伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

R・シュトラウス/交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》

2015年05月30日 | クラシック音楽・オーディオ

最近の天候は日本の良い時代の春と言う季節があっと言う間に過ぎ、

今や初夏?真夏です。夏はやはり涼を、と思い

なんと、宇宙は寒いそうですので、昔懐かしい2001年宇宙の旅を思い出し

久々に30分の全曲を聞きました。

~フリードリヒ・ニーチェからの自由な発想による大管弦楽のための交響詩~作品30

作曲者:R・シュトラウス 作曲年:1896 この曲はフリードリヒ・ニーチェの同名の著書を読んだ作曲者の

インスピレーションにより作曲されました。

そして、曲の各部分に、ニーチェの著作から取ったタイトルが付けられています。

しかしながら、作曲者は、この曲はニーチェの 哲学を音楽で表現しようとしたのではないとしています。

従って、筆者はこの曲を標題音楽とは考えず、絶対音楽だと考えています。

SF映画の傑作「2001年宇宙の旅」に使われたことで冒頭部のみが有名になりましたが、

それ以外の部分については、意識して この曲を聴こうとしない限り、聴く機会はすくないと思われます。

この曲の(そしてニーチェの著作の)タイトルにある「ツァラトゥストラ」とは、ゾロアスターをドイツ語化

したものです。(ちな みに、イタリア語にすると「ザラストロ」だそうです) また、マーラーの交響曲第3番の

第4楽章も同書の「夜のさすらい人の歌」から歌詞を採っています。

R・シュトラウス/交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》 リヒャルト・シュトラウスという人は

どうも俗物であったと言われていますが、彼の題材の選び方を見るとそれもうなずけるというか、

真面目な作曲家とは少々毛色の異なるケレン味を感じます。

同曲も、ニーチェの哲学書を音楽化するという前代未聞の試みですが、

そこ には「どんなものでも音楽で描いてやる」という俗っぽいエンタメ精神が見え隠れするような。

彼は「まず最初にびっくりさせる。そう すれば聴衆は最後まで聴いてくれる」という内容の発言を残している

そうですが、インパクトの強いオープニングが多いシュトラウス作 品の中でも、

交響詩《ツアラトゥストラはかく語りき》(Rシュトラウス)

特に大仕掛けでハッタリの効いているのが同曲。映画『2001年宇宙の旅』で印象的に使われて

世界的に有名になりましたが 、その後の部分も全曲に渡って変化に富む独創的な作品だと思います。

ディスクの方も話題盤に事欠きません。

作品よりもカラヤン晩年の美学を聴くべきディスク ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (録音:1983年  レーベル:ドイツ・グラモフォン)  

カラヤン晩年の、デジタル再録音プロジェクトの一環で《ドン・ファン》とカップリング。

昔から得意にしていた曲だと思いますが、 冒頭からして、名人芸とでも呼びたくなる見事な呼吸に圧倒されます。

全体的には、やはりレガート奏法を多用した流麗な造形が支配 的で、人によっては違和感もあるかと思いますが、

独自の耽美的な世界が展開します。  トゥッティ部の壮麗極まるサウンドは凄まじいものがありますが、

さらに印象的なのは、叙情的な部分でのまろやかにブレンドした オケの響きで、耳に心地よい、

ビロードのような肌触りを持つ弦の音色は素晴らしい聴きもの。ホルンが加わった旋律線も、

大変に滑 らかで美しいものです。アインザッツの揃わない箇所もありますが、

当盤は技術面よりカラヤン晩年の美学を味わうべきディスクなの でしょう。

ソロ・ヴァイオリンのフレージングも、指揮者のコンセプトを直に反映した独特のものです。

このような曲は実に素晴らしい指揮者振を発揮できる。

筆者は昔からカラヤン指揮はあまり聞きませんが、

同指揮者のカルメン(カラヤン・カラス)は大好きでよく聞きます。

暑い日が続きますがこれで多少は涼を取れましたか?

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

アバンギャルドな世界が感じられる。今聞いてもとてもモダンな ミンガス!

どうも筆者にはこの曲より チャールズ・ミンガスの直立猿人を思い出します。

ミンガス自身の説明によれば、

「Evolution(進化)」

「Superiority Complex(優越感)」

「Decline(衰退)」「Destruction(滅亡)」の4部構成の組曲。

2001年の冒頭に出てくるような、進化‼の過程まさにこの曲です。

実はこの2001年は最初はナレーター付きでしたが、公開直前にナレーターを削除したそうです。

小説読んだのが映画見るより理解できるって映画もいいですネ!

特に音楽の効果が素晴らしかったと記憶します。

筆者はこの映画は今はありませんが銀座一丁目のテアトル東京で見ましたが当時スビーカーにアルテックA7を

鳴らしていた映画館はこの映画館だけのような感じで、

特に、臨場感が素晴らしく本物のオケが演奏している様に見えました。

Charles Mingus - Pithecanthropus erectus

もちろんこれはLP盤を所有しています。

久しぶりの音楽の投稿をさせていただきました。





これ↓ 

面白いですよ! 

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