人類が地球以外の惑星に移り住み宇宙帝国を築いた未来。皇帝の命により、抗老化作用のある秘薬
「メランジ」が生産される砂の惑星デューンを統治することになったレト・アトレイデス公爵
(オスカー・アイザック)は、妻ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)、息子ポール(ティモシー・シャラメ)
と共にデューンに乗り込む。しかし、メランジの採掘権を持つ宿敵ハルコンネン家と皇帝がたくらむ陰謀
により、アトレイデス公爵は殺害されてしまう。逃げ延びたポールは原住民フレメンの中に身を隠し
やがて帝国に対して革命を決意する。
物語はスターウォーズの元ネタということもあり宇宙間での一族の戦争、メカニック要素
宇宙の支配者の奪い合いの物語です。
それぞれ一つの貴族の家系が統治する惑星4っつで構成されている、まるで暗黒時代のヨーロッパの
ような世界観の宇宙帝国が舞台。その帝国での宇宙の長距離ワープに必要不可欠な香料を、唯一産出する
砂の惑星「アラキス」が、もっとも重要な星だった。そこは極悪なステラン・スカルスガルドを頭首と
する『ハルコンネン家』が統治していたが、皇帝がそれを立ち退かせ、新たな統治者として主人公
ティモシー・シャラメを王子とする『アトレイデス家』が任命される。しかしそれは『アトレイデス家』
を潰そうとする皇帝の策略で、主人公たちが砂の惑星に赴任したとたん、『ハルコンネン家』と皇帝の
合同軍の襲撃を受けて全滅してしまう。主人公は母親レベッカ・ファーガソンとともに、砂漠地帯に
逃げのび、原住民である砂漠の民に救われる。彼らに伝わる伝説によると、主人公は自分たちを救う
予言された救世主ではないかという・・・と言う辺りでパート1である本作は終了。
もともと原作小説の人気も、『指輪物語』と同じように、完璧に構築された別世界を楽しみたい人を
満足させる、と言う事が土台にある作品なので、世界観などどっちでも良い人には退屈な描写ばかり?
という印象になると思うので賛否は別れるかもしれません・・が!私はこの作品大好きですね
本当にうまいものは最後まで観せないぞと言わんばかりの静かな序章。
序章とは言え3時間もあるのに長さを感じさせないのは流石 ☆☆☆☆☆