたが日本ではそれに使用することはない 
洗濯竿にも使用しない 旗を立てるポールも竹ではない
竹は売れなくなった 利益に結びつかない竹やぶなど誰も手入しないのだ

そんな中 Fえだ市のSねさんは賢い 放置竹を伐採し其れを粉砕して売り出した
この粉末が土壌改良剤として重宝がられ各地から注文が相次いだ
脱臭効果もあると 畜産業者も目をつけた 使い道のなくなった竹も考え方で生かせる
使う用途は違っても竹の消費があれば 荒れほうだいの竹やぶはなくなる 災害も減る

竹材として使用するには  秋に切ったほうが水分を吸っていないので 腐らず長持ちする
月の満ち欠けも関係ある 新月の方が良い満月は水を吸い上げるのでだめ
これは木も同じことだと思う

子供のころ 竹の皮を拾った なんに使うのかわからなかった
草履でも作ったのだろうか 売って小遣いにした
今も竹の皮は羊羹包むか版画の馬簾作るぐらいにしか使い道を知らない
しかも其れが日本産かは定かでない


竹はうらから木は根から

2008-05-27 21:05:11 | 自然

お茶ぼっこ さんのブログに
淡竹(はちく)が載っていた
孟宗竹の筍が終わる頃淡竹が出る
どちらかと言うと こちらの方が美味しい

それが家にも届いた
ばあさんはこれを「ハチコ」と言う
淡竹(はちく)と筍(たけのこ)をあわせて
若者のように短縮語で言っているのだろうか
それはともかく明日は口にすることが出来そうだ

私は 淡竹も真竹も区別がつかない 写真のように竹皮に斑点がないのは淡竹だそうだが
真竹は苦くて食べれないようだ

お茶ぼっこさんは得意のジョークで淡竹と破竹を結びつけてていた
竹は初めの節が割れれば 後はその勢いで割れる それで破竹の勢いと言うそうだ
初めの難関を打破すれば後は事がスムーズに進むたとえにつかわれる 

ところで成長した竹は末(うら)から割ると全部が均等に割れる 
ちなみに木を割るには根本から割る 「竹はうらから木は根から」