出沢では平成23年秋から、獣害防止柵の設置が始まった。
あれから4年、出沢の耕地はほぼ柵で囲まれた。それまでは電気柵で猪を
防いでいたのだが、今ではすっかり鋼製の柵に置き換わった。柵の内側は、
たまに猪に潜り込まれることはあるが、ほぼ被害は無くなった。
それでは、柵を設置してから猪が減ったのだろうか?。
平成20年以後の出沢地内の檻(箱罠)に掛かった猪鹿は下記の如くである。
出沢地内に設置してある箱罠(7ヶ所)に掛かった猪鹿の数(出沢檻クラブ)
平成年 20 21 22 23 柵 24 25 26 27
捕獲数 13 14 17 22 柵 30 14 26 15 計151頭(内鹿17頭)
※猟師が捕獲した数は入っていない。
※鹿は箱罠には殆ど入らなかったが、ここ3年は三頭に一頭は鹿が
掛かるようになった。
年により変動するので断定はできないが、この表を見る限りでは、
それ程減ってはいないように見える。これからも柵で獣害を防ぎつつ、
駆除をし個体数を抑えながら、猪鹿と共存するしかないだろう。