夏合宿

夏の雲仁王立ちして下界を見張る



蝉の声が好きです。蝉の鳴き声を聴いていると胸の中に夏休みの匂いが充満する。チビチビの頃からすり込まれているのでしょう。
蝉の鳴き声で思い出すのは沖縄の朝。二十歳のときにバンドの合宿で初めて沖縄に行ったときのこと。目覚まし時計の代わりをしてくれたのは蝉だった。早朝から大音量で「おきろおきろ」と蝉がで歌う（脳みそを鞭でしばかれているみたいだった）。雨戸を閉めて寝てもダメ。慣れるまでに時間が掛かった。沖縄の蝉のパワーは違うと知った（勝手に納得）。
結局、バンドの合宿と言いつつ練習そっちのけで遊びほうけてしまった。だって、青春まっただ中だもん、ラブとロマンに引き寄せられるのだよ。みなさん身に覚えがあるでしょう。
蝉の鳴き声＝青春である。冬に生まれたけれど夏が好きです。また、沖縄に行きたいなぁ。あの頃と同じくフェリーでね。でも、船底はもうイヤだ（バイトでお金を工面したので最低価格の旅だった）。沖縄と岩手は、再び上陸したい場所である。感染状況が気になります。





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