浮草の花

スーパー横の花屋の店先に　ご自由にどうぞと　
ビニール袋と浮草があった　それをもらってきて

畑の水瓶に入れて置いたが　三日もしない間に　
いたずらカラスのしわざか外に全部出ていた　

それを拾って元に戻し　瓶に網をかけて置いた
こんどはいつまでも水の中にあった　それに花が咲いた

花屋で見つけなければ　もらってこなければ　水瓶に戻さなければ
網を掛けなければ　これらのどれが欠けても　見れなかった花

誰に見られることなく可憐な花が咲いた　ことに感動だ