3日目 青森・三内丸山遺跡
3日目は青森の三内丸山遺跡を見て午後には帰路に着く予定でした。
前日に、青森か新青森の駅近くに宿泊の予定でしたが、なんとホテルが空いていない!
オーバー・ツーリズムかシーズンの問題なのか・・・
結局、JR東日本の乗り放題のフリー切符を活かして、盛岡に連泊して、翌朝青森に向かいました
新幹線で盛岡7時59分発、新青森には9時2分に着き
三内丸山遺跡にはシャトルバス「ねぶたん号」で15分ほどで到着です
三内丸山遺跡は
2021年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界遺産に登録されました
遺跡の見学は、無料でボランティアの方が案内してくれるサービスがあります
そのツアーの出発時間まで一時間ほどあったので
まず施設内の縄文人の生活を再現した展示やシアターで少し予備知識
数多く出土した土器や大型板状土偶(重文)
数々の出土品
1992年から始まった発掘調査で
縄文時代前期から中期(5900年前~4200年前)の集落跡が見つかりました
大型の堅穴式住居跡や高床式倉庫跡など
約780軒もの建築物跡がみつかり、人口も多かったそうです(日本最大規模)
復元した六本柱建物跡
6本柱で長方形の大型高床建物
直径約1メートルのクリの柱跡
6本柱建物後方にある大型堅穴建物跡
長さ32m、幅約10メートル
集落の中央付近にあり、集会所、共同作業所、共同住宅などとして使われていたようです
堅穴建物跡
地面を彫りこんで床を作り、中央に炉があるのが特徴。500棟以上みつかった
茅葺、樹皮葺、土葺の3種類
時代によって、平面形、柱の配置、炉の位置や構造に違いがみられるようです
堀立柱建物跡
地面に柱穴を掘り柱を立てて屋根を支えたもの
環状配石墓
大人用の墓は、地面に彫られた穴の周囲に礫を弧状に並べたもの
子ども用の墓は日常的に使われていた土器を利用していたようです
紀元前3000年から2000年頃まで、推定500人位まで人々の生活が
営まれていたなんて驚きですし、
縄文人が衰退する1600年もの間、変わらない生活が続いていたことに
感動さえ覚えます。
三内丸山遺跡は広いんですね。これだけの物がしっかり残っているのはすごいです。見ごたえがありますね。昔の生活を想像しながら見て回るのは素晴らしいひと時で、羨ましい・・。素敵な旅行でしたね。