伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

ここに収録された音源は、バッハ生誕333年を寿ぎ、ソニー・クラシカルが選び抜いた33枚のバッハ名盤を求めてみた。

2023年02月12日 | J.S.バッハ関係

先日の投稿記事から「バッハ生誕333年を寿ぎ、ソニー・クラシカルが選び抜いた33枚のバッハ名盤。」が販売している事を知る。ソニーと言えばグレン・グールド(ピアノ)が有名でその他の演奏者も皆さんご承知の演奏者も多いが、仕事の関係で昔ソニーレコード製作の静岡工場によく通っていた頃ソニーの社員の言う事の音質に違いがを感じ、最近までソニー製品には或一線を強いていた。
当時プレス機はノイマン等の一流品を使用していたが音は当時ソニーの社員が使い音質は疑問点が多くその様な事もあり個人的にはオーディオ機器もソニー製品はやけにシャカシャカとした音に敬遠し、ウォークマン等は全く聴かなかった時期が長い、若い頃一度その様な疑問を感じると、その疑念が解けるまで随分日時がかかるようです、最近やっとその疑念から抜け出し最近は疑いも無くソニーの音も聴く様になっている。

今回は特に次のようなコメントが挙げられている。永遠の名演グレン・グールドの「ゴルトベルク変奏曲」、リヒテルの「平均律クラヴィーア曲集」、ヤン・フォーグラーの「無伴奏チェロ組曲」などのモダン楽器演奏から、バッハ時代のピリオド楽器と奏法によるレオンハルトの「マタイ受難曲」、アーノンクールの「カンタータ」、クイケンの「ブランデンブルク協奏曲」など、ドイツ・ハルモニア・ムンディの名レーベルの名演だけなく、最新の研究結果などの考察を含めた新しいアルバムなども含まれています。Amazonにて早速購入すると翌日置き配のメールが届く、流行病(はやりやまい)以降宅配便は置き配が多く大変便利である。撤収後早速梱包を解き開封する。



いつも筆者は途中から聴くスピーカーの音が気になり、銘柄を交換して聴くことが多いので、今日は最初から1996年発売のSPENDOR SP3/1P定評では自然で透き通った音です低域には16cmコーン型ウーファーを搭載しています。振動板にはポリプロピレンコーンを採用しており、ボイスコイルには2.5cm経のコイルを採用し、ヴォーカル、特に女性ヴォーカル最高ですとある・
今回は男性ヴォーカルではあるが、ソプラノ系統なので、それなら最初から今日SPENDOR SP3/1Pを聴きこんで見ました。なおこのスピーカーは能率は音圧レベル88dBと良い為真空管もシングルアンプでのドライブで十分良い音が聴ける。

最初からのSPENDOR SP3/1Pでの視聴は意外と其れなりにうなずける音がする、一般的に音楽を楽しむには十分な音質にも思える、これ以上に音質の向上を求めるならスピーカー台の導入または製作であろう、その上にある程度の土台をしっかりして視聴すればSPENDORに良い美音が入手できるのかも知れない。

余談ではあるが今回は石のプリメインとデジアンプも試したが、真空管のアンプが素直な音が聴けるように感じた。



馴染みある本日聴く音楽も以前に紹介した バッハ / モテット集 BWV 225~230 ヘルマン・マックス / ライニッシェ・カントライ(Bach Motets BWV 225-230 Hermann Max Rheinische Kantorei )
ドイツの合唱指揮者で、この CD の収録時に71歳というベテランだったヘルマン・マックスは、バッハ一族やヨハン・セバスチャンに先立つ人々を中心としたドイツものの合唱の録音を百ほどもこなしてきました。適度にシャープで爽やかなとこ ろが聴きどころです。鋭過ぎずやわらか過ぎずのニュートラルなものながらテンポは全体にやや軽快な方で、緩やかな楽章でも遅くはしません。飾らない澄んだ響きが 大変魅力的です。



其れと比べ今回購入した「33のバッハ名盤」の中に喜びに満ち溢れたバッハのモテット集はライプツィヒの聖トーマス教会少年合唱団の元団員たちによって、1992年に結成されたアンサンブル・アマルコルド。そしてリリースされるアルバムが毎回独特な解釈で驚かせるカチュナーとラウテン・カンパニー。

今回この2つのアンサンブルの合同企画は、バッハのモテット集。声楽、器楽とも各パート1人による演奏ですが、これまでにない速いテンポと自由で喜びに満ち溢れたものです。これらのバッハの偉大な合唱曲は、組成物のコアに貫通する斬新な解釈で、テキストの読みがそのまま音楽的解釈であることを表しており、バッハの巧みなポリフォニーの豊かさが明確に再現され、スリムでより透明感のあるサウンドが印象的です。
トーマス教会聖歌隊の卒業生たち五人 によって1992年にライプツィヒで結成されたアマルコルドによる演奏です。したがって必然的に男声のみで OVPP(各パート一人の合唱)になります。伴奏をしているのは1984年発足のベルリンの楽団で、指揮をしているのは1961年ドイツ生まれのリュート 奏者にしてその楽団の指揮者、ウォルフガング・カチュナーです。



喜びに満ち溢れたバッハのモテット集(J.S.Bach: Die Motetten)
[CD12]
 1. モテット第1番『主に向かいて新しき歌を歌え』BWV.225
 2. カンタータ第131番『深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわる』BWV.131~シンフォニア
 3. モテット第5番『来たれ、イエス、来たれ』BWV.229
 4. モテット第3番『イエス、わが喜び』BWV.227
 5. モテット第6番『もろもろの国よ、主をほめ讃えよ』BWV.230
 6. カンタータ第42番『されど同じ安息日の夕べに』BWV.42~シンフォニア
 7. モテット第4番『恐るるなかれ、われ汝と共にあり』BWV.228
 8. モテット『汝を去らしめず、汝われを祝せずば』BWV Anh.159
 9. モテット第2番『御霊はわれらが弱きを助けたまう』BWV.226
【演奏】アンサンブル・アマルコルド、 ラウテン・カンパニー、 ヴォルフガング・カチュナー (指揮)、
【録音】2012年
バッハ:モテット集アンサンブル・アマルコルドカチュナー&ラウテン・カンパニーライプツィヒの聖トーマス教会少年合唱団の元団員たちによって、1992年に結成された「アンサンブル・アマルコルド」と、リリースされるアルバムが毎回独特な解釈で驚かせてるヴォルフガング・カチュナー指揮「ラウテン・カンパニー」によるバッハのモテット集の登場でした。

後は筆者が思ふにJ,S,バッハと言えばカンタータ(BWV147)の一つでも加えて欲しかったが真とこに欲しいとも言えるのではあるまいか?



次に今回リッピングした曲は、大変興味の湧いたアルバムは・・・チェロ組曲であるが、ヤン・フォーグラー仕様のチェロはモダンチェロである其の為か音質が良く響き迫力共抜群に聴こえる、筆者はどちらかと言えば古楽器を聴く場合が多いが、モダン楽器の演奏も大変興味深いようである。
先ずはBW V1007no冒頭から感じた事は「飴色に輝く音色が響く」この様な感じでチェロが奏でる音色の豊さに酔った、一気にチェロソナタを楽しんだ。
余談ではあるが一般的にチェロの弦はスチール弦(比較的安価で音色は固め)、ナイロン弦(種類が豊富で様々な特色があります)謂わゆる古楽器の バロック・チェロは羊の腸を材料としたガット弦が使われ音色は柔らかくバロック音楽などに使用されます。
[CD4-5]
 無伴奏チェロ組曲(全6曲)BWV.1007-1012(
Bach: Suites for Solo Cello 1-6)
【演奏】ヤン・フォーグラー(チェロ)Jan Vogler
現在ドイツを代表する若手チェリストとして世界的な活躍を続けるヤン・フォーグラーの新録音は、チェロ独奏曲の最重要レパートリーともいえるバッハの無伴奏全曲の登場です。ファビオ・ルイージ/シュターツカペレ・ドレスデンと共演したR.シュトラウスの「ドン・キホーテ」を皮切りに、ドヴォルザークやショスタコーヴィチのチェロ協奏曲、タンゴ・アルバムなど、1枚1枚が個性的なコンセプトに基づく録音をソニー・クラシカルで発表してきたフォーグラーですが、バッハの録音は、シュタットフェルトとの「ガンバ・ソナタ」全曲以来のこと。古今東西のチェリストがそれぞれの解釈を刻印してきたこのチェロ音楽のバイブルを気鋭のフォーグラーがどう料理するか、興味は尽きません。



ヤン・フォーグラーは、ニューヨーク市に住むドイツ生まれの古典的なチェロ奏者です。 彼は東ベルリンで生まれ、最初は父親のピーター・フォーグラーに師事し、続いてベルリンのヨーゼフ・シュワブ、バーゼルのハインリヒ・シフ、ジークフリート・パルムに師事しました。
【収録予定曲】
 J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲) BWV1007~1012
【演奏】
 ヤン・フォーグラー(Vc)
【録音】
 2012年12月, ニューヨーク、パーチェス大学 (デジタル:セッション)

比較的新しい録音で音質も大変すぐれものである、筆者も今回は初めてのチェリストである、気鋭のチェリスト、ヤン・フォーグラー(1964-)によるバッハ無伴奏チェロ組曲全曲集。
2012年12月、ニューヨーク州立大学パーチェス校でセッション録音(学内のどんな施設か不明だがフォーグラー自身は「スタジオ」と記している)。収録時間55分58秒+76分15秒。



純クラシックのみならず、ピアソラやジミ・ヘンドリックスなども俎上に載せるフォーグラーだが、この無伴奏組曲と作曲者のバッハは、やはり特別な存在であったようだ。彼は自筆のライナーで「子供の頃から親しみ、そして未だに弾きこなせたと感じない」と述べている。
そのフォーグラーが今回のレコーディングを決意したのは、「2011年に(現在の愛器である)ストラディバリ''ex Castelbarco Fau''を手にした時」という。

通例、特にクラシックの奏者は、楽器についてあまり多くを語らない。しごく健全と思うが、もちろん例外もある。チェリストではイッサーリスが おなじ組曲 のライナーで雄弁に語っており、本作のフォーグラーの著述もそれと同様に面白い。
彼はバッハとストラディバリの関連について、「ほぼ同時期に世に出た楽曲と楽器(この場合は組曲の作曲とそれに数年先行した''Forma B''というモデル)が、チェロの可能性を押し広げた」という考察をしている。なんだか愛器ジマンみたいだが、確かにフォーグラーの音色はひと味もふた味も違う。



ここで筆者のバッハのチュロ組曲のリッピングリストを挙げると可也の演奏者を数えるが中でも今回のヤン・フォーグラーの演奏能力は相当高いとおもう。

本作はまず低弦の「鳴り」の強さが特徴的だ。聴き初めはやや籠った音にも感じられたのだが、これは早とちり。楽器の豊かな胴鳴りを殺さず、それでいて全音域のバランスを崩さないのがフォーグラーの流儀らしい。このことは組曲の後半部まで聴き進むと次第に明らかになり、だから本作では1枚目よりも2枚目の方が印象が強い。チェロ好きであれば涙ものの美音が聴ける。
ただそうした細部に耳を傾けるより、本作では「チェロの豊かに鳴り響く」を堪能している方が新鮮な感動に浸れると思う。

筆者も大好きなバッハのチュロ組曲のリッピング下演奏家を比べて聴くが確かにフォーグラーの演奏は上位に位置するようである。
かのビルスマの演奏に冠せられる「語るバッハ」とは趣が異なるものの、これほど豊かに快活に語られるバッハを他に知らない。これは傑作だ。
こうなると今までリッピングしたチェロ・ソナタを聴き比べて見ても、ヤン・フォーグラーの演奏はテクニックも見事なもので、装飾音もごく控えめ。全体に楽曲への敬意が感じられる、真摯なアプローチであろう。ブラボー!

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