毎年八月最後の日曜日は区の防災訓練日。
例年に倣い八平神社裏の駐車場で消火訓練。
防災訓練の後、二百十日のご信心。何時頃始まったのか定かではないが、兎に角、昔から区民皆で、千枚の榊の葉を一枚づつ千切りお百度を踏む。グルグルと境内を回りながら、台風が(出沢に)来ないようにお参りをする。自然の力には抗すすべがない。大風が吹き稲が倒れたときの悲惨さは今も昔も変わらない。氏神に守って貰う他はないのだ。
出沢にとって、更に怖いのは大雨。時間雨量三百㎜、一晩に八百㎜近く降った言われている七夕豪雨から五十年近くたったが、未だ、あの時の恐怖は忘れない。大雨が降らないように、浅間様のお参りも欠かせない区役員の努めだ。
出沢を見下ろす山頂の浅間様に行くには、昔は西沢から歩いて登ったのだが、今は、車で七久保から雁峰林道を回り込んで登る。それでも林道から小一時間かかる。
高齢化で、いずれお参りに来ることが出来なくなると思うが、今年は努めを果たしたいという区長の言葉に押され、何とか浅間様まで辿り着き、御神木の山桜の古木にカメラを預け一同自撮り。
山登りは降りるほうが足にくる。第三の足まで使い(最近は殆ど役には立たないが、ぶらぶらリズムをとるぐらいはできる)雁峰林道まで降りたときには、足はつり膝は笑っていた。ヤレヤレ、何とか今年はお参りできた。お疲れさま。