今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

健康ハートの日

2007-08-10 | 記念日
今日(8月10日)は、「健康ハートの日」
日本心臓財団と厚生省(現在の厚生労働省)が1985(昭和60)年に制定。「ハー(8)ト(10)」の語呂合せ。
夏の間に心と体のチェックをして、心臓病の多発する冬に備える日。
世界心臓連合(World Heart Federation, WHF)は1946(昭和21)年に設置された国際心臓学会(International Society of Cardiology)に始まる。1978(昭和53)年、国際心臓学会と国際心臓連盟(International Cardiology Federation )が統合されて国際心臓連合(International Society and Federation of Cardiology, ISFC)となった。そして1998(平成10)年、名称をISFCからWHFに変更した。そして、「心臓病と脳卒中の予防と管理を通して、とりわけ低収入の国々の人々が長く、よりよい生活を享受できるように援助する」という事業目的を掲げて歩みはじめた。
8月10日が「ハー(8)ト(10)」と読み取れることから、1985(昭和60)年にこの日を「健康ハートの日」と定め、一般の人に循環器疾病に関する正しい知識の普及啓発を進めてきた。これとは別に2000(平成12)年に9月の最後の日曜日を公式に「世界ハートの日」として発足した。
そして、8月10日「健康ハートの日」からの一週間は、「健康ハート週間」 として、「世界ハートの日」に関連したイベントなど心臓病の予防・制圧のための各種イベントをおこなっているようだ。
心臓病は、心臓の疾患の総称で、心疾患とも呼ばれる。全身へ血液を送るポンプという働き上、重篤な症状を起こすものも多い。(主な心疾患)
以下参考に記載の「心臓病ホームページへようこそ監修 (財)日本心臓財団」によると、ひとくちに心臓病といってもいろいろな病気があるが、大きく分けると以下のような種類がある。
1、動脈硬化が原因となる虚血性心疾患。生活習慣病の一つ。狭心症や心筋梗塞はこれに分類される。
2、脈の乱れを起こす病気。不整脈、心房細動、心室細動、房室ブロックなど。
3、生まれつき心臓に問題がある先天性心臓病。心房中隔欠損、肺動脈狭窄など。
4、心筋の病気、心臓弁膜の病気、心膜の病気など。
5、そのほかの病気。心肥大、精神的な原因から起こる心臓神経症など。
このような心臓病の予防法としては、4大危険因子をなくすことが最も重要と言う。つまり、高血圧高脂血症、喫煙、高血糖が4大危険因子であり、まずは血圧と血液中の脂質を正常に保つことが重要だという。まず、高血圧を防ぐためには減塩が重要であり、高脂血症を防ぐには、動物性の脂肪や炭水化物、甘いものをとりすぎないことだという。(具体的な減塩法やコレステロールを増やさないための注意については、脳卒中のホームページでくわしく説明している)。 それと、たばこは、多くの生活習慣病の危険因子であるため、健康のためにはぜひやめた方がよい。 たばこは周囲の人にも悪影響がある。それと、肥満の予防や改善には、よけいなエネルギーをとりすぎないことが大切であるが、もうすでに糖尿病といわれている人は、お医者さんと二人三脚で、しっかり血糖値をコントロールすることが第一。まだ糖尿病ではないが、血糖値が高めの人は、1日に食べるもののエネルギー量を制限すること、体重を標準体重に減らすことが重要だと言う。
WHO(世界保健機構)によると、”60億人の世界人口のうち、16億人が過体重で、4億人以上が肥満。 世界の5歳以下の子供のうち、2,200万人以上が太り過ぎ。 2015年までに23億人が過体重になり、7億人以上が肥満になると予測される。また、肥満は、・心疾患(特に心筋梗塞や脳卒中)・糖尿病の慢性的な病気の主な危険因子となり、中でも心疾患は、死因として最も多く、毎年1,700万人が亡くなっている。”という。 (以下参考に記載の糖尿病NET参照)
肥満は、あらゆる病気と関連していて、死を早める誘因となるため健康管理のためには先ず、肥満状態を回避することが大切。日本でも食事の欧米化に伴って高カロリー(脂肪、糖類、アルコール)摂取の生活が加速している。この傾向は今では、日本に限らず、世界の所得の低い国々にまで波及しているようだ。そして、悪いことにこうした国々においても車社会が到来し、運動量が極端に少なくなってきており、その結果が肥満となって現れてきているのだという。その為には、日頃から、「脂肪、糖類、アルコール」の取りすぎに注意し、適度の運動をして、体格指数(BMI)を管理するだけで良いという。体重(キロ)を身長(メートル)で2度割った数値を「体格指数(BMI)」と呼ぶ。このBMIが25以上を太りすぎ、30以上を肥満と規定している。WHOもこれを基準にして、各国の肥満度を比較しているらしいが、この判定は,あくまで身長と体重の関係から肥満度を見たもの。
あなたの今の体格は?BMI判定してみる?→ BMI判定
肥満とは、単に体重が重いことではなく、体に中性脂肪が過剰に蓄積した状態である。また、その中性脂肪がどこについたかが問題である。そのようなことを総合的に管理しなければいけない。
最近は日本でも「メタポリックシンドローム」という言葉がよく使われている。動脈硬化性疾患(心筋梗塞や脳卒中など)の危険性を高める複合型リスク症候群を「メタポリックシンドローム」という概念のもとに統一しようとする世界的な流れのなか、日本内科学会をはじめ8つの学会から構成された「メタポリックシンドローム診断基準検討委員会」が、2005(平成17)年4月に開催された第102回日本内料学会総会で、日本独自の「メタポリックシンドロームの定義と診断基準」を発表した。(以下参考に記載の「ご存知ですか? メタポリックシンドローム!」参照)
私も、医者から肥満と高血圧の予防を注意されている(血糖値もぎりぎり)。一応、今流行りのメタボリックシンドロームの該当者である。自慢することではないが・・(^0^)。そのため、高血圧の治療用に薬の服用と血圧計での血圧測定を毎日しており、高血圧には、激しい運動はダメなので散歩程度の運動を心がけており、血圧の方はここのところ、薬を大分減らしたが、一応、基準値ぎりぎりのところに納まっている。しかし、もう1つの肥満の方、体重とお腹の脂肪は、毎日体脂肪計で測定をしているが、一向に良い方へ変化無し。体重も落ちないし相変わらずお腹が出っ張っている。体脂肪を落とすためには、少し激しい運動が必要だが、医者からは、血圧が上るので激しい運動は控えた方が良いといわれている。なかなか難しいものである。それに、その簡単な運動である散歩でさえこの頃は出来ていない日が増えている。また、食事では塩分を控えるようにしなければならないがやはりなかなか抑えられない。意志薄弱と言おうかなかなか判っていても自分をコントロールできたないのが情けない。もう、現役も退いた年齢も年齢だ、これからそんなに長生きもしたくないなどという気持ちがついつい出てしまうのだ。少し、反省して今日から、また頑張ろう。
そういえば、7月26日のTVで金正日が禁煙令を施行したという報道を見た。何でもヘビースモーカーでもある「金正日の心臓病と糖尿病が相当悪化してるかららしい」ということであった。確かにTV画面に映っている写真も、それまでのと違った服装で髪の毛も乱れたまま、以前とは相当やせていた。以前の腹を突き出した肥えた姿はどう見ても糖尿病のように見えた。北朝鮮には喫煙者が多いというが、満足に食事も採れないのに喫煙しているのは、空腹をごまかすためであるとも聞く。だって、空腹を感じさせないようにするため麻薬を配給したりしていると聞くものね。立派な指導者のいる国の人は本当に気の毒だね~。我が国も、金持ちと貧乏人がはっきりしてきた。そのうち、貧乏人は、空腹をタバコを吸ってごまかさなくてはならなくなるのだろうか!経済大国といわれた、豊かな日本で「おにぎりがたべたい!」のメモを残して死んでゆく人のある時代になったのだから・・・。
(画像は、アレッサンドロ・デルボロ作(17世紀)「肥満体のトースカーナの将軍」。 Wikipediaより)
肥満 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%A5%E6%BA%80
心臓病 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E8%87%93%E7%97%85
日本心臓財団
http://www.jhf.or.jp/
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/
世界ハートの日
http://www.jhf.or.jp/whf/whd00.html
心臓病ホームページへようこそ監修 (財)日本心臓財団
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/shinzou/index.html
糖尿病NET-世界の肥満人口増 16億人が太り過ぎ、4億人が肥満
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2007/03/005537.php
体格指数(BMI)
http://www.kms.ac.jp/~hsc/izumi/taikei/bmi.htm
ご存知ですか? メタポリックシンドローム!
http://www.hokyo.or.jp/bodytalk/61/06.htm
「PDF]平成16年国民健康栄養調査結果概要
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb14GS50.nsf/0/98e6f3f836572e8b4925716f0006b833/$FILE/20060512sankou_gaiyou1.pdf
日本内科学会
http://www.naika.or.jp/
血圧ドットコム・メタボリックシンドロームって何?
http://www.ketsuatsu.com/basic/06.html