日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

税理士の変え方

2010-04-02 | 良い税理士・悪い税理士
新規のお客様から質問がありました。

「税理士を変えたいが、今までの税理士にどうやって断れば良いでしょうか?」と…

お陰さまで、余程の事が無い限り他から弊社へ変わって来られる事は有っても
弊社から他の税理士に代わって行かれる事はほとんどありません。
残念ながら長年にわたって皆無という訳ではありませんが…。

そんな中で、税理士が傷つかない(?)断り方をお教えしたいと思います。

昔からよくあるのが
「親戚が税理士事務所を開業して、どうしても助けてあげたいので変わります。」という言い方です。
この言い方をされると、「ああ、どこか他の税理士に変わって行くのだな。」と理解します。
移って行く先の親戚が税理士であれば仕方が無いという事になります。
親戚が社長(又は跡継ぎさん)の友人であっても文句の良いようがありません。

「移って行く先はどこ?」と聞かれても
「それは、税理士さん同士で顔を合わせる事もあるだろうから言いません。」
そう言って、行き先を明かさないという言い回しもあります。

この他に
「理由は聞かないでください。○月分を以て(又は、今度の決算を以て)税理士を変えます。」という言い方もあります。
理由はともかく「きっぱりと断る。」という意思表示を見せて欲しいものです。

絶対にやめて欲しいのは「変えたいと思います。」という言い方です。
「思います。」という事は「思い留まってくれる可能性がある。」と思ってしまいます。
したがって、脅したり(?)泣き落としたり、色々あの手この手で慰留され
長年の付き合いもあり元の鞘に収まってしまうなんて事もあります。

倒産廃業が多発している昨今
経営や資金繰りのアドバイスができる税理士事務所を求めるケースが多くなっています。
ほんとうは、業界全体の事を考えると
「自社の今後を考えると、経営アドバイスに強い○○税理士事務所に変わります。背に腹は代えられません。」
そんな言い方をして頂けると同業他社も真剣に税理士業の有り方を考えてくれると思います。

御社が税理士を変える時、前述の『○○税理士事務所』が私の事務所である事が出来るように
日々改善、日々精進して行く事をまたまた決意させていただく次第です。
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後悔先に立たず!?

2010-04-02 | 良い税理士・悪い税理士
この3月は、新規関与が3社ありました。
倒産廃業、関与移転、関与離脱が相次ぐ業界に於いて
新規のお客様がある事は本当に有り難い事です。

一社様は、昨年から経理部門の合理化コンサルティングをさせて頂いている会社様です。
経理の合理化コンサルティングは継続するが、税務顧問もして欲しいとのお申し出がありました。
税務顧問を変える理由は、お客様が質問をしてからの回答の速さ、正確性、情報量の多さ、
毅然とした対応が決め手だったようです。
「(従来の税理士が)親せき筋の税理士だから税務顧問は絶対に変えない!」と仰っていたのですが
本当に社長様の決断、お申し出には感謝、感謝です。

他の一社様は、親身の関与、正確さの欠如、月次決算の遅さが税理士を変える理由で有り
弊社を選んで頂いた理由は、その全てをカバーできると判断して頂けたからです。
また、さっそく行った確定申告では、前年の申告の修正をさせて貰い、約10万円の還付金があり、
大変喜ばれたりもしました。

そして、最後に決まった関与先様は、資金繰り支援、経営改善支援、給与体系、保証人問題、
その他経営全般のアドバイスを求められ
幸い、私との面談により社長様の中でその糸口が掴めた事が大きな要因でした。

最初の一社様を除いては他の二社様は顧問変更には少し時間を要しました。
従来の税理士さんにとっては、お客様が減少している現状で更なるお客様の減少です。
一社でも離脱阻止をしようと躍起になり
資料を返さない
変わることを承知しない
泣き落としにかかる
(税務調査があると)脅す
値下げを申し出る
種々の提案(強硬手段?)を投げかけられたりしました。

明日は我が身という言葉も有ります。
今回は、顧問先の増加という形にはなりましたが
今後益々お客様の信頼を得られるような事務所体制を構築して行きたいと思います。
緩みっ放しの私の体型ですが、身の引き締まる思いをしている次第です。
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