こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

愚かさの みほん

2008-06-30 10:24:24 | Weblog
それが、コンビニに対する深夜営業の自粛要請。この措置で二酸化炭素を減らすことは、できない。地の底へ捨てる電流を増やすのみ。

24時間発電しているベース電源の比率と、深夜の電力需要を対比してみればすぐわかること。
65%と50%。発電している割合の方が、15%も高くなっている。


事実関係を確かめもしないで、自分勝手に思い込むのは独善。これが洗脳された状態にあることの証拠。戦後の教育が生んできた結果が、これ。
教える側にある者が、既に洗脳されている。状況は、年とともに悪化するばかり。


教育システムが与えた絶好のサンプルが、この事実誤認に集約されている。間接情報を受け売りするのは、未開の文明である証拠。温暖化が深刻化して止まらなかったのは、当然すぎるほど当然の、帰結。


この自覚さえもたないということが、病の重篤さを物語る。洗脳されてしまうことの、オソロシサ。この国の指導者はみな、教育システムが生み出してきた優等生の部類。国民が苦しんで、国が滅びゆくままなのは、教育方法の選択を誤ったその成果。


深夜営業を自粛させても、二酸化炭素が減ることはありえない。裏付けとなるデータを調べていたら、すぐ分ったはずの簡単なこと。


愚かなる者供の見本として、ここにその記念碑を建てておく。 
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ラストチャンスを日本に

2008-06-29 11:16:02 | Weblog
交流送電の代わりに、もっとよい究極の電力供給系がひっそりと待機して時の来るのを待っている。


超伝導応用技術は、病院ではMRIとして既に実用化されているありふれたもの。汎用性のある分野に関する応用技術を、これまで余り開発してこなかったというだけのこと。市場性の規模が、よく見えていなかったからだった。

道具だてはすべてそろっている。目的に合致した組み合わせを工夫するだけで、交流送電を全廃することができる。そんな状態になっている。


超伝導電力輸送は電力会社でもかねてから研究していた技術なのだが、発想が誤ったものだったために、これまで実を結ぶことができなかった。
超伝導は、交流送電には馴染まない。常時発電していなければならない、という強迫観念にとらわれていると、超伝導がもつ本来の有効性が見えなくなってしまうのだ。

応用方法が正しければ、発電する必要自体を無くしてしまうことさえできる。電力会社では、超電導現象を活用することが本質的にできない。問題そのもののもつ意味を、理解しようとしてこなかったからである。


超伝導電源が普及すると、インフレはなくなって温暖化も消えさる。エネルギーコストは低下して、経済成長は加速する一方となる。可処分所得は増加し、生活にゆとりが生まれる。労働環境は改善し、失業率は低下し出生率は向上する。

派遣という労働形態は増えたとしても、就労条件は改善する。いままでは、この逆となることだけを好んでせっせとやっていた。それが、ブッシュ政権の望むことだったからである。外資を導入するということは、一時的な流動性を増加させはするが、ローカル市場からダイナミズムを奪い去っててゆく展開をうむ。


外資が日本という市場の獲得を目指すのは、日本から得られる収益が莫大なものであるからだ。日本を裕福にするために資本を借りてきてまで、投資しようとするバカはいない。資本の論理は、時はカネなり、ただ、それだけ。獲得した利益は、為替差益まで上乗せして本国へ悉く送金されてゆくという定め。

市場にカネが回らなくなったのは、流動性がドルに戻されて三カ月周期で出て行ったから。日本の景気拡大は事実だが、収益はすべて外資が持ち去ってしまった。だから国民には実感が湧かない景気拡大の新記録が生まれていたのである。

このメカニズムを指摘した経済通は、日本には一人もいなかった。国がひたすら劣化していったのは、このような理由が複合しておきたことによる。


認識能力のない指導者をもった国民ほど、不幸なものはない。


超伝導応用技術の供給国になるということは、アメリカに従わなければならなかった身分から、アメリカを従える身分になるということ。最大最後のチャンスを、日本は果たしてものにすることができるだろうか。
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水の惑星は みずから溺れる

2008-06-28 09:32:36 | Weblog
教育の欠陥を示す事例は、まだある。例えば、水素エネルギーへの理解。温暖化防止に有効だとされている燃料電池や水素エンジン自動車が生み出す二次災害が、まったく見えていない。水素をエネルギー転換すると、最終的に水ができるのは常識。学んだはずの知識は、少しも生かされていなかった。

炭素系資源はエネルギー転換で酸化され、最終的に二酸化炭素を生み出した。水素系資源が酸化すると、いうまでもなく水を生み出す。炭素系資源の消費が増えて温暖化が進んだように、水素系資源の消費拡大は、地球全体を水浸しにする。水は分解されても、再び元の水へとを復元されるもの。一度できた水を減らすことは、できない。


この簡単な理屈が、まるで見えていなかった。


科学は19世紀後半から長足の進歩を遂げた。その成果に学んだはずの人類が、温暖化を止めることが今もってできないでいる。代わりにもっと有害な水素資源への転換を図ろうとして、燃料電池の開発にしのぎを削っているというありさま。

水素の弊害で海岸線の縮小が起きることは、みえていなければならないごく簡単なこと。この部分を捨象して燃料電池でひと儲けしようとたくらんできたため、慾に目がくらんでものの道理が見えなくなっているのが実際の姿。


幸いなことに、水素エネルギー社会の実現は停滞したまま、動かない。水の絶対量を増やさない燃料電池に切り替えないと、水素は代替資源となることができない。その方法がない、という訳ではなかった。

だが、もっとよい方法が、あったのだ。最終相のために用意していたものを、プロセスを省いていきなり登場させる必要がでてきた。温暖化が悪化してしまったからである。

超伝導は最終目標だったのだが、その実現を急がざるを得なくなってきた。超伝導と電磁誘導とを結びつけてしまえば、減衰しない電源電流を一次資源とすることが可能になる。文明が消費する電気エネルギーは、そこから誘導される常伝導電流の方を消費すればよい。


基礎があれば、応用は簡単なこと。教育システムがやってきたことは、知識の量的拡大に過ぎなかった。応用がきかない人間だらけになってしまったのは、認識能力の練磨を課題としてこなかったから。

管理する側は、管理され易い学生を優先的に選抜する。この慣習が60年以上に亘って続けられてきた。質が劣化していったのは、当然のなりゆきというもの。


 すぐれた頭脳を腐らせる制度を維持しているのは、問題がまだ見えていないということ。 
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夜 明 け 前

2008-06-27 10:05:07 | Weblog
発電で生み出したCO2が、節電で減らせると信じ込んでいる姿が哀れだ。

このような思い込みを横行させている現実にこそ、教育の欠陥が浮き彫りになって現われている。誤った認識を抱いたまま平然としているその異様さは、不気味。洗脳されてしまった者は、自らの異常さに気付かない。狂信者の姿そのもの。


発電と節電とは、互いに無関係。

相関するあいだ柄ではない。ここが分かっていなかった。だから、節電していたにも関わらず、二酸化炭素を増やしてしまったということ。

この現実にまったく気づかなかったということが、効果のない温暖化対策を延々と続けさせ、国費の無意味な漏出を促して、CO2濃度をあげるというまことに拙い結果を引き出した。


温暖化は、人災以外のなにものでもない。


二酸化炭素が増え続けているその原因すら特定していなかったため、エネルギー消費を減らす方法しか思いつかなくなっている。
結果から原因を割り出すことができていれば、有効な対策を導くことは容易だった。現状に鑑みる限り、人類は問題の所在にまだ気づいていない。

効果のない対策にうつつを抜かしているあいだに、安定していた気候は凶暴化し、ひとつのサイクロンが上陸しただけで、原爆と同規模の犠牲者がでる被害をビルマに与えている。

エコシステムにも温暖化の影響が広がっているため、絶滅種となる生き物たちが急速に増えはじめている。

水没する国家さえ、でている。国を捨てなければならなくなった環境難民が、すでに社会問題化しているという現実がある。


地球の現状を知りながら、有効な温暖化対策に乗り出せずただ座して死を待っている、というのが文明が行き着いたありのままの姿。根本的な原因は、教育の在り方に潜んでいる。劣化する一方の現実認識さえできなくなっているのは、教育システムによってすっかり洗脳されてしまっているから。自覚がないのは、洗脳されているという絶好の証拠なのだ。


有効解が提出されたとき、覚醒がはじまる。
洗脳状態は次第に解かれて希薄化するだろう。新文明というステージへ至る道が、そのとき、やっと見えてくる。


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思考力を育てない教育が温暖化を育てた

2008-06-26 12:50:14 | Weblog
二酸化炭素の50%削減は、実現不可能なこと。現実を認識できない政治家は、いつも平然としていられる身分。無知ほど怖いものは、ない。半可通ほど、饒舌。言葉数が多いのは、何も知らないといっているのと同じ。


6%のCO2を日本が実際に削減することができたとき、将来の50%削減は意味をもつ。何の成果もあげていない現状で、遠い先の大きな数字をひけらかすのは、恐れをしらない呆け者か、洗脳されていいなりになっている者のする所業。

既存の方法のままでは、1%だってCO2を減らすことはできない。
経済成長を犠牲にしない限り、温暖化は止らない。問題を先送りするための会議は、不毛に終わる。

超電導電源を組み込んだエネルギーシステムは、標準モデルになる。資源を消費せず、二次生成物も生み出さない。電流を循環再生させると、誘導電流を生み出す。この電気エネルギーはいくら使っても構わない。元の電流に影響を与えないものだから。

CO2を90%以上なくしてしまうことだって、不可能ではない。残りは、生命の営みが生み出した二酸化炭素。呼吸を止めることは、できない。


二酸化炭素を大きく減らす技術は、日本の中で眠りつづけている。
システムを組んで製品化を急げば、温暖化はすぐに止まる。温暖化を止められなかったのは、学んだ知識を生活の場で活かす工夫をしてこなかったから。リサーチすることを怠り、エネルギー消費の抑制に思慮なく走ってしまったのは、判断能力に欠けていたことを示す有力な証拠。

認識の誤謬は、効率を軸にして展開されてきた教育システムの到達点。権威に対して必要以上に盲目的に従おうとする人間を大量生産してきた。このマスプロダクション方式を半世紀以上続けてきたことが、教育システムの成果として洗脳状態におかれている知識人を作り出してきた。

気候が変動するのを、分かっていながら止められない。この簡単にできることが、いつまでたってもできないでいる。地球では、この状態を文明と呼ぶ。人類は自らを滅ぼす道を、いま、急ぎ足で歩んでいる。
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知識は活かして使うもの

2008-06-25 09:49:39 | Weblog
具体的な手段は 目標を引き寄せる

CO2削減は 紛れもなく 可能だ    

交流送電を  ただ捨てるだけでよい

執着は 問題を悪化させるのみ

有効な方法を知ったなら 躊躇するのは罪悪

国際会議で利害関係の調整をしている暇など ない

二酸化炭素濃度は、いや増すばかり

教育システムは 科学の成果を活かせなかった

温暖化を止めることすら できない

分かってしまえば よく知られていた古典的な原理

有害な教育に投資を続けているおろかしさ

あわれなのは 子供たち

混沌は 一切を包摂する

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すゑのよのなか

2008-06-24 10:23:24 | Weblog
温暖化とインフレにすぐ効く処方は、超電導応用技術の服用あるのみ。

使っても減らない電源電流は、超電流と呼ばれている。電気抵抗がまったく存在しないため、減衰しないことから永久に流れ続ける。

ここから誘導電流を取り出すと、超電導状態が保たれている限り、電気を永遠に使い続けることができるようになる。
電源電流が流れる閉回路は、電磁誘導で電流を与えても、その影響を一切受けない。
電流をどれほど取り出したとしても、元の電流が減るようなことはない。磁場の侵入をキャンセルするのが、超伝導というものなのだから。


逆起電力の作用を受けないのが、超電導の特徴。
超伝導の定義は、完全導電性と完全反磁性の併存。


この仕組みを前提とするエネルギーモデルを世に出せば、使っても、使っても減らない電気エネルギーがとりだせるというわけ。電流損失がないから、資源を消費するようなこともない。

交流の電力輸送では、超電導の特徴を活かせない。使い方を誤ったままそれに気付かずにいると、不毛な結果だけが滓となって残るのみ。

この技術で世界を牽引するリーダーとなるのは、日本法人であることが望ましい。唯一の被爆体験国であり、資源の殆どを輸入しなければならないというハンディキャップを負っている国だから。


日本がアメリカの犠牲になっているということを、国民は正当に理解することが未だできていない。アメリカはそれほど善人ではない。ここが見えていないと、国を売る政策を昂然と進める内閣を熱狂的に支持し、自分で自分の生活を困窮させてきたその事実をすら忘れてしまうという重篤な病いから抜け出せない。


末の世には、不可解で不自然なことが、不可逆的におきるもの。
状況が反転するのは、そのあとのこと。ものには順序というものがある。遠周りでも、それが近道。
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春はどこまで来たのやら

2008-06-23 10:35:21 | Weblog
真実をみた数が水準を超えたとき それが はじまる

エネルギールネッサンス 

使っても目減りしない電流から 無制限に使える電流を取り出す革命的技術のこと

電源となる一次電流は まったく減らない

誘導電流だけをとりだすという 自在な暮らし

エネルギーコストは かからない  

運用コストも かからない

普及のためのコストだけが 必要

 
移動体の動力源は ぜんぶ電気エネルギー

熱エネルギーは 電気から取り出す

変換効率は 問題にならない 

只 で無制限に 使えるのだから

電源電流は損なわれず 永遠に存在し続ける

必要なのは冷熱の制御 だけ


この仕組みが 交流送電を駆逐する

二酸化炭素の50%がそのとき 消える

移動体からエンジンがなくなると 二酸化炭素の30%も同時に消える

洞爺湖サミットで採択される予定の長期目標は 

20年程度で その目標を150%達成するだろう


水色革命以外に 有効な方法はない 


文明がアメリカの指導力に潜む重大な欠陥に気づいたとき

エネルギールネッサンスが勃興する

胚胎していたプログラムは 既に孵化した

時代がついてくるようになったら 待っている理由は もう ない

実現が遅れていたのは 教育システムに内在する病根のしわざ


覚醒なき認識は 謬見のもと
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温暖化が止まらないわけ

2008-06-22 09:05:35 | Weblog
石油の消費が減って困るのは、産油国。アメリカは産油国だが、巨大な石油輸入国でもある。

国際会議でアメリカが途上国にも同一となる条件にこだわっているのは、エネルギー消費を減らせない特別な理由があるから。


石油の消費が減ると、ドルの需要も減る。

石油の消費が増えれば、ドルの発行量は増加する。


ドルの発行益で、いろいろな特典を獲得しているのがアメリカの姿。
アメリカ政府にだけ許されている特別の恩恵というものが、ある。
世界中の富がアメリカに集まるようになったのは、石油・ドル本位制が敷かれたドル・ショックのときから。
71年、盛夏のこと。


二酸化炭素の削減目標をすべての国に達成させることは、できない。
無理難題を押し付けているあいだ、温暖化は進んだとしてもドルの発行事業は拡大する。
これが米軍を世界最強の存在にしてきたもの。


その強大な力を誇示する米軍は、拠点をもたない民間のテロ組織に現在も制御されたまま、損失だけをただ積み上げている。
イラクに大量の米兵を貼り付けていなければならなくなったのは、力に恃む戦術を誤ったから。
米兵を倍近く増派しても、撤収させる時期は未だに見えていない。

肥大した米兵を増税なしで維持するためには、大量のドルを発行しなければならない。
ドルを追加発行するためには、原油価格を高くすればよい。


原油相場を決めているのは、WTI。
産油量でみると1%に過ぎない西テキサス産の原油を扱う取引市場が、国際価格を決める指標になっている。
アメリカが石油を輸入して、WTIのボリュームを嵩上げする仕組みが夙にできていた。
ブッシュがテキサス出身の大統領であることは、よく知られている。


みつくろった要素を取り出して並べてみただけで、底流に潜む黒い意思の存在というものがみえてくる。

温暖化は、即ち、止まらない。悪化するのみなのだ。
真実が見えたら、対策はすぐでてくる。

効果がなかったのは、真実をみていなかったから。解は、用意されたものが目の前に届いている。点火するタイミングだけの、モンダイ。

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深夜は深夜の風がふく

2008-06-21 09:09:14 | Weblog
コンビニの深夜営業を自粛させても、二酸化炭素の削減には寄与しない。深夜の電力需要は、全体の50%程度。ところがベース電源の比率をみると、65%ともっと高い。
需要があろうとなかろうと、発電していなければならないのがベース電源のオシゴト。需要を喚起するのは、電力会社の営業販売部門の担当。


交流電流は使わないかぎり、捨てなければならない。貯めておけないものだから。余らせても仕方のない電気。
電流を無理に止めたら、火事になる確率が急増する。堰で水があふれ出すのと同じこと。


深夜(11時から翌朝6時まで)、15%の電力が地の底へ捨てられている。この無駄になっている部分を減らすために、50%OFFという深夜電力料金制度が作られた。


3%は余っている電気を使って、水をダムの上へと運び上げる揚水式水力発電が消費する。深夜の電力需要を増やすための措置は、エコキュートと揚水式水力発電の二つしかない。コンビニの深夜営業を禁止すると、捨てる電気はもっともっと増えることになる。

電力会社では、余っている電気の消費拡大を負荷平準化という。一日単位の増減の波と、年間の受給変動の波。通常は、日負荷を均すための需要拡大のことを指す。燃焼炉を止めて対応する、という選択肢ははじめからなかった。だからCO2が増えて減らなかった。


深夜営業をなくすと、ただでさえ余っている電力が余計に余る。従って、捨てる電気がただ増える。コンビニの深夜営業をなくすのに、温暖化対策を理由にするのは当を欠く。最初に始めたのは、長野県。そのあとに続こうとしているのが神奈川県と東京都。

問題が正しく認識されていないと、意味のない規制を増やして、経済効果を損なう。CO2だけが増えて、コンビニと電力会社の営業利益は低下するのみ。これほど無意味な政策は他に見当たらない。リサーチしないのは怠慢だが、それを政策で実施するのは重大な錯誤。


人類がやってきた温暖化対策は、ぜんぶこの程度のレベル。効果がなかったのは、当り前だった。学校教育は、このような認識パターンを一般化させてきた。温暖化が進んで安定していた気候が乱れるようになったのは、人間の側にあった無理解の所為。

問題の本質を見誤っていると、このような愚にもつかない経過をたどって、最悪の結果を生み出す。国と地方公共団体はこぞって、実効の上がらない対策に終始していた。財政が悪化しないはずはなかった。温暖化をすすめたのは、教育システムに温存されていた欠陥の産物。それを見なかったのは、文明の誤謬。淘汰されるのは、必然の帰結。

理に、かなっている。
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真実を抉りだせ

2008-06-20 10:07:47 | Weblog
正解が用意されている問題だけを扱ってきたのが、これまでの教育。答えを承知している者は、権威として振る舞う。

学校教育は、権威主義を育くむ。だが、未知の問題に遭遇すると、もうお手上げ。突破口を探すヒントが与えらなければ、手も足も出ない。
実効のない温暖化対策を飽きもせずに延々と連ねているというのは、有効解が与えられていなかったことが原因になっておきたこと。


答えの用意されていない問題に遭遇すると、権威者は寡黙だ。その好例がバブル崩壊の時代。1990年代に多くの証拠が残されている。霞が関と永田町界隈には、オロオロ歩きまわるだけの役人と、外出もできなくなった代議士がひっそりと暮らしていた。CO2排出の削減目標が先送りされている現状と、よく似た時代があった。

日本では当時、不作為と呼ばれる状態が続いていた。おきている問題が何なのか、ということを察知する者は皆無。長いなが~い、何をすることもできなかった、あの時代。日本が被っている現在の混迷は、この時、権威筋によって種を宿したもの。その結果が、「失われた十年」と呼ばれる歴史的エポック。


G8では、今年も根拠のない数字を玩んでいる。答えというものを見いだせずに、手がかりを模索しつづけ足掻いているのは、ない答えを探しあぐねているから。


問題と解が予めセットになっている問題ばかりを扱っていると、いざというとき、潰しがきかない人間となる。教育がシステマティックなものになればなるほど、効率的な管理手法が重宝がられる。


平等化を中心軸としたために、平均値を超える優れた頭脳が育たなくなってしまった。
優越性は、即、異端。その表れのひとつが、イジメという劣位に対する攻撃的な極度の排他主義。質の悪いエネルギーほど弱いものの方へと向っていく。これは、人間社会の常。抵抗のより少ない道を選ぶのは、電圧の法則に従う電流の性質と同じ。

教育が平均化されていくに連れて、到達点である労働現場では、勝ち組みによる非平均化が誘導され、階層社会という形で貧困層から先に劣位におこうとする圧力を生み出した。それが、派遣制度の本質。

背景に潜んでいたものは、外資による円高を症状とする投資攻勢の嵐。いわゆる、日本資産に対する買収工作。ライブドア事件は、その象徴的な事案の代表格。政府内閣が外資導入を政策として採用したから。この政策を実施した内閣は、ライオンのような髪の人物が率いていた。

ドル資本は、日本市場で獲得した利益を、そっくりアメリカ本国へともち去っていく。流動性の厚みが消えた日本市場には、薄っぺらな中身の消えた数字だけが残された。実感できない経済成長の新記録は、このようにして日本政府が生みだしてきたものに相違ない。その自覚さえ失っているという、オ、ロ、カ、サ。


管理する側にとって都合のよいシステム、が教育現場を支配している。その状態が戦後一貫して続いたため、教える側の権威までがマニュアライズされてしまった。つまり、教科書に書いてないことは、判断することも理解することも、できない。指示待ちニンゲンを大量生産している、というこの末期症状を見ても知らんぷり。


洞察抜きで推論をたてるのは、単なる暴挙。


教育方法から変えていかないと、日本は劣化する一方となる。既に始まっている深刻な現状をみれば、合点がいく。少子化、貧困化、階層化はその途中経過の状態を示している。実態を如実に物語っているのが、この現実の相。


国が劣化したのは、教育が政治を劣化させたから。その結果、労働環境までが劣化してしまった。教育システムの欠陥が、政治判断を誤らせた。秋葉原の惨事は、誤った選択が複合してできた結果のひとつ。

日本が疲弊すると、アメリカが繁栄する。この風と桶屋の関係は、世界中でおきている現象。石油・ドル本位制という今の通貨システムが、その不具合のみなもと。
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みどりの党 どこまで道を誤る

2008-06-19 10:26:17 | Weblog


太陽光発電で二酸化炭素を減らせなくしていたのは、トランスのコイルが「ちゃんと」仕事をしていたから。

発電所から届けられてきた方の電力を、太陽電池は逆起電力の作用で地の底へと投棄する。その手先がトランスのコイル。

交流送電のメカニズムは、トランスが緩衝装置の役割を果たすようになったことによって、円滑に成り立っている。電流損失の増加は、その結果。


変圧を実行させている仕組みは、コイルに発生した磁場を利用して、磁気から電気を取り出すということ。
電気の消費を減らすという節電行為は、コイルを流れる電流に逆向きの抵抗を与えるということ。

入り口側の一次コイルが高圧であれば、もうひとつの二次側コイルは低圧の電流をとりだすためのもの。その電圧の差をきめているのは、二次コイルの側にある疣。

タップと呼ばれている小さな突起。


電圧を半分に落とせば、二倍の電流をとりだせる。十分の一に減圧するトランスなら、電流を取り出すポートが十個所ある。これが交流送電を成り立たせている仕組み。

太陽電池から系統に流入してくる電気があると、トランスの二次側コイルに重大な磁束の変化が生じる。磁束密度が変わることによって、一次側コイルには逆起電力が誘導される。これは反対向きに流れようとする電流が、あらたに発生したということ。


二次側コイルに起きた磁束の変化は、上流の変電所の一次側コイルにも逆起電力の結果となって現れる。このため、すべての一次コイルの終端は、地底深くに埋められている。

逆向きの電流は、電圧を引き上げる抵抗そのものなのだ。これを回避するために、アース点から不要となった電力を投棄して、送電系統全体の電圧を安定化させなければならない。この仕組みのことを、業界では限流と呼ぶ。


太陽電池の単なる量的拡大は、地の底へ消えてゆく電力をただ増やすだけ。


ここが分かっていないと、珍妙な結果を得て当惑する。自然エネルギーはバッファと組み合わせて使わない限り、その能力を正しく発揮させることはできない。ただ量を増やしさえすればそれでよい、というものではない。


温暖化対策から実効を奪っていた理由の一つが、この交流送電がもつ限界を要素化していなかった、ということ。


事実を世界が正しく認識するようになったとき、ドイツで環境対策の先陣を切って活発に活動しているみどりの党は、いったい、どのような反応をするのだろうか。


現実認識を誤ると、望まない出口へ向って突っ走ろうとする道化役を生む。


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謎解き合戦

2008-06-18 10:58:50 | Weblog
 交流送電に変電所は欠かせない。変電所にあるのが、変圧器。大きなものから小さなものまで、ひっくるめてトランスフォーマーと呼ばれている。
一般にトランスと縮めて呼ばれる、電圧を変えるための装置。

発電所を起点にした送電系統の末端にあるトランスが、電信柱の上にのっている樽や桶のような形をしたもの。外にでて見上げれば、すぐに見つかる、例のあれ。


変圧器の中には、二つのコイル。いつも仲良く並んでいる。
このコイルは、接続されていない。空間的に離れた関係にある。


鉄芯でつながってはいるが、電気的には絶縁されたもの。電流は、このトランスの間を非接触で通り抜ける。電流は磁束の変化となったのち、再び電流となって蘇る。すべての変電施設でこの電磁誘導が行われ、最後にコンセントのところまで100Vになった電気がやってくる仕組み。

トランスでは、入口のコイルを経て地下へと落ちる電流と、コイルに発生する磁場と磁束の変化で新たな電流を生み出している。入口のコイルと出口にあるコイルとの間を、磁力線だけが通過する。だから非接触。このとき、ひとつの電流が入口のコイルから地の底へと消えてゆき、もうひとつの電流が出口側のコイルから新たに生み出されている。



これらは一連の動作として行われているため、電流が変圧されながら継続しているかのように見えている。だが、電流の50%は消え、残りの50%である磁気からあらたな電流が生み出されている。地の底へ消えていった電流を再利用すれば、エネルギー効率をもっと向上させることができる。この見過ごされている損失は、巨大スギルほど大きなもの。


電気と磁気は二つでひとつ。磁気は電気で、電気は磁気だ。どちらかみても、全体でひとつ。どちらも目で見ることはできない。相互に変換可能であるという特性をうまく利用しているのが、変圧器の中にあるこのコイル。


捨てる電流と生まれでる電流が連続しているから、そこに無駄があっても問題とはされてこなかった。捨てていた分の電流を再利用すれば、エネルギー資源を最大で半減させる効果が得られる。それができなかったというのは、互いに互いを打ち消しあう向きの電流となっていたから。
この逆向きに生じるベクトルを善用すれば、50%の利用効率だったものを、倍に高めることだってできるだろう。電磁相互作用は、1:1対応の関係なのだから。


エネルギー資源が高価なものになればなるほど、捨てていた電流を活かす方法を見つけ出さなければならなくなる。それができた時、電気と磁気を足して100の状態にして利用する道がひらける。
電気もリサイクルしなければならない時代。未利用エネルギーをもっと活用する道を探ったら、そこに宝の山が眠っているかもしれない。


トランスの使い方を検討すると、たいそう面白いものができそうだ。世の中をすっかり変えてしまうような・・・

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エネルギーの安全保障で、生活も護られる

2008-06-17 09:57:00 | Weblog
自家発電に切り替えたら、温暖化は止まる。原発も止まる。原油の輸入が減れば、ガソリン価格は低下する。交流のように捨てるための電気を生み出さない。資源を節約すると、二酸化炭素まで節約することになる。

直流の電気は、保存がきく。この違いに注目していれば、気候は穏やかなまま安定した状態を維持していたかもしれない。

温暖化が進んでも原発を切望する勢力は、交流送電を保守したがる。イザというとき、核兵器になるからだ。北朝鮮がやって成功した先行事例があるように。

温暖化を止める有効なエネルギーモデルを開発してしまえば、敵はどこにもいなくなる。みんながそのエネルギーシステムを必要とするのだから。
この環境技術を速やかに開発するということが、エネルギーを安定確保するだけでなく、日本の安全保障に関する最大の防衛策でもあったのだった。



原発導入という最初の判断を誤ってしまったために、電力会社はあとあとまで苦労することを強いられている。


どこかで見切りをつけないと、もう責任のとりようがなくなる。すぐれたエネルギーシステムは、発電機を選ばない。供給システムのモデルの方が先にできてしまえば、問題だったものはすぐに消えさる。あとは、好みの発電機をユーザーが独自の判断で選ぶだけ。

発電機のみ供給されても、消費者はそれをどう使ったらよいのかということが分からない。
使ってみて問題があったとしても、それを取り換えるための選択肢はない。
システムが先に完成されていたら、発電機の選択は任意。あらゆる条件を比較検討して、最適なものを選べばよい。



世界が欲しがるエネルギーシステムを真っ先につくったら、すべての国は日本を友達と呼びたがるだろう。防衛する必要は、その時にきえる。国家予算を経済発展のために多く使えるようになると、繁栄は止まらない。平和の実現はその必然の帰結。努力しなくたって、平和は勝手にやってくる。

豊かなくらしは、犯罪を生み出さない。安全な社会は、それだけで平和なのだ。攻撃する動機が消えてしまったら、防衛費という科目は国の財務諸表から消える。

只でエネルギーが簡単に得られるようになったら、奪ったり守ったりする必要はない。非生産的な投資ほど、経済合理性から遠いものはない。

石油にこだわっている限り、アメリカだけを栄えさせ、軍事的対立を募らせる。現状をみれば、誰にだってすぐわかること。

可採埋蔵量が減るにつれて、ますます剣呑な世の中になってゆく。超伝導応用技術は、エネルギーをタダにするための基本となる分野。その方法には、複数のものがある。大事なことは、他の国に先駆けてそれを早く世に出す、ということ。この方法だけが、日本の安全を保障する能力を唯一もっている。
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原発導入が祟る世の中

2008-06-16 10:21:59 | Weblog
交流電流に、本来罪はない。そのメリットは、多い。交流の需要は、時代によってもっと増えていく。交流の使い方を誤ってきたことが、二酸化炭素の50%を電力業界で生み出させる原因になったのだ。分かっていながらやめられないのが、交流送電の魔力。変圧が自在にできるから。

使い勝手のよい便利な交流は、それが有害であるとされる時代になっても、残される。人類は、交流送電から離れることができない。文明は薬物依存症ならぬ、交流依存症という病に冒されている。環境に悪いことを承知の上で、交流という名の電気を今日も使い続ける。



交流の形態を生かすには、直流回路でインバーター制御にすると最適なものができる。遠距離送電する必要がなくなれば、低圧のままで無駄なく使える。高圧が必要なら、バッファの容量を大きくとるだけのこと。周波数をかえたり電圧を無段階で制御したりする装置は、身近な所でいろいろなものがたくさん使われている。


問題の本質は、長距離送電をするために、送電電圧を高くしたということにある。自家発電なら、送電する必要はない。送変電ロスを積みあげると、バカにならないほどの量に巨大化する。原発をつくったことによって、電源立地をうんと遠ざけたから。長距離送電が必要になったのは、原発を導入する政策が実施されたあとにおきたこと。


送電線の電気抵抗を減らすために高圧化し、高圧化したために需要が50%にまで減った深夜、発電所では火を燃やし続けていなければならなくなった。蒸気圧をあげるまでに、二時間の与圧行程が必要なのだ。そこで石炭火力をベース電源という位置づけにして、四六時中火を焚き続けていることを容認する仕組みが作られた。


地球を温暖化させてでも作った電気を金にする、という道を電事連各社は選んだ。 


諸悪の根源は、つまり、原発。送電電圧を上げれば、電流値は下がる。電流が小さくなれば、電気抵抗を受けて熱になる割合は下る。うまい話には裏がある。一度上げた電圧を下げるには、送電線を太くして大電流に耐える仕様に変えなければならない。それが簡単にできるくらいなら、深夜電力という低廉な料金制度など導入する必要はなかった。



深夜電力料金が安いのは、余っていても発電を止められないベース電源の比率を65%に高めたから。30%を原発が占め、5%を水力が占める。残りの30%が火力の半分という構成。深夜の需要が50%なら、あとの余りはどうなっている? 一度調べておくべきだ。

資源を燃やして取り出した電気を値引きしてでも換金しておきたい、と願う切実な事情が深夜電力という料金制度を業界に生み出させた。

大量の電気を無為に捨ててしまうのは、経営者にとってはまことに忍びないことであろう。日本の電力コストを下げるには、電源種別の構成を見直すことからはじめなければならない。



国の温暖化対策費が無駄になってしまったのは、交流の欠陥を秘匿し続けてきた歴史が、そうさせたもの。国策原発の祟りは、電力会社の存立さえ危うくする。電力会社が収益の向上を望むなら、直流の分散電源を率先して進めなければならない。

リース事業へと特化すれば、経営資産の損失は生じない。資源を消費しない方法が隠されている。以前のような現金収入が確実に得られるのだから、経営は却って楽になる。交流が限界にきたのなら、直流に戻すだけのこと。エジソンは最後まで直流にこだわりつづけた。その意味を人類はこれから知る。


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