『絵に負けんように作ったつもりだけど・・」
コバちゃが、出来上がった紙芝居の舞台を持ってきた。
ひと目みてびっくり。思わず 『スッゴーイ』
負けないどころか、いい勝負だ、絵と張り合っている。
あんな、落書き程度の打ち合わせ図面から
こんな立派な舞台を作るとは、流石こだわりのコバ建築だ。
そういえば、コバちゃは、もう30年以上昔になるが、
確か、太十の初菊・・寺子屋のお京・・などを踊ったことがある。
いい女形だった・・。
芝居心が、こんな素晴らしい舞台を作らせたのだろう。
早速、26日のおもてなし会で披露。
自分は腰痛で行けなかったが、
宮川さんがビデオを持ってきてくれた。
語りは、絵を描いた重子さんと忍さん、ツケ打ちは和之さん。
皆んなうまい。さすが出沢だ。
デジタル全盛の時代だが
年寄りには、超アナログの紙芝居もいい。
子供のころの懐かしい思い出がよみがえり、心が和む。
お宮の舞台は失くなったが、
この、コバちゃ入魂の檜舞台が、
芝居どころ出沢、の記憶を紡いでくれるに違いない。