15年もヒット作に恵まれないオスカーを受賞した脚本家も今は落ち目・・・電気まで止められた彼は、田舎の大学講師の仕事を
引き受けるが、授業はいい加減・・・そんな彼「ヒュー・グラント」も。。。。
出だしは興味なかった人物がじわじわと後半になるにつれ面白さを出してきます。特に学科長が性格もその優しさあふれる姿が良いです
ニューヨーク州のど田舎町の大学で脚本家講師として雇われ、様々な教師や生徒と交流するうちに自分自身の心の整理と、人々の
表現力を伸ばしていく教育の面白さに気づいていく。ハリウッドゴシップや映画脚本売り込みシステムと数々の映画の引用を織り込んで
語っていくコメディータッチでダメ男を演じるヒュー・グラントを楽しませてくれます。
ヒロインのシングルマザー聴講生 マリサ・トメイ 海兵隊上がりの学科長 J・K・シモンズ(娘命)
堅物オールドミス教授 アリソン・ジャネイ シェークスピア専攻の犬好き隣人 クリス・エリオット
聴講生生徒たち ベラ・ヒースコート、アヤ・ナオミ・キングらも個性的なキャラクターで笑わせてくれます
大笑いさせるのでは無く、感動しろ!と言った大げさな演出が無い所もまた良いのでは無いでしょうか? 老若男女ご覧頂きたい作品です
劇的な感動と言う訳ではありませんが、心地よくて
少し心が元気になるような、そういった映画でした。あ~そいえば 『セッション』 とは違ったJ・K・シモンズの魅力が光っていました ★★★☆