今日(9月4日)は、「クラシック音楽の日」。
日本音楽マネージャー協会が1990(平成2)年に制定。「ク(9)ラシ(4)ック」の語呂合せ。
音楽家の無料報酬によるコンサート等が開かれていると言うのだが・・・。
「クラシック音楽」・・・をgoo辞書で見ると、"(1) 西洋の芸術音楽の総称。純音楽。(2)「古典派音楽」に同じ。"とある。
それでは 【古典派音楽】 とは?これも、goo辞書で見ると”18世紀後半から19世紀の初めにかけてヨーロッパで栄えた音楽。最盛期は1780~1810年代で、これに先立つ18世紀中葉を前古典派ということである。ウィーンを中心としたことからウィーン古典派ともいう。交響曲・弦楽四重奏曲、ピアノ-ソナタ、ソナタ形式などが完成された。ハイドン・モーツァルト・ベートーベンらに代表される。古典音楽。”・・・と言うことであり、これが、狭義のクラシック音楽と言うことになるのだろう。彼らの時代(あるいはその直前のバッハの時代)には、演奏面においてはヴァイオリン属楽器やピアノなどの音量が大きく取れる新しい楽器の発明や平均律理論の開発など今日につながる新しい動きが生まれ、作曲技法の上でもソナタ形式などの新しい様式が取り入れられた。またこの時期には、それまで王侯貴族がおもな聴衆であったのに対し、一般市民という新しい聴衆が現れた時期でもある。それらの要素は少なくとも20世紀初頭までは西洋伝統音楽を特徴付ける要素でありつづけた。
こういった意味合いにおいて、18世紀から20世紀にかけて作曲された一連のオーケストラ、オペラ、室内楽などの諸作品を西洋伝統音楽における広義のクラシック音楽としてカテゴライズ(categorize,分類)することには正統性があると考えられるという。要するに、中世ヨーロッパに発する伝統を受け継いだ音楽または同伝統を受け継いだ作曲家による音楽作品がクラシック音楽ということになるのであろうが、日頃、クラシック音楽とは余り縁の無い生活をしている私などには、やはり、まだ、ピン!と来ないところがあるが・・・。本当の意味での「クラシック音楽とは何か?」・・・私には、説明できないので此処でも見てください。→音楽史・・・・でも、頭が痛くなっても知らないよ。
西洋クラシック音楽の流れにあり20世紀後半から現在に至る音楽を現代音楽といっている。詳しくは→現代音楽を見てください。
また、今日、クラシック音楽の流れとしては見なされない他分野の音楽(例えばポップス、ジャズ、ロックなど、一般大衆に浸透している音楽は、現代においては商業流通に則った商業音楽として位置づけられている音楽分野に属すものとして考えるのが一般的であるという。日本の歌謡曲など当然にこの分野に入れられるよね~。(この定義・問題についての詳細は現代の音楽参照)。
ドイツでは19世紀末から発生した娯楽音楽〈U-MUSIK==unterhaltungs Musik〉などと対比して真面目な音楽〈E-MUSIK=ernste Musik〉と呼ばれる分類があるそうだ。"ernst"は「まじめな」とか「真剣な」とかいう意味がある。前者が、現代の大衆社会が生み出したロックやポップスなどの「商品」としての軽音楽の生産と不可分の関係をもって生まれたのに対し、それと区別されるべき「芸術音楽」あるいは、「厳粛な音楽」、つまり、日本で言えば、大雑把に言ってクラシック音楽や現代音楽を指す言葉として新たな意味を与えられたそうだ。
クラシック」というと「古典」とか「伝統」とかというイメージが先行しがちであるが、ドイツでは、その音楽が生まれた「時代」や「地域」で分類するのではなく、音楽を作り、演奏し、聴く者の「価値観」によって分類しているそうなのだ。
以下参考に記載の「はじめてのクラシック」 のクラシック音楽って何? にも書かれているが、”例えば「クラシック界の大御所」と目されているモーツァルトが多数作曲している「セレナード」や「ディヴェルティメント」などは、当時の貴族階級が宴会や食事のときにBGM的に楽しむ娯楽音楽=U-Musikとして作られたはず(映画「アマデウス」 に、そんなシーンがある)なのに 200年後の私たちが、コンサートホールで咳ひとつするのも遠慮しながら静かに畏まって聴いている”のは、可笑しいと言えばおかしいのじゃ~ないかな~。
それなのに、今だに、日本のクラシックコンサートは、西洋のコンサートやオペラなどではそれなりの服装をして行くのに、日本では、けっこうカジュアルな格好で行く日人がいることに疑問の声をあげる人もいるのがわからない。そんなことを言っている人がどれほどに日本の伝統文化を大事にしているのかは知らないが・・・。
私も、一応、有名な作曲者のクラシックのCD「The Classic Collection」などをそろえているのだが、もう、何年聞いていないだろう。もう、随分昔、クラシックなどには余り興味の無かった私が、骨董品などのコレクションのために色んな市を覗いていたが、確か神戸の長田神社での市だったと思うが、若い女の子が全巻まとめて買ってくれると安く売ると言うので、まとめて買った。その時に、続けて聞いたが、私には、やはり、ポピュラーな曲がいいので、妹に、一部やったが、それでも、このブログを書くので思い出して、仕舞いこんでいたものを引っ張り出してくると、40巻ぐらいあったよ。この機会に、また、聞いて、少しは、高尚な気分になってみるかな。(^0^)
今年(2007年)の6月18日に山本直純のことについて書いたが、今では世界的に有名な指揮者として活躍している小澤征爾が先輩である山本から、「自分は音楽の底辺を広げるので、お前は世界を目指せ」と言われたと語っている。山本は、クラシック音楽をそんなにお高くとまった音楽ではなく庶民に近い音楽として、聞いて欲しかったのだろうね~。改めて、偉い人だったと思う。前に書いた山本直純のことは以下で見てください。
6月18日は、山本直純(指揮者,作曲家『男はつらいよ』)の忌日
http://blog.goo.ne.jp/yousan02/e/6e7a53e63f822140da5f7dc86fedc53d
(画像は、1985年映画「アマデウス」チラシ)
クラシック音楽-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E9%9F%B3%E6%A5%BD
Art Words 現代美術用語集
http://www.dnp.co.jp/artscape/reference/artwords/a_j/ernste_musik.html
アマデウス (映画) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B9_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
音楽の原理
http://www2s.biglobe.ne.jp/~chouse/aesthe.html#Anchor152823
はじめてのクラシック
http://www.hi-ho.ne.jp/kinoppi/beginner/b_index.htm
セレナーデ-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%87
ディヴェルティメント - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88
日本音楽マネージャー協会が1990(平成2)年に制定。「ク(9)ラシ(4)ック」の語呂合せ。
音楽家の無料報酬によるコンサート等が開かれていると言うのだが・・・。
「クラシック音楽」・・・をgoo辞書で見ると、"(1) 西洋の芸術音楽の総称。純音楽。(2)「古典派音楽」に同じ。"とある。
それでは 【古典派音楽】 とは?これも、goo辞書で見ると”18世紀後半から19世紀の初めにかけてヨーロッパで栄えた音楽。最盛期は1780~1810年代で、これに先立つ18世紀中葉を前古典派ということである。ウィーンを中心としたことからウィーン古典派ともいう。交響曲・弦楽四重奏曲、ピアノ-ソナタ、ソナタ形式などが完成された。ハイドン・モーツァルト・ベートーベンらに代表される。古典音楽。”・・・と言うことであり、これが、狭義のクラシック音楽と言うことになるのだろう。彼らの時代(あるいはその直前のバッハの時代)には、演奏面においてはヴァイオリン属楽器やピアノなどの音量が大きく取れる新しい楽器の発明や平均律理論の開発など今日につながる新しい動きが生まれ、作曲技法の上でもソナタ形式などの新しい様式が取り入れられた。またこの時期には、それまで王侯貴族がおもな聴衆であったのに対し、一般市民という新しい聴衆が現れた時期でもある。それらの要素は少なくとも20世紀初頭までは西洋伝統音楽を特徴付ける要素でありつづけた。
こういった意味合いにおいて、18世紀から20世紀にかけて作曲された一連のオーケストラ、オペラ、室内楽などの諸作品を西洋伝統音楽における広義のクラシック音楽としてカテゴライズ(categorize,分類)することには正統性があると考えられるという。要するに、中世ヨーロッパに発する伝統を受け継いだ音楽または同伝統を受け継いだ作曲家による音楽作品がクラシック音楽ということになるのであろうが、日頃、クラシック音楽とは余り縁の無い生活をしている私などには、やはり、まだ、ピン!と来ないところがあるが・・・。本当の意味での「クラシック音楽とは何か?」・・・私には、説明できないので此処でも見てください。→音楽史・・・・でも、頭が痛くなっても知らないよ。
西洋クラシック音楽の流れにあり20世紀後半から現在に至る音楽を現代音楽といっている。詳しくは→現代音楽を見てください。
また、今日、クラシック音楽の流れとしては見なされない他分野の音楽(例えばポップス、ジャズ、ロックなど、一般大衆に浸透している音楽は、現代においては商業流通に則った商業音楽として位置づけられている音楽分野に属すものとして考えるのが一般的であるという。日本の歌謡曲など当然にこの分野に入れられるよね~。(この定義・問題についての詳細は現代の音楽参照)。
ドイツでは19世紀末から発生した娯楽音楽〈U-MUSIK==unterhaltungs Musik〉などと対比して真面目な音楽〈E-MUSIK=ernste Musik〉と呼ばれる分類があるそうだ。"ernst"は「まじめな」とか「真剣な」とかいう意味がある。前者が、現代の大衆社会が生み出したロックやポップスなどの「商品」としての軽音楽の生産と不可分の関係をもって生まれたのに対し、それと区別されるべき「芸術音楽」あるいは、「厳粛な音楽」、つまり、日本で言えば、大雑把に言ってクラシック音楽や現代音楽を指す言葉として新たな意味を与えられたそうだ。
クラシック」というと「古典」とか「伝統」とかというイメージが先行しがちであるが、ドイツでは、その音楽が生まれた「時代」や「地域」で分類するのではなく、音楽を作り、演奏し、聴く者の「価値観」によって分類しているそうなのだ。
以下参考に記載の「はじめてのクラシック」 のクラシック音楽って何? にも書かれているが、”例えば「クラシック界の大御所」と目されているモーツァルトが多数作曲している「セレナード」や「ディヴェルティメント」などは、当時の貴族階級が宴会や食事のときにBGM的に楽しむ娯楽音楽=U-Musikとして作られたはず(映画「アマデウス」 に、そんなシーンがある)なのに 200年後の私たちが、コンサートホールで咳ひとつするのも遠慮しながら静かに畏まって聴いている”のは、可笑しいと言えばおかしいのじゃ~ないかな~。
それなのに、今だに、日本のクラシックコンサートは、西洋のコンサートやオペラなどではそれなりの服装をして行くのに、日本では、けっこうカジュアルな格好で行く日人がいることに疑問の声をあげる人もいるのがわからない。そんなことを言っている人がどれほどに日本の伝統文化を大事にしているのかは知らないが・・・。
私も、一応、有名な作曲者のクラシックのCD「The Classic Collection」などをそろえているのだが、もう、何年聞いていないだろう。もう、随分昔、クラシックなどには余り興味の無かった私が、骨董品などのコレクションのために色んな市を覗いていたが、確か神戸の長田神社での市だったと思うが、若い女の子が全巻まとめて買ってくれると安く売ると言うので、まとめて買った。その時に、続けて聞いたが、私には、やはり、ポピュラーな曲がいいので、妹に、一部やったが、それでも、このブログを書くので思い出して、仕舞いこんでいたものを引っ張り出してくると、40巻ぐらいあったよ。この機会に、また、聞いて、少しは、高尚な気分になってみるかな。(^0^)
今年(2007年)の6月18日に山本直純のことについて書いたが、今では世界的に有名な指揮者として活躍している小澤征爾が先輩である山本から、「自分は音楽の底辺を広げるので、お前は世界を目指せ」と言われたと語っている。山本は、クラシック音楽をそんなにお高くとまった音楽ではなく庶民に近い音楽として、聞いて欲しかったのだろうね~。改めて、偉い人だったと思う。前に書いた山本直純のことは以下で見てください。
6月18日は、山本直純(指揮者,作曲家『男はつらいよ』)の忌日
http://blog.goo.ne.jp/yousan02/e/6e7a53e63f822140da5f7dc86fedc53d
(画像は、1985年映画「アマデウス」チラシ)
クラシック音楽-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E9%9F%B3%E6%A5%BD
Art Words 現代美術用語集
http://www.dnp.co.jp/artscape/reference/artwords/a_j/ernste_musik.html
アマデウス (映画) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B9_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
音楽の原理
http://www2s.biglobe.ne.jp/~chouse/aesthe.html#Anchor152823
はじめてのクラシック
http://www.hi-ho.ne.jp/kinoppi/beginner/b_index.htm
セレナーデ-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%87
ディヴェルティメント - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88