こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

不 健 全 性

2020-09-27 08:30:17 | Weblog
問題の筋はとても単純

CO2の物性について

簡単なリサーチすら

何一つしていなかった

調べてさえいたのであれば

このような初歩的な誤り

を犯すようなことには

間違いなくなっていなかった

それこそが知識階級の咎


CO2の比重が空気より重く

そして水に溶けやすい

という性質がCO2にある

という事実を

彼らは夙に

知ることはできていた


だが 世界中の知識人たちは

再確認を打ちそろって

おしなべて怠った


温室効果がある

ということだけを

訳知り顔で受け売りし

検証することもしなければ

確認することも怠ったまま

放置した


地球で起きていた温暖化とは

ニンゲンのもつ通弊となっている

ひとごととして眺めるだけの

そのしたり顔がうみだしたもの



それが如何に有害なものであることか

という事実を

気候危機へと至らしめた経過が

証明していた

その点で国連は罪を免れることはできない

連鎖した実効なき温暖化防止対策が

鮮明にしてみせた

気候変動だったものが

気候危機へと発展してしまっていた

のは

指導体制そのものに

重大な欠陥があったから


CO2に保温効果はあるのだが

上空に達することがそもそもできない

というCO2に固有の事情が

温熱保持効果を失わせている

という事実に誰もまだ気づかない


多くの場合

その重さの故に

海面へと落下するだけとなり

そこでもっていた熱を手放す

温熱保持能力はそのとき

一瞬で

水和して消え去る

そこで海水温を高めると

ただちにそれは気化熱となって

海面にあった熱を奪い

水蒸気に託して

上空へと昇ってゆき

その周辺を温める

これが水蒸気の持つ温室効果

熱となったエネルギーは上空で保存され

しばらくの間熱の状態をたもつ



このため温暖化の原因を

CO2に求めるのは理に合わない


国連とそのとりまきが行った

温暖化の原因と断定したそのことが

CO2を悪役にした

温室効果ガスが気候変動を与えた

のは事実だがそれはCO2

であることを意味していない

本当の悪役は

空気より軽くて

CO2よりはるかに多い

水のガスである水蒸気


そこにできていた誤解と曲解が

止まらない温暖化を容認

する経過を地球表層へと残した


批判精神を失って久しい知識人たちは

刷り込まれた知識を真実だと思い込み

権威主義的な姿勢のままに

世界中にそう決めつけた

気候危機の責任は

事実誤認に陥った国連

以外に存在しない


CO2の削減が急務だと

国連が使嗾したことにより

世界は気候変動枠組み条約を批准承認

したものの

締約国は名目値

の集積にのみ終始することとなり

実質的な削減には至らなかった

第一約束期間がこうして不首尾に終わり

削減義務のハードルを

引き上げたものの

達成基準を実効値で満たした国は

ゼロだった


一昨年のCOP23の段階で

大気圏内のCO2濃度は

予期に反して高まっていた

という事実が確認され

IPCCは京都議定書を見限って

パリ協定の採択を急ぐことにした

だが実施細目を定めることができずに

合意形成となる筈の場であった

COP25は敢え無く頓挫してしまい

何の成果もなく散会となった

約束を守ろうとした国が

まったく現れなかったからである


要するに国連の環境問題は

削減対象をCO2に定めた

というその点にあったのだ

「もう一つ」の主要な温室効果ガス

である水蒸気の関与

を見逃していた

ということが

単純な問題を複雑なものにした


CO2の物性を

すべての知識人たちが

一様に見失っていたことについては

国連自体が未だにまったく気づいていない

そのために国際社会は無駄な努力を強いられ

成果のない削減義務を追いかけていながら

状況を却って悪くした


環境投資のすべてが水の泡と化し

経済成長は有効需要を失って

デフレスパイラルへと落ち込んだ

可処分所得となる筈の経済成長を

無効であることが分かっていた対策

を続けてきたそのために失った人々は

困窮に苦しみながら

異常気象に耐え忍ぶことを

余儀なくされて

貧困生活へと追い詰められることとなり

減っているべきCO2が

却って逆に増えていた

とする事実の意味を思い知らされた


あらゆる為政者の無能を

さらけ出すこととなったのがこの

甲斐なき事態

地球規模で痴呆化した状態を育みながら

無効な対策を熱心に追いかけて

ひたすら成り行きに任せ

強い力に押し流されたまま

そうなった事態を

不思議だとも思わずにいる


反省のないところに

フィードバックはかからない

世界中がこのように

ひとごととして眺め暮らしていたために

国連の誤った方向づけに

異を唱えることさえしてこなかった

こうして温暖化は一方的に進んでしまい

気候変動と騒いでいた間に

いつの間にか気候危機という状況

へと陥っていたという訳だ

これらの変化の一切は

国連の無知

が生み出したものに相違なく

同時に国連の誤謬を指摘していなかった

世界中の知識人たちが

国連の錯誤を

無知故に支援した


化石資源を消費する快適な暮らし

から離れられず

誤った認識である

ということを理解できないまま

そのうちなんとかなるだろう

という安易な姿勢をとりつづけ

懶惰な気分で胡坐をかき

模様眺めを決め込んでいた


気候危機はこのようにして

地表へと産み落とされたものなのだ

問題の所在を知り得た者はだが皆無

方向感覚を失って

ものの流れに身を任せ

時が過ぎ去ってゆくその様子を

懐手して暢気に眺めつづけている

この四半世紀を超える歳月を

後世の人たちは一体なんと思うのだろうか


雨を降らせているのは雲であり

CO2でないことは明らかだ

大気圏を上昇できるのは

空気より軽い温室効果ガス

でなければならず

重いCO2には不可能なこと

大気圏の温度分布は

階層によって大きく異なり

当初保存していた温熱は

上空へと昇るにつれて冷やされる

こうして温室効果だったものは消えてなくなり

垂直移動の過程で冷やされながら

保持していた熱を失い

温室効果と離別する定め


こんなことにさえ国連は

相変わらずまったく気づかない

過剰摂取した知識の量が禍いとなり

謙虚さを失ったことで

健全性まで奪われる

ドライアイスの白煙を見て

それが空気より重い

ことをよく承知していながら

CO2が重力に逆らって

空気圏を昇っていき

熱を高い状態に保持したまま

大気圏内を安定的に温めている

と狂信的に思い込んでいる己の姿

にも気づかない


この文明に固有となった最新の愚かさ

というものが

自然災害を年ごとに

狂暴化させるようになっていき

止まらない温暖化をこうして生み育て

気候変動を気候危機へと変えたのだ


国連が健全な判断能力を失って

CO2が空気より重い事実

を確かめようとしたことはなく

温室効果の有無だけを見て

大気圏上層に於いても

高い熱を保持し続けている

と根拠なくそう決めつけた

権威化した愚かなる知識階級が

安易な決めつけを行って

世界中に誤った情報を

このようにして効率よく刷り込んだ


温暖化の機序となったのは

環境の劣化以前に

教育の失敗という負の結果

が寄与している


高等教育の仕様に染まると

知識の量は増えるにしても

知識の質は却って劣化する

考える力を失うと

判断能力にその影響は及び

認識の当否判断をすることさえ

覚束なくなり

批判精神を奪い去る


間接情報を鵜呑みにし

権威主義的に振舞って

世の中に不埒な行為を押し広げる

その主体となった張本人が

言うまでもなく

その国連


消化不良のまま知識の量的拡大

へと突っ走り

知識の質を

善と信じて貶めた
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国 連 の 罪

2020-09-20 07:49:39 | Weblog
温暖化が止まらなくなったのは

問題の所在を

国連が見損なっているからだ

環境異変に対する温室効果ガスの関与

は明白な事実ではあるのだが

これまでそう思い込まれているように

CO2に原因があった

からではなく

同じ温室効果を有する別のガス

すなわち

水蒸気の関与を見落としていた

という疑惑が浮上したことにより

その判断を誤った主体

となった国連自らが

温暖化を止まらないようにした

ということが気候変動を惹起して

対策としてとられた25年以上に及んだ

CO2削減運動を実施したのだったが

得た結論は

削減したはずのCO2が

四半世紀を経た後の現段階で

減るどころか

却って増加してしまっていた

という事実を突き付けられ

設定した削減目標が

低きに失した

と確信するに及び

排出量を最大であるゼロ%にする

ことにしたというそのことが

京都議定書からパリ協定へと

枠組みの在り方を

大幅に軌道修正

するよう国連へと突き付ける事態を生んだ


そもそもの誤りは

温室効果ガスの主なものは二種類であり

知られていなかったもう一つが

ガス化した水

つまり水蒸気であるという事実に

まったく気づいていなかった

という事実をCO2削減運動の結果

が詳らかにしてみせたからだった


国連がCO2の質量を確認せずに

温室効果ガスであるという理由ひとつで

CO2が温暖化の原因だ

と決めつけたその行為が

もう一つの温室効果ガス

である水蒸気の関与を

要素成分から完全に消し去った


実に単純なことが原因であったのだが

国連は誤った思い込みに取りつかれ

CO2削減運動を推進すれば

温暖化を止められる

とそう確信してしまっていた


CO2についての基礎的な属性を確認しないで

断定的な決めつけを行った

ということが25年間に亘る

気候変動枠組み条約COPの努力

を無駄にして視界から消し去った

世界中で行われていた環境投資

のすべては国連が陥ったこの誤謬

によって価値を手放すこととなり

壮大な無駄となっただけでなく

失った時間までもが損失となり

悪影響を及ぼす事態

を自らの過誤によって呼び寄せた


環境投資が功を奏して

温暖化を止めることができていたのが事実なら

温暖化防止対策に

世界中から投資の波が押し寄せていた筈だ

有効需要の創出ができなくなっていた

というその事実は

実効なき温暖化防止対策と

当初より揶揄されていたにも関わらず

独善に陥っていた国連が

削減目標を会議の場で割り当て

世界に対して努力するようになれば

温暖化が止まると信じ込ませた


その判断の過ちを

パリ協定の成立が証明することとなり

世界は新たな削減目標に向かって

邁進すればよい

と方向づけられはしたものの

合意形成に二の足を踏み

結局何も決められないまま

COP25は時間切れとなり

機能停止へと陥った

守れない約束を守ろうと努力する国はなく

模様眺めを決め込んで

散会を喜んで受け容れた



CO2削減に世界中を巻き込んできた国連は

SDGsという標語

を持ち込んではみたものの

またしても掛け声だけの運動となり

具体性を失って

抽象概念を操るだけとなっている

有害な温室効果ガスは

実質的にガス化した水

以外に存在しておらず

これまで極めて有害だとされてきた

CO2は海へと落ちたその瞬間に

保持していた熱を海水へと移し

海面の温度を高め

そこで新たに生じた気化熱が

海面の温度を引き下げ

気化したときにできた水蒸気が

奪った熱を上空へと運び上げ

大気圏を温め続けるそのことが

温暖化の原因となったのであり

そのメカニズムを見損なっていた国連が

意味のない環境対策を急がせて

資本と時間を大量に無駄にした

そのことが気候危機へと繋がった


気化熱を奪ったガス化した水は

上空に達するに連れて寒気に触れ

熱交換を行って冷えて再び液化する

この時重さを取り込んで雨となり

豪雨となったとき

熱を失ったことで位置エネルギー

を解発する準備にはいり

水力発電所で電気エネルギーを生み出したり

流体エネルギーとなったりしたものが

堤防を崩して決壊させ

破壊エネルギーへと変化していき

氾濫を広域で引き起こしたのみならず

山塊を崩落させるなどして

破壊圧を逐次的に解放する変化を残した


気候変動は人工的につくられた

ガス化した水と自然条件で発生した

水蒸気とが重なりあって

雲の層に厚みを加え

その後冷えて液化して雨となった水

の重合が降水密度を異常に高め

甚大な規模の自然災害を引き起こし

破壊圧を淘汰圧へと変えながら

最終的に混沌へと至る一筋の道

を物理法則に従って推しすすめ

そこで蒸発した水のガス

が低気圧という上昇気流

となって熱を上空へと運び上げ

高度一万五千メートル付近で折り返し

下降気流となることで

高気圧となって乾燥した空気を

地表へと繰り返し圧しつける


発達した低気圧が台風となって

強風を吹かせたそのあとに

下降気流となった高気圧が

水分を放出した後の乾いた空気を

強い圧力で地表へと圧しつける


大気圏では低気圧と高気圧が

交互に生まれては入れ替わり

上昇気流と下降気流とを連携させ

大気圏内で対流を生み出している


対流を成り立たせているのは

異なったベクトルをもつ

上昇気流を生んだ大量の温室効果ガス

である低気圧が反転してできた高気圧

が下降気流となって水分を放出したあと

乾燥した分厚い大気の層となって

地表に与える大気の気圧を高め

再び上昇気流を生むための

圧力源となるために

海水の温度上昇を利用して

気化熱をそこから奪って上空へと運びあげ

そこで雲となって暫し漂う


上空の寒気の影響を受けると

温室効果ガスとなっていた雲の塊

は凝結していたものを液化して

重さを与えて地に落ちる雨

となって舞い戻る

この循環を成り立たせているのが

対流なのである


温暖化はこのプロセスの一部である

熱の移動が生み出したもの

気圧の差が高まることにより

そこで生じる風の勢いは強くなる

気圧における高低差が

吹く風の威力を定め

前線の通過に伴って起きる降る雨を

大量に増やすこととなる

この気圧の差が風力の差となって顕れ

地表に強風を吹かせるだけでなく

低気圧のもつ温室効果能力が

熱を位置エネルギーへと変えて

降水量の異常な増加となって

自然災害を執拗に増悪させている


気候を安定させていた複数の要因が

温暖化とその結果の一つ

である高気圧の勢力を高め

山を乾燥させて火災を引き起こす

その前段で異常に増えた降水量が

洪水を引き起こして

ものみなすべてを押し流す

破壊圧となって作用する

状態を設える


天然ガスをこれまで大量に燃やしてきた

過去がいま

対流メカニズムをより強化することとなり

低気圧を発達させてその後

優勢な高気圧を交互に生み出す


そこで生じた気圧差が強風を生み

上昇気流となった低気圧が

大量の雨を降らせ

入れ替わりに生じた高気圧

が乾燥した大気を地表へと圧しつける

送電線が発火の原因となることもあり

火の不始末が大火災を引き起こすこともある


これらのすべては

人が関わって引き起こした事象


最初にやるべきことは

天然ガスの消費をゼロにする

というそのこと


何故なら

その主成分がメタンCH4という

炭化水素となっているからだ

CH4が酸素O2と結びつき

CO2とH2Oとを同時に生み出す

このメカニズムを国連は

まったく理解していなかった

温暖化を生んだ権威主義とは

この程度のものであるに過ぎない


自分で判断しようとしなくなったとき

権威に頼るようになった己に気づけ

考える力を失っていなければ

ものごとをしかと見据えている


知識が増えると

考えるための時間を失う

教育の高度化は

思考力のない個人の再生産

にしかならない


指示待ち世代は

こうして登場した

判断することに自信がない

ということが

権威主義の育ての親

知識の質が知識の量に

追い払われた

それは結果


温暖化が止まらなくなっているのは

その原因がCO2である

とIPCCという権威が

決めつけた

ということに起源を有することなのだ
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知 育 偏 重

2020-09-13 07:17:38 | Weblog
科学的だという理由で

CO2が温暖化の原因物質であるとした

世界中の知識人たちが

自らに信じ込ませてきたその誤った認識



とうとう気候危機

へとつながってしまったようだ


CO2は空気より重いため

温室効果ガスとしての能力をもったまま

大気圏上空へと昇ってゆくことが

本質的にできない


ガスとなっていながら

降下することしかできないため

大気圏を温めることなど

本来不可能なことだった

その理由をこれまで

繰り返し記述してきた記録

がログとしてここに残されている


メタンを燃やすと二酸化炭素と水が

燃焼炉の中で同時にできる

この化学反応が起きたことで

二種類の温室効果ガスが

否応なしに作り出される

この反応がおきたからこそ

地球が持つ水

の絶対量を増やし続ける事態となった


メタンCH4が分解されて

CO2が一つと

H2Oが二つでき

かわりにメタンが消えてなくなる

メタンを燃やし続けてきたこの文明が

地球を最終的に水没させる

という結果と近い将来遭遇する

のは既定の事実


気温上昇の結果として

海面水位が想定を超えて高まったのは

メタンが分解されたことで

二酸化炭素と水蒸気とが

燃焼炉の中で同時に合成された

からに他ならない

炉内の熱で気化した水が

大気中へと放出されて

大気圏を温める温室効果を

地球へと与えている


このため海面水位の上昇速度が早すぎる

としてすべて研究者が

首をかしげているのだが

検証と確認が実施された

とする記録はミアタラない


化学反応として起きる

このプロセスのもつ意味

が見えていないと

温室効果ガスとされているCO2

が増えたことで

氷山氷河の融解が加速するのは

事実としても

水以外の物質である炭化水素

のメタンが燃えて空気中の酸素と結びつき

水と二酸化炭素とを同時に吐き出し

大気圏内へと放出している現状

が生み出した化学反応であることに

気づくことがまだできていない


温室効果ガスがもつ熱が上がった

という物理反応だけに囚われてしまうと

前段で生起していた化学反応

を見落としていたことにさえ

気づけない

この独善的な

誤謬に満ちた強い思い込みが

温暖化現象を止まらなくした


一連の変化の意味に気づかずにいる

というそのことが知識階級から

自覚する機会を奪い

誤った解釈で問題の本質を見失わせた


温暖化には温室効果ガスによって生じた

熱を生み出す物理反応と

メタンを燃やしたことによって

生じた化学反応

というそれぞれ独立した複合要因で

異なった二系統の反応を生み出した


このプロセスが気候変動

の重要因子となって働いた

このことに誰もまだ気づいていないため

CO2だけを槍玉に挙げたままにしてしまい

環境対策の実施

を進めるための基本方針

の策定を一斉に誤った


この問題に気づくことができたとしても

メタンの燃焼を止めることはおろか

減らすことさえ

最早まったくできなくなっている

温室効果ガスを同時大量に複合生産する

行為を止めることは

現状で既に不可能


電気がなければ経済成長はできず

熱が得られなければ

文明の生活は成り立たない


有望視されていた再生可能エネルギーには

交流送電を代替する能力がはじめからなく

蓄電デバイスを併設しなければ

電源としての能力を発揮することが

つまりできない

周波数で成り立っている交流電流は

一瞬たりとも電源の回転数を

乱すことが許されない

再生可能エネルギーの導入が

気候変動を止めらないのは

周波数の維持が絶対条件となっているからだ


このためエネルギーコストは高くなる一方

となったのであり

負の経済効果だけが

最終的に残された


化石資源によらない電源であって

かつ出力の安定性が担保

されている電源が登場する時が来るまでは

文明の未来は壁に阻まれる


太陽光賦課金を一律に払わされている

このあまりにも不毛な現状こそが

その証拠

可処分所得の減少を容認すれば

温暖化と気候変動を回避できはするものの

経済成長を失う覚悟

をもつよう強いられることとなる


環境保護を成功させるためには

経済成長と快適な文化生活を

手放すことが条件となる


CO2削減に失敗し続けた挙句の果てに

京都議定書をパリ協定へと変えたものの

COP25で合意形成には失敗した

現代文明が陥ったこの現状こそ

不正な科学的知識を

善と信じて積み上げてきた

負の成果

自縄自縛へと陥ったこの状況が

科学的知識を誤用したことによって

文明が引き起こした不正な経過


主要な温室効果ガスとなっている

CO2とH2Oの挙動を見ずに

独善的な思い込みでCO2だけを有罪だ

と断じて排斥する運動を

相変わらず熱心に続けている

その意味を誰も知らない


気候危機へと文明を引き込んだのは

世界中に存在している知識階級の責任

であるに外ならぬ


現状を導いたその錯誤が

己の独善に起因しておきた

などとは思ったことさえないだろう


このため単なる気候変動だったものが

気候危機へと発展させてしまったのは

これら知識人たちがこぞって導いた

その結果以外の何物でもないのだ


健全な判断能力を失ってしまうと

簡単な事実ですら

まったく見えなくなるようだ

科学的知識を大量に習得していながら

その意味を理解することが

まったくできていない

そんな知識人もどきがいま

陸続として

再生産されている最中だ


考える力を涵養しない教育が

知識の量的拡大に特化してきた

学力重視の高等教育の様式を変え

判断能力を失ったままの

所謂指示待ち世代と概括される学生を

大量生産し続ける時代を生み出した


教育する側が再生産された世代の多数派

で既に占められているため

判断することを自ら先回りして

避けているようにさえ見えるのだ

権威主義者というものは

思考力を失って批判精神を手放し

ものごとを深く考えようとしなくなる

という共通の特徴を惜しみなくさらけ出す

こうして民主主義という制度は

果てしなく劣化し続けることになっている


権威の指示に従うことはできるのだが

自己判断と意思決定の機会

との遭遇を避けたがるため

何時まで経っても進化することがない


気候危機はこうした権威主義的な

多数派のもつ共通のヘキ

である無批判という姿勢が生み出した


自然災害が苛烈なものとなっただけでなく

海面の水位を押しあげて

海岸線の総延長距離を

緩慢にに縮めてゆく


降水量のこのところの異常な増加は

海面を淡水化させただけでなく

水位の上昇を大きく早める

この問題の本質に無知のままでいる以上

問題解決能力の発揚を

期待すべきではないだろう


文明のレベルがこの程度であるのなら

未来の繁栄を

期待してはなるまい
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人 の 仕 業

2020-09-06 08:01:27 | Weblog
台風は発達した低気圧の極致

海洋上で発生し

相対的な気圧の低さが

上昇気流を生み出している

低気圧は上へと向かう

空気の流れ


上昇気流は

海面の温度が高まったとき

上へと向かう大気の流れ

となって現れる


海面温度の高まりが

水を蒸発させてガス化し

できた水蒸気を

天空高くへと

運びあげる


海水温が何かの理由で高まると

上昇する気流がそこで生まれる

上へと向かう流れが生じ

その密度が高まると

蒸発するガスの量が増え

周辺の気圧を引き下げる

水蒸気を高空域へと

運び上げているのはこの低気圧

上昇気流はこうして生まれる


温暖化で海面の温度が高まると

海水の蒸発量も高くなる

上昇気流がこうして強められ

地表の気圧を引き下げる

上昇気流は

地表付近の空気

の密度を薄くする

水蒸気は空気より軽いため

空へと昇って集まったものが

雲となる

これが積み重なったとき寒気に触れると

集中豪雨をその下で降らせ

雲が途切れるまで

大量の雨を広域で降り募らせる


海水の温度が上がると水はガス化し

周辺にある空気の密度は薄められ

重力を振り切って

上昇する気流となって気圧を下げる


発達した低気圧は

常圧の大気圏では

重力の作用を難なく振り払う


このようにして低気圧が発達し

上昇気流を更に高める

こうして台風となるべく

発達し続ける循環が形成される

台風が海域を外れると

熱の供給が断たれ衰弱し

やがて温帯低気圧となって

消滅する


風は気圧の高い空域から

低い気圧の空域へと

向かって吹き下ろす

気圧差が大きくなればなるほど

吹く風の力は強くなる


急な坂道を駆け下る

自転車の速度が早いのは

高低差が大きいからに他ならない

吹く風も同様に

気圧の差が拡大すればするほど

より一層強くなる

台風が暴風圏を伴うのは

この気圧差が最大化したその結果


電流が高圧と低圧の違いが生む

電位差に従って流れ下ってゆくのと

それはまったく同じこと


低気圧が上昇気流となって

空高く昇ってゆき

頂点に達して折り返す

このとき生じた下降気流が

高気圧を作り出す

空気の圧力が強まれば

それが気圧を高めるからだ


高気圧は前身の低気圧

が転じたものに外ならず

下降気流となって空気層に対し

圧力となって作用する


大気圏は低気圧という上昇気流



高気圧という下降気流とで

対流圏を成り立たせている


風は高い気圧から

低い気圧へと向って流れる

という条件に縛られる


大気圏という惑星表面の低層域

には

上下方向の流れがつくる対流と

左右方向へ流れ続ける

横方向へと相互に向かう

二つの風の流れでできている


西から東へと向かって流れる風

は偏西風と呼ばれ

その最も早い流れが

高度一万メートル付近を支配する

ジェット気流となっている

その反対方向へと流れているのが

赤道付近に吹いている貿易風


大気圏には東へと向かう偏西風と

西へと向かう貿易風

そして

上へと向かう低気圧が生む上昇気流



下へと戻る下降気流である高気圧

とで間断なく攪拌されている

絶えず揺れ動いている空間

をつくりだしている


上空の気温は寒気の影響を受け

とても低くなっている

温室効果はそのため相殺されている

低空の気温は熱の輻射と

雲の温室効果によって

高められている


大気中のCO2の挙動

がどうなっているのか

ということについては

誰にもまだ分らない

常に揺らいでいるからだ

気温の分布も

常に一定であるとすることはできず

そのために平均気温という概念

を導入せざるを得なくした


空気より重いCO2が

高空へと移動することは当然できず

地表または海面へと

落ちてゆくのが身の定め


蒸気発電を行っている

火力発電所と原子力発電所から

吐き出されている二酸化炭素

と熱水蒸気とは

排煙筒からでた直後は

高温となっている


この熱いCO2が着水したとき

海水に保持していた熱を直ちに移す

と同時に水和する

蒸気発電は冷却水を必要とするため

通例沿岸部に立地する

これが共通の条件となっている


世界中の発電所が

水を使って冷やすことが必要となっている

熱い温室効果ガスであるCO2は

海の温度を高めても

大気圏を温めることはできない


温暖化は大気圏内にある熱が

気候変動の原因となっている

その原因を空気より重いCO2

としたということが判断を誤らせ

何時まで経っても解決しない

とまらない温暖化

という現象生み出した


その後短期間で異常な規模

へと増えてしまった降水量は

雲が重畳したときに生みだしたもの

このため

天候異変を引き起こしたのは

CO2ではない

ということになる訳だ


適用可能な未知のメカニズム

が関わっているのだとすれば

それは気化熱の作用ではなかろうか


水に溶けやすい性質を持つ

重くて熱いCO2

が海に落ちれば

海水の表面温度は高くなる

こうして温められた海水は

水蒸気を発生させて気圧を下げる


この時生じた気化熱が

水蒸気に取り込まれたとき

熱を奪って

海面温度を引き下げる

と同時に

空へと昇ってゆきながら

空間温度を高めている

ここで生じた熱の垂直移動が

海面を冷やして

そこにあった熱を

上空へと運び上げ

空気圏を局部的に温める

地表に水を撒くと

そこに蒸気が発生し

地表の熱を奪って

周辺の温度を引き下げ

即座に冷やす


気化熱がそこに生じたとき

熱を奪って冷やすのだが

そのガスが上空を反対に温めることとなる


CO2は海水を温める熱源

だが

大気圏を温める能力を

そのとき既に失っている


エネルギー保存則が

熱の移動に関与した

ということが温暖化を

現象化させたということになるだろう


地表を冷やすことに使われた気化熱は

蒸気となって空へと昇り

雲となったとき可視化され

そこではじめて目に見えるようになる


水蒸気も温室効果ガスであることから

熱を保持して大気圏を温める力をもつ

これが大気の温度を高めるため

まとまった雲が重層化し

過去に経験したことのない大雨

を直後に降らせるようになっている


暖かい水蒸気が

上空の寒気に触れて冷やされると

雲は気体から液体へと性質を変え

重さを獲得して地に落ちる雨となる


地球の水はこのようにして

何度も地表へと舞い戻ることを繰り返す


水蒸気の上昇密度が高まれば

降水量は必然的に多くなる


CO2がもっている温室効果能力は

水面に落ちたとき熱を放出し

海水面の温度を高め

蒸気を発生させ低気圧を生み

気化熱が水をガスに替え

それが上昇する過程で中空を温める

前線を伴った寒気にこのガスが触れたとき

気体だった水を液体の水

へと速やかに戻すサイクルを

こうして成り立たせている


CO2が関わっているのは

この降水サイクルの最初の部分だけ

保持していた温室効果能力は

熱を水へと移した段階で

無害化しているということになる

水和して別の成分

となってしまっているからだ


雨を降らせているのは

気体の水以外に考えられず

水蒸気が集まって雲をなし

ガス化した水の宿命として

温室効果能力を身に着ける


対流圏では低気圧が水を吸い上げ

高気圧が乾燥した空気を

地表へと圧しつける

この循環が台風を派生させ

乾燥した空気となった高気圧が

地表へと熱と一緒に

熱い空気を圧しつける


このとき乾いた空気が好天を齎し

山火事を拡大させる原因

となることがある


燃える火を拡大させているのは強い風

乾燥した空気が作り出す高温の風は

対流が生む気圧の差

ができていなければ生れない

山火事は火炎流となって上昇するのみならず

山林を焼き尽くし

生命の多様性を奪い去る


高気圧が高空域で折り返し

再び低気圧を発達させる

という循環が温暖化を加速させ

気候変動を生み出した


異常気象にかかわっているのは

CO2ではなくガス化した水なのだ

気候変動の最大要因は

水蒸気以外にあり得ない


発達した低気圧は台風となり

過ぎ去った台風は高気圧となって

地表へと舞い戻る

このとき台風一過の晴れやかな好天

を連れてくる


大気圏は

このような要素で

満たされている


人がその循環に

不自然にかかわったとき

加熱された水蒸気が

人工的に生み出され

海水の温度を執拗に高めながら

できた水蒸気を立ち上昇らせて

気化熱を奪って地表を冷やす

と同時に中空を反対に温める


水蒸気の温室効果が

この熱を保持し

上空の寒気に触れたとき

その下に位置する場所に

洪水を引き起こす

エネルギー保存則がそうさせた


この天然のサイクルに

文明が思慮を失って関わったとき

天候異変が訪れる

気候変動を気候危機へと変えたのは

人工的に加わった

いくつもの不自然な

あざとい操作


CO2削減にこだわっていた

そのあまりにも長い時間

を無駄に費やして気づかなかった

というそのことが気候危機を

ついに地表へと定着させた

ということになる訳だ
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