伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

J.S.バッハの曲を最新のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者リュシル・ブーランジェで楽しむ。

2023年02月09日 | J.S.バッハ関係

最近ワンコ(Mシュナウザー)モジャ君と散歩に行くと梅の蕾を見かけます、早咲きの梅は既に開花している様です。この時期に咲く冬から春にかけて蝋でできたかのような黄色い花を咲かせる蝋梅(ロウバイ)を見たく今日は少し長い距離の散歩になった。独特の甘いよい香りのする花を今年も見ました。季節は春が近づいて来たようです。
散歩後モジャ君とシャワーを浴びよくドライヤーで乾かした後、今回の取り上げた音楽は、以前このブログでも紹介したヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の《リュシル・ブーランジェ(Lucile Boulanger)》の新譜を視聴した。
昔からこのヴィオラ・ダ・ガンバの音色は筆者好みで良く耳にする音でもある。

筆者が初めて知ったのがARCHIVレコードのスイスの古楽器界の古老アウグスト・ヴェンツィンガー(August Wenzinger、1905年11月14日 - 1996年12月25日)とエドゥアルト・ミュラーが1970年に録音したJ.S.バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタである。
ヴェンツィンガーは、スイス出身のチェロとヴィオラ・ダ・ガンバの奏者、指揮者。昔はヴィオラ・ダ・ガンバの代わりにチェロでの演奏をしていた時代もあり、古楽器演奏が注目され多くの演奏者が奏でる様になった様です。

現在愛用する300Bは、以前にもZaika5300を詳しく説明させて頂いたが実に良い塩梅で鳴っている。そう言えば最近支那製品の新しく改良されたとアナウンスされたPSVANE WE300B 黒ベース 正規工場特注品マッチドペア一度は試聴したいと思うが?今使うものを越えなく無駄かなとも思う。



ヴィオラ・ダ・ガンバ(Viola da gamba)とは? はイタリア語で「脚のヴィオラ」を意味し、その名の通り脚(膝・ふくらはぎ)で楽器を支えて弓で弾く楽器です。この場合の「ヴィオラ」は弓で弾く楽器の総称で、この中に「ヴィオラ・ダ・ガンバ属(グループ)」と「ヴァイオリン属」(今日のヴァイオリン、ビオラ、チェロ)の2つのグループがありました。英語でヴァイオル viol、フランス語でヴィオール viole、ドイツ語で Gambe と呼ばれます。
ヴィオラ・ダ・ガンバはスペインのギターに似たビウエラという楽器が祖先と考えられています。16世紀にはイタリアに伝わり、その後イギリス、フランスとヨーロッパ全土へと広まっていきました。ルネッサンス・バロックの時代、教会や宮廷においてなくなてはならない楽器の一つで、王侯貴族のたしなみとして盛んに演奏されていました。しかし18世紀後半に貴族社会が没落し市民が台頭してくると、音楽の主流は宮廷からコンサートホールへと移行します。構造的に大きな音の出せないガンバは新しい時代の音楽的要求に応えることができず、ヴァイオリンやチェロに取って代わられてしまいました。



19世紀末に16世紀から18世紀の音楽・楽器の研究が進むとともに、ヴィオラ・ダ・ガンバもアーノルド・ドルメッチらによって再び脚光をあびることになった。第二次世界大戦後は、イギリスでヴィオラ・ダ・ガンバ協会が 1948 年に 設立されたのを皮切りに、米国では 1963 年、日本に も 1973 年に協会が設立された。また当時の演奏法なども研究されて、現在は少しずつながら奏者の数は増えている。意外と古楽器でありながら演奏され出したのは近年の様です。これは録音技術音響技術向上が一番の理由とも言えるであろう。正しくヴィオラ・ダ・ガンバの音は上品で奥深い低音の魅力ある音で新しい演奏は注視している。

筆者が初めて知ったのがARCHIVレコードのスイスの古楽器界の古老アウグスト・ヴェンツィンガー(August Wenzinger, 1905年11月14日 - 1996年12月25日)とエドゥアルト・ミュラーが1970年に録音したJ.S.バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタのレコード(モノーラル)で知った。ヴェンツィンガーは、スイス出身のチェロとヴィオラ・ダ・ガンバの奏者、指揮者。昔はヴィオラ・ダ・ガンバの代わりにチェロでの演奏をしていた時代もあり、古楽器演奏が注目され多くの演奏者が奏でる様になった様です。
弓の弾き方にも特徴があり弦を押さえつけるような演奏は出来ないので、弦の上を滑るような優しい演奏が特徴である。



そのような音楽を楽しむに辺り、ついつい自分の装置で良く鳴る音楽が多くなる、筆者愛用のGOODMANS AXIOM 80の箱に移植したIIILZ Monitor Goldの試聴はやはり弦楽器の演奏が実に上手く鳴るのである。ある程度のホール感も心地よく十分癒しのひと時を味わうことができる。
兎に角筆者にとっては何よりの精神安定剤がJ.S.バッハの曲であるようです、声楽、鍵盤楽器、弦楽器、簡易なコンチェルトでの演奏が良き心持ちにされてくれるようである。今後ともに良き演奏者のバッハを聴きたいと願いってます。余談ではあるが本日「バッハ生誕333年を寿ぎ、ソニー・クラシカルが選び抜いた33のバッハ名盤。」のCDセットを購入した、価格も安価で今まで余り聴いたことない演奏者も登場し是非にも聴きくとても楽しみに待っています。

Y氏はコーネッタのボックスを薦めるが生憎筆者の部屋は11畳程の洋間であるが、仕事道具が入り混じって、作業場兼用で箱を導入する場所も無く現状維持がやっとである。しかも今年で後期高齢者の仲間入りで先行きは余命はあと10年程であろうか。死んだら骨は海に流してくれと遺言している。



さて以前にも紹介の名手リュシル・ブーランジェ、無伴奏アルバムを仕入れる。
次のような説明がある。
(古楽先進国フランスの俊才集団ピグマリオンの一員で、Alphaにはバッハのソナタ全曲録音もあるヴィオラ・ダ・ガンバ奏者リュシル・ブーランジェは、チェロやコントラバスよりも先に子供の頃からガンバに親しんできた古楽ネイティヴ世代。今回の無伴奏2枚組は、ガンバ奏者=作曲家アーベルの無伴奏作品に、バッハのさまざまな独奏曲からの編曲を組み合わせたプログラム。ケーテン時代からのバッハの仕事仲間クリスティアン・フェルディナント・アーベルの息子で、バッハ自身の末男ヨハン・クリスティアン・バッハのロンドンにおける仕事仲間となったカール・フリードリヒ・アーベルは、ガンバの作曲家としては大物であるにもかかわらず、単独の無伴奏曲が散発的にあるだけで大作がないため、群小作曲家の一人と見なされがちな存在。「アーベルをバッハと対等の存在として扱えるように」(ブーランジェ談)と周到に編まれたプログラムは、この作曲家の小品を組み合わせた小ソナタ仕立てのセクションと、意外にもガンバの響きになじみやすい他の楽器のためのバッハの名曲群をもとに、自由に編まれた組曲とソナタが軸になりました。生前は多くの自作を色々な別編成のために編曲し続けたバッハですが、ここで広く知られた曲まであたかもオリジナルのガンバ作品であるかのように響かせるブーランジェの手腕は圧巻。無題の作品も多いアーベルの音楽も、無伴奏のソナタを前提として書かれていたかのような味わい深い魅力とともに甦ります。)
この曲を聴く前に筆者は知らなかったが、J.S.バッハ: フルート・ソナタ集が実に良い響きを奏でるのである。



J.S.バッハ:フラウト・トラヴェルソのためのソナタと独奏曲
 1. フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV.1030
 2. フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV.1034
 3. フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV.1035
 4. 無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV.1013
 5. フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV.1032

 フランソワ・ラザレヴィチ(フルート、音楽監督)
 ジャン・ロンドー(チェンバロ)
 ルシール・ブーランジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ:2,3)
 トーマス・ダンフォード(アーチリュート:2)

 録音時期:2013年12月20-22日
 録音場所:chapel of the church of Notre-Dame de Bon-Secours, Paris (France)
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 旧品番:ALPHA186

フルート、リコーダー、バグパイプの名手として様々な企画盤をリリースし、腰を据えてバッハが書いたフルート作品の魅力を堪能させてくれるアルバムです。無伴奏パルティータ以外の全編で活躍するチェンバロには、今を時めくジャン・ロンドーが参加。ラザレヴィチとロンドーの音が時に寄り添い、時に正面から対峙するというような、装飾の隅々にまでインスピレーションが溢れる素晴らしい共演を聴かせています。ルシール・ブーランジェも新鮮なメンバーから刺激を受け今回紹介のJ.S.バッハの無伴奏アルバムで新境地に到達してのであろう。


フランソワ・ラザレヴィチ (François Lazarevitch)
曇りない目で「作曲当時の作品の姿」を見据える研究的姿勢と、圧倒的な演奏能力とを兼ね備えた「古楽の笛」の達人フランソワ・ラザレヴィチ。
ALPHAレーベルではフランス中南部の伝統音楽を集めたバグパイプ・アルバムでデビューしたという異色プレイヤーでもありますが、バッハやテレマンなどのフルート作品の本質に生々しく迫ったトラヴェルソ演奏を聴かせる一方、古楽器でアイルランド音楽と向き合うなど、アルバムごとに目が離せない存在です。



『SOLO BACH-ABEL ~無伴奏ガンバによる、バッハとアーベル作品集』リュシル・ブーランジェ

【DISC 1】 <魂>
1-6. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750): 組曲 ニ長調
 1. プレリュード(原曲: 『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』プレリュード第1番 BWV 846/846a)
 2. アルマンド(原曲: 無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV 1012)
 3. クラント(原曲: 無伴奏チェロ組曲 第3番 BWV 1009)
 4. サラバンド(原曲: 無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV 1012)
 5. ガヴォット(原曲: 無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV 1012)
 6. カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787): ジグ(原曲: アレグロ イ長調 WKO 212)
 7-9. アーベル: ニ短調の三つの無伴奏曲
 7. アダージョ WKO 209
 8. 無題の無伴奏曲(アンダンテ)WKO 206
 9. アレグロ WKO 207
 10-11. バッハ: ト短調の二つの無伴奏曲
 10. プレリュード(原曲: リュートのためのプレリュード BWV 999)
 11. 英国風ブーレ(原曲: 無伴奏フルートのためのパルティータ BWV 1013)
【DISC 2】 <肉体>
 1-2. アーベル: ニ短調の二つの無伴奏曲
  1. 無題の無伴奏曲(アルペッジョ)WKO 205
  2. 無題の無伴奏曲(モデラート)WKO 208
 3-7. アーベル: ニ長調の二つの無伴奏曲
  3. アレグロ WKO 186
  4. フーガ WKO 196
  5. 無題の無伴奏曲(アダージョ)WKO 187
  6. メヌエットのテンポで WKO 200
  7. ヴィヴァーチェ WKO 190
  8-11. バッハ: ソナタ イ短調
  8. グラーヴェ(原曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 BWV 1003
/鍵盤のためのソナタ BWV 964〔BWV 1003の鍵盤編曲版〕)
 9. フーガ(原曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 BWV 1001
/リュートのためのフーガ BWV 1000)
 10. シチリアーナ(原曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 BWV 1001)
 11. アレグロ(原曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 BWV 1003)
 ※原曲の表記のあるものは全て演奏者自身による編曲
 リュシル・ブーランジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 録音: 2020年12月ノワルラク修道院文化センター

聞き応え十分で古楽先進国フランスの俊才集団ピグマリオンの一員で、Alphaにはバッハのソナタ全曲録音もあるヴィオラ・ダ・ガンバ奏者リュシル・ブーランジェは、チェロやコントラバスよりも先に子供の頃からガンバに親しんできた古楽ネイティヴ世代。今回の無伴奏ガンバ奏者、作曲家アーベルの無伴奏作品に、バッハのさまざまな独奏曲からの編曲を組み合わせたプログラム。

ケーテン時代からのバッハの仕事仲間クリスティアン・フェルディナント・アーベルの息子で、バッハ自身の末男ヨハン・クリスティアン・バッハのロンドンにおける仕事仲間となったカール・フリードリヒ・アーベルは、ガンバの作曲家としては大物であるにもかかわらず、単独の無伴奏曲が散発的にあるだけで大作がないため、群小作曲家の一人と見なされがちな存在。
小品を組み合わせた小ソナタ仕立てのセクションと、意外にもガンバの響きになじみやすい他の楽器のためのバッハの名曲群をもとに、自由に編まれた組曲とソナタが軸になりました。やはり最新の録音は素晴らしいの一言である。
筆者愛用の50年以上前発売になる10吋のタンノイのユニットを再現させる刺激は十分伝わった、未だ未だ十分現役で使える、ブラボー!

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