目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

「猫めくり」と「チェルノブイリ原発事故」

2010年05月02日 | 核のこといろいろ
「猫めくり」。

一般公募によって選考された猫写真が使われた日めくりのカレンダーで、
365日全てが「猫!」という猫好きにはたまらないカレンダー。

おそらく今巷にあふれている「猫カレンダー」や「猫本」の元祖的存在ともいえるカレンダー
ではないでしょうか。

かつてはモノクロで、紙質もあまりよくなかったのですが、
今はオールカラーで、紙も断然いいものになりました。

集落の猫好きの方のところへ遊びにいったら、
毎年購入しているそうで、かつては投稿もしていたそうで「猫めくり」の話になりました。

裏がメモ用紙になっている、ということで
「いらない?たくさん残っているんだ」と言われ、何年も前の猫たちの
メモ用紙をたくさんもらってしまいました(笑)

いい人なのです。


さて、ここからはその方から聞いた話。

この猫めくりの初期の編集の方は(もちろん猫好き!)
反原発の活動をやっている方で、
毎年、4月26日のチェルノブイリ原発事故の日は、
このように(トップ画像参照)かわいい猫イラストをつけて
その日をアピールしていたのだそうです。


「猫めくりっていうすごくアピール度が高いカレンダーになら
沢山の人に目にふれて、認知度が高くなるかもしれませんね~」なんて言ったら、


「その人ももうこの編集はやっていないらしくって、
どうかな~、今は載っていないかもしれないな~」と確認してくださって…

去年、今年の猫めくりカレンダーには原発事故の明記はありませんでした。
う~ん、なんか残念。

「きっとその人も、載せてくれるように努力したんだろうけどね」
なんておっしゃっていて、

それって、めちゃくちゃ涙ぐましい努力だなあ、と思いました。

「編集をする」人間の立場から言えば確かに、原発事故ってマイナスイメージ。

でも、それでも載って欲しい、残して欲しいと思うのは、
これはおそらく「人間」としての本能からの部分からの気持ちかもしれません。
編集する人間よりも先にたつ「人間」としての。

そんなわけで、記念に、94年の原発事故の明記が残っているものを
いただいてきました。

また載ったらいいな。

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