伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

TANNOYの1961年発売されたⅢLZ in Cabinet、デュアル・コンセントリックと呼ばれた10吋ユニットの音を求めて

2021年01月12日 | 真空管アンプ・オーディオ

上記の写真は1961年発売のTANNOY ⅢLZ Monitor REDである、フレームのフランジ部分が幅広く初期型タイプのユニットになります。
このような話は筆者はまだ中学生で全く知らない未知の世界であり、学校の授業で電蓄で流れる音楽を聴かされる様な、貧しい時代でもあった。その後10年後に所謂オーディオ時代の幕開けとなった。

当時話題となっていたオーディオスピーカーにはSAISUIが箱を拵えジムランの8吋(20センチ)のフルレンジをバスレフの箱に収めたSANSUI SP-LE8T発売は1973年頃1本約60,000円で2本1組120,000円程で登場し話題となった。勿論同時同様に話題となったのがTANNOY ⅢLZであった、双方初任給20,000円程で1台87,000円ステレオにすると174,000円は9ヶ月分の給料に相当する正に夢の世界のお話であろう。此の2機種は価格の桁が違い別の意味でも話題担った。
勿論筆者も未だに愛用するがこの当時のユニットを使っているマニアは未だ多いと聞く。タンノイとしては15吋が本命であろうが、狭い日本家屋には配置する事は無理であろうと夢は10吋のユニットが本命となった。

確かにこの当時換算レートはドルが¥360、 英ポンドが¥1,080 と、気の遠くなるような円安水準であったから、輸入品の値段たるやスピーカー1台でも今なら小型車を買うようなものだった。販売パブリカ(パブリックカー)は1961年(昭和36年)6月、38万9000円という低価格での販売していた。
この頃であろうか、俄オトキチ君が君が現れ大きな箱を建具屋に頼んだり自作のボックスに15インチのコーラル等のフルレンジを入れ音出すアマチュアが増え、当時友人が悦にいっているので試聴したが魅力は感じなく、親父のお古の蓄音機が音楽らしく聴こえた鬼哭が残る。



コーラルと云うメーカーの15吋フルレンジユニットを購入し馬鹿でかい箱を作り、当時流行病に様にこれぞ本物の低音だ、オーディオ本来の音と騒いでいた同級生も数多くいたが、皆同じユニットにトリオのレシーバーとレコードプレイヤーいうスタイルの音で悦になっていた事を思い出す、オトキチの友人たちはソフト(レコード盤)も少ないのに民放FM局第1号(エフエム愛知)として1969年12月24日に開局されたFM放送が唯一のソフトとは情けない状態であった此れは五十五年も前の話でもある。
筆者も当時から音楽は愛聴するが、当時のマニアは何処に行ってしまったのであろうか・・・?
下記写真が当時話題にもなった12吋の(CORAL 12TX-50)であった。



タンノイのデュアルコンセントリック型25cm(10吋)ユニットでコーン紙のセンターキャップは黒で、さらに初期型には飴キャップといわれるユニットも存在しております。一度はMonitor REDの音を聞いてみたいと夢見ています。その後 IIILZ in Cabinet mkII(IIILZ Monitor Gold)1967年発売し工場火災まで販売を続けIIILZ in Cabinet(Chevening)(HPD295)1974年発売しIIILZの歴史は終わり、その後は新しいユニットに移行した。しかし一度ジムラン、タンノイを聴くと音楽を聴くのか、単位音を聴くだけなのか疑問が感じていた、青春の思い出である。

昨夜は仕事で戸塚に行く、現在関東地方は一都三県にて緊急事態宣言発令中で不要の外出禁止ではあるが仕事なので、夜間車で現場に向かい早急に片付け帰宅する、夜中なんですが、飲食店は明かりが灯り営業しているようです。12日以降は飲食店の営業は20時以降の販売は中止と相成るそうですが、これは飲食店いじめのような気もする。
以前の緊急事態宣言発令は無意味だったのか前回から随分学ぶことが多かったと思うが反省の意味がまるで無い、小池知事と同様、国民を脅すことはヤクザより上手い?戦前公衆衛生に付いて実践した人が今頃「後藤新平」は草葉の陰で笑っているように思う。流行り病を直し復興(経済政策)を実践する、まるで基本を忘れてしまっている政府与党。だが野党はそれ以下で困ったものです。

「勿論今の台湾は、後藤新平の言った事を実践して成功している、教えた日本人は基本を忘れてしまったのだ。傲慢になったようだ」医療崩壊まで起こしこれは一種の犯罪である。政治について真剣に再考しなければならない。
私に言わせれば非常に簡単なことだが、現在の政治で飯を食っていて、一般より良いと思われれる生活を送っている政治屋には無理である。特に幼少から二世代三世代議員等は苦労のかけらも知らず、生活苦等は想像も出来ないであろう議員が蔓延っている政治では所詮無理の話だ。

筆者が思うに国民に見せしめのために厚生大臣はじめ厚生省官僚の無策により虐めをしているように見えるのは私だけなのか?長距離運転の輸送は深夜が多く、運転手の一時の休息を迫害し脅しているようにも感じる、毎日食事を食べ不自由なく生活出来ることは。流通の発達のおかげでもある。現在の無能な政治屋、官僚には全く言葉で理解してるが、実際の作業の苦痛は全く理解できてない事がわかる、一刻も早く武漢ウイルスの収束を祈るばかりだ。
その結果現在の官僚は接待漬けに侵され本来の官僚の資質まで侵され中共の政治と同様になっているようだ。


先日早々に「海ほたる」に仕事で出かけ事があり、久々の海と富士山のシルエットを拝め、感動するやはり海は最高だ、最近外房方面に釣りには全く出撃していないが、一度様子で見に行こうもとは思うが現在緊急避難発令中と最近寒さが厳しく・・・すっかり出不精になってしまった。最新の情報では一部の地域ではアジは釣れるようになったそうだが・・・?

深夜に帰宅し、一応手洗い嗽をして、出迎えてくれるワンコ(モジャ君)最近サロンに行きハンサムになって見違えるような姿に嬉しく思う、風呂の追い焚きが終わるまでじゃれ合う、夜中にお迎えはワンコだけである。ゆっくり風呂でシャンプーで洗い流し消毒しカテキンの多い日本茶の粉茶をゆっくり味わい就寝する。翌日は11時頃にベットから抜け出し食事を頂く。



現在緊急事態宣言中で不問の外出は是正されているが「音楽愛好家」は全く気にしないむしろ趣味に没頭出来る、通常より仕事が減る分は音楽が聴けるという楽しみの時間が増える訳である。
ここで最近我が家に来たⅢLZモニターゴールドの事を再度確かめることもあり詳細を調べ直して見ました。下記の写真は珍しいレット・モニターである。

筆者はこのレット・モニターは写真で見ただけで、勿論音も聴いたことは無いが・・・、当初の発売はIIILZ(IIILZ in Cabinet 、1961年発売) とアナウンスされている、 バスレフ構造のブックシェルフスピーカー。



当初の使用ユニットは当初IIILZだったがタンノイ工場火災により1974年にHPD295に変更され、チャーヴェニング(Chevening)と命名された。
このスピーカー・ユニットは後に分かったことだが、1961年に開発された10インチ径のデュアル・コンセントリックと呼ばれ、後にモニター・ゴールド、特にモニター・ゴールドは販売時期も長く、何回も変化して特にユニットの枠の広い物は貴重だと言われる。そして火災が起きHPD-295へと発展した、モデルの最初期のⅢLZモニター・レッドだった。
ⅢLZモニター・レッドの発売時期も短く現存数も少なく貴重な存在と言われ、音質もモニター・ゴールドより上回ると噂されるようである。機会があれば是非試聴したいものです。

色の名の由来はユニット背部の磁気回路部のカバーの色に因み、プロト・タイプのシルバーから淡い赤紫色のレッド、さらにゴールドへと変遷を重ねた。
機会があれば(死ぬ前に)、よく整ったIIILZの原器と言われるレット・モニターの音に慕って見たいと思います。



歴史的に考えると、当初のモニター・レットからⅢLZ(15Ω)タイプまでは真空管対応が基本と思われるユニットであるがⅢLZ-MKⅡ(モニター・ゴールド)と変化しインピーダンス8Ωと代わり扱いが現代調に変化し人気を得たが、コーン紙の工場火災でHPD295に変貌を遂げたが、ユニットは変化していったが、箱は密閉からバスレフとなりがサイズはブックシェルフ型から変化しなかった。

当時評論家のオームさんがⅢLZのエンクロージャーの事に付き10吋ユニットに見合った大型のエンクロージャーで聴きたいとの記事内容が書かれていた記憶が気になった。オームさんは当初GOODMANS AXIOM 80を苦労して聴いていたことで同じ10吋ユニットに思いを寄せていたのであろう。
ステレオサウンド誌が特集TANNOYの雑誌に掲載された「コーネッタ」の記事より(後日HPD295のユニットを流用しステレオサウンド誌が三菱電機郡山製作所の協力でコーナー・エンクロージャー「コーネッタ」を頒布するようになり、)本誌記事で10吋HPD295コーネッタの存在を知った、今も高額ではあるようですが、当時価格は高額でとても購入には至らなかった事を記憶する。



タンノイユニットの特徴である、デュアル・コンセントリックとは同軸型のことで、冒頭の断面図のように、一つのスピーカーユニットに中低音用のウーファーと高音用のツイーターとをまとめて配置したものであり、1個のユニットで全周波数帯域をカバーできるという経済性から、かつては多くのメーカーから様々なモデルが出ていたものだが、タンノイの設計は、中低音用と高音用とが一つの磁器回路を共有し、さらにツイーターのホーンの開口部が磁器回路の中心部を貫通し、ウーファーのコーンのカーブがツイーターのホーンの延長部となっているという巧妙な構造となっている。

つまり、一つのユニット中に中高音を受け持つ長い距離を持つホーンが組み込まれる構造となっているので、大口径の振動版を持つツイーターの低域共振周波数を一層低く設定することが可能となり、とりもなおさず中低音ユニットの動作周波数にも余裕が出るという利点をもたらす。この構造こそが、タンノイのスピーカーが全帯域に亘ってバランスのとれた、瑞々しく音楽性に富んだ再生能力を持つ所以であり、ほぼ最初の設計を変えることなく、半世紀以上も市場で高い評価を得て来られたのだ。昔聞いた話はユニット中心部にツイーターがあり頗る指向性が高いのでボーガリストがステージ中央で奏でる音が立体的に聴こえるのが特徴でステレオ感が素晴らしいと説明を受けた。

同軸スピーカーとは、ウーファーとツイターを一つのユニットに組み込み、その発音位置を同軸にそろえた形式のものです。オーディオの進展と共に、幾つかのユニットに再生帯域を分担させることが不可欠になっていますが、別個のユニットを複数駆動すると、発音源がバラバラになるという欠点が生まれますが、同軸構成の場合にはそういう欠点が無く、理想の「点音源」に近いという長所があります。



上記写真がⅢLZモニターゴールドの写真で筆者愛用のユニットである。
特徴はコーン紙とダンパー部分と同様の紙で仕上がっているのが特徴で古いタイプのユニットは此の様な形状が多いようである。

タンノイの弱点とも言えるコードの接続部分。接続不良になった場合は無水アルコール等で歯茎ブラシで良く清掃すれば誘電率は向上します。
効果の薄い場合はTITAN AUDIO OILで歯茎ブラシ良く清掃が効果的です。

勿論タンノイでも短所もあるようです・・・・
結構好きなんで、短所は書きたくないんですが、やはり現実には上記のように理想的なことにはなっていない場合もあります。
問題は、両ユニットのつながりです。ウーファーの高音帯域では、分割振動の問題があり、ツイターには下限帯域で再生の苦しさがあります。別ユニットであれば解決の手が幾らもあるものの、同軸では最終的にウーファーの真ん中にツイターを持ってきて、1ユニットに納めなければなりませんから、そこにどうしても辻褄合わせというか、妥協が入ります。



それを上回るメリットがある、というのが同軸派の主張です。ツーウエイ、スリーウエイとアキュレットサウンドは違うユニットでモニターを発表しワイドレンジで解像力を増して行くスピーカー作りと別れて言ったように思う。
開発の歴史は諸説があるようですが、同軸構成を始めたのはJensen、それにWestern/Altecが続いた模様です。JensenのG610は、時期的に早かっただけではなく、さらに3ウェイにまで構成を進化させました。形式としては、同軸ホーンとダブルコーンに大別できますが、ウーファーの中心に補助的なコーンを付けて高音を補強するダブルコーンは同軸に入れないという考え方もあります。

TANNOYは今も健在な英国のメーカーですが、どうも日本と東南アジアの売上だけで食っているという噂がしきりです。2ウェイですが、Jensenに似たやり方で、ウーファーのコーン紙をホーンの延長に利用していますが、Jensenと違って磁気回路は共通のようです。かの五味さんを始め、多くのファンがいて、オートグラフなどは神格化されんばかりの人気です。ユニット自体も、「Red Monitor」等といって愛されたようです。TANNOY IIILZという10吋のユニットに、人気があったりしました。箱鳴りをうまく使った音作りのようで、完成品とユニットで販売されたが。箱との一体化されたタンノイオリジナルの物が推奨された、五味先生もタンノイオリジナルの製品を推奨されていた。


以前使用したHPD295装いも新たに勿論コーン紙との接続は形状は今風のエッジに変更されて、エッジの交換は簡単に補修可能になったようです。
同じくユニット接続部分の変化はありません。
このHPD295は随分長い間聴いたが、真空管アンプでの使用が良い結果が出ました、最初300Bでの音出しは感激ものでした。未だHPD295はウレタンエッジは定期的に交換作業はしなければならないが、中古市場では人気度も高く未だユニットは販売しているようです。

筆者のHPD295は長年放置のためコーンに貼りがなくなり墨汁(ニカワ混入)で塗り自然乾燥するとパンパンと張りが出て音質は再現するようです。上記写真は筆者の修復したHPD295のユニットです。


筆者の自宅に10吋TANNOYをⅢLZモニターゴールドが到着し約1ヶ月になろうとしている。HPD295のユニットから交換しⅢLZモニターゴールドは出来る限りメンテナンスしてテスト試聴続けるが最近感じた事はスピーカーはエッジも無いタイプが特徴でコーン紙の延長です、ダンプ剤が蒸発して薄くなっています、固くはなっていません、すこし所々にビスコロイドが残っています。取り除くのにブレーキフルードが良いとネットにありますが先日購入し薄く塗布して様子を伺うと、魔法のように低域がより自然に鳴るように感じる、そっと触ってみるとダンプ部分が柔らかく感じ、凄く敏感になったようである。

違う補修方法を調べると文中に(強度が心配なのでここに「塗るゴム(黒)」が手元にあり、薄めて塗りました。)と記載されるがメーカー名等詳細については明記してないので今回はブレーキフルードの塗布までです。塗るゴムの作業は専門家に聴き調べ慎重に行動するように思います。
発売当時の様子も不明でネットで調べるが肝心な部分の紹介が不明だ、機会があれば是非詳しく解明したいものです。



確かにじっくり試聴すると以前と比べ結構ワイドレンジになったようにも聴こえる、EL34のダブルプッシュも良いが300Bでの音が透明度が増したように聴こえる。現在300BのパワーアンプはサンバレーSV-501SEを愛用しているのですが、ワンランク上の300Bのアンプも聴いて見たくなります。

ここではⅢLZモニターゴールドも筆者の持つユニットはMKⅡ通常はⅢLZ-MKⅡと呼ばれるタイプです。同じエンクロージャーに旧ユニットをGOODMANS AXIOM 80の箱に入れ295HPDとⅢLZ-MKⅡを交互に入替えて試聴する、この2種類のユニットは構造上違いがエッジにあり音質にも違いがある、295HPDの音はⅢLZ-MKⅡと比べ随分異なった音のようである。295HPDは今風のバランスと音色があり、低域に量感があり高域は輝きワイドレンジに聴こえる、片やⅢLZ-MKⅡにユニットを交換して試聴すると低域の伸びはおさえられるが、低域はしっかり引き締まる、タンノイ独特の高域が鮮やかに又艶やかに聴こえ、まさにタンノイ独特の魅了を充満した音へと変身させる。すでに存在しないあの独特に音「燻し銀のような」魅力と渋さを簡単に聴かせる様に感じる、洗練さを感じさせ次から次と貪り聴きたい衝動に駆られる。演奏の終った後の静寂感はⅢLZ-MKⅡモニター・ゴールドでなければ体験出来ない音かも知れない。パワーアンプはある程度の整った管球アンプを使うことが条件ではあるが、これぞヴィンテージTANNOYユニットで味わう音場空間なのであろう。

一見古めかしいコーン紙で奏でる、とりわけ最新の古楽器の最新演奏は雰囲気から295HPDの音質と違いは明らかで、渋さが増した、まるで燻し銀の様な雰囲気を漂わせる音が響くのはモニター・ゴールドは流石ヴィンテージTANNOYユニットである。



筆者の大好きな古楽器の演奏で奏でる、新年恒例のバッハ:「組曲」管弦楽組曲第3番を試聴に使った。J.S.BACH: CONCERTS AVEC PLUSIEURS INSTRUMENTS / J.S.バッハ:「さまざまな楽器による協奏曲」のすべて(6枚組)ハッは生前時代より生存する有名な珈琲店の名前の(古楽器使用)のカフェ・ツィマーマン

『さまざまな楽器による協奏曲』シリーズ全巻BOX(6枚組)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全)、管弦楽組曲(全)、その他協奏曲さまざま

カフェ・ツィマーマンの『バッハ:さまざまな楽器による協奏曲集』シリーズ全巻を、ひとつのBOXに収めた、くつろげる全集です。



シリーズ名の「さまざまな楽器による協奏曲集」というのは、『ブランデンブルク協奏曲集 Concerts avec plusieurs instruments』の楽譜の浄書譜に記されていたフランス語タイトル―当時のドイツ貴族たちのあいだではフランス語がお洒落な言葉だったので、バッハもそれに倣ってフランス語でこう表題を書いています。

カフェ・ツィマーマンはこの協奏曲集からCD1枚ごと1曲ずつを選び、そのほか3曲ずつを加えてこのシリーズを制作しているため、『ブランデンブルク協奏曲』全曲のほかに、『管弦楽組曲』4曲のほか、複数のチェンバロを使う協奏曲も収録、さらにBWV1055 にいたっては「チェンバロ協奏曲版」と「復元オーボエ・ダモーレ版」の双方を聴き比べられるという凝りようです。演奏も極上、BOXとして非常に価値の高い仕上がりとなっています。

今回は序曲を中心に聴く、見事な古楽器演奏でまさにⅢLZ-MKⅡのユニットでしか味わえないように聴こえる独特の音が響く。方チェンネル8W程度のシングル300Bで十分ドライブ可能で効率は良く、やはりアンプは300Bとの相性は良さそうである、難を言えば現在のアンプは完成度がイマイチに感じる?次は程よい本物のWE300Bパワーアンプが欲しくなる。


 序曲(管弦楽組曲)第3番 BWV1068
 チェンバロ協奏曲 ヘ短調 BWV1056
 ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV1051
 3台のチェンバロと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調 BWV1063

 序曲(管弦楽組曲)第4番 BWV1069
 チェンバロ協奏曲 イ長調 BWV1055
 ブランデンブルク協奏曲 第1番 ヘ長調 BWV1046
 4台のチェンバロと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調 BWV1065

【演奏】
カフェ・ツィマーマン(古楽器使用)
独奏:
パブロ・バレッティ、アマンディーヌ・ベイエール、ダヴィド・プランティエ(ヴァイオリン)
ディアナ・バローニ(フラウト・トラヴェルソ)、ミヒャエル・フォルム(ブロックフレーテ)
パトリック・ボジロー、アントワーヌ・トリュンチュク(オーボエ)
ハンネス・ルクス(トランペット)、トーマス・ミュラー、ラウル・ディアス(ホルン)
セリーヌ・フリッシュ、ディルク・べルナー、アンナ・フォンターナ(チェンバロ)他

Cafe Zimmermannによるバッハの「さまざまな楽器による協奏曲集」。ブランデンブルク、チェンバロ、ヴァイオリン協奏曲などが収録されている。アルファレーベルならではの明るく艶やかな音質が演奏に彩りを加えている。「ブランデンブルク協奏曲」を中心に、「管弦楽組曲」や「チェンバロ協奏曲」などを収録した資料価値も高い一枚のようである。
確かにトランジスターアンプでは決して味わえないが、ⅢLZ-MKⅡのユニットに交換して聴く、特に古楽器の音色は今までと違い個性的に聴こえるこの音色に馴染むと現在ウレタンエッジの音と違い295HPDに戻れなくなってしまいそうである当時のCafe Zimmermannもこのような響きが聴こえてのだろうか。
妙な独特の癖の強い一味違った音質が実に魅力的に感じるこの頃である、ブラボー!



モジャくんは次の散髪はいつ頃にしようかね!Mシュナウザーカットでした。やっとモジャの立ち姿の撮影が出来ましたので紹介します。

最近仕入れたLUXKIT/A3500の簡単なメンテナンスを試みた、やはり丁寧に隅々まで徹底して行うべしである、蘇る音質は・・・

2020年10月10日 | 真空管アンプ・オーディオ

最近耳垢を掃除したが、違和感と耳が聞きづらくなる、近くの病院の耳鼻咽喉科に連絡を入れ予約する。予約日に訪れ、検査して頂く、検査と言うより両耳を良く検診すると片方の耳(左側)の耳垢が鼓膜近く付着しているとの診断で、両耳より早速削除して頂く、若干の痛さはあったが、耳垢の5mm弱の汚れを取り除くとよく聞こえるようになり安心する、無事回復致しました。

ドクターからは今後は綿棒等で自分での処置はせずに耳鼻咽喉科に2ヶ月に一度の検診が良いと言われた。メンテナンスはドクターにお任せが頗る良く聴こえるではないか?安全性も高いのでお願いしました。それにしても治療後も若干むず痒いのが続き気になった、又メンテナンスに来よう。



その様な事があり、再度先日仕入れたパワーアンプのLUX KIT/A3500 (1972年2月発売)を色々試聴しメンテナンスはできる限り行ったが、300Bアンプの様な輝く様な音は聴こえてこない、調べると6CA7/EL34松下電器製の最後期の製品はMullard、テルフンケンなどの構造を踏襲された製品とし生産された名品と掲載されていた。
それと繋いでいる松下製の球は決して劣った6CA7/EL34ではなく、むしろ松下製の最後を飾る、優れた球6CA7/EL34の五極管であろう(当時の価格で¥1,900)と解説されていた。

筆者のA3500のパワーアンプは全ての力量を出し切ってないように思う、現在も未使用管は販売しているが現行管と比べかなり高額にて取引されているようです。筆者の持つLUX KIT/A3500は三極管接続よる高特性を持ったいると言われる製品なので、その辺りに期待したい。
音質的にはかなりしっかりした音を再現するアンプで力強い音も特徴だが、配線コンデンサーを交換するとLUX独特のトーンが薄まり塩梅良くなり今後改良すれば以外と化ける要素が感じますが肝心なトランスはLUXなので限度はある。



今回購入の「Ti-102」は接点に塗るだけで、金属面に付着していたイオン性酸化物を遊離、不活性化させ、ピュアな金属面を作り出します。さらに強力な極性分子のバリアーを形成し、金属を劣化させる有害物質を強力にブロックします。また、潤滑性にも優れるので、磨耗による劣化も強力に防止します。LUX KIT/A3500はMT9ピン6AQ8/ECC85も多様しているため清掃は厄介である。

MT9ピンの6AQ8/ECC85この球は、12AX7と12AU7の中間に位置する球で、μが12AX7の100、12AU7の18に対して、6AQ8は57ですから、重宝されるようです。筆者所有のLUX KIT/A3500にも6AQ8/ECC85使われている。

一応他のアンプもMT9ピン等の清掃もあるので清掃用品として保管することに決める。真空管のソケット部分の清掃も大変である。使用した綿棒、歯間ブラシの数度を使用後は汚れが付着し清掃も苦労した。


今回は和光テクニカルのオイルとクリーナーを試してみることにする。
接点復活材は避けた方が良いとの話もあるが、こちらのアイテムはアルコールを主成分としているので悪影響はないかと思われる。
注意書きを読むと、「Ti-102」ポイントは下記になります。
 特に高域の歪みが減少しナチュラルなサウンドになるようです。
 音の厚みやエネルギー感が向上します。
 S/N比が改善されます。
上記のように明記されたいるので、再度じっくり清掃を行ってみた。

入念に隅々に至るまでの清掃を徹底した。特に基板に取り付けられた基板用のMT9ピンソケットを使用するタイプと5極管のピンソケットがある。
特にMT9ピンソケットは丁寧に清掃してみた。何とか接触不良を解消できないものかとクリーニングを徹底してみることにした。オーバーホールは時期的には一度プロにお任せすることが懸命だと思う。



いつもは基本の綿棒と歯間ブラシにコートロンを使って処理しているが、サイド全体的にアルコール100%で全体によく清掃して特に接続部分はコートロンにて汚れが付かなくなるまで清掃しよく乾いた後は接点回復剤を塗布し放置した。
LUXKIT/A3500全体も良くコートロンで清掃し、RCAジャック、スピカーケーブルジャック等も入念に清掃して溶剤系の接点回復剤を塗布し放置した。

今週の初めMT管6AQ8/ECC85/SIEMENS管の新品が入荷したとのことで早速注文した。勿論新品だが箱に傷がありその分は値引きして頂いた。実は音楽性豊かではあるが、現在使用パワーアンプのLUX KIT/A3500の高音部分の伸びが今一不満を感じていた、さてここで本命のSIEMENS 社(Siemens & Halske A.G.) は、この業界でも一二を争う老舗メーカーです。
筆者もこのパッケージを見ると安心した気分になる、一種のファンであろう。



確か昨年(1997年)に創業150年を迎えたと聞いております。同社は、ドイツ有数の通信関連機器や業務用真空管製造メーカーですが、最近は医療用機器メーカーとしても知られています。ただ、150年前というと流石に真空管は勿論、エジソンの炭素電球さえ出現していなかった時代です。 その頃は、一体なに屋さんだったのでしょうか。 興味のあるところです。

SIEMENS の真空管開発は、1910年頃のドイツ初の真空管 Lieben tube からで、その実用化に向けて当時 AEG,Telefunken 連合と渡り合ったのが最初でした。その後、同社は有線通信の分野でドイツ市場をほぼ独占していくようになります。 つまり、米国でのWE、英国ではSTC のような存在と言えます。 ただ、プロ用音響部門は手がけなかったため WE やSTC のような大型出力管はほとんど生産していません。(この部門は、Telefunken などが進出しています。)ただし、第二次大戦中の総動員態勢下では、大型送信管なども手がけたようです。

以前SIEMENS社製品6AQ8/ECC85 3本は中古品があり以前入手したが筆者が勝手に期待した輝くような高域は鳴らなかった。でも音楽性は一番良く聴こえる。そこで今回2本ではあるが新品の入荷を知らされ早速取り寄せてみた。



予備の後は6AQ8/ECC85/TUNGSRAMの4本セット説明にはエッガーによる1862年の起業まで源流を遡るハンガリーのTUNGSRAM(タングスラム)は日本での知名度は高くありませんがしかし、ヨーロッパでは EDISWANやCOSSOR等と並び、最古の歴史を誇る電球や真空管の製造メーカーの一つです。
そのステイタスは、東欧のトップメーカーであった TESLAやRFTをはるかに凌ぎ、世界の一流メーカーであったMULLARDやTELEFUNKENの上位にさえ君臨するほどの数々の新発明特許を取得し、それらの新製品を製造する高い技術を堅持したメーカーです。

付属した松下製の6AQ8/ECC85は一般的にはOEMでの生産をし安定した定評あるMT管だが、何故か高域が何かスムースな繋がりをしない、今後新品があれば購入して是非試したいと思う。後は情報として日立製が良いと聞く。

到着した6AQ8/ECC85/SIEMENSを接続し音出しを試みる。恐る恐る音出しをする、音出しにはJ.S.Bach: Goldberg Variations BWV.988 / Gustav Leonhardt(cemb)を選んだ、この曲は20代の頃からの愛聴盤で勿論レコード良いが今回はCDで試聴する。


ここで輝かしいチェンバロの高域が聴こえれば嬉しいのだが・・・・今までとは違った実に綺麗な響きが鳴ったのだ、やはり清掃が不十分だったように感じた。綿棒を何度も変えよく清掃したが最後は汚れは全く付かなかった。



こうなれば締めたもので、さあ即モーツアルトのオペラ、バッハのカンタータを聴く、ついでにJAZZまで聴くが全て力強く上手く鳴る。出力も25W☓2の力もあるアンプで駆動すると違う、20年前のデトックス品の「ho's systemのLS3/5a」を響かせるような感じに鳴った。やっと安心して楽しめる様にな環境を入手した感じである。
今後はEL34の玉転がしが楽しみである安心して違うメーカーの球と聴き比べを楽しめる。ここでLUX KIT/A3500の本領発揮かも知れない。

清掃も隅々まで丁寧に実行すると音質は良くなるようです、ブラボー!

ロシア、モスクワ生まれのピアニスト、オルガ・シェプスOlga Scheps「Melody」を聴く。ショパン好きにはお勧めです・

2020年10月07日 | 真空管アンプ・オーディオ

今思うに何故我々にオーディオに関することに興味を持つのか?何故ならそこに「いい音楽」があると言ううが、果たしていい音楽とは?
これは昔からある禅問答のようなものかも知れない。「いい音楽」とは自分が心地よくなる音のようにも思える、この「いい音楽」とは実に厄介な言い方で人によってジャンルも違うそれを趣味と言うであろう。

勿論オーディオも人それぞれ機材を好きに選び接続し自分だけの音を楽しむ事が出来る、最大の面白さかも知れない。同じ装置も人によって鳴らし方が違い音も変化する。

本日のテーマは真空管アンプ愛好家なら必ず経験のある「ガサ、ゴソ」ノイズの解消にチャレンジである。一時緩和したと思ったが、最近またパワーアンプの発するこのノイズが気になり始めた。これらのノイズはもっぱら真空管のピン(足)とソケットピンの酸化が引き起こす接触不良が原因となっている事が多く慎重に清掃することが肝心のようだ。


此の様な時の解決策は下記の写真のように小さなロボットが全て行いってくれると大変重宝されると思うが・・・・

此の様なロボットも出来れば誠に便利であろう・・・・・・・・・・・。細かな清掃は断然優れた効果が得られるであろう。




筆者の使う真空管アンプは半世紀も前のもので聞くところによれば真空管アンプは真空管とトランスさえ良好なら消耗品のコンデンサー交換を行えば半永久的と言われ事が記憶に残る。

真空管のピンはクリーニングや磨きをかければ何とかなるが、劣化したソケットの方はこれまで新品に交換するしかないと考えていた。こちらのパワーアンプは1970年代前半の製品で、真空管はプリント基板に取り付けられた基板用のMT9ピンソケットを使用するタイプと5極管のピンソケットがある。

これをシンチなどに取り替えれば問題は解決するはずだが、ソケット取り替え時にボケをかまして基板のパターン切れなどを起こすのが心配である。



ソケットの寿命は承知だが、何とか接触不良を解消できないものかとクリーニングを徹底してみることにした。オーバーホールは時期的には一度プロにお任せすることが懸命だと思う。

いつもは基本の綿棒と歯間ブラシに無水エタノールを使って処理しているが、今回は和光テクニカルのオイルとクリーナーを試してみることにする。
接点復活材は避けた方が良いとの話もあるが、こちらのアイテムはアルコールを主成分としているので悪影響はないかと思われる。

和光テクニカル チタンオーディオオイル 30ml TI102(30)を注文する、解説には見た目はフレンチドレッシングのような白濁液をキャップに付属のハケで塗り、水を含ませた綿棒等で落とす、ただそれだけなのに汚れが良く落ちる。



後は歯間ブラシを購入してMT9ピンソケットの清掃をして見ることにした清掃後は極細のHUBY工業用綿棒で丁寧に拭き取り仕上がる。

今週の休日は愛機「LUXKIT A3500」の清掃をソケット部分をしっかり磨いて見よう、音質向上の効果は期待できるか?半世紀の溜まった垢を綺麗にしてみましょう、音質向上すれば幸いです。

特にピアノ曲を聴くにはピアノの弦を叩き音の消える美しさを味わえるは、トランジルターアンプより現在半世紀前の真空管アンプを使っている、先日「LUX KIT A3500」の組合のMT管ECC85/TLORENZ製品に交換したがエージングも進みかなりそれらしく良い感じにこれも20年前のデトックス品の「ho's systemのLS3/5a」を響かせるような感じになる。



スピーカーケブルも先日仕入れた50年代のNorthern Electric18GAシングルスズメッキの単線交換で試聴する、素材的には以前から使っているWEの18GAシングルスズメッキの単線への変更は音質的には変わらなかった。

筆者は全く骨董品ばかりで音楽を堪能している、オーディオ機器は骨董品も未だ現役で楽しめる事は大変ありがたい。後はメンテナンスに真空管の交換は必至であり、ヴィンテージ管でなくとも其れなりに高額な点が欠点であるが、一度交換すれば500時間は楽しめる。

音質はEL34をプッシュプル25W☓2で使いある程度の力強さもあり通奏低音の音色を一層伸びやかに聴かせてくれるように思いました。現実にトランジスターアンプの容量とと比べ真空管アンプが断然力は強いようである。
今までLUXアンプはウォームトーンが聴きすぎ敬遠してきましたが、これはLUXのトランスにも関係はあると聴いたことがあるがA3500はその辺りを押さえ筆者好みの音に聴こえ大変ありがたい。



癖のないピアノの音がする、らしい音は実に気持ちの良い物である。現在所有するシステムは納得できる音になった。今回はピアノ演奏の楽しさを体感する意味はショパンらしい演奏が楽しめる意味も大きく、逆にショパンがバッハを演奏すれば・・・等と想像が膨らむ、趣味の分野も多少は広がる音楽えの感性かもしれない。これはある程度の音が鳴るシステムも聴ける環境も大事なことなのかも知れない。

先日オルガ・シェプス Olga Scheps(ピアノ)を知った。写真の様な仕草はコケティッシュでもあり可愛い顔立ちで美人でもある。Olga Scheps, pianoの演奏するChopinが紹介されていた。これがとても良い演奏で気になり彼女の生い立ちをを調べる。



オルガ・シェプスは、わずか5歳で最初のメロディーと曲を演奏し始め、話したり、歩いたり、読んだりするのと同じようにピアノを弾くことを学びました。モスクワ生まれ。ケルン音楽院で名教師パーヴェル・ギリロフに学んだ才媛で、2010年にアリス=紗良・オットとドイツの権威ある「エコー賞」を二分したほどの人気と実力を備えるピアニスト。ドイツ・クラシック音楽界の大御所評論家ヨアヒム・カイザーをして「オルガ・シェプスは真の発見だ。彼女が弾くようなショパンをこれまで私は聴いたことがない」と言わしめた個性的才能の持ち主。


2015年、2016年、2018年と来日し、日本でも着実にファンを増やしているそうです。この際基本に戻った感じで、音探しを楽しんで見ようと思う。



ショパン、シューベルト、サティ、チャイコフスキーなどの演奏は、独創性のある解釈として、各国で高い評価を得ている。
以降に生まれた、いわゆる同時代作曲家の作品。

最近ピアノを習い始めたた方々には是非オススメの作品のような作品です。割と簡単に弾いているように聴こえる事は実力があるのです。

今回の紹介はOlga Scheps「Melody」思わず納得する、テンポもよく素晴らしい演奏でお気入りに登録する。
2015年発売の「ヴォカリーズ」以来のオルガ・シェプス待望の小品集は、プレイリストにも最適なリラックスできるピアノ名曲集。



選ばれた曲はかなりユニーク。どれもシェプスの大好きな曲ということで、もちろんショパンの「夜想曲第2番」や「エリーゼのために」、「トルコ行進曲」などの耳慣れた曲は散りばめられているものの、アルバムのほぼ半分を占めるのは1950年以降に生まれた、いわゆる同時代作曲家の作品に注目。

【収録情報】
  1. ヘルビッヒ:夕べに(Am Abend)
  2. ブラームス:間奏曲 イ長調 Op.118-2
  3. J.S.バッハ:協奏曲 ニ短調 BWV.974~第2楽章アダージョ(原曲 マルチェッロ:オーボエ協奏曲ニ短調)
  4. エイナウディ:Una mattina
  5. ショパン:夜想曲 第2番 変ホ長調 Op.9-2
  6. ゴンザレス:Armellodie
  7. ベートーヴェン:エリーゼのために WoO.59
  8. グルック/ズガンバーティ編:メロディ(原曲 『オルフェオとエウリディーチェ』~精霊の踊り)
  9. グリーグ:抒情小曲集 第2集 Op.38~メロディ
  10. J.S.バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971~第2楽章:アンダンテ
  11. エイフェックス・ツイン:Avril 14th
  12. ビバン・バッティ&ケタン・バッティ:ムソルグスキーによるプロムナードIIのメロディ
  13. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331~第3楽章:トルコ行進曲
  14. ゴンザレス:オルガ・ジーグ
  15. ショパン:夜想曲 第8番 変ニ長調 Op.27-2
 オルガ・シェプス(ピアノ)
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

誰もが知っている作品集、いつまでも聴いていたい感覚に落ちる、何か音楽の基本を味わさせて貰った様な感じな幸福感まで味わえる様な作品です。
今後どの様な演奏に発展して行くか今後注目したい演奏家です。
筆者の好きな平均律も是非発表していたでければと思ってます。音楽を愛する人に聴いていただきたい、
そんなアルバムに出会ったことに感謝する。ブラボー!


最近愛犬のモジャはやっと3ヶ月(人年齢4歳)になりました、現在4.5キロ3回目の注射も終わり来週後半から、入浴と散歩が始まります。成犬は7キロ程に仕上がるようです。まだまだ甘えっ子です。

ヨハンナ・マルツィ(Johanna Martzy)の演奏するJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ BWV1001-1006(全6曲) を聴く。

2020年09月16日 | 真空管アンプ・オーディオ

先日購入のLUX A3500との「ho's systemのLS3/5a」相性はすこぶる良好でが、いささかチェンバロの音質に若干の広域の煩さが鳴るのを感じた、EL34とECC85の組合せのアンプLUX A3500は其れなりに筆者の希望する音質を聴かせてくれるのですが、チェンバロの爪で弦を弾き出す音が一般的にはオーバー気味に鳴る、一口に言うとキンキンする感じがつきまとう。簡単に修正が効くものなら是非直し、チェンバロ曲を聴きたい。確かめるようにチェンバロの名手の演奏グスタフ・レオンハルトのバッハのゴルドベルグ変奏曲を聴きながら調整を試みる。

此れは間違いなく使用する関係の真空管病患者になりそうである、現行品も随分多く選べる流石人気のある真空管である、ヴィンテージMullard等は目が点になる程高額価格だ!MT管はすでに2種類購入に至る。

バッハ好きにはどうしても鍵盤楽器の音色チェンバロの音は大切でしかも基本に思う、チェンバロの音色は気になっていたが、安心にて聴けるようになる。



調整方法は簡単で、実は6AQ8(ECC85)SIEMENS等ドイツ管の交換で音質の表情が変化すると記載されるMT管を、筆者の好みで購入したECC85/TUNGSRAMを差し替えて試聴をして結果を出そうと思っています。
TUNGSRAMは比較的入手しやすく、ハンガリー製のツイン三極管(有名なTungsram工場)製作品。以前もこのメーカーの音質は控えめな感じがあったのを思い出し第六感を信じて購入した。

A3500に装着のEL34松下製がついているが、勿論現在は中古市場または真空管ショップでの販売でヴィンテージアンプと称して結構高額値段での取引に驚く、半世紀前の定価は¥1,900だが、現在は福沢さん一枚以上する、しかも定番で販売もなく、この辺り真空管の仕入れが貧困老人にはとても辛い。



LUX KIT/A3500の松下製からECC85/TUNGSRAMを交換してある程度準備をして音出しをする、しばらくしてMT管の温まるのを待ち、珈琲を淹れながら待つ、淹れたての珈琲を飲みながら試聴する。

ピアノ曲は大変上手く聴けたが、チェンバロで聴くと高域の音が気になる、若干の暴れがある、筆者の耳に問題があるのかと、疑ってしまった程です。
ECC85/TUNGSRAMに変え試聴するとある程度の高域の刺激的な音は収まり全体のバランスも良くなった感じがする実に良い塩梅です。



MT管の交換だけで実に工合が良い音が出るのではありませんか。もくろみは成功のようです。今日で二日目になりますが、音質は実にソフトで煩く感じた高音部も安定し、チェンバロ演奏も随分音質改善され聴きやすくなりました。特に弦楽器の音はしっとりした趣になる。意外と良い買い物をしたようで満足しています、当分この真空管で聴いてみます。

淹れたての珈琲は一層美味しく感じます。いい音楽旨い珈琲ですかね、暑さも去り、温かい珈琲が美味しい季節になりました。

本日の珈琲銘柄はエクアドルビルカバンバ産で特徴はビルカバンバは、コーカサス(グルジア共和国)、フンザ(パキスタン)と並ぶ世界三大長寿地域と言われています。 100 歳以上生きることが普通のようです。なぜ、こんなに長生きできるのか、世界で研究がすすめられています。のどかな風土とバランスの取れた食生活がその秘訣のようです。



一緒に購入したSIEMENS製品は今回はしばらくTUNGSRAM製品を聴き続けて見ます。MT管の交換でこのような効果が得られるとは思いませんでした。LUX A3500をご使用の諸兄もMT管の交換で意外と高音の音質が変化するので是非お試し頂きたい。6AQ8/ECC85 EH エレハモ 3本マッチも既存品はありますが、以前EH エレハモ300Bは余り好結果が出なかった事と何時でも変えることに今回は見合わせました。

今回お取り寄せの製品の6AQ8/ECC85 SIEMENS製は別の機会に試して見ようと思います、王道はEL34 SIEMENSと一緒に聴いてみたいですね。


後は他の曲も楽しむことにする。今回フリッチャイ指揮の曲を聴きながら、何気なく聴いていると、凄く気になるヴァイオリニストの演奏に出会う。ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78『雨の歌』の第一楽章が鳴り出した瞬間優雅な音を奏でるジョコンダ・デ・ヴィートGioconda de Vitoの演奏と比べてしまった。演奏しているのはヨハンナ・マルツィ(Johanna Martzy)少し男性的な感じはするが、実に小生好みのヴァイオリニストである。早速調べるとヨハンナ・マルツィ(Johanna Martzy, 1924年10月26日- 1979年8月13日)は、ルーマニア出身の、ハンガリーで活躍したヴァイオリニスト。1924年10月26日、ルーマニア西部トランシルヴァニア・ティミショアラ生まれのハンガリー人ヴァイオリニスト。

(Martzyは、1953年にRIAS Symphonie Orchester Berlinとのドヴォルザークヴァイオリン協奏曲を演奏します。)


有名なDG録音(ドヴォルザーク、1953年6月3~5日)のわずか3日後の演奏が残っていた!マルツィのベルリン録音(1953~66)が
アウディーテの優れたリマスタリングで蘇る!



ハンガリーの女流ヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィ[1924-1979]。活動期間の短さもあり、残された貴重な録音により、今もなお屈指の人気を誇るヴァイオリニストの一人ですが、この度1953年から1966年にベルリンで収録された音源が、ドイツのアウディーテの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏による「1st マスター・リリース」最新盤として、非常に優れたリマスタリングで発売されます。

【初ディスク化! ドヴォルザークの知られざる録音】
マルツィの誉れ高き名盤の一つである、ドイツ・グラモフォンにセッション録音したドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲(フリッチャイ指揮、ベルリンRIAS交響楽団、録音:1953年6月3-5日/イエス・キリスト教会)。その3日後に、同じ顔ぶれ、同じロケーションで行われた録音が、ドイチュラントラジオ・クルトゥーアのアーカイヴに残されておりました! マルツィの最大の持ち味である驚異的な集中力とクリアで輝かしい音色は、聴き手の心を震わせる力強さをもっており、ここでもフリッチャイのタクトのもとオーケストラの反応もよく、濁りのない素晴らしい演奏を聴くことができます。もちろん、この貴重な録音は初ディスク化。

【1960年代の貴重なセッション録音】
第2次大戦後、1960年代に入ると対独協力者として告発されたことなど、さまざまな事情によりマルツィは次第に演奏会のステージから遠ざかってしまうので、その1960年代「空白の」演奏時期の音源がこうして状態の良い音で、しかも最も得意としたレパートリーの数々が聴けるのは無上の喜びといえるでしょう。
高名な批評家たちの受けもよかったと言われるバッハの無伴奏は鬼気迫る熱演、20世紀の巨匠の必須レパートリーであるヘンデル、ヴィヴァルディはマルツィの歌心がダイレクトに伝わる演奏、ブラームスの『雨の歌』は涙をさそう優美な音色と、どの演奏も極上・絶品です。マルツィの輝かしく鮮明な音色はいまだに色褪せることはありません。

このCD一枚で総花的に演奏が聴けるヨハンナ・マルツィのヴァイオリンの魅力がが楽しる一枚でもあります。筆者的にはヘンデルのヴァイオリン・ソナタは是非全曲聴きたかった誠に残念である。



【収録情報】
Disc1

  ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53
   ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
   ベルリンRIAS交響楽団
   フェレンツ・フリッチャイ指揮) 
   録音時期:1953年6月8日
   録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会

  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78『雨の歌』
   ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
   ジャン・アントニエッティ(ピアノ)
   録音時期:1962年5月4日
   録音場所:ベルリン、RIASフンクハウス、スタジオ7

Disc2

 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
   ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
   録音時期:1962年5月4日
   録音場所:ベルリン、RIASフンクハウス、スタジオ7

 ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 HMV.36,1 Op.1-3
   ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
   ジャン・アントニエッティ(ピアノ)
   録音時期:1962年5月4日
   録音場所:ベルリン、RIASフンクハウス、スタジオ7

 ヴィヴァルディ/レスピーギ編:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 RV.10
   ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
   ジャン・アントニエッティ(ピアノ)
   録音時期:1964年2月9日
   録音場所:ベルリン、ジーメンスヴィラ

筆者のお気にいりのベートーヴェンのロマンス、MT管交換でヴァイオリンの音色も素晴らしい出来であった。

   ベートーヴェン:ロマンス第1番ト長調 Op.40



2トラック、38センチ、オープンリール・テープより復刻したアナログマスターをAltusがリマスタリングしたSACDシングルレイヤー盤。目の前でマルツィが弾いているような生々しさが蘇ります。

盤鬼・平林直哉氏のレーベル「Grand Slam」と、録音・マスタリングに定評ある斎藤啓介氏のレーベル「Altus」は2020 年に共に創立20周年を迎えました。これを記念しタワーレコードのオリジナル企画盤として、平林直哉氏の手による2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズの大ベストセラーである〈ヨハンナ・マルツィ/バッハ無伴奏パルティータ&ソナタ全曲〉をGrand Slam初の「SACDシングルレイヤー盤」でリリースします。

ヨハンナ・マルツィ(1924~79)はドイツ系ハンガリー人の両親の下、ルーマニアのティミショアラで生まれた往年の名ヴァイオリニストです。名伯楽イェネー・フバイに学び、才能を開花させた彼女は、1947年のジュネーヴ国際音楽コンクールで最高位(1位なしの2位)となり一躍脚光を浴びます。ドイツ・グラモフォンと契約して数枚のレコードを録音した後、1953年にイギリス・コロンビアと契約。1954年から55年にかけてロンドンのアビーロード・スタジオでモノラル録音されたのが、このバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲です。



この録音は稀代のヴァイオリン・コレクター、ルイジ・タリシオ(1796~1854)が所蔵していたことで知られる1733年製のカルロ・ベルゴンツィを用いて演奏されました。力強く、安定したテクニックを背景とした、美しく鳴り響く名器の音色美と、マルツィの楽曲に真正面から対峙したオーソドックスで情熱的、かつ香り高い演奏がたいへん魅力的です。両大戦間に学生時代を送ったマルツィは、時代の流行である新古典主義的な演奏様式の影響を受けており、その音楽の造形は非常に明快です。その中で音色やフレージングに古き良き時代のロマンティシズムが感じられるのがたいへん興味深いところです。大ヴァイオリニストでもあった恩師フバイを始めとする往年の大家たちによるヴァイオリン黄金時代の味わい深いさや魅惑が彼女の演奏にもしっかりと受け継がれている訳です。

これらの録音はLPレコード3枚分売で1955年にイギリスで初発売されましたが、同年をもってマルツィとイギリス・コロンビアの契約が切れたこと(プロデューサーのウォルター・レッグとの対立が原因)と、その数年後にステレオLPの時代が到来したことで、すぐにカタログから落ちてしまいました。演奏が優れていただけに、これらのLPレコードは後にコレクターズアイテムとなり、国際的な中古レコード市場で極めて高価で取引されているのはご承知の通りです。CD時代になり、その人気を反映して各社から競って復刻盤が現れましたが、2018年12月に発売されたGrand SlamレーベルのCDは、その音質の良さにより大ベストセラーを記録したものでした。

【1960年代の貴重なセッション録音】
第2次大戦後、1960年代に入ると対独協力者として告発されたことなど、さまざまな事情によりマルツィは次第に演奏会のステージから遠ざかってしまうので、その1960年代“空白の”演奏時期の音源がこうして状態の良い音で、しかも最も得意としたレパートリーの数々が聴けるのは無上の喜びといえるでしょう。
高名な批評家たちの受けもよかったと言われるバッハの無伴奏は鬼気迫る熱演、20世紀の巨匠の必須レパートリーであるヘンデル、ヴィヴァルディはマルツィの歌心がダイレクトに伝わる演奏、ブラームスの雨の歌は涙をさそう優美な音色と、どの演奏も極上・絶品です。マルツィの輝かしく鮮明な音色はいまだに色褪せることはありません。



「ho's systemのLS3/5a」でヴァイオリンを聴き思うが、このエンクロージャーで音楽は十分楽しめることが体得できた。やはりオーディオの面白さはバランスであるようです。

【収録内容】
J.S.バッハ(1685-1750): 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006(全6曲)
[CD1]
  [1]ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
  [2]パルティータ第2番 ロ短調 BWV1002
  [3]ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
[CD2]
  [1]パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
  [2]ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
  [3]パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
【演奏者】
  ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
【録音】
  1955年3月26&27日(BWV1001)、1955年4月27-30日(BWV1002)、
  1955年3月27-31日、1955年4月1&2日(BWV1003)、
  1954年7月24-26日(BWV1004)、1954年5月1日、1954年6月1-3日(BWV1005)、
  1955年5月15-18日(BWV1006)
 以上、アビーロード・スタジオ(ロンドン)
セッション録音:1954年、1955年/アビーロード・スタジオ(ロンドン)
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

ヴァイオリンの名伯楽イェネー・フーバイに師事した女性奏者ヨハンナ・マルツィ(1924~1979)は、元々録音が少なく、死後再評価されたため、音源を聴こうにもLPが手に入らず、一時期は「幻のヴァイオリニスト」的な存在でした。長く廃盤となっていたLPの再発売は日本で始まり、CD化も日本で先行して行われましたが、海外でも放送音源の復刻が盛んとなり、この20年でディスク状況は大きく改善しました。

ハンガリーの女流ヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィ(1924-1979)。活動期間の短さもあり、残された貴重な録音により、今もなお屈指の人気を誇るヴァイオリニストの一人ですが、この度1953年から1966年にベルリンで収録された音源がドイツのアウディーテの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏による“1stマスター・リリース”盤として、名盤です、少し古さはありますが、感動を覚えるヴァイオリンのためのソナタとパルティータ でした、

バッハ好きの筆者には、ずっしり重みのある演奏に、ブラボー!

GOODMANS AXIOM80の箱の改良、クリエコンポジット(音質の肝は吸音材か?)の交換の巻。

2020年03月05日 | 真空管アンプ・オーディオ


先日3月3日に我が家の庭の「花桃(ハナモモ)」の木の上部に桃の花が開花した、示し合わせた様に桃の節句の開花は幸運が舞い込む兆しか・・・・?確か娘の誕生記念に植樹した木も随分大きく育ち、食べることは出来ないが沢山の実は付けるようになった。

可憐な一輪の花を望遠で捉える、古い200mm望遠を使用した。最新のLEICA DG ELMARIT 200mm / F2.8と隨分明るくなっていますその分お値段も約10倍する。当然購入は無理であるが、レンズは最高のレンズLEICAの玉も時代地ともに変化して行くようである。


筆者所有のカメラも隨分古くなったがまだ使えそうで、我慢しながら使ってはいるが、最近の新機種はスペックが凄く、此の様なまでの解像度は必要なものかを疑問視する。

価格のつり上げとしか考えられない価格、確かに最近の日本製品の一眼レフのカメラボティは40万円程になった、この価格は後少し足せば、で待望のLeicaが買える、オーディオアンプ等にもよく似た現象が起きている。この価格なら筆者はカメラ選びは当然Leicaを選ぶ。但しLeicaのスペックはかなり低いのだがLeicaではこれで十分と判断しているようだ。


久しぶりに32Gのメモリーを少し割高だが購入、東芝製を選んでみたが、メモリー部分の金メッキが凄く綺麗でした。それもケース入れに入っている、2流メーカーのバーゲン品とは違う感じがした。

最近自宅の洗濯機が壊れ電気店にて新しい洗濯機を購入した際何処のメーカーがよいか?尋ねると店員曰く、モーターから直接可動タイプのモーターの優れたメーカーを進める、当然東芝、日立、三菱の昔は重電気メーカー言われたメーカーを進める。理にかなった説明である。その後店員さんのお薦めの東芝製品を選んだ。オーディオ製品も当時は人気薄のオーレックス(東芝)ローディ(日立)ダイヤトーン(三菱)製品の物には安定度があり定評が高い。
筆者はオーディオ初心者の頃は日立製品が多く使用した記憶がある、


一般的にはエンクロージャーは区分は電気関係であろうが意外と其れ以外の木工技術の物作りのノウハウが必要である確かに昔使用した日立製品は頑丈であった、現在筆者のエンクロージャーは10吋のTANNOYの IIILZをGOODMANS AXIOM80の箱に移植し聴いているが、先日購入のho'sLS3/5aをクリエコンポジット吸音材の交換を試みるが大変音質は向上したので、想像以上の音が聴けた事でGOODMANSの箱も補修を試みる。事の顛末は逆であるが・・・

実のこのクリエコンポジット吸音材は10吋のTANNOYの IIILZのユニット用に改装するととで申し込んだ代物なんです。以前からこの箱の吸音材料はかなり古く、意外と今が交換する時期になっているように思い、吸音材の材質を吟味していたが、クリエコンポジット吸音材を紹介に預かりho'sLS3/5aでお試ししたが密閉箱には相性は大変効果的で驚いた、材料の十分残りこのエンクロージャー分使用しても若干は余ると思う。

以前よりこの素材について思うは、素材の粒子がかなり細かく触り心地がしっとりして大変良い感じなんです。又AXIOM80のスピーカー裏の取付部分の吸音材が付いて無いことも気がかりであったので其のあたりを吸音材を補充すればもっと良い音になるかも知れない(笑)と願うのだった、吸音材の取り付けにはマジックテープを考案する。

此の吸音材は特に、密閉型のエンクロージャーには真価を発揮すると言う触れ込みもあり、ご存知の如くGOODMANS AXIOM80の箱はバスレフとも違う構造で(A・R・U)アコースティック・レジスタンス・ユニットを搭載した特殊なタイプであるのが不安だ。

薄くカットして使用することが効果的かも知れない、カッターナイフのスポンジをカットも15mm前後でカットをするのでかなり丁重に作業した、先ずは使用工具から並べ作業台を広く片付けけ準備する。以前ho'sLS3/5a補修にカッターナイフで削ぎ切りしたが旨く行かず大変苦労した。今回は十分注意してカットする事を試みる。


やはり良い音の肝は吸音材と思った、LS3/5aの吸音材交換で音が実にスムースに響くようになり此のあたりが重要なことかとしみじみ思った。先日頂いたクリエコンポジットの吸音材に交換を行った、肝心な事は材料のソギ切りです、実は此のあたりは相当苦労した、何度もカッターナイフの刃は交換してカットに至る、此の箱の吸音材を取ると解るが箱の丁寧な作りと頑丈さに驚くばかりです。

以前LS3/5aの製作時にソギ切りは一番細いカッターナイフで新調に根気よく切ると良く仕上がります。尚カッターナイフの刃は新品にこまめに交換して行います。今回は厚みは15~18mm程で前回とは薄くしてみました。全ての交換で8枚の加工品が必要です。



新理論の吸音材「クリエコンポジット」とは当初テクニクスのげんこつスピーカーに使用したが、現在はONKYO製品にも使われているそうである。此の写真は現行の写真で吸音材がタッカーで止めてあるが、処々ほころび十分な吸音状態になっていない感じがする。

最も随分前の製品で当初はGOODMANS AXIOM80の10吋が入っていたようですから、相当古い、以前の持ち主は10吋のTANNOYに交換し聴いたいたようですので当然ここらでメンテナンスもいい頃合いと思う。



可也モコモコした状態ですので、撤去作業からはじめ打つこんだタッカーのピンは全て削除する、その後アルコールにしみたナプキンで清掃する。かなりのホコリは古さを物語る。

しっかりクリエコンポジットを敷き詰めれば、音質もかなり変化を期待出るかも知れない、自然な低音が響く事が希望である。
但しクリエコンポジットの吸音材の特筆は密閉型の箱には相性が良いと聞くがAXIOM80の箱との相性は如何であろうか、早速作業に取り掛かる、箱は各所頑丈な作りになっていることがわかり内部写真です、吸音材を貼る前に園芸用品のネットも採寸して各場所に下地としてタッカーで止める。この作業はマジックテープで貼った処以外の場所が移動しないためである。



此のネットは吸音材の移動防止に下地として取り付けた。そして吸音材はマジックテープで各箇所を貼り、その後マジックテープを剥がしタッカーで止めた少し面倒だが後日吸音材が簡単に取り外し出来き利便性を考慮した。

今回作業は部分部分で取り外しの可能のため後日改修工事も容易にできるように心がけた。先ずは前後の吸音材を取付後に周りの加工に移る。そしてAX10M80の箱を分解し勿論今回はスピーカーも取扱やすい体制にする。後は採寸しながらクリエコンポジット吸音材の加工する。


意外とタッカーは必要品で簡単な加工には十分お手軽に使えた。後は前後同様の方法で、吸音材を貼る前に園芸用品のネットも採寸して各場所に下地としてタッカーで止める。

そして吸音材はマジックテープで各箇所を貼り、その後マジックテープを剥がしタッカーで止める。
意外と簡単作業のようで、時間ばかりが過ぎていく、1日仕事になってしまったが、それなりに楽しんで作業をすることが出来た。


休憩も忘れ作業を続けると、奥方が珍しく珈琲を淹れたそうで、勿論珈琲を頂く、先日頂いたBOSSのロゴ入が気に入ったマグカップに、淹れたての特性ブレンド珈琲が美味く感じる。
意外と簡単な作業だが実行してみると中々時間がけは経過するのが早い。

途中奥方が差し入れのお茶をだしてくれたが、隨分ニヤけた顔をしてるわね?と言われた!やはり楽しむための行為は嬉しさが顔にでるようです。此れで良い音で響き渡れば大した苦労ではない。

此れで全体の吸音材交換作業が終了する。意外と時間がかかる作業です。又マジックテープ不足で購入しなければならない。今回思うはマジックテープは想像以上必要でした。購入の5mではとても間に合わなく後2m追加した。



それとスピカー取付のところはTANNOYの現物を型取りカッターで穴を開け、同じ方法で吸音材を取付た。今まで気になっていたスピーカー取付部分以外の吸音材も貼り込みし、やっと解消出来ました。

此れでより良い音が響けば此の様な作業は早く行うべきであると思った、今までエンクロージャーには触らいことが良いと教わったが・・・吸音材の品質で音質もかなり違った音に変化するには驚きである?しかしメーカーによっては、いや機種によってはそのまま維持した方法が良い場合もあるでしょう。
意外と些細なところも音の影響はするもので、今回よく注意し隈なく吸音材を取り付けた。


スピーカー取付部分も園芸用品のネットも採寸してタッカーで貼り付ける。その後マジックテープで吸音材を貼り付けその後マジックテープをタッカーで処理する。先程の吸音材を蓋の部分も取り付け完了した。

この下のAXIOM80の箱の心臓部分の特徴の(A・R・U付)アコースティック・レジスタンス・ユニットの部分で自然な低音が聴ける構造です。一般の位相反転型のダクトと比べて、内部に適量の負荷材を詰めた異例に大きな面積の開口部を備え、中高域が相当上昇しているスピーカーを、システムとしてうまくまとめ上げている。 従って、指定寸法の箱とA・R・U無しでは、本来の性能を発揮できないと解説されている。

思えばこのGOODMANS AXIOM80の箱は(A・R・U付)が最大の特徴のような気がした。自然な重低音が聴きたいなら必要な装置のようである。


その後採寸した吸音材を貼り付け出来上がり、だが此処でマジックテープ不足で翌日作業となった、又IIILZは3年程経過したので、この際マグネットの磁力不足?を修復を依頼することにした、がその前に少し試聴しました。全体的には以前と比べ音が締まり、リアル感が良くなった。

以前と比べ低域がしまり、余分な音がしなく今までの低音との音の違いを感じた、特にヴァイオリン等はLS3/5aとは違い実に艶っぽい、いかにも麗しい湿気のある音が聴こえる、特に女性ヴァーガルは大変素晴らしくホール感も勝り、まるでコンサートホールでの特等席で聴く様に感じた。此の様な据え置き型のエンクロージャーでなければ味わうことは出来ない体感のようです。
実際にTANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80 Cabinetを中心に聴きだすと大間違いを指摘された、バッフル面の吸音材の除去することを勧められ実施したが、音楽の味わい方が違ってきた、そうですメインの音が絶妙に浮かび上がる様な音が鳴りだした様に感じたのです他のエンクロージャーも調べてもバッフル面の吸音材は無いものが多い様であった。



音の分析という観点を感じて聴けばピアノはLS3/5aが良く聴こえる、ただしチェンバロはAXIOM80の箱のIIILZが勝る。詳しくは次回の吸音材交換の試聴にて発表予定します。勿論LS3/5aのエンクロージャーにはシュレーターWELLFLOATを使用するが効果は大きいようです、AXIOM80の箱には自作のインシュレーターを使用している。

材料不足のため後日仕込んでから試聴結果報告します。今回思う事は時代と共に良い材料は市場に出回るが、改装して試すことも大切である。



今までエンクロージャーの改修はしたことは無く、オリジナルはいじらない事が良いと言われたが、実際最近色々改修をして確かに音質はかなり向上した。

今後も新しい情報に注意して音質向上にむけ努力しようと思った。来週にはスピーカーの修理に出すが1ヶ月程かかると言っていた。



実は以前より懸念してたことが気がかりです、現在メインアンプはSV-501SEで聴いているが、TANNOYにはQuad II 真空管アンプが一番相性は良いとされる、色々な雑誌等でも此のコンビでの音は正に伝説の如くである。

補修した10吋のTANNOYのユニットである。これでもカラー写真であるがまるでモノクロ写真に見える表情も懐かしく感じる。

但し今回の改修作業により音質的は低域も安定度は良くなったといえど、床にポン置き状態ではドンドロスの中で聴く様でどうにもならない、とりあえず自作したボードの上に載せたが低音の抜けは充分とは言えず、今後の課題になるであろう、勿論補修前よりは聴きやすくなった程度でもある。



苦労してエンクロージャーは10吋のTANNOYの IIILZも修正する、実はこのウレタンエッジは以前セーム革に交換しエージングを進めて来たが音質はあまり思った様な音が聴けない様に感じる。セーム革はソフト過ぎなのかタンノイらしさの音が出なかった様に思える。

ネットで調べるとウレタンエッジの音が良い音がする、又ダンプ剤を練りある程度張をもたせると音が締まるようなことが記載してあり、エッジも古く墨汁を塗ることも効果的と言われたことも思い出し、ウレタンエッジを購入し自分で張り替え作業も試みた、自分で作業すると納得する部分も多く、なるべく自然に補修することが大切と思う、苦労して完成したGOODMANS AXIOM80の箱に移植し完成品の勇姿である。


音はやはり癖の強い10吋のTANNOYの独特の高音に輝きがあり。大変涼やかさに聴こえる音と重低音が折り混じりho'sLS3/5aの音質は違う世界を感じさせてくれるIIILZのユニットの音に感謝する。

Quad II 真空管アンプによく似た、往年の憧れのKT-66の奏でる魅力、少し古いがSUN VALLEY SV-4/ type QUADⅡ MONOの代替品を一度試してみたいですね、現在聴くHos LS3/5aのスピーカーとの相性は如何であろう?同じ英国調からしても相性は良いのかも知れない。又良質のTELEFUNKEN-EL34使用のアンプでじっくり聴きたい望みはあります。

翌日不足分のマジックテープを1m仕入れ完全に仕上げる全部で5m必要であった、スピーカーを送る前にテストにて試聴しなから美味しい珈琲を頂く。


本日購入のペルー産のエル プロベニール珈琲を購入早速挽き淹れて飲んだが、後味が甘みがほんのり香り香りも少し甘めな香りがして実に美味しい珈琲でした。此の美味しい珈琲の味は可也上位に入る旨さを持っているようです。勿論翌日も淹れて飲んだが味は変わらなかった。

最近入手したIIILZ in Cabinet mkIIの搭載ユニット二代目IIILZ Monitor Goldである、特徴はエッジはコーン紙がそのままエッジとして使われているフィックスドエッジで以降はHPDと呼ばれるユニットに変わりこちらも素晴らしいものには変わりませんが、やはりオールドタンノイを語るならば、コーン紙が工場火災によりクルトミューラー社製に変わる前のこの時代のユニットは一度は使ってみたいと言われたオールドタンノイの響きが聴ける音なのです。



それと最近Y氏の行為によりIIILZ Monitor Goldのユニットを提供して頂き調整してHPD295のユニットから変更しました。勿論HPD295のユニットは大切に保管しています。

早速登場した上記写真は現在使用のユニットです、詳しくはタンノイの一世代古いユニットを入手し、メンテナンスを施し、コーン紙部分も今回は寄り自然にと願い渋柿液を二回塗り自然乾燥し完成させたユミットを取付けた。勿論ダンパー部分はブレーキオイルを塗布し出来るだけソフトにダンプするように施しあらゆる限りのメンテを完了しました。



後日10吋のユニットを現在使用の10inch同軸2ウェイ(HPD295)から更に古い待望の(IIILZ Monitor Gold)を入手出来交換して常用している。音域は若干ナローレンジにも聴こえたが音楽を聴くにはより最適になった。希望は此れに合うアンプを探す事が今後の希望になるのであろう。後はエージングに適度な時間が必要であろう、バランスの良い音は何の程度で聴けるのであろうか?

美味しい珈琲と良い音楽は最高のご馳走である、ブラボー!