磐田のしっぺい太郎伝説は駒ケ根の光前寺から来たことになっている
光前寺は宿泊したホテルから近い 桜の名所でもある そこに向かった
桜は蕾もないが 沿道に水仙が植えられ中央アルプスの雪山を背景に咲き写欲をそそる
霊犬しっぺい太郎はここでは早太郎という 「それがなぜしっぺいになったか知らない」
と 本堂売店で愛想もなく答えてくれた 光前寺は大きなお寺だ
仁王門をくぐり光苔と杉の巨木の並ぶ参道の向こうには立派な三門
その奥の本堂までのアプローチは珍しく一直線になっている
三重塔の近くに早太郎の墓があり像もあった
不動明王をご本尊とする宝積山光前寺境内を散策してから
養命酒の工場へ向かう 見学時間80分の余裕はないのでまたの機会に回した
陣馬形山は今日も霞んで眺望は期待できそうもないが そこが目的
場所だけでも確認したくて山頂に向かった
途中の登り口付近で休憩中の作業員に道を尋ねると立ちあがって教えてくれた
その先の分かれ道でも看板を見つけないでいると
どこからかおじさんが車に駆け寄り息を切らしながら教えてくれた
中川村の人は親切だ 私もこれから立ち上がり 駆け寄って道を教えてやろうと思う
車で登れる山頂からは 中央アルプス 南アルプス 北アルプスも望め
眼下には伊那盆地が見えることになっているが やはり春カスミではっきりとは見えない
それでも 今回 一番目的の陣馬形山を達成できた喜びは大きい
カスミがなく 空気のきれいな日に再度来る楽しみもできたので由とした