3月に入ったばかりの先週後半、北海道の釧路空港に入って旭川空港から帰る3日間コースを旅してきた。天気が悪くても1日ぐらいは晴れの日をと期待したのだが、それは甘かった。初日は日中気温が少し高く、それでも気温3度程度だが雪・みぞれで始まった。厚岸で名産の牡蠣を食べ、阿寒近くの鶴居村で丹頂鶴を見学。この時は雨になり濡れながら求愛ダンスを少しだけ写真に。川湯温泉で温まった翌朝、真っ青な空に霧氷という摩周湖の夢は無残にも砕かれて”真っ白湖”。暴風雪に激しく揺れる樹氷の枝を撮るのがやっと。その後の釧網線北浜駅、網走港からの流氷観光砕氷船では雪は止んだものの、暗く冷たいオホーツク海の風に凍る身体。流氷は沖合に、しかし風強く能取岬方面まで行けず湾内に残っている一部を少しだけ体験。それから向かう層雲峡温泉への長いドライブはまた激しい雪と強風の地吹雪。暗くなった石北峠越えでは夜の凍結路でホワイトアウト状態になり、ドライバーの運転技術に頼るのみ。最終日も出発時と美瑛の丘で一瞬のぞいた晴れ間以外は、雪と風のお土産付き。激しく雪舞う空港からの離陸は暴風雪警報から脱出のようなエンディング。冬の低気圧が居座った中での今回の旅、感動の白銀世界とはほど遠い北海道の自然の厳しさが身に沁みた。
行くよ
求愛ダンス
北の海は暗すぎる
砕氷のミニ体験
美瑛で
またの機会に