最近は、外仕事(山羊さんや畑仕事)や内仕事(パソコン仕事)が
立て込んでいて、ブログさえもままならない状態が続いていました。
楽しみに開いてくださっている方、ごめんなさい。
ここのところ「ブログを読んでいます」という方に多く会うことがあり、
(遠方からおいでになってくださったりして有難うございます)
「頑張って書かなくちゃ」と思っているところで何日も休んじゃっています。
ごめんなさい。もう少し立 . . . 本文を読む
タイトルにひかれて読んだ本です。
料理研究家の高山なおみさんの、本当に普通の日常を書き綴った日記風エッセイです。
何気なく読んだのですが、共通する感覚が多くとても好印象でした。
コンビニ弁当は悪くない、と言いつつあえて「仕事が忙しくて、夕食はコンビニ弁当か外食ですましてしまうのが日課の人は、
料理を作らないから、くだびれもひとしおなのではないだろうか」と、自転車をこぎながら思ったりなどしたり、
. . . 本文を読む
少し前にエコ系の情報誌を作っている方から
「エコな人の視点から、エコな活動をする時のおすすめの本を紹介してほしい」と言われました。
そう言われた時、即座に思いついたのが、この山岡荘八の本でした。
いわゆる本のタイトルだけで「エコだな」とわかる本ではなかった。
自分でも意外だったりしましたが。
なんで、と言われて、言うことはできたけれど、すごくこ面倒な理屈でした。
「もっと歴史とそれにまつ . . . 本文を読む
私にとって宝物のような本。
それは10年前に購入したターシャ・チューダーの「暖炉の火の側で」です。
(こんなじめっとした季節にそぐわない表紙ですが)
ハードカバーでかなり大ぶりの本で、文庫本サイズが好まれる日本では
かなり珍しいタイプの本ではないかな、と思います。
貧乏学生だった頃、なけなしのお金で買ったような気がします。 . . . 本文を読む
10年前(大学に入ったばっかりの頃)に出会ってから、
今に至るまで読み続けた大好きな児童文学シリーズです。
最近新しい本が刊行され、嬉々として読んじゃいました。
「こそあどの森の物語」シリーズの「あかりの木の魔法」という本です。
とにかく時間を忘れて読んでしまう本です。
登場人物は、ほとんどがどこか特異な人たち。
ムッツリしていたり、おしゃべりすぎていたり、
主人公にいたっては無口でほとんどし . . . 本文を読む
福音館書店で働いている知人から、絵本が届きました。
アイヌの神話を、布で絵を描くことで表現した絵本。
アイヌという民族が、注目されている今だからこそ
出版できた、出版するべき本であるように思います。
読んでみて欲しい、という手紙と一緒に届いたその本は、
絵本というスケールを越えたもののように感じました。
これまで読んだ絵本とは、あらゆる意味で「違う」絵本でした。
絵本のページを開き、読み . . . 本文を読む
自分のことを「宮沢賢治みたい」と知り合いに言われ、
漠然と興味がわいた宮沢賢治。
「宮沢賢治ってどんな人?」
実は一度も読んだことがないのです。
ようやく一冊目をひもとくきっかけになりました。
選んだ本は「よだかの星」。
絶望的でありながら、限りなく美しい物語に感嘆してしまいました。
子どもに読ませるにはあまりに残酷なようにさえ思えます。
宮沢賢治の
世に認められることへの「静かなあきらめ」 . . . 本文を読む
忙しい時にしか読めない本と、そうでない時にしか読めない本。
この本は間違いなく後者に属する本です。
図書館でひっそりと20年以上もページを開かれることのなかった本。
(貸し出し日のスタンプより。最後は昭和59年)
今、私ら夫婦の中でひそかな(というよりも大っぴらに)大ブーム。
貧しい開拓民生活の中で、愚痴ることも、悪態をつくこともなく、
それどころか自然の美しさを喜び、感謝しながら
一生懸命 . . . 本文を読む
鳥肌ができるよう本でした。
「こんなすごい本を書ける人は、日本中でこの人くらいではないかしら」と
思える本でした。
第2次世界大戦の「犯罪者」と位置づけられ、死刑に処せられた
7人の「A級戦犯」。(逮捕状がでたのは110人)
しかし実際のところ、私達はそのA級戦犯のことをどれくらい知っているだろう?
いや、そもそもA級戦犯ってどういうことをした人のことをいうの?
と単純な問いをかけられるところ . . . 本文を読む