伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

300B同等品の国産直熱三極管入手、少し小振りな「Zaika 5300」と言う真空管を入手した、果たして音は如何に・・・

2022年05月23日 | 真空管アンプ・オーディオ


一週間前にCossor300Bの事で投稿しましたが、以前名前は聞いた事のある真空管、以前とある雑誌でブラインドテストでWestern Electric 「300B」より優ると言われる程質の良い結果を受けた記憶が残っていると言う国産の「Zaika 5300」(ザイカ5300)と言う真空管である。奥の細道にて発見し、注目に値することは国産品だという事で、一度は試聴してみたく、偶々偶然的に見つけ、ポチッとして衝動買いをしてしまった。
実は或噂によると、300Bの目隠しテストでWE30Bの本物より多く投票され、評価が高いと言われた事もある代物で、記事も参考に試聴しながら深掘りする、先ずはこの手の記事は実に怪しい事が多く、記事を調べながら真空管の試聴をと言う順で解析する事にした。

購入後ネットを探ると次のような紹介があった。
現在国産を入手出来るWE300Bに近い現行チューブは4種あるようで、現行品では他には支那製、チェコ製等が入手出来る300Bの市場である。(アメリカ製Western Electric 「300B」/ドイツ製ELROG 「ER300B」/日本製 高槻電器工業「TA-300B」/支那製WEコピー品PSVANE 「WE300B」)以上4社のチューブは高額で質も良いとされるようです。此の中で国産のチューブに付いて色々深掘りした結果が今回のブログ内容です。勿論秋葉原の真空管専門店の電気街では当然当時の本物の未使用品のWE300Bの球は2本セットで販売してる。



(注意深く探ってみますと、PSVANE 「WE300B」について特に注意する点は、日本向けの商品は検査漏れの不良品を多く販売しているとあると・・・、これは如何にも支那らしい商法の方法である、価格も2本セットで7.5万円程の格安な価格で販売する業者もいるようで注意が必要であると警告されている。記事を見たことはある?筆者はどうも支那が嫌いでその様な記事を探してしまう悪い癖なんでしょうか?)勿論PSVANE製品は使ってみたがチェコ製が優った。

以前300Bの解説の中にWE製の物にも年代によりガラス部分に違いがあるという事が挙げられが、筆者が思うな昔のガラス加工は優れていたのであろうか?同様国産品もマニアの中には岡谷竃機産業の製品が一番優れているとの解説もあります。この300Bは余りに高額故良いとは思うが手を出さないと言うマニアも多いと聞きます。(確かに三極管アンプ導入時に言われた事は、WE300Bで聴かなければ本来の300Bアンプの良さは解らないと教えていただくが、正直貧困老人の筆者には無理な事で、チェコ製等で聴いていました)
それと言い訳になるのかも知れないが筆者の持つサンバレーパワーアンプ、SV-501SEパワーアンプは真空管をWEに変えても音質にあまり変わり映えがしないという一部評価もあり、最近嫌いな支那製のPSVANEに変えたが若干音質は、若干細やかになった様に感じたがロシア製とは対して変化はなかった。ただし音楽全体を聴くとロシア製が優っている様に聴こえた。


以前300Bアンプを使っている方よりSUNVALLEY SV-501SEのアンプには上記の写真のようなダルマ型真空管に交換すると音は良いと説明された事はあり、以前はSUNVALLEYでもこれに似たチューブを販売して様ですが未だ試しては無い。

米Western Electric製の真空管「300B」が復刻生産されることを受け、日本でも2022年11月1日から発売開始することが決定した。価格は1本11万円。2本・木箱入りが23.1万円、4本・木箱入りが48.4万円。この様な案内が筆者にも何度もメールが配信されていますが、それなら国産のTA-300Bが良いかもしれない。と思うは筆者だけなのであろうか?
物には限度がある話もある様でが、最近あるマニアの方の話ではWE300Aペアー管を150万円で競り落とし使っていると話したが筆者の様な貧困老人には全く異次元の世界の話に聞こえる、勿論使用アンプもWE系統のトランスを使い、程度の良いアンプをお使いであろうが、筆者のような老人の駄耳にも違いはわかるであろうか?などと思うがどうも桁の違う世界の話のように思えた!

そこで此の古い三極管の紹介が下記の写真を注意して見ると今昔共、一番話題になったチューブである、USR 300B(岡谷電気)、JIMTEC 300B、Zaika 5300、TA-300B(高槻電器工業)と続きサイズは同じ大きさである事がわかる、解説にも紹介されているが、6A3のチューブを改造した様に推察できるが、但しJJ 300Bとのサイズは異なる様です。特に岡谷電気、JIMTEC、Zaikaについては大きさがよく似ている様です。多分6A3チューブの改良といえよう。



まずは一般的に国産300Bについて現行品 TA-300B「¥209,000(ペア)」の概要をご紹介する前に、1970 年代半ばに製造された国産300Bの系譜に触れてみ たいと思います。数少ない国産初の300Bは1974年に岡谷竃機産業で誕生した名品HF-300Bです。今も人気は大変高く高額で取引されている様である。

ほぼ同時期に発行された誠文堂新光社刊:浅野 勇氏著「続・魅惑の真空管アン プ」には製造工程がモノクロ写真で紹介されており、 これが従来、同モデルに関する一番詳しい資料でした が MJ誌1鎌槍月10月号に突然掲載された小口貴仁氏によるカラー写真付きの記事は 3種類のHF- 300B系が並んだ表紙とともに度肝を抜かれました。と記事内容は続いた。企画から製品化まで全ての段階に関わっておられた氏でなけれ!措けないストーリーは感動的でかつ多くの情報を与えてくれた点で第一、一級の価値があります。

筆者所有のZaika 5300を写真で撮ると解るが、適当に撮影するもガラス部分は可成綺麗に撮れる、仕上がりがきめ細やかな風貌が音質にも滲み出ている様子だ、試写体そのものですので、質感が優れているのであろう。見た目も充分何かを感じるようであるガラス部分にも音絵の影響は大いに繁栄すると思う。USR 300B岡谷電気技術屋さんの話によれば三極管は管のガラス作りに於いても大変影響を受けやすく特に曲のある曲線の均一なガラス製作は至難の業と言われている。

形もWE300Bの形と若干違い肩の張り具合が滑らかに感じる。真空管の音質の秘密にはこのようなガラス製品のガラスの質の高さも随分影響があるのかも知れない、その昔縄文時代から神津島で最高の黒曜石(天然ガラス)が取れる場所を見つけ磨製石器を製作したルールがある日本人の技術力も含め考えたい。
特に伝統的に日本人は鉄の鍛造技術、ガラス製品技術は昔から得意とされた技術で歴史は長く縄文中期頃より技を伝えた形跡が見られる様である。



こうして現物Zaika 5300をパワーアンプに繋ぎ真空管を見れば確かに2A3の大きさであり300Bと比べ可成小粒に見える。真空管に中身も通常の300Bとは違う構造の様である写真を見比べると6A3の構造と良く似ている。
余談ではあるが、下記の様な記事と写真を見つけたので引用させて頂く。2A3のヒーター電圧違いで6.3Vのパワー管です。日本で300Bが入手できないときに代わりに使ったとか、パテント回避でこの名前になったとか伝説の多い出力管です。(6A3)は、ご存知のように2A3の6.3V管でUXベースの球です。 

同じように多少異なりますが、VT-52は45の特性に似た6.3V管(メーカーによって多少異なる)です。2A3用に設計されたアンプに5をそのまま挿し替えると、2A3と45の特性が異なるため、規格の小さな45は最大プレート損失をオーバーし、球をダメにしてしまいます。しかし、逆に回路にもよりますが、45用に設計されたアンプなら、2A3を代わりに挿し替えても動作点は変わりますが、2A3の最大プレート損失をオーバーすることはありません。ラフに使うなら、回路にもよりますが、本来の2A3使用時より出力は小さくなりますが、ちゃんと2A3は動作はします。と綴ってます。この様な形状を見れば確かに今回購入の「Zaika 5300」の形は良く似てヒートシンク部分も似ているのである。



ある記事の内容では高槻電器工業のTA-300Bは本家Western 300Bを超えたのか等の記事もあるが、以前製作した岡谷電機製周りのガラス部分の技術は高槻電器は岡谷には敵わない、等の記事も読んだ記憶がある。

音質の秘密はガラス管にもあるのであろうか?確かに秋葉原の電気屋で真物を拝見した、当時の未使用品の古いWE300Bを見たが確かにガラス部分も大変美しい状態で2本セット三極管(50万円)のプライスが付いていた?

筆者が思う事は、およそ米国人の考えそうな案件でもある、EWの顔と言われる300Bの一種謎の様な話は日米摩擦の影響もあるのではないか・・・?WEの技術を使いオリジナル以上の品物を作ることができるのは日本以外は無く、本物以上の製品が出回る事が許せないのであろう・・・皆さんがよくご承知の飛行機の技術は米国より優っているので飛行機を日本で作ることは禁止している、他にも一般には隠された日米の禁止事項が沢山あるのであろう。以前国産の戦闘機を作ろうとした時F16の改造で予定変更されたF-2戦闘機である、当時の首相は風見鶏の中曽根である当時から日本の政治は3流以下で今も変わらない。
当時真空管から半導体と変化したが此処でも日本製は批判を受けている。現在は支那に風向きは変わったが、何は日米摩擦は再開する為にもマッカーサー当時の日本国憲法は変えなければならない状況になっている。

岡谷電機製の3(X)BにはWE-300Bの日本版をめざしたHF-300Bの他2A3との互換性を考慮して フィラメントを再並列化した2.5V管のHF300B /2.5や試作品に終わったHF-300Bの電極を2ユ ニット封入した双三極管のHF-300BWがあります が、それ以外にJMTECやUSR、ZAIKA、KDSの 各ブランドからも発売されました、恐らくこれら7種類が国産300Bの全てかと思います。けれどもHF-300B以外は出回った数量が少なかったためか、雑誌や製作記事でも大きく取り扱われなかったので資料が 少なく謎のヴェールに包まれているのが現状である。



秋葉原の真空管販売店の店主曰く、国産品の最も優れたところは初期での品質のが非常に安定し良く揃い、24本入の真空管の中から何れの球とマッチングしても合うのは国産品が最も信頼度が高い、販売時は検査して販売するが海外商品では違って珍しいと話を聞き国産品も見直しているます。

先日ヤフ●●でJMTEC-300Bの掲載があったが価格はもちろん高額であった記憶が残る、USRは岡谷電機の海外向けブランドだとか、JMTEC-300Bは岡谷蟹機製の特注品だという風説も ありますが確かめたくても現物はレア物化して久し く全てを揃えることは困難を極めます。
けれども、幸いにして手許にはうち5種類がありますので、その 観察結果を踏まえて真相に迫ってみたいと思います。と記事は締めくくっていました。



筆者は今回購入のZaika 5300を入手して現物を見た目に思うは、チェコ製ELECTRO-HARMONIX、支那製のPSVANE等と比べ流石日本製品は作りが大変丁重で綺麗である日本製は違って見える様です。それと問題はガラス玉の大きさがひと周り小ぶりであり音質にどの様な影響が出るか心配な点もあるが、Zaikaで300B同等ということですが、案内には基本は6A3を選別した球です。300Bと差し替えできます。とアナウンスされいます。

ここで改めて調べる、岡谷電機産業製のHF-300BB、“Audiotron”、の ブランド名の他に録MaximunHiBdelity仁や“SUPER POWERTUBE”の文言が記された黒地に赤と緑のス トライプ入りのイ鵬と箱に入っています。蓋を開けると 中にはダンボールに包まれた球と共に三ッ折りの説明 書(第1表参照)が添えられています。丈が約5mm短いことを除いては、バルブの形状 はWE-300Bに酷似しており、仕上げは丁寧です。
なおこのZaika商品は40年前の真空管だそうです、基本的には2A3(6A3)の真空管を改良した製品です。多分最大出力は300B同様8W弱程であろう。

あくまでこの内容は定かではありませんが、JMTECの2A3の出所は、東欧でも中国でもなく、岡谷ロダン真空管が濃厚。それは作りを見ればわかる。と言われます、プレートの材質や、表面処理は間違いなく日本製。古い(旧東芝)マツダ球とも良く似ている。
しかもスプリングでフィラメントをつっている。およそ1970年代製造の新型の球でスプリング吊りというのが決め手。ゲッターがきれいなのを見れば、戦前の各社のスプリング吊りの球とも違う。その当時でも戦前の球のストックはなかったであろう。
下側のマイカは、処理がHF-300Bのものと酷似している。ゲッターの飛ばし方も、岡谷製2A3に似ている。だから、JMTECマークの300Bは、岡谷ロダンのHF-300Bのはず。であろうと綴っている。
JMTECは戦前よりある日本の真空管メーカーです。主に2A3を製造していたところですが、どうしても真空度が上がらないので、あるとき岡谷に相談に来たそうです。それはJIMTECに社名変更となる前の話です。それ以来、先生(岡谷)を越すことはできませんでしたが、不良率は桁違いに減ったそうです。
ですから、ゲッターの飛ばし方も似るのは当然です。この方の見立てや知識での問題点は、JMTEC 2A3が人造マイカを使用していることを説明していないことです。岡谷は絶対人造マイカを使用しませんでした。300BはJIMTEC自身の製造のようですが、詳細に付いてはわかりません。生産数が判明すると部品や生産の全てがわかります。プレートやマイカが小ロットでつくられることはないのです。この部分情報収集に誤りがあったようです。JMTECは真空管メーカーではありません。実際に製造したメーカーは秘密なのですが、当時ある大メーカーの下請けといわれています。

ここで三極管を調べてみると日本のメーカー等かなりの研究はしていたのであろう、しかし岡谷生産は中止してしまったことは誠に残念でもあります。



この様な記事に興味をそそられる事は、高槻TA-300Bより岡谷電機製HF-300Bが好いと行っておられる方も多い様です、昔読んだ記事には本家WE300Bより繊細な音がしたと言われるZaika 5300が挙げられていた事を思い出す、オーディオ研究の大先達「安斉勝太郎」さんの主催したオーディオ・ラボ「ZAIKA」が、数ある真空管の内、WE-300Bに性能が最も近いものを選び、エージングの後販売したのが「Zaika 5300」真空管でした。と言われるが真実は不明である。

この様な記事の記憶があり、見つけ出した意外と写真では程度のよさそうな事を写真で確認しZaika 5300を購入する、家族の者にはオーディオに関する事は実にオカルト的な事が数多く、ジュニア(息子)にもまた無駄な消耗品を高額を出して購入する(バカ親父)と散々馬鹿にされたが、そのような事を言われているが、ただ筆者はニヤケズラしながら到着を千秋の思いで楽しみに待ったいた。

真空管の中では確かにこの300Bの球は一番高額な球で一般的には敬遠されがちな球であろう、Western Electric社の製品にはトランスを始め多種な機材があり、ケーブル一つにしても拘り続け、真空管も数多くの名球があるが、トーキー用に業務用に製造はこのWE-300B球しかない不思議な魅力も多い事は確かである、兎に角オカルト的な事が多い世界でもある。時代と共にWE-300AからWE-300Bに移行した・・・トーキー用の中古の販売が行われたのが最初である。
此のような資料を見ると間違いがなく、Zaika 5300は日本製であろう?本物の米球ですので、多分悪くはないですよ。ずいぶん前に造られた真空管の音は果たしてどのような音楽を聴かせてくれるのか楽しみでもある。多分2A3に似た繊細な感じを漂うさせる音ではないか?と希望を膨らませる。



上記のZAIKA AMPをお作りになった安斉勝太郎先生をご存知ですか。81歳になられた現在でも日本を代表する真空管アンプの設計技術者として最高峰に君臨しておられ、いまでも色々な球を使用した素晴らしい音色のアンプの設計製作に取り組んでおられます。この方もZaika 5300の球を賞賛されている様です。

Zaika 5300は6A3から選別されたものの様です。写真をご覧になればお分かりの様に300Bと比べ一回り小さな直熱感である2A3のヒーター電圧を300Bと同様6Vに変更したものであるそうです。2A3事態非常に質の高い真空管でオーディオパワーアンプに良く使われていますが、A級作動のシングルアンプでは3.5W程しか出力がなく、WE-300Bでは10W程度の出力が得られので、6A3では出力不足ですが、手直しをしてWE-300Bと同じ回路で使える為にこの真空管が主として選ばれる様に思われるそうです。



オーディオ雑誌として著名な「無線と実験(略称MJ)」1983年五月号に詳しく載せられています。本品Zaika 5300は40年前にZAIKA RABOより購入した物の様です、実動数時間程度使用した新品に近い商品と説明書が添付されていた。

早速試聴を始める、最近は流行りだそうである・・・イージーリスニング的にお聴きください。
SUPERIOR AUDIOPHILE QUALITY - Yao Si Ting - Endless Love IVの視聴から実にヴォーガルがリアルに鳴った。



余興はここまでです、本来の音楽を深掘りし試聴すたのである。聴けば解るが確かに敏感な感度の良い球の様に思ったとこが最初の印象です。以前から思っていた筆者愛用のパワーアンプSV-501SEは若干ではあるが少しぽってりとした鈍重な音がしていたが、球を交換し頗る敏感になった様である。何か霞が取れ実にクリヤーで透明度の強い音に変化してしたのが解る、これだけ音質に変化があるとこに驚きは隠せない。兎も角弦音の輝きの違い、胴なきの切なさ、女性ヴォーガルの本物らしい歌声、音楽が聞こえるのです!

これ程一本の火屋で音色が変わる事も信じられないことです。これは珍事件である、まさかここまで変わるとは誰が予測できたのであろうか?
ひと口に言えば実にスッキリした晴れ渡った秋の澄んだ青い空の音が鳴った。モヤも無く澄み切った音が聴けた・・・・ここで改めてWE300Bの本物を聴かなければ300Bの音はわからない事を理解した。他の球とは全く違い一味、いや二味も違う上品に磨かれた音が聴ける、これは当に驚くばかりである。

今まで色々確かめたがこれ程化けたのかは信じられない事である、今までの音楽を聴いて来た評価にも大変な間違いがあるような気もします。今後の音楽鑑賞にも影響は出るのであろう。ここで筆者の独断で選ぶは兎に角好きな曲のBW V1007〜よりチェロの音より透明度が高く澄んだ弦音が綺麗なヴィオ演奏を視聴した、これが大当たりで思った様な澄んだ良き音が鳴ったのである。他の真空管では味わえ無い薄皮を取り除いた(霞が取れた)実にクリヤーなバッハのチェロが聴けた。今後エージングして馴染めば筆者所有のアンプでは一番になるであろう。確かにSV-501SEは生まれ変わった音に変身したのである。

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲1、2、3番[ビオラ演奏版]
 今井信子(いまい・のぶこ) ヴィオラ奏者
1943年東京生まれ。桐朋学園大学を経て米国のイェール大学、ジュリアード音楽院に学び67年ミュンヘン、68年ジュネーブの両国際コンクールで最高位入賞。以後、北イリノイ大学、英マンチェスター音楽院などの教員を務めながら演奏活動を広げ、89年秋、武満徹がフランス革命200年記念で委嘱されたヴィオラとオーケストラのための「ア・ストリング・アラウンド・オータム」をナガノ指揮パリ管弦楽団とパリで初演、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラとの共演で録音した同作品のCDがベストセラーとなった。



 (1)無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
 (2)無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV1008
 (3)無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009

今回は好きなバッハの無伴奏チェロ組曲を試聴する、チェロ組曲はいろんな奏者のCDを集めて聴き比べたりするほど好きな曲で、今井信子氏のヴィオラも好きで特に演奏する楽器により音の差が明確にわかる。

真空管を「Zaika 5300」の交換し、しばらく安定するまでYouTubeを見ながら馴染むのを待ち無伴奏チェロを聴き出す、今までは支那製のPSVANEの300B、ELECTRO-HARMONIX 300BをパワーアンプSV-501SE繋げて聴いていた、コメントにはこのSV-501SEは真空管を交換しても費用対効果が薄い、達磨型の300Bとの相性とは良いとされた内容記事は読んだことがあり、このような記事を読み音質はあまり変わらない様に思い、現状維持をしてたいた。
勿論本家WE -300B等などは貧困老人の筆者には購入は到底無理であった。それでもSV-501SEのパワーアンプもそこそこの音が鳴った様でもある。



やはり音がクリヤーで目の前での演奏の様にも聴こえるZaika 5300の三極管の音であり特に弦楽器での演奏は何か新鮮にも思える、ヴィオラの胴鳴きもいかにも自然な音の様に聴こえる、弦楽四重奏等は今後楽しみでもある。

見てやはり以前次のようなコメントを見て、PSVANE 貴族之声 300B マッチドペア2本1組、上記写真の正規工場産 真空管(70mA, Cossor 銀色脚座)の球は普通の球より少し小さめのブルーに色のガラスが特徴のCossor300Bを購入し聴いてみたが、余り変わり映えのしないつまらない音でした。
今回一応新品に近い「Zaika 5300」を購入し早速試しているが・・・・聴き始め思わずコメント記載することを忘れる。実に透明度のある高音、実に聴き心地が良いのだ、今までの音と比べ霧が晴れた実に爽快な音が鳴った!

今までこの様に弦音が瑞々しく鳴った記憶がない、正に実に伸び伸びした音が聴ける、この真空管をコメントを見るとあのWE-300Bの音に良く似た音と解説されているがこれはまさしく事実であった様だ。たしかに音を超越したそこには音楽の持つ楽しさ、喜びまで味わえる音が鳴ったことに感動を覚えた。あとは色々なジャンルの音楽を探索します。



パワーアンプSV-501SEはサブに6BM8を使用しているが、300BのSVANE/ E・Hの球使用は微妙だが日立製が一番良かったが、Zaika 5300の球には色々なメーカー品の中ではSIEMENSの球が一番良い相性を聴かせた、弦音は鳴り方が実に綺麗にトレースする、以前秋葉原ので70年、真空管の長谷川で購入記憶がある球で、伝統あるSIEMENSの球である。勿論パワーアンプSV-501SE本体価格は真空管だけで倍は超えている・・・(笑)
今後は此の組み合わせでの演奏は弦楽器、弦楽四重奏演奏には鉄板の組み合わせになるであろう。

ただし此の真空管の音の特徴は、凄くリアルな感じで、生々らしい音色が大変すばらしく、石のアンプでは味わえない音楽を体感出来るようになった事である。此処では一般的に真空管のアンプは柔らかな音がすると記載される事が多いのであろうが実は大違いで実に生々らしい音色が正しいと思っている、昔大手のアンプ製作者から聞いた話は実は金額は石のアンプは無限にかけられるので真空管との音質比べは石のアンプに軍配が上がると言っておられたが、桁が人桁違い様であり、思い様によりばWE300Bのがローコストと相成るそうである。

一番のプレリュードが始まった瞬間に、なんかこれは違うと驚いた次第ではありまいました。理由は今井氏のヴィオラがあまりに流麗で美しく、演奏に無理がなかったからかなとも思う。
無伴奏チェロ組曲もチェロの低音でギコギコやるからこそ、あの崇高な感じが出ているのかなと。今までチェロ版を愛聴してきた故に、私の感覚が凝り固まってしまっただけなのかもしれませんが。演奏の質としては文句なく高レヴェルだと思います。何故か今年初めに出かけた諏訪内晶子さんのバッハのコンサート会場の音を思い出していた、CD等で聴くと若干線が細く感じるがコンサートではどっしりした豊かな絃音と胴泣きの音が蘇る程素晴らしかった。
何か、お宝が出来た様にも思える、少し驚いたり、呆れたりの始末である改めてSV-501SEのアンプを見直し「Zaika 5300」300Bの球に、ブラボー!

貴族之声のマッチドペアのCossor300Bの破損、何とか同じ単品を見つけ試聴し、環境を取り戻すの巻。

2022年05月17日 | 真空管アンプ・オーディオ

以前使用していた300B,Cossorとは・・・・・・アルフレッド・チャールズ・コッサー(1861-1922)は、1890年頃にクラーケンウェル(ロンドン)に小さな科学ガラス製品事業を設立しました。アルフレッド・コッサーは職人であり、彼の事業はクルークス管やX線管などの専門機器を製造しました。 1902年、ブラウンのブラウン管の最初の英国の例が彼らによって作られました。そのCossor社のような感じの球とメーカーは称しているようです。
写真に撮って掲載すると何か良い音が聴こえそうな錯覚に落ちるが、写真映えがする程度で、音質には期待しない事が賢明のようで見た目がか変わり面白い程度の様である、現在使用するパワーアンプのSV-501SEはチューブの交換では費用対効果は薄いと解説されたいた、確かに余り変わらない。

本品は英国Cossor社の古典球レプリカで、古典球のほんのり甘いコクと、現代技術によるキレとの両方の特徴を併せ持った孤高の商品です、とある。もちろん音質や信頼性への評価は高く、メッシュプレートと独特のブルーガラスもそれらのプレミアム感を演出しています。パッケージも以前と違いペアー商品のような梱包も購買意欲をそそる、価格は以前購入のPSVANE(支那製) 貴族之声 300Bよりかなり高額だが、それが事実なら英国の音の匂いを味わいたく購入を決めた。



今回PSVANEを扱っている、キャッチフレーズが気にる・・・・・・・・・・
[Shadow Oasis] PSVANE 貴族之声 300B マッチドペア 2本1組 正規工場産 真空管 (70mA, Cossor 銀色脚座)今回購入のCossor300Bである、表示面に大きめのCossorのロゴが目立つ。
最近PSVANE 貴族之声 300B マッチドペアのCossor300B交換してエージングしているが一応馴染んできたようである。

英国Cossor社の古典球レプリカで、古典球のほんのり甘いコクとの現代技術によるキレとの両方の特徴を併せ持った孤高の商品です、とある。コピーにつられ購入したが、意外と馴染みが良く最初の印象では大人しい印象を持ったが、エージングが進むにつれ300Bの力強い音も響くようになり始めている、確かに見た目は如何にも良い音が聴こえて来るようであるが実は見た目だけです。
こうなると筆者も相当のおバカぶりを発揮する。見た目もとても綺麗、しかも音質は興味津々である。以前も仕入れ先の本人様より連絡あり、WE300Bと比べるとさすがWE300Bには敵わないそうです、とのコメントを頂く、まとこに親切な方で信用できそうです。



筆者にとっては大切なCossor300Bは見た目も色が綺麗で良い音が鳴る様な錯覚にも陥る、確かに微妙に音質も好みの様に感じていた頃、エージングも進みこれからと言う時にアンプに取り付けるときに方向を間違えて差し込み真空管、見事アンプも壊したしまった。よく調べますと幸いアンプはヒューズが切れたことだった、ヒューズ交換にて見事蘇り胸を撫で下ろす。

その後支那製の(真空管デジアンプ)プリアンプを簡単な部分を増設し、音質も分離の大変良い音情が現れ意外と真空管等の交換にもシビアに対応する様に感じた。プリアンプの重層性を改めた次第でありその後モノーラル仕様で聴くがより素晴らしい対応をみせた。



肝心なCossor300Bは不良品になった、一応真空管1本を注文するとセット物しか受付は出来ないと言われ購入を躊躇していたが、セット品不良に依1本品物があるとの連絡あり早速購入する、真空管 パワーアンプ SUNVALLEY SV-501SEは真ん中につくゲージ調整で同じ条件にするメーターがついているためドライバーで調節する、この前便利そうな六角レンチもついたドライバーセットが見つかり意外と利便性が強い。愛知に帰ってときにエイデンと言う電気屋で頂いた、以前から六角のドライバー式のレンチが欲しく探していました。

一応Cossor300Bが到着するや、取り付け前に無水アルコールで、よく汚れを落とし。5-56を綿棒で塗布し、すぐに差し込みます。勿論電源を灯し暫く放置する異常無しであった。



勿論以前から聴くHPD295ユニットのオリジナルのTANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening)のピアノ曲の音は良かったが、今のタンノイMonitor Goldのユニットと比べ涼やかな高音の音は段違いである。

基本は筆者所有のIIILZ Monitor GoldをARU付きのGOODMANS AXIOM 80の箱に移植して聴いているが、このスピーカーがより良く鳴れば良いのである。
以前はエージング途中で大切なCossor300Bを壊したが今回は十分注意しよう。


メーターを右左均一に調整出来る事は、意外と便利な装置である。注意深くマイナスドライバーにて調整する。

筆者個人的には此のチューブのブルーの色は、火を灯すと綺麗で見た目にも良い音を想像してしまうようだ。またマークも大きく表示されシルク印刷処理されています。


点灯を確認し早速音楽鑑賞する、この瞬間はいつも緊張する。このむき出しのパワーアンプの見た目も気に入っている。
また独特のCossor300Bのブルーの色が素敵で、良い音が鳴りそうに感じる。勿論見た目も大切なポイントの様である。

今一番の心配は支那に近平の暴発である、台湾侵略すれば当然経済制裁は必至で日本も戦争に入らなければならない様である。当然オーディオ関係の部品真空管工場は多く有名になったチューブもあるが輸入出来なくなり安穏に音楽等聴く事も出来ない状態になるのかもしれない、今回のウクライナ侵略で世界が一変してしまった。今後の成り行きに注目したい。



前のブログに追加で追加で掲載したが、筆者がバッハが好きでよく聴くのは何故であろうの答えが最近ぼんやりと解明されたのは、グスタフ・レオンハルトの言葉であろう?彼ははバッハがどんな人物だったには全く興味ななく「バッハのの音楽のみが興味だ」と実にレオンハルトらしい言葉を残している。それほどバッハの音楽は深さを感じることができる。
バッハの音楽の魅力はバッハ以前の作曲者はハーモ二ーが自然にできた曲の流れとしていたことを、バッハの音楽のでは意図的に多声音楽(ポリフォニー)を楽しむ曲とした功績は大きい、正にポリフォニーは、複数の独立した声部からなる音楽のこと。
ただ一つの声部しかないモノフォニーの対義語として、多声音楽を意味する。今も伝わるカンタータについては毎週新し曲を作り毎週日曜に教会で披露した曲が200曲ほどあるのもかなり精力的である。
その様に思うとバッハの時代に近い演奏が聴きたい、欲求があり音としては素朴な例えばガット弦の弦楽器を聴いてしまう傾向がある様です。



上記の今使用するIIILZ Monitor Goldのモニターは特に弦楽器の音には定評があるが筆者は鍵盤楽器も相性は良いと思っている、プリアンプ仕様によりスッキリした解像度が上がり、シビアな楽器との対応が一層深まったように思う。

今回の試聴は皆さんよくご承知のピアノ曲を取り上げました。特にみなさん馴染みのある曲は今や園児も良く知っているK.265は特に有名である。
Piano Concertos.13, 20: Haskil, Fricsay / Berlin.rias.so
天才の共演クララ・ハスキル(P)フェレンツ・フリッセイ(指揮)/ RIAS交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー


 01. PIANO CONCERTO NO.20 IN D MINOR, K.466 - ALLEGRO
 02. PIANO CONCERTO NO.20 IN D MINOR, K.466 - ROMANCE
 03. PIANO CONCERTO NO.20 IN D MINOR, K.466 - RONDO (ALLEGRO ASSAI)
 04. PIANO CONCERTO NO.13 IN C, K.415 - ALLEGRO
 05. PIANO CONCERTO NO.13 IN C, K.415 - ANDANTE
 06. PIANO CONCERTO NO.13 IN C, K.415 - RONDEAU (ALLEGRO)
 07. PIANO SONATA NO.2 IN F, K.280 - ALLEGRO ASSAI
 08. PIANO SONATA NO.2 IN F, K.280 - ADAGIO
 09. PIANO SONATA NO.2 IN F, K.280 - PRESTO
 10. 12 VARIATIONS IN C, K.265 ON "AH, VOUS DIRAI-JE MAMAN"
モーツァルト :フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲) K.265 K6.300e ハ長調
Mozart, Wolfgang Amadeus:12 Variationen über ein französisches Lied 'Ah,vous dirai-je, maman' C-Dur K.265 K6.300e
1778年にパリで作曲された。「きらきら星変奏曲」の名で親しまれている作品である。尚、モーツァルトはこの年にピアノのための変奏曲を全部で4曲作曲している。

テーマは日本では「きらきら星」として有名なメロディー。大変親しみ易いものではあるが、徐々にリズム変奏をしていくにつれ、もとのメロディーの面影はあるものの、多声的になるなど奥深さも併せ持っている。この変奏曲では、左右の手の音価を細分化していく手法とは異なり、左右の手が築くリズムや前進力の変化等に趣向が凝らされている。また、変奏が進むにつれ、奏する音域が広範囲に及んでいく。




現在SUNVALLEY SV-501SEのパワーアンプとIIILZ Monitor GoldをARU付きのGOODMANS AXIOM 80の箱に移植したコンビはピアノ曲に輝きさが増し実に美しく聴こえる、本当にこの様に鳴っていたかとも思う程です。不満は綺麗すぎに聴こえることだ。


このアルバムの最後を飾るはピアノソナタK.280だろう。特に2楽章の左手の表情-ルバート-がたまらなく素晴らしく、また切ない2楽章の後にくる3楽章の軽やかさは絶品だと思う。19歳のモーツァルトの瑞々しい感覚をこれほど表現できたピアニストはいないのではないか?またこの録音は、彼女が亡くなる60年で、ステレオである。残念ながらハスキルのモーツァルトのピアノソナタの録音は数曲しかない。
確かにじっくり聴いてみたがPSVANE(支那製) 貴族之声 300Bとの差はあまり感じられなく確かに見た目良い音が鳴るような錯覚が起きてしまうのであろう、今後300Bの球の追求もしてみたいが、筆者の少ない小遣いからの捻出は厳しいが改めて検討する必要がある。なお、キラキラ星も大変すばらしい。ブラボー!

シキスヴァルト・クイケンに師事したフランソワ・フェルナンデス(ヴァイオリン)のJ.S.Bach: ヴァイオリンとオブリガートのハープシコード BWV 1014-1019の6つのソナタを検証する

2021年12月06日 | 真空管アンプ・オーディオ



管球王国季刊誌発売、それと大橋慎/真空管・オーディオの本と一緒に取り寄せてみた。管球王国はWE300B最新作が話題となっていたが年末宝くじでも当たれば購入は出来るが・・・・?
それより以前よりプリアンプに興味が出る、サンバレーSV-Pre1616Dキットの商品でこの(1616)とは色々(いろいろ)なと言う意味の様に書かれていた。
調べてみると特徴として、異種真空管差し替えに対応というのがある。整流管も含め玉転がしが楽しめる様です、双三極管は、本機独自の挿し方がある。
 1.12AX7/ECC83×3本
 2.12AX7/ECC83×2本、12AU7/ ECC82×1本
 3.12AU7/ ECC82×3本
現在所有の12AU7/ ECC82管は勿論刻印付きのTelefunken ・Siemensは所有してる、他にも若干国産品の管があるので利用できそうである。
真空管に嵌まる事は同じ種類の球でも音は違いは判る、相当神経質な人は同真空管でも微妙に音の違いが出るそうであると言われるが、筆者にはそこ迄の判別は出来ない、兎も角球の魅力には十分注意したい。



この順番で、音がシャープでクールからウォームでソフトに変化するという。そして交換するのはダイオードモジュールから整流管である。整流管を交換すると音楽の情報量や音の粒立ちなどが変化する。もちろん響きも変わってくる。1本交換するだけで影響力は大きい。さらに定番の互換球であるRCA「5R4GY」、WE「274B」とかなり範囲は広く、簡単に考えれば12AX7×3本で繊細は傾向としてマランツ7の様な音から12AUX7×3本に交換でラックスの様なウォームトーンの実現可能と思われるコメントもあり、キットなのでしっかり時間をかけコンデンサーのバージョウンアップ等手を加えれば面白いプリアンプが仕上がり入手できるのもしれない。心配は技術的に作れるかが疑問は残るが・・・・・?
『SV-Pre1616D』は何と整流管に「274B」対応。ということで『WE274B』が使える。PSVANE WE274BはWestern Electric社製の整流管、274Bの復刻版です。音質は是非比べてみたいですね。

さてここでの注意項目ですが、本物の真空管の入手すると、真空管だけでも本体以上の金額になり、特にMullard程の真空管の本物を探すことも難しく、価格も遠慮なく高額である、安全に実施は現行管での範囲が一般的には良い方法です。



やはり音質の影響はプリアンプが強い様であり、今のエンクロージャー等の機材の音質アップを目指すべきかもしれない。益々タンノイが輝くかもしれない。
上記の写真は現在使用のIIILZ Monitor Goldユニットです。
以前のユニットはIIILZ HPD295のコーン紙に墨汁を塗り聴いていましたが、IIILZ Monitor Goldを入手出来、今回はコーン紙再生は柿渋液を塗っています、何も大変古いユニットですので大切に扱っています。

その様な事を考えながら内容は音楽の話に・・・・

筆者自身古楽器とモダン楽器の違いは違いはあるのであろうか?これは個人的には古楽器演奏が自然には聞こえるようですが一般的には如何であろうか?



古楽奏法の革命家シギスヴァルト・クイケンが芸術を理解する必要はない。感じ、楽しむと言っているではないか?
シギスヴァルト・クイケンに古楽器でバッハ弾くことはどのような意味をもっていますか?と質問すると---------
私自身バッハの作品を演奏する上で、彼にできるだけ近付きたい。これが目的です。それは多分バッハの時代の音楽家たちもやっていたことでしょう。モーツァルトの時代でも同じ。そして今の古楽器奏者たちも同じことをしています。
私にとって一番大事なのは、作品と楽器のあいだに生まれる「ビビビッ」という感覚、これを古楽器という媒体を通して探し求めているのです。感覚的ですいません。
古楽では、半分以上のことは楽譜には書かれていません。強弱やクレッシェンド、リタルダンドなど。そういうものは書かないのが習慣でした。必要なときはやるべきですが、ではいつ必要なのか? それは、歌詞、もしくはハーモニーが「そうしてくれ」と言っているときです。もちろん低音部から音楽はいつも動き出します。メロディなんかで判別しようとしないでください。このように音楽を作っていくと、音楽が首尾一貫するのです。音楽家は、音楽を「召喚」する手助けをするのです。「いい音楽」をです。
そして、音楽とコラボレーションすることを楽しみましょう。それが秘密です。正直なところ、私はこのアプローチでベートーヴェンやメンデルスゾーンを演奏します。ストラヴィンスキーでもそうです。
あと『音楽の捧げ物』はやはりいいですね。トラヴェルソ奏者だから、あなたもわかるでしょう。あとはヴァイオリンとチェロの無伴奏作品とか……。
『音楽の捧げ物』から「6声のリチェルカーレ」弟のバルトルト(フラウト・トラヴェルソ)、兄のヴィーラント(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ロベール・コーネン(チェンバロ)とともに。
バッハというのは、我々の想像を超えたところで生きていました。テレマンやヘンデルと同じ音楽言語で作曲しているのに、バッハだけはまったく違います。シェイクスピアは英語で書かれていますが、今日の英語のネイティブ・スピーカーでもあのように美しい文章は書けません。それと同じです。孤高の存在。
あぁ! モーツァルトを忘れてました。この2人は直接会ったことはないけれど、同じ神の言語をあやつってます。私としては、ただただ彼らを受け入れることしかできません。我々の理解を超えたものだからです。と語っていたそうです。



上記写真の弓の先端部分を見ると回るが、突き出しているのが古楽器で弓で見た目にはこれが特徴でもある様です。

バロック時代の習慣に倣って、多くのバロック・ヴァイオリン奏者はガット弦(羊などの腸で作った細い紐)を使用している。これにより幾分か柔らかい響きの素朴な音色となり、アンサンブルにおいて他の楽器と調和しやすい。近年は、顎当と肩当を装着する奏者も増えつつあるが、ほとんどのバロック・ヴァイオリン奏者は、バロック時代にはまだ発明されていなかった、顎当や肩当を附けずに演奏する。モダン・ヴァイオリンの演奏においては、顎当や肩当により楽器をしっかりと固定するが、それがないことで、自由度が高く緊張のない自然な体勢をとることができる。
バロック・ヴァイオリンは、モダン・ヴァイオリンより前方に位置することになり弦は鎖骨と垂直に延びる。これは演奏者の弓を持つ手の位置にも大きな影響を及ぼし、モダン・ヴァイオリンでは困難であったり、比較的不自然であったりするアーティキュレーション「はっきりと区切る」も容易になる。
ヴァイオリン全般に言えることですね。ただ、古楽用のヴァイオリンは、響きがいっぱい出ます。歌、しゃべりに近いということは先ほども言いましたが、アーティキュレーションがよく聴こえるんです。
アーティキュレーションとは?「発音」です。古楽用のヴァイオリンは雑音まで聴こえるようになっています。それに対してモダン・ヴァイオリンは均一で、つやつやしていて、平板な音です。と言うコメントがあり引用させて頂きました。

古楽器(=ピリオド楽器)というのは、実際に古いとは限らないんです。現代の楽器製作者が、当時の楽器を再現して、新しい古楽器を作る場合もありますし、実際に古いヴァイオリンを当時の状態に戻して使う場合があります。もうひとつは、作者不詳のオーストリア製で1800年より前と推測されています。胴体が膨らんでいまして……例えばストラディヴァリは平たいんですが、その前のアマティやシュタイナーは胴体が膨らんでいるように、古楽器のヴァイオリンは膨らんだ形が多いんですよ。こちらの楽器もモダンに改造されているものを戻したものだと思います。
たいていの楽器は1回モダンにされているんです。良い楽器ほど昔からずっと現役で使われてきているので、その時代のモードに合わせて、改造されているものなんですね。古楽のアプローチは、例えば18世紀のレパートリーを演奏しようという時、楽器をその時代の形に戻して演奏するというものです。



ヴァイオリンとオブリガートのハープシコード BWV 1014-1019の6つのソナタは、ハープシコードとオプションのビオラ・ダ・ガンバによって供給されるベースライン上のハープシコードとバイオリンの2つの上部を備えたトリオソナタ形式の作品です。通奏低音のバロックソナタとは異なり、通奏低音の実現は演奏者の裁量に委ねられていましたが、ソナタの鍵盤部分はほぼ完全にバッハによって指定されていました。それらはおそらく、バッハがライプツィヒに移る前の、1720年から1723年までのケーテンでのバッハの最後の年の間に作曲されました。。コレクションの現存する情報源は、ライプツィヒでのバッハの全期間に及び、その間、彼はスコアに変更を加え続けました。と古楽器についての説明は理解できたのです。

今回フランスの新鋭古楽器演奏でのバッハ:ヴァイオリン・ソナタの演奏を聴く、シキスヴァルト・クイケンに師事し、クイケン・クァルテットの第2ヴァイオリニストやラ・プティト・バンド、18世紀オーケストラのコンサートマスターなどを務めてきたバロック・ヴァイオリンの名手、フランソワ・フェルナンデスによる待望のバッハを聴く。

J.S.Bach: 6 Sonatas for Solo Violin & Harpsichord Concertant
 フランソワ・フェルナンデス(ヴァイオリン)
 バンジャマン・アラール(チェンバロ)
 フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
【録音】
2009年2月8-11日 ボーフェ教会(フランス)
使用楽器:
1670年、クレモナ、アンドレア・グァルニエーリ製(ヴァイオリン)
アントニー・シドニー製(モデル:1740年頃、ゴットフリート・ジルバーマン製)(チェンバロ)
1625年、トマス・オールレッド製(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 1.ヴァイオリンとチェンバロ・コンチェルタントのためのソナタ
  第1番ロ短調 BWV1014
  第2番イ長調 BWV1015
  第3番ホ長調 BWV1016
  第4番ハ短調 BWV1017
  第5番ヘ短調 BWV1018
  第6番ト長調 BWV1019
 2.ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1021



フランソワ・フェルナンデス(Francois Fernandez )両親が両方ともミュージシャンであったフランソワ・フェルナンデスは、1960年にルーアンで生まれました。古典的なヴァイオリン研究を続けながら、12歳でバロックヴァイオリンを学びました。彼はハーグのシギスヴァルトカイケンに師事しました(ソリストの卒業証書、王立音楽院1980)そしてすぐに彼の先生の最も近い協力者になりました。17歳から「ラプティットバンデ」のメンバーであり、1986年にリーダーになりました。同時に、彼は当時の最高のバロックオーケストラと、通常はリーダーまたはソリストとして働きました。
過去15年間、フランソワフェルナンデスは室内楽に専念してきました。彼は、Ricercar Consort、Kuijken兄弟、Hantai兄弟、Ryo Terakado、Yves Rechtainer、Marcel Ponseele、BoyanVodénitcharov、Enrico Gatti、および他の多くの著名なミュージシャンとともに、世界中の重要なフェスティバルに参加しています。彼は、特にバッハのソナタとパルティータとのソロリサイタルを行い、ヴィオラ、ヴィオラダモーレ、ヴィオラダガンバ、ヴィオラダスパラも演奏します。
フランソワフェルナンデスは、Ph。PierlotとRainer Zipperlingとともに、レコーディングレーベルFloraを設立しました。彼はトゥールーズ、リエージュ、ブリュッセル、トロッシンゲンで、そして1998年以来、パリ国立高等音楽院で教鞭をとっています。彼はスペインとベルギーでサマーコースを提供しています。
彼のディスコグラフィーには約100の録音が含まれており、その中には、Grammophone Editor's Choice Leclair Sonatasと、オランダの雑誌PreludeKlassiekによって「2003年のベストCD」に選ばれたBachの完全なソロ作品が含まれます。



バンジャマン・アラール/Benjamin Alard(オルガン/チェンバロ)1985年フランスのノルマンディー地方ディエップに生まれる。7歳でピアノを始め、ルーアン地方音楽院でルイ・ティリーとフランソワ・メニシエにオルガンを師事。パリではエリザベート・ジョワイエからチェンバロを学び、2003年にバーゼルへ渡りスコラ・カントルムでイェルク=アンドレアス・ベッティヒャー、ジャン=クロード・ツェンダー、アンドレア・マルコンに師事。
2004年、古楽の最高峰と言われるブルージュ国際古楽コンクール第1位および聴衆賞を獲得。さらに2007年ゴットフリート・ジルバーマン国際オルガン・コンクール(フライブルク)第1位およびヒルデブラント特別賞を受賞。
チェンバロおよびオルガン奏者として、フランス、スペイン、アイルランド、ロシア、日本でリサイタルを行うほか室内楽での演奏活動も行っている。また、ラ・フォル・ジュルネ、モンペリエ音楽祭、バッハ音楽祭(シャフハウゼンおよびローザンヌ)をはじめとする著名音楽祭に出演。さらに、クイケンとレオンハルトが1973年に創設したラ・プティット・バンドの通奏低音奏者としても活躍。
2005年よりパリのサン=ルイ=アン=リル教会の正オルガニストを務め、毎シーズンコンサートを行っている。



フィリップ・ピエルロ - Philippe Pierlot(1958年生まれ)は、ベルギーのビオラ・ダ・ガンバ奏者であり、古楽器演奏の指揮者です。彼はまた、ハーグとブリュッセルの王立温室の学術教師でもあります。リエージュで生まれたピエロは、12歳のときにリコーダー、ギター、リュートの演奏を学びました。彼はヴィーラント・クイケンとヴィオラ・ダ・ガンバの演奏を学びました。1980年に、彼は、バイオリニストのフランソワフェルナンデスとキーボード奏者のバーナードフォクルルと共に、古楽器演奏におけるあまり知られていない音楽の演奏と録音に焦点を当てたアンサンブルライサーカーコンソートを設立しました。

また、シキスヴァルト・クイケンに師事し、クイケン・クァルテットの第2ヴァイオリニストやラ・プティト・バンド、18世紀オーケストラのコンサートマスターなどを務めてきたバロック・ヴァイオリンの名手、フランソワ・フェルナンデスによる待望のバッハ:作品集。F.フェルナンデスやヴィオラ・ダ・ガンバのフィリップ・ピエルロ、チェロのライナー・ツィパーリングの3名による自主制作レーベル、『Flora』は、古楽ファンを中心に注目されてきました。

2004年にはブルージュ古楽コンクールで優勝を飾った、1985年生まれの若き名チェンバリスト兼オルガニストで、既出の他のタイトルも魅力的な盤が多い様です。古楽器の演奏を楽しんでください。ブラボー!

ショパン:練習曲集作品の演奏をエディット・ピヒト=アクセンフェルトで考察。

2021年09月20日 | 真空管アンプ・オーディオ

上記の写真はフレデリック・フランソワ・ショパンをCGで再現した作品と言われている。確かにイラストで見る様な目鼻立ち整った人物像が想像される。

フレデリック・フランソワ・ショパン(Frédéric François Chopin)は,優れたピアノの演奏家であると同時に作曲家であり,多くのピアノ曲を残してピアノによる音楽を大きく発展させたと言われる。皆さんがよく知ったピアノ曲は多くバイエル等を習得した後にショパンの演奏を演奏したい希望者は多いと聞いた事があるが此れが実に奥が深く数年後にそれは誤った選曲と気が付きバッハの前奏曲に戻りレッスンを再開した等と聞いた事がある。一見聴くには簡単に聴こえるがいざ演奏すると大変奥が深い音楽がショパンの音楽の様に思う。

ショパンは自由な作風や感情の表現を特徴とするロマン主義の音楽家として知られる。彼は,ピアノ曲を通じて豊かかつ繊細な感情を表現することを実現した。また,祖国の伝統的な音楽を取り入れることで,ポロネーズやマズルカなどのポーランドの民族音楽にもとづく音楽形式を発達させている。

フレデリック・ショパン作曲の練習曲は、ピアノのための練習曲の中で最も有名なものの一つであり、全部で27曲存在する。練習曲ではあるが、音楽的にも完成された作品であり、演奏会でも取り上げられることが多い。愛称がついている作品も多いが、愛称はどれもショパン自身によるものではない。

バッハ《平均律クラヴィーア曲集》、すなわち24の調によるプレリュードとフーガである。もちろんこうした曲集の編み方自体はバッハの発明ではないが、音楽のあらゆる技法や形式の見本として、学習者のための規範として《平均律》こそが金字塔を打ち立てた。19世紀に入るとこうした組み合わせが時代に合わなくなり、それぞれ別の曲集として作られるようになった。ショパンもまた、《練習曲集》Op. 10, 25のほかに《24の前奏曲集》Op. 28を出版している。
全部で27曲存在する。練習曲ではあるが、音楽的にも完成された作品であり、演奏会でも取り上げられることが多い。



上記のピアノはショパンが愛用されたピアノと言われる写真です。

もうひとつの起源とは、もちろん、19世紀前半にさかんに書かれたピアノ教則本としての練習曲集である。これらは、楽曲形式や演奏技法の包括的範例であるとともに、実践的な訓練のためのプログラムだった。ショパンは特に、クレメンティ、モシェレスのものを参考としたが、先達の練習曲集にはない「独自の方法で」みずからの練習曲を書いた。



すなわち各曲には、高度な練習曲は高度な音楽であるはずだ、というショパンの信念が反映されている。これが単なる学習課題の範疇を超えてこんにち広く愛されているのは、美しい旋律と和声が織り成す抒情性、まさに高度な音楽であるが故だろう。ただし、これらが実際に彼自身のための練習課題であったことは間違いない。つまり、リストがのちに行なったような、「練習曲」の語をひとつのジャンル名として捉え、当初から演奏会の曲目として、つまり技巧を聴衆に披露する手段としての楽曲をショパンは構想していない。そしてこれが、現代でもピアノ教育の最終段階における課題として学習者に必ず課せられるのは、24曲を通じて、技巧だけでなくショパンの音楽性の真髄をあますことなく学びとれるからである。



前置きはそのくらいにして本題に入りましょう。先日破損したLS3/5aの補修工事を終了し最近サブのLS3/5aで聴くことが多い、据え置き型と比べトリオ以下の演奏は楽器そのものの音がダイレクトに伝わりリアルに感じる、その辺りは流石ポータブルモニタースピーカーシステムと言われる所以であろう。特に高域にその傾向が強く現れるようである。

但し弱点もあり小型、密閉であるため能率が低い。一般的な家庭環境(米国のような大きな部屋やお屋敷を除く)であれば、小出力真空管アンプと組み合わせても不満を聴く声はことのほか少ないようだ。



駆動アンプは1972年頃発売した出力管には松下製の6CA7に使ったLUXKIT A3500でドライブしていますが、相性は良いと思います。

オーケストラの再現性には定評がある。ただし、前述のように広くはないスペースで使われることが多いためか、「ミニチュアのオーケストラが出現する」というのは、このスピーカーのユーザーからしばしば発せられる表現だ。筆者の場合は小編成の音楽中心に聴くことが多い。

これは個人的な意見ではあるが、特に古い録音ソフトには実力を発揮するようです。LS3/5aのターミナルプラグが破損し修復しセットで直したが音質は見違えるように向上したというより本来の音に戻ったのであろう。
以前吸音材の中に鉛の錘を入れて音質向上を図ったがターミナルプラグの欠陥が従来の音がでなかったのであろう。



今日台所の戸棚の中から上記は湯呑みのを見つけとても気に入り「珈琲碗」として使い出した、何の風変わりもしない器である。

10年以上前に人形町に事務所があったころ、毎年陶器市が催され、江戸切子を購入していたが、何故かこの二個のお揃いの湯呑が気に入り購入した湯呑である。何気ない渋さを感じる茶碗だが何故か淹れたての珈琲椀として扱ってみたが一段と珈琲が美味く感じた。


1914年1月1日、フライブルク生まれの鍵盤楽器奏者。2001年4月19日、フライブルクの自宅で心不全のため他界。バーゼルでルドルフ・ゼルキンにピアノを、ヴォルフガング・アウラーとアルベルト・シュバイツァーにオルガンを学ぶ。35年、ベルリンでデビューし、37年にワルシャワ国際ショパン・コンクールでショパン賞を受賞する。47年からはフライブルク国立音楽大学で、ピアノと初期鍵盤音楽の教授として後進の育成に力を注ぐ。世界的なチェンバロ奏者として活躍していたが、モダン・ピアノの名手でもあり、シューベルトやショパンの名演も残している。我が国にも十数回に渡って来日し、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルなどで、日本の演奏家の指導にも重要な役割を担っていた。

バッハの大家アクセンフェルトが残した唯一のショパン録音。バッハ演奏の大家として知られたドイツのチェンバロ・ピアノ奏者、エディット・ピヒト=アクセンフェルト(1914-2001)。カラヤンの1960年代のバッハやヘンデル作品の録音に通奏低音で参加し、1970年代後半から80年代にかけて成し遂げられたバッハの主要鍵盤独奏曲の録音は録音史に残る金字塔として知られるが、バッハ以外の作品の録音は驚くほど少ない。2001年以降最晩年の草津音楽祭でのブラームスやシューベルトのライヴが発掘され絶賛を巻き起こしているが、1975年に録音されたこのショパンの練習曲全曲は、ピヒト=アクセンフェルトにとって唯一のショパン録音となったもので、遅めのテンポから一つ一つの音にショパンが託さした輝きが目に見えるように再現された個性的な名演。



以前から彼女のバッハは良く聴き演奏も安定して、実に堅牢な演奏は好みである。
エディット・ピヒト=アクセンフェルトさんの演奏は決して派手さはないものの、音楽に込められた作曲家と演奏者の思いが結実したような芸術作品に仕上がっています。まさにそれは、祈りであり、あらゆるものに対する慈しみの音楽であると思います。このような演奏家がこの世にいたことを、我々は誇りに思いたいと思わざるを得ません。


ショパン
 1.12の練習曲集作品10
 2.12の練習曲集作品25
エディット・ピヒト=アクセンフェルト(ピアノ)
[録音]1975年10月11日&12日、東京、石橋メモリアル・ホール
[オリジナル・プロデューサー]井阪紘
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]大野正樹

 1.練習曲集 Op.10 / 第1番 ハ長調
 2.練習曲集 Op.10 / 第2番 イ短調
 3.練習曲集 Op.10 / 第3番 ホ長調 「別れの曲」
 4.練習曲集 Op.10 / 第4番 嬰ハ短調
 5.練習曲集 Op.10 / 第5番 変ト長調 「黒鍵」
 6.練習曲集 Op.10 / 第6番 変ホ短調
 7.練習曲集 Op.10 / 第7番 ハ長調
 8.練習曲集 Op.10 / 第8番 ヘ長調
 9.練習曲集 Op.10 / 第9番 ヘ短調
 10.練習曲集 Op.10 / 第10番 変イ長調
 11.練習曲集 Op.10 / 第11番 変ホ長調
 12.練習曲集 Op.10 / 第12番 ハ短調 「革命」
 13.12の練習曲集 Op.25 / 第1番 変イ長調 「牧童」
 14.12の練習曲集 Op.25 / 第2番 ヘ短調
 15.12の練習曲集 Op.25 / 第3番 ヘ長調
 16.12の練習曲集 Op.25 / 第4番 イ短調
 17.12の練習曲集 Op.25 / 第5番 ホ短調
 18.12の練習曲集 Op.25 / 第6番 嬰ト短調
 19.12の練習曲集 Op.25 / 第7番 嬰ハ短調
 20.12の練習曲集 Op.25 / 第8番 変ニ長調
 21.12の練習曲集 Op.25 / 第9番 変ト長調 「蝶々」
 22.12の練習曲集 Op.25 / 第10番 ロ短調
 23.12の練習曲集 Op.25 / 第11番 イ短調 「木枯らし」
 24.12の練習曲集 Op.25 / 第12番 ハ短調

彼女の演奏はチェンバロ演奏が多く、ピアノ演奏は珍しい、バッハ演奏の大家として知られたドイツの大家エディット・ピヒト=アクセンフェルトが残した唯一のショパン録音。

1975年に録音されたこのショパンの練習曲全曲は、ピヒト=アクセンフェルトにとって唯一のショパン録音となったもので、遅めのテンポから一つ一つの音にショパンが託さした輝きが目に見えるように再現された個性的な名演でした。
確かにLS3/5aを駆動してピアノ演奏の解析をすることも面白いと感じた。ブラボー!

ビル・エヴァンスのピアノの音色が良くなった。LS3/5Aの改造計画PartⅡ、手間は掛かるが、成果は如何に・・・?

2021年02月17日 | 真空管アンプ・オーディオ

今は少なくなった煙草を吹かしながらの演奏風景、(実は薬「ヤク」だったり)今どき流行らない後景だがエヴァンスのこの絵は特に味があり、好きだ。当時JAZZ演奏家も殆どは薬に侵され短命だった、昔エヴァンスの日本公演のチケット購入したが「ヤク」のためか中止になり残念な思い出が今も記憶に残っている。公演側はピアノの仕入れが出来ないと言っていたが・・・?

この時期に楽しむ花は、ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅〔カラウメ〕蝋梅(ロウバイ)はロウバイ科の2mから4mほどになる落葉低木です。別名の唐梅(カラウメ)とも呼ばれ、その名の通り中国原産の樹木。蝋梅(ロウバイ)は 12 月~2 月に、よい香りのする花を咲かせます。

近くに蝋梅の毎年咲く所があり写真を収め出かける。正に満開状態である。漂う香りも良くバックのの色の青さと蝋梅の黄色のコントラストが春を思わせる。



日本に蝋梅(ロウバイ)が入ってきたのは江戸時代頃と言われています。また、雪中四友(せっちゅうしゆう)と呼ばれる雪の中で咲く四つの花のひとつです。蝋梅(ロウバイ)は、とてもよい香りがするのでトイレや洗面所、玄関に飾って春の香りを楽しむのがおすすめ!

香を炊くように、蝋梅の生花で香りを楽しみながら気を落ち着かせ、先日からオーディオルーム兼作業部屋での地道な作業を続けることにしました。



少し外気に触れ散歩より帰り、引き続き作業を進める。前回筆者のLS3/5Aの改造をと思い、鉛を吸音材に忍ばせ音質が変化するのか・・・楽しみである?

音質向上を確かめたく準備したがこれ又大変な作業である、笑! 釣り糸に鉛のガン玉を繋ぎ吸音材に入れ込む作業をした。とりあえず釣りに使用する噛み潰しのガン玉を釣り糸につなぐ仕込み作業が続きやっと終了となりました。此の様な作業は拡大鏡が便利と思う・・・諸費用は少ないがこの手間は半端無い苦労である、この作業による音響効果は密閉型のエンクロージャーが効果があるようです低域は締まると感じた。



作業を始めると老人には大変酷な作業で、遠視眼鏡より拡大鏡が作業的に楽なのかもしれない。噛み潰しのガン玉も釣り糸を入れるがガン玉の閉じたものも数多くあり、それは聞くも涙、語るも涙、の(笑)の大変な作業になってしまった。
途中でやめようとも思ったが、少しでも音質改善に効果があればと気長に音質向上を信じ続けること4日間、やっと4セットの品物が出来上がり、遠視眼鏡と目薬漬けになり肝心な工程が終わりを告げた。次は蓋を開けガン玉を吸音材に入れ込めば完了となる。

LS3/5Aのスピーカー等を取り出し更に吸音材を取り外す。修復が簡単に終わるように以前吸音材の交換時にマジックテープを仕込む。



この情報を得たのは盛岡に在住する、以前東芝の音響事業部に勤めていた悪友で彼が東芝にいた頃スピーカー作りに苦労していた時に、鉛玉を吸音材にサンドして音を吸収させる方法を思いつき計測したが随分効果があったそうで、因みに苦労の末製作した据え置き型のエンクロージャー特に低音の響きが落ち着き良い塩梅の音色になったそうです、勿論その年は賞を取ったそうで、実績もあり当時の研究者もこの様なこ事を思い付いたかの意味合いは語らなかったそうです。筆者も「藁をも掴む思い」でこの作業に取り組んでみた。聞くも涙、話すも涙です。これで効果がなければ・・・・この三日間は水の泡であろう。

その後吸音材にガン玉を注入する作業に取り掛かる。周り3箇所と一番肝心の底の部分には他の場所より多くガン玉を注入した。
特に底の部分の吸音材にはガン玉の量を多く注入し安定を図る。底の部分は鉛玉を多めに注入がより効果的と言われている。



そして元通りに組立作業を続ける。吸音材にはマジックテープのため簡単に元通りに復帰できる。後はボルトで締め込みで終了する。
注意はスピーカーに付属するアッテネーターが以外に大きく、吸音材一杯になり調整が大変微妙である。

LS3/5Aの制作意義のは、前回も述べたが、このBBCは世界中の放送局の中でも音質の改善には極めて熱心な放送局の一つで、局内にて使用する放送用機材に関しては、BBC独自の技術研究所にて、日夜研究・開発を続けている。
そしてその中でも最も重要なテーマとして位置づけられているのがモニター・スピーカーの研究である。



モニター・スピーカーとは、一言で言えば「検聴用」スピーカーである。利用シーンは様々で、例えばレコード会社が録音物をチェックするためだったり、ホール講演会などのモニター目的であったり、あるいは放送局において放送プログラムを制作する過程で、マイクが拾った音、あるいはテープで作っていく音を技術者たちが聴き分け、その音を元に放送の質を改善していったりする、ある意味エンジニア達の耳の延長でもあったりする。

この作業に興味をお持ちの方もいるようで、まずは使い他のコメントで参考写真も掲載頂いた。「1975年ごろのイギリスの地方ラジオ局の放送スタジオでLS3/5Aが使われている写真を見つけました。



スピーカーの中心間隔は1m程度、DJの座席まで1~1.5m程度、スピーカー後方の壁までも結構距離があります。」筆者の自宅でのLS3/5Aの設置は壁面より壁面より1m強離れているのでこの問題は条件はクリヤーしてます。

注意点は壁面に近づければ当然音質に変化が生じ、LS3/5A本来のポテンシャルに影響が出ることもあり、十分注意されたい。又直接のポン置きも関心出来なく、インシュレーターの仕様が良いとされるが、筆者は音の干渉が少ないインシュレーターとして定評あるウェルフロート (AIRBOW - WFB-2129-18/A4) オーディオボードの上に載せて聴いている、以前のKEFのスピーカーも効率は良かった事はたしかである。



「LS3/5Aはご存知のとおり屋外放送車など狭い部屋での使用を目的とし、特に男声アナウンスに着目して設計されています。BBCの現場を視察した方によると、普通に会話ができる小音量で鳴らされていたということです。LS3/5Aを本来の目的外の音楽鑑賞に用いる利点は、ニアフィールドリスニングでのステレオイメージの良さと、古い録音でもあまりアラが出ない音質とにあると思います。
アンプも真空管、トランジスターも変えデジタルアンプと交換して比べたが真空管に軍配は上がった、音の繋がりが実に自然に聴こえた。

確かに低音部の締まりは良くなったが、筆者が描くLS3/5Aの音はもっと涼やかな音色が聴けるはずである、以前と比べ低音が締まった具合で全体には以前より幾分マシな音色になった様である。例えばエバンスのピアノの高音の音はもっと涼やかできれいな音がするはずである。これ以上の改良は思い使いない、これが限界かもしれない、でもロジャースが誇るBBCモニターをして誇るLS3/5Aの音とは決して思えない。

つまり、PC用なら良いですが、タンノイ25cmとの比較はそもそもキツイのではないでしょうか。」この問題は当然と言えば当然の理屈で違う意味合いでグレートアップできれば良いと思い手間を承知で改装を試みたが不完全である。


何故か上記のような写真を掲げると、落ち着いてしまう、エバンスの良さは他にも色々あるが、個人的には筆者はこの2枚のアルバムで十分であろう。特にエバンスのファンにはクラシック愛好家が多いと聞いたことがあるが定かではない。勿論エバンスを楽しむのは当初の代表作である。 

翌日試聴すると、正直音質は筆者が狙った低音部の迫力期待する程はあまり感じられませんでした。だが今までと比べ何故かスッキリ感が増したようです、余分な音がしなく高音が綺麗に聴こえる。思いつくはビレッジヴァンガードのライブ“ワルツ・フォー・デビイ”が聴きたくエバンスのピアノを鳴らしてみる、品の良さそうなクラブヴァンガード演奏ライブの空気感にそそられる、特に繊細な感じのエヴァンスのピアノJAZZ系統が良くなったようです、但残念な事にTANNOYで聴くようなライブ感は劣るが、装置のBOXの違いに唖然とする、イマイチだ。
確かにピアノの繊細なアタック音に濁りがなくしっかりとトレースするような感じに若干欠ける様に感じる・・・、確かめるつもりでドイツの女流ピアニスト、ディナ・ウゴルスカヤ(Dina Ugorskaja)J.S.バッハ:2声のインヴェンションを聴くと如何にも繊細な雰囲気が漂う感じには驚いた。改良前と比べある程度はピアノには効果ありと判断出来た。
LS3/5Aの実力とはこの程度なのであろうか?エバンスの音楽にもどろう・・・


ビル・エヴァンス(Bill Evans )(Piano)
1929年8月16日米国ニュージャージー州プレンフィールド生まれのジャズ・ピアニスト。ジャズ史上最高の人気を誇る白人ピアニストとして知られる。特にスコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds)を従えた60年代初期のビル・エヴァンス・トリオは、かつてない高度な三位一体の演奏をしめし、ジャズのピアノ・トリオ演奏を革新させた。その後もメンバーを代えながら一貫して自己のピアノ・トリオ音楽を追求。硬派のリリシズムとダンディズムあふれる美の探究者として高い人気を得た。1980年9月15日に51歳で死去する直前までステージに立った。


エヴァンス・トリオが愛される理由ビル・エヴァンスのトリオは、半世紀を経た現在でも多くの人に支持されています。特に日本での人気は絶大。2015年にユニバーサルミュージックが「ジャズの100枚。」と銘打って、過去の名作(100作品)を再販した際には、ビル・エヴァンス『ワルツ・フォー・デビイ』が圧倒的な数で売り上げ1位を記録。エヴァンスの作品がこれほどまでに支持されるのは、いくつかの要因があるようです。



ジャズ史上最高の人気を誇る名作。
ロマンティックなメロディが名門ジャズ・クラブのざわめきの中へ溶け、奇跡のように美しい演奏が生まれた。特にライブ感がありエバンスの少し病的な繊細感をよく表現しているのは流石だ。
今回LS3/5Aの改良を施し俄然良くなった点は、エバンスの少し病的な繊細感がよく感じるようになったことは最高に効果的であったと思う。

特にワルツ・フォー・デビイはエヴァンスのご機嫌な曲でもあり有名です。しかしタンノイの音と比べ透明感がLS3/5Aが落ちる、何故かいまいち納得できない。以前LS3/5Aを聴いた感じと違う、アンプを変えても同様の不満は残る、暫くこのままで聴くことにした。エージングと思い放置する。

レコーディングデータ
1961年6月25日、ニューヨーク、ヴィレッジ・ヴァンガードにてライヴ録音
おなじみの共演者
 ビル・エヴァンス(p) 
 スコット・ラファロ(b) 
 ポール・モチアン(ds)


特に「マイ・フーリッシュ・ハート」から始まるこのアルバムは絶品である、名盤はいつ聞くも新鮮さが響き哀愁が漂い全曲が知らぬ間に終わってしまう。

収録内容
 01. マイ・フーリッシュ・ハート / My Foolish Heart
 02. ワルツ・フォー・デビイ(テイク2) / Waltz For Debby(Take 2)
 03. デトゥアー・アヘッド(テイク2) / Detour Ahead(Take 2)
 04. マイ・ロマンス(テイク1) / My Romance(Take 1)
 05. サム・アザー・タイム / Some Other Time
 06. マイルストーンズ / Milestones
 07. ワルツ・フォー・デビイ(テイク1) / Waltz For Debby(Take 1)
 08. デトゥアー・アヘッド(テイク1) / Detour Ahead(Take 1)
 09. マイ・ロマンス(テイク2) / My Romance(Take 2)
 10. ポーギー(アイ・ラヴズ・ユー、ポーギー) / Porgy (I Loves You, Porgy)

確かに指摘された日本プレス盤の物の音質と良い、特に03. デトゥアー・アヘッドのベースとピアノの織りなすベース音は流石だ、スコット・ラファロ(b) との共演でエバンスのピアノプレイは完璧なものとなり完成されたように聴こえる、スコット・ラファロが車の事故で急死したときなど暫く仕事はしたくないと語っていた。ある方に言われ日本プレスの“Waltz For Debby”を入手し試聴するが確かに音質は良い。



ビル・エヴァンスの演奏は「優雅で上品」あるいは「叙情的」や「耽美的」といった言葉がよく使われます。漠然とした形容ですが、的を射た表現だと思います。これは、クラシック音楽の素養を持った彼ならではの個性かもしれません。LS3/5Aを改良して試聴したがつまり、ジャズ史に輝く「ワルツ・フォー・デビイ」「サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」+アルファー。

50年前の録音ということを考えると、録音状態の良さは驚異的だ。トリオの演奏はもちろん、食器の音や客の会話、そしてD1の1曲目途中で録音が中断するハプニングも含めて全てが生々しく、そして愛おしく感じられる。



以前と比べ違う用に感じたのはドラムのリアル感が増した感じで決して煩くなくなく、ジムランとも違い自然に感じるドラミングに感じる、ポール・モチアンが絶妙に聴こえる。この後ベートーヴェンのピアノも聴くが確かに音質は透明色が強く感じ澄んだメゾフォルテの音に共感を感じつことが出来た。密閉型のエンクロージャーには良い方向性が得られるのかもしれないが、手間を考えれば、アンプ交換でグレートアップを図るこのをお勧めします。筆者は211、845 真空管の程度の良いパワーアンプで鳴らしてみたいですね。

後は伝統ある欧州管を使った気品に満ちたアンプなども大変魅力を感じます、今後どのようなパワーアンプで楽しむことが出来るでしょうか?



後の注意点は「すでにお読みかもしれませんが、BBCが公開している報告書”The design of the miniature monitoring loudspeaker Type LS3/5A”は、キャビネットの材質は白樺合板で桟はブナ材にしろとか、ネジ穴でさえ気密にしろとか、なかなかうるさい仕様が載っていて有用ではないかと思います。」とこのような説明も有りましたが、勿論先日指物師の方から釘は使わず、組み込め式の合わせ方が良いが、ビスを使い場合は木工ボンドをビス先端に塗り勿論ドライバーで手締めし、後は最後確認のため確かめ密閉する方式にして仕上げました。確かに密閉度は上げたのが良い結果が出る。

密閉箱でのエンクロージャーで聴いている方は、密閉度を上げる工夫を考案すると良い醸せてない、例えば密閉する場所に薄い機密素材を貼りボルトは先の部分に木工ボンドを塗りしっかり締め込む等考案するよ良いと思う。


今回の改造は結果的には微力ながら若干の音質の向上はあり、特質部分はヴォーガル関係は以前と比べ自然に聴こえるように感じた。
後は全体に微量ながら音が澄んだ感じになったことです、又今回の改造で今まで愛用のスーパーツイターを外してもあまり変わらなく聴こえる確かに高音に微妙な効能があるようだ。

こうしてLS3/5Aを改造?して気付くは、ある程度の製品ならば購入時に近い状態に戻し、後は分かる範囲のセッティングさえしっかり行い、設置位置を指定するように据え付け試聴すれば、このシステムで十分音楽を鑑賞するには十分であろう、幾分古さは感じるが音いじりするには別の方法もあろうが、JAZZからクラッシクまで勿論ポップまで略楽しめる、若干品位もあり流石BBCモニターと称することは納得させられる音に変わったようだ。
しかし希望した重低音は残念ながら体感できないのは残念ですが、エンクロージャーの大きさから想像すれば納得出来る音は出ていると思うが・・・

これを機会に暫くビル・エヴァンスの音楽を探索してみる事にする。

音楽の試聴は始まったばかりで音楽全体はまだ聴いていませんので詳しくは試聴が済み次第ご報告させていただきます。但しジャズヴォーガルは期待できる、古い録音もある程度は濁りが少なく聴けるように思った。
しかしまだ完成品とは思われない、エンクロージャー無しでユニットに繋げて聴くと実に素性よ良い澄んだ音がする、問題は箱なのであろうか、ブラボー!