ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

レコーディングダイエット

2008-06-03 17:49:38 | 教養

レコーディングダイエットをメタボ講座で知った
レコーディングは歌を録音すること位しか知らないが
記録する意味もあるらしい
このダイエット法もすでに有名のようだ

その提唱者の岡田斗司夫氏もこのとき初めて知った
本も出しているので 講演後に早速書店で買った

まだ詳しく読んでないが 講演内容と同じようだ
岡田氏が好きな飛行機にたとえて
助走 離陸 上昇 巡航 再加速 起動到着
と段階的に説明している

体重 体脂肪 食べたものの時間と分量をひたすら記録 
食品のカロリーを調べる 調べることは運動量に匹敵する 
ゆっくり時間をかけて痩せればリバウンドはない
運動もしなくて良い など

私は20年近く前に17キロ減量した 
そのときも同じように食べたものを記録してカロリー制御した 
記録することで いかに高カロリーの食品を多く食べているか気づかせる 
レコーディングダイエットは別に目新しいダイエット法ではないが 
良いダイエット法には間違いない

そのとき私は面白いように体重が落ちた 鉄棒にぶら下がると自分でも軽くなったとわかった
運動もした医師や栄養士の指導も受けた しかし思わぬ 障害があった 
親戚縁者が痩せて行く私を病気ではないかと 心配しだしたのだ
説明しても「痩せない方が良い」といわれた 予期せぬ出来事だった 
心配させてまで減量することはないと思うようになったのが間違いで 元に戻ってしまった
ただ そのときから 減塩と 野菜好きになったのは 良い効用だ

それにしてもメタボリックシンドローム エイジングケア レコーディングダイエット
よくもカタカナを並べるものだ  一番関心をもたなければならないのは
カタカナの苦手な時代の人なのに


自作のドラマは見ない

2008-05-30 19:19:11 | 教養

「司馬先生は 自分の作品のドラマは見なかった」
と語ってくれたのは 北山章之助さん
北山さんはNHKプロデューサー時代に
司馬遼太郎と深い交流がある

「司馬遼太郎と武士道」という講義を聴いた
司馬の作品に女性は余り登場しない 男の物語が多い
しかしテレビドラマ化するには若い女性タレントを
起用しないと視聴率が稼げない
そのために脚本家が女性の活躍場面を取り入れる
原作とはかけ離れていく 
ドラマの許可をすればその時点で自分の作品ではなくなる
それを見るのがいやで 司馬遼太郎は自分の作品をドラマ化したものを見ないそうだ

司馬遼太郎は失われた武士道精神をなげきそれを文学を通じて主張してきた
しかし作品のなかには武士道という言葉は用いなかった それは
時代とともに言葉の意味が変わって行くからだという

司馬は今の世の中を予測していた 経済大国といわれ暮らしは豊かになった
しかしその代価として道徳心や道義心を失った それこそが日本人が祖先から
受け継いできた 貴重な遺産だった それがなくなってきたことを 危ぶみ恐れていた

また北山さんは冒頭 NHK職員が勤務時間に株取引をしたことに触れ
我々の後輩に対する教育が悪かった もっとも遺憾なことだとわびた

また今の政治家は 政治ビジネスになっていると批判した
「私に奉ぜず公に奉ずる」ような人物がいなくなったということだろう
司馬遼太郎の作品になるような政治家の出現を期待する


小ども・子ども漢字はむずかしい

2007-07-18 00:00:00 | 教養

また道路ネタですが 今日は交通安全の標語です
「アクセルを控えて守ろう小どもの笑顔」
いい標語だと思いますが
大人の笑顔も守ってもらいたい気もします
それはどうでもいいです 問題は
「こども」の漢字です 「子供」と書く場合がありますが
「子供」はお供え物ではないので  
「供」の字は使わずに
この標語のように ひらがなで書くほうがよいそうです

「子ども」と 「小ども」は どちらがいいのでしょうか
「小ども」の変換がこのパソコンではできません 「しょうにん」で打つと「小人」と変換されます 
これって 入場券売り場で「大人」に対して「小人」と使用することが多いように感じます
この標語のようなときにも使用してもいいのでしょうか 
小学生のときに 漢字を書くのが面倒でひらがなばかり書いていたので 
漢字をおぼえなかった私です


生まれる前の出来事

2007-05-25 00:00:00 | 教養


静岡県の中部を流れる大井川 
その中流域上空で空中戦があったのが 昭和20年5月29日 ちょうど今の時期だ

横浜空襲に向かうB-29戦闘機に日本の特攻機が激突体当たり 日米13人の若者が死んだ 
日本の特攻隊員は2名 河田清治少尉22歳(本名盧龍愚)朝鮮半島出身 
土山茂夫兵長20歳京都府向日市出身 当時遺族の方は新聞などでほめたたえられた

しかし2ヵ月後に戦争が終わりだれも見向きもしなくなったという
死後大佐となった河田すなわち盧の遺骨は未だ遺族に返還されてはいないそうだ
祖国に帰ることなく 東京目黒の祐天寺に眠っている
朝鮮民族を抑圧した日本人の戦争に協力したからだという
戦争協力は盧龍愚の責任ではない そういう教育だったのだ

それにしても特攻隊には日本人だけでなく朝鮮人が大勢いたのだろうか
映画「ホタル」は特攻隊の生存者役の高倉健が遺品を持って韓国の家族に会いに行く物語りだ
先日見た「俺は、君のためにこそ死ににいく」でも最後の晩に祖国の歌「アリラン」を唄う場面に感動した
映画では日本のために戦った朝鮮人隊員が出てくるが 身近な場所でもそういう人がいたことは
驚きだ ちなみに河田はパラシュートが開かずに亡くなった


文化力

2007-02-20 00:00:00 | 教養

寺脇研氏の講演を聞いた
氏は地元で廃墟になった歴史ある建物などの下見をされ 
人のネットワークが 地域を変えると題して
黒川温泉や湯布院の例を参考に話された
生涯学習で自分が出来なかったことをやり 
今までにないことを面白くかっこよくやるのが文化だ 
それを文化力ということばで表した
さらに 東京にはなくて ここにあるものを探し出しそれを活かすことや
歴史ある建物をそのまま保存するのではなく 活用して残すことの必要性を説いた
氏は 元文部省キャリア官僚 ゆとり教育の推進者として名を知られているが 
学力低下が叫ばれ学力重視路線を打ち出すようになり槍玉に挙げられるようになった 
そのためか幾分暗い印象だったが・・・それも講演が始まると同時に吹っ飛んだ
明るく気さくで 語るように話され 聞きやすかった
私は 講演終了後 恐れ多くも寺脇氏の宿泊先まで押しかけてしまった 
そこで 「円周率を3とする」ことをどう思うかお聞きした
「3.14を教えないわけではなく3も目的に応じて使い分ける」と答えられた 
また先生は映画評論家でもあるので「武士の一分」の良さについて尋ねると 
あれは武士のかっこ悪さをかっこいいキムタクが描いていることにあるそうだ 
先生は横顔がハンサム作家村松友視(示す辺の字が出ない)似だったのでそれもお聞きすると 
「それは初めて言われた よく三波豊和似といわれる」とおっしゃった