今日(9月6日)は、「黒豆の日」
健康食品として注目されている黒豆製品を扱う菊池食品工業が制定。「く(9)ろ(6)まめ」の語呂合せとか。
菊池食品工業がどんな会社か私は知らないのでネットで検索してみると以下参考に記載の中小企業基盤整備機構(旧 中小企業総合事業団)が運営する、中小企業のためのポータルサイトJ-Net21で紹介されていた。菊池食品工業は1914(大正 3)年に創業した老舗の食品メーカーで、煮豆や佃煮、惣菜などの日配食品が主力で、この領域では関東地区でトップのシェアを誇っているらしい。同社が、これら日配食品に次ぐジャンルとして力を注いでいるのが、健康飲料分野の市場開拓で、1999(平成11)年に発売した黒豆の煮汁を濃縮した無糖・無添加の健康飲料、黒豆エキス「サラサラ」は、通信販売だけの販売手法にもかかわらず、消費者の健康志向の高まりを受けてブレークしているそうだ。また、2003年~2005年、ベルギーで開かれた世界的に権威のある食品コンクール、モンドセレクションで3年連続 金賞受賞は業界初!だそうだ。(以下参考に記載の健康オンラインショップ・わくわく夢く工房・丹波黒豆エキス サラサラ「黒缶」参照)
私は何も、菊池食品の宣伝をしているわけではない。同社の事を余り知らなかったから、調べて紹介しただけである。
黒豆は、大豆(ダイズ)の品種のひとつ。黒大豆とも呼ぶ。代表的な品種としては、我が地元・兵庫県「丹波黒」と北海道の「早成光黒」「中成光黒」「晩成光黒」などがある。黒豆は、食用として、主に煮豆とする。正月料理(おせち料理)には欠かせないものとされているが、その中で、丹波黒大豆は、煮豆用大豆の最高級品として高く評価されており、菊池食品のHPを見ると、同社でも「煮豆」や「おせち」には丹波黒豆を使っている。
大豆は、約4000年前に中国で野生種大豆の栽培が始められたと考えられているが、日本には、約2000年前に伝来したと考えられ、この大豆は日本でも漢名(中国での名称)は大豆(ダイズ)である。古くは、古事記にも大豆の記録が記載されている。
日本の文献として最も古い「古事記」(712年)、「日本書紀」(720年)には、「五穀起源の伝説」が記載されており、スサノオ(須佐之男命)に殺されたオオゲツヒメ(大気津比売)の体から五穀が生じたというが、それがまた面白い。
アマテラス(天照大御神)によって髭を切られ、手足の爪を抜かれて、高天原(天上の国)を追放されたスサノオが、空腹のあまり、オオゲツヒメに食べ物をねだると、オオゲツヒメは様々な食物をスサノオに与えた。それを不審に思ったスサノオが食事の用意をするオオゲツヒメの様子を覗いてみると、オオゲツヒメは鼻や口、尻から食材を取り出し、それを調理していた。スサノオは、そんな汚い物を食べさせていたのかと怒り、オオゲツヒメを斬り殺してしまった。すると、オオゲツヒメの頭から蚕が、二つの目に稲穂が、二つの耳に粟が、陰部には麦が、鼻に小豆が、尻に大豆が生えたと、古事記には記されているのである。オオゲツヒメは古事記において五穀や養蚕の起源として書かれているが、日本書紀では同様の話がツクヨミ(月讀)がウケモチ(保食神)を斬り殺す話として出てくる。(以下参照に記載に「古事記 上巻(大気津比売と、五穀の起源)」参照)。
この説話は食物起源神話であり、東南アジアを中心に世界各地に見られるハイヌウェレ神話型の説話であるが、日本でも神代の時代から大豆や小豆が日本人の重要な食料であったことがわかる。
大豆は苦み成分であるサポニンが多く含まれており、人類の主食にまではなっていないが、植物の中では唯一、肉に匹敵するだけのタンパク質を含有することから、近年の世界的な健康志向の中で、「ミラクルフード」(Miracle food)として脚光を集めている。また、「畑の牛肉」の異名もある。
アジア地域ではダイズが様々に加工されて食べられているが、ダイズの加工技術については日本は群を抜いており、日本ほどバリエーションに富んでいる国はないという。
現在国産大豆の主要な用途は多い順に(1)豆腐(58%)、(2)煮豆・総菜(13%)、(3)納豆(8%)、(4)味噌・醤油(7%)だそうだ。 ただ、大豆の自給率は2003(平成15)年ベースで,
全体では4 %であるが、食品用に限ると22%になるという。自給率の低い日本では、現在大部分を輸入に頼っているが、大豆の輸入を相手先別に見ると2004(平成16)年の実績では、(1)アメリカ(318万トン)、(2)ブラジル(78万トン)、(3)カナダ(26万トン)、(4)中国(19万トン)で、食用大豆の輸入先はアメリカ、カナダが殆どだそうだ。 (農林水産省による大豆のHPより)
なお、「健康食品」という用語は、法令上定義されているものでなく、一般に、「広く、健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般」を指すものとして便宜上用いてられているものである。「健康食品」と呼ばれている食品のうち、国が制度化している食品が「保健機能食品」である。
厚生労働省★「健康食品」のホームページ★
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/index.html
「健機能食品制度」は、食生活が多様化し様々な食品が流通する今日、消費者が安心して食生活の状況に応じた食品の選択ができるよう適切な情報提供をすることを目的として2001(平成13)年に制度化されたたもの。「保健機能食品」は、「栄養機能食品」と「特定保健用食品」の2つに分類される。詳しくは、同HPを、見られると良いが、あくまでも、主食、主菜、副菜を基本とするバランスのとれた食生活を健康づくりの基本とすべきであることを忘れないようにしないとね。以下参照。
食品・食生活指針の情報センター3.主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
http://www.e-shokuiku.com/guide/4_1_3.html
(画像は黒豆・Wikipediaより)
参考:
黒豆 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B9%E6%B3%A2%E9%BB%92%E5%A4%A7%E8%B1%86
健康食品 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%A5%E5%BA%B7%E9%A3%9F%E5%93%81
日配食品 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E9%85%8D%E9%A3%9F%E5%93%81
農林水産省による「大豆のホームページ」
http://www.maff.go.jp/soshiki/nousan/hatashin/daizu/
菊池食品工業HP
http://www.ekisu.jp/annai_ekisu.html
J-Net21:元気印中小企業:伸びる中小企業には訳がある! 会社名 菊池食品工業(株)
http://j-net21.smrj.go.jp/well/genki/2006/06/post_111.html
モンドセレクション - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
健康オンラインショップ・わくわく夢く工房・丹波黒豆エキス サラサラ「黒缶」
http://www.cosmoart-japan.com/shop/kenko/sara2/p1.htm
まめ・豆情報|丹波の森公苑
http://www.tanba-mori.or.jp/tanba-mame3-1.html
週間古事記
http://www.linkclub.or.jp/~pip/ututu/kami/furukotobumi/
古事記 上巻(大気津比売と、五穀の起源)
http://www2.mmc.atomi.ac.jp/web01/Flower%20Information%20by%20Vps/Flower%20Albumn/literary%20works/Japan_pre-modern/kojiki_gokokuno%20kighen.htm
大豆
http://www.agri.pref.hokkaido.jp/nouseibu/soma/index/daizu.htm
厚生労働省★「健康食品」のホームページ★
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/index.html
「特定保健用食品について」東京都福祉保健局健康安全室健康安全課
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/hoei/hoei_014/hoei_014.html
食品・食生活指針の情報センター
http://www.e-shokuiku.com/index.html
健康食品として注目されている黒豆製品を扱う菊池食品工業が制定。「く(9)ろ(6)まめ」の語呂合せとか。
菊池食品工業がどんな会社か私は知らないのでネットで検索してみると以下参考に記載の中小企業基盤整備機構(旧 中小企業総合事業団)が運営する、中小企業のためのポータルサイトJ-Net21で紹介されていた。菊池食品工業は1914(大正 3)年に創業した老舗の食品メーカーで、煮豆や佃煮、惣菜などの日配食品が主力で、この領域では関東地区でトップのシェアを誇っているらしい。同社が、これら日配食品に次ぐジャンルとして力を注いでいるのが、健康飲料分野の市場開拓で、1999(平成11)年に発売した黒豆の煮汁を濃縮した無糖・無添加の健康飲料、黒豆エキス「サラサラ」は、通信販売だけの販売手法にもかかわらず、消費者の健康志向の高まりを受けてブレークしているそうだ。また、2003年~2005年、ベルギーで開かれた世界的に権威のある食品コンクール、モンドセレクションで3年連続 金賞受賞は業界初!だそうだ。(以下参考に記載の健康オンラインショップ・わくわく夢く工房・丹波黒豆エキス サラサラ「黒缶」参照)
私は何も、菊池食品の宣伝をしているわけではない。同社の事を余り知らなかったから、調べて紹介しただけである。
黒豆は、大豆(ダイズ)の品種のひとつ。黒大豆とも呼ぶ。代表的な品種としては、我が地元・兵庫県「丹波黒」と北海道の「早成光黒」「中成光黒」「晩成光黒」などがある。黒豆は、食用として、主に煮豆とする。正月料理(おせち料理)には欠かせないものとされているが、その中で、丹波黒大豆は、煮豆用大豆の最高級品として高く評価されており、菊池食品のHPを見ると、同社でも「煮豆」や「おせち」には丹波黒豆を使っている。
大豆は、約4000年前に中国で野生種大豆の栽培が始められたと考えられているが、日本には、約2000年前に伝来したと考えられ、この大豆は日本でも漢名(中国での名称)は大豆(ダイズ)である。古くは、古事記にも大豆の記録が記載されている。
日本の文献として最も古い「古事記」(712年)、「日本書紀」(720年)には、「五穀起源の伝説」が記載されており、スサノオ(須佐之男命)に殺されたオオゲツヒメ(大気津比売)の体から五穀が生じたというが、それがまた面白い。
アマテラス(天照大御神)によって髭を切られ、手足の爪を抜かれて、高天原(天上の国)を追放されたスサノオが、空腹のあまり、オオゲツヒメに食べ物をねだると、オオゲツヒメは様々な食物をスサノオに与えた。それを不審に思ったスサノオが食事の用意をするオオゲツヒメの様子を覗いてみると、オオゲツヒメは鼻や口、尻から食材を取り出し、それを調理していた。スサノオは、そんな汚い物を食べさせていたのかと怒り、オオゲツヒメを斬り殺してしまった。すると、オオゲツヒメの頭から蚕が、二つの目に稲穂が、二つの耳に粟が、陰部には麦が、鼻に小豆が、尻に大豆が生えたと、古事記には記されているのである。オオゲツヒメは古事記において五穀や養蚕の起源として書かれているが、日本書紀では同様の話がツクヨミ(月讀)がウケモチ(保食神)を斬り殺す話として出てくる。(以下参照に記載に「古事記 上巻(大気津比売と、五穀の起源)」参照)。
この説話は食物起源神話であり、東南アジアを中心に世界各地に見られるハイヌウェレ神話型の説話であるが、日本でも神代の時代から大豆や小豆が日本人の重要な食料であったことがわかる。
大豆は苦み成分であるサポニンが多く含まれており、人類の主食にまではなっていないが、植物の中では唯一、肉に匹敵するだけのタンパク質を含有することから、近年の世界的な健康志向の中で、「ミラクルフード」(Miracle food)として脚光を集めている。また、「畑の牛肉」の異名もある。
アジア地域ではダイズが様々に加工されて食べられているが、ダイズの加工技術については日本は群を抜いており、日本ほどバリエーションに富んでいる国はないという。
現在国産大豆の主要な用途は多い順に(1)豆腐(58%)、(2)煮豆・総菜(13%)、(3)納豆(8%)、(4)味噌・醤油(7%)だそうだ。 ただ、大豆の自給率は2003(平成15)年ベースで,
全体では4 %であるが、食品用に限ると22%になるという。自給率の低い日本では、現在大部分を輸入に頼っているが、大豆の輸入を相手先別に見ると2004(平成16)年の実績では、(1)アメリカ(318万トン)、(2)ブラジル(78万トン)、(3)カナダ(26万トン)、(4)中国(19万トン)で、食用大豆の輸入先はアメリカ、カナダが殆どだそうだ。 (農林水産省による大豆のHPより)
なお、「健康食品」という用語は、法令上定義されているものでなく、一般に、「広く、健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般」を指すものとして便宜上用いてられているものである。「健康食品」と呼ばれている食品のうち、国が制度化している食品が「保健機能食品」である。
厚生労働省★「健康食品」のホームページ★
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/index.html
「健機能食品制度」は、食生活が多様化し様々な食品が流通する今日、消費者が安心して食生活の状況に応じた食品の選択ができるよう適切な情報提供をすることを目的として2001(平成13)年に制度化されたたもの。「保健機能食品」は、「栄養機能食品」と「特定保健用食品」の2つに分類される。詳しくは、同HPを、見られると良いが、あくまでも、主食、主菜、副菜を基本とするバランスのとれた食生活を健康づくりの基本とすべきであることを忘れないようにしないとね。以下参照。
食品・食生活指針の情報センター3.主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
http://www.e-shokuiku.com/guide/4_1_3.html
(画像は黒豆・Wikipediaより)
参考:
黒豆 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B9%E6%B3%A2%E9%BB%92%E5%A4%A7%E8%B1%86
健康食品 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%A5%E5%BA%B7%E9%A3%9F%E5%93%81
日配食品 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E9%85%8D%E9%A3%9F%E5%93%81
農林水産省による「大豆のホームページ」
http://www.maff.go.jp/soshiki/nousan/hatashin/daizu/
菊池食品工業HP
http://www.ekisu.jp/annai_ekisu.html
J-Net21:元気印中小企業:伸びる中小企業には訳がある! 会社名 菊池食品工業(株)
http://j-net21.smrj.go.jp/well/genki/2006/06/post_111.html
モンドセレクション - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
健康オンラインショップ・わくわく夢く工房・丹波黒豆エキス サラサラ「黒缶」
http://www.cosmoart-japan.com/shop/kenko/sara2/p1.htm
まめ・豆情報|丹波の森公苑
http://www.tanba-mori.or.jp/tanba-mame3-1.html
週間古事記
http://www.linkclub.or.jp/~pip/ututu/kami/furukotobumi/
古事記 上巻(大気津比売と、五穀の起源)
http://www2.mmc.atomi.ac.jp/web01/Flower%20Information%20by%20Vps/Flower%20Albumn/literary%20works/Japan_pre-modern/kojiki_gokokuno%20kighen.htm
大豆
http://www.agri.pref.hokkaido.jp/nouseibu/soma/index/daizu.htm
厚生労働省★「健康食品」のホームページ★
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/index.html
「特定保健用食品について」東京都福祉保健局健康安全室健康安全課
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/hoei/hoei_014/hoei_014.html
食品・食生活指針の情報センター
http://www.e-shokuiku.com/index.html