ブロック玩具の「レゴ」を題材に描いた大ヒット3Dアニメ「LEGO(R) ムービー」に登場したバットマンを主人公に描くアドベンチャー
アニメ。寂しがり屋のくせに強がる面倒くさいヒーロー、バットマン。そんな彼のもとに、バットマンに憧れるロビンこと少年ディックが
やってくる。ロビンのせいでペースを乱されるバットマンだったが、さらにそこへ、宿敵ジョーカーが宇宙に閉じ込められていた悪者たち
を脱走させ、ゴッサムシティを混乱に陥れる事態が発生。街のピンチを救うため、凸凹コンビのバットマン&ロビンは立ち上がるのだが
物語は超王道。孤独な男が家族や仲間の大切さに築くまでの話。ちょっと説教臭い部分もありましたが、バットマンのぼっち描写が妙に
説得力があるせいかすんなり見ることが出来ました。バットマンの孤独な姿を、茶化しつつも掘り下げることができていると思います。
ネタの数が多い事!!製作会社のロゴからエンドロールに至るまで次から次へとネタが繰り出されるのが面白い。特に、執拗なアダム・
ウェスト版バットマンネタや、『ドクター・フー』のダーレクや『タイタンの戦い(旧)』のクラーケンのゲスト出演といったファミリー
映画とは思えないマニアックなネタの数々には思わず笑ってしまいました。結構、大人向けかも?(知らなきゃ笑えない)只、こう言った
ネタの数々がうまい具合に真面目で説教臭いストーリーを中和してくれているおかげか、嫌味がないしむしろ見やすいと思いました。
もちろん好き嫌いは分かれるでしょうけどね。
ロビン役が小島よしおなのかと疑ってしまうほど演技が秀逸でした。 ☆☆☆