ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

母べえ

2008-02-04 19:22:32 | 鑑賞

前回の客が 目頭を押せ
瞼をはらして出てきた

その人たちと入れ替わりに入った
山田洋次監督 吉永小百合主演映画
見ないわけにはいかない

戦争に突入する前の悲惨な状況
戦争で人の心までも奪い取られる恐怖
その中でも自分の信念を貫き通した父親
それを支える母親の姿 子どもの目で見た戦争の悲しみ

「死んでなんか会いたくない 生きて会いたい」
吉永小百合のしぐさ全てが演技とは思えない
本物の「母べえ」に見える 良い映画だった
映画が終わっても しばらく席を立てないほどだ

エンドロールで 原作 野上照代となっていた どこかで聞いた名前だと気になった
後で調べると 黒澤映画に監督補佐などで関わっている人だ
4年前Sマダ市で講演している 私はたぶん聞いてないか忘れた
その照代の役「照べえ」も姉役の「初べえ」も可愛かった 鶴瓶もいい演技だ