問題の筋はとても単純
CO2の物性について
簡単なリサーチすら
何一つしていなかった
調べてさえいたのであれば
このような初歩的な誤り
を犯すようなことには
間違いなくなっていなかった
それこそが知識階級の咎
CO2の比重が空気より重く
そして水に溶けやすい
という性質がCO2にある
という事実を
彼らは夙に
知ることはできていた
だが 世界中の知識人たちは
再確認を打ちそろって
おしなべて怠った
温室効果がある
ということだけを
訳知り顔で受け売りし
検証することもしなければ
確認することも怠ったまま
放置した
地球で起きていた温暖化とは
ニンゲンのもつ通弊となっている
ひとごととして眺めるだけの
そのしたり顔がうみだしたもの
それが如何に有害なものであることか
という事実を
気候危機へと至らしめた経過が
証明していた
その点で国連は罪を免れることはできない
連鎖した実効なき温暖化防止対策が
鮮明にしてみせた
気候変動だったものが
気候危機へと発展してしまっていた
のは
指導体制そのものに
重大な欠陥があったから
CO2に保温効果はあるのだが
上空に達することがそもそもできない
というCO2に固有の事情が
温熱保持効果を失わせている
という事実に誰もまだ気づかない
多くの場合
その重さの故に
海面へと落下するだけとなり
そこでもっていた熱を手放す
温熱保持能力はそのとき
一瞬で
水和して消え去る
そこで海水温を高めると
ただちにそれは気化熱となって
海面にあった熱を奪い
水蒸気に託して
上空へと昇ってゆき
その周辺を温める
これが水蒸気の持つ温室効果
熱となったエネルギーは上空で保存され
しばらくの間熱の状態をたもつ
このため温暖化の原因を
CO2に求めるのは理に合わない
国連とそのとりまきが行った
温暖化の原因と断定したそのことが
CO2を悪役にした
温室効果ガスが気候変動を与えた
のは事実だがそれはCO2
であることを意味していない
本当の悪役は
空気より軽くて
CO2よりはるかに多い
水のガスである水蒸気
そこにできていた誤解と曲解が
止まらない温暖化を容認
する経過を地球表層へと残した
批判精神を失って久しい知識人たちは
刷り込まれた知識を真実だと思い込み
権威主義的な姿勢のままに
世界中にそう決めつけた
気候危機の責任は
事実誤認に陥った国連
以外に存在しない
CO2の削減が急務だと
国連が使嗾したことにより
世界は気候変動枠組み条約を批准承認
したものの
締約国は名目値
の集積にのみ終始することとなり
実質的な削減には至らなかった
第一約束期間がこうして不首尾に終わり
削減義務のハードルを
引き上げたものの
達成基準を実効値で満たした国は
ゼロだった
一昨年のCOP23の段階で
大気圏内のCO2濃度は
予期に反して高まっていた
という事実が確認され
IPCCは京都議定書を見限って
パリ協定の採択を急ぐことにした
だが実施細目を定めることができずに
合意形成となる筈の場であった
COP25は敢え無く頓挫してしまい
何の成果もなく散会となった
約束を守ろうとした国が
まったく現れなかったからである
要するに国連の環境問題は
削減対象をCO2に定めた
というその点にあったのだ
「もう一つ」の主要な温室効果ガス
である水蒸気の関与
を見逃していた
ということが
単純な問題を複雑なものにした
CO2の物性を
すべての知識人たちが
一様に見失っていたことについては
国連自体が未だにまったく気づいていない
そのために国際社会は無駄な努力を強いられ
成果のない削減義務を追いかけていながら
状況を却って悪くした
環境投資のすべてが水の泡と化し
経済成長は有効需要を失って
デフレスパイラルへと落ち込んだ
可処分所得となる筈の経済成長を
無効であることが分かっていた対策
を続けてきたそのために失った人々は
困窮に苦しみながら
異常気象に耐え忍ぶことを
余儀なくされて
貧困生活へと追い詰められることとなり
減っているべきCO2が
却って逆に増えていた
とする事実の意味を思い知らされた
あらゆる為政者の無能を
さらけ出すこととなったのがこの
甲斐なき事態
地球規模で痴呆化した状態を育みながら
無効な対策を熱心に追いかけて
ひたすら成り行きに任せ
強い力に押し流されたまま
そうなった事態を
不思議だとも思わずにいる
反省のないところに
フィードバックはかからない
世界中がこのように
ひとごととして眺め暮らしていたために
国連の誤った方向づけに
異を唱えることさえしてこなかった
こうして温暖化は一方的に進んでしまい
気候変動と騒いでいた間に
いつの間にか気候危機という状況
へと陥っていたという訳だ
これらの変化の一切は
国連の無知
が生み出したものに相違なく
同時に国連の誤謬を指摘していなかった
世界中の知識人たちが
国連の錯誤を
無知故に支援した
化石資源を消費する快適な暮らし
から離れられず
誤った認識である
ということを理解できないまま
そのうちなんとかなるだろう
という安易な姿勢をとりつづけ
懶惰な気分で胡坐をかき
模様眺めを決め込んでいた
気候危機はこのようにして
地表へと産み落とされたものなのだ
問題の所在を知り得た者はだが皆無
方向感覚を失って
ものの流れに身を任せ
時が過ぎ去ってゆくその様子を
懐手して暢気に眺めつづけている
この四半世紀を超える歳月を
後世の人たちは一体なんと思うのだろうか
雨を降らせているのは雲であり
CO2でないことは明らかだ
大気圏を上昇できるのは
空気より軽い温室効果ガス
でなければならず
重いCO2には不可能なこと
大気圏の温度分布は
階層によって大きく異なり
当初保存していた温熱は
上空へと昇るにつれて冷やされる
こうして温室効果だったものは消えてなくなり
垂直移動の過程で冷やされながら
保持していた熱を失い
温室効果と離別する定め
こんなことにさえ国連は
相変わらずまったく気づかない
過剰摂取した知識の量が禍いとなり
謙虚さを失ったことで
健全性まで奪われる
ドライアイスの白煙を見て
それが空気より重い
ことをよく承知していながら
CO2が重力に逆らって
空気圏を昇っていき
熱を高い状態に保持したまま
大気圏内を安定的に温めている
と狂信的に思い込んでいる己の姿
にも気づかない
この文明に固有となった最新の愚かさ
というものが
自然災害を年ごとに
狂暴化させるようになっていき
止まらない温暖化をこうして生み育て
気候変動を気候危機へと変えたのだ
国連が健全な判断能力を失って
CO2が空気より重い事実
を確かめようとしたことはなく
温室効果の有無だけを見て
大気圏上層に於いても
高い熱を保持し続けている
と根拠なくそう決めつけた
権威化した愚かなる知識階級が
安易な決めつけを行って
世界中に誤った情報を
このようにして効率よく刷り込んだ
温暖化の機序となったのは
環境の劣化以前に
教育の失敗という負の結果
が寄与している
高等教育の仕様に染まると
知識の量は増えるにしても
知識の質は却って劣化する
考える力を失うと
判断能力にその影響は及び
認識の当否判断をすることさえ
覚束なくなり
批判精神を奪い去る
間接情報を鵜呑みにし
権威主義的に振舞って
世の中に不埒な行為を押し広げる
その主体となった張本人が
言うまでもなく
その国連
消化不良のまま知識の量的拡大
へと突っ走り
知識の質を
善と信じて貶めた
CO2の物性について
簡単なリサーチすら
何一つしていなかった
調べてさえいたのであれば
このような初歩的な誤り
を犯すようなことには
間違いなくなっていなかった
それこそが知識階級の咎
CO2の比重が空気より重く
そして水に溶けやすい
という性質がCO2にある
という事実を
彼らは夙に
知ることはできていた
だが 世界中の知識人たちは
再確認を打ちそろって
おしなべて怠った
温室効果がある
ということだけを
訳知り顔で受け売りし
検証することもしなければ
確認することも怠ったまま
放置した
地球で起きていた温暖化とは
ニンゲンのもつ通弊となっている
ひとごととして眺めるだけの
そのしたり顔がうみだしたもの
それが如何に有害なものであることか
という事実を
気候危機へと至らしめた経過が
証明していた
その点で国連は罪を免れることはできない
連鎖した実効なき温暖化防止対策が
鮮明にしてみせた
気候変動だったものが
気候危機へと発展してしまっていた
のは
指導体制そのものに
重大な欠陥があったから
CO2に保温効果はあるのだが
上空に達することがそもそもできない
というCO2に固有の事情が
温熱保持効果を失わせている
という事実に誰もまだ気づかない
多くの場合
その重さの故に
海面へと落下するだけとなり
そこでもっていた熱を手放す
温熱保持能力はそのとき
一瞬で
水和して消え去る
そこで海水温を高めると
ただちにそれは気化熱となって
海面にあった熱を奪い
水蒸気に託して
上空へと昇ってゆき
その周辺を温める
これが水蒸気の持つ温室効果
熱となったエネルギーは上空で保存され
しばらくの間熱の状態をたもつ
このため温暖化の原因を
CO2に求めるのは理に合わない
国連とそのとりまきが行った
温暖化の原因と断定したそのことが
CO2を悪役にした
温室効果ガスが気候変動を与えた
のは事実だがそれはCO2
であることを意味していない
本当の悪役は
空気より軽くて
CO2よりはるかに多い
水のガスである水蒸気
そこにできていた誤解と曲解が
止まらない温暖化を容認
する経過を地球表層へと残した
批判精神を失って久しい知識人たちは
刷り込まれた知識を真実だと思い込み
権威主義的な姿勢のままに
世界中にそう決めつけた
気候危機の責任は
事実誤認に陥った国連
以外に存在しない
CO2の削減が急務だと
国連が使嗾したことにより
世界は気候変動枠組み条約を批准承認
したものの
締約国は名目値
の集積にのみ終始することとなり
実質的な削減には至らなかった
第一約束期間がこうして不首尾に終わり
削減義務のハードルを
引き上げたものの
達成基準を実効値で満たした国は
ゼロだった
一昨年のCOP23の段階で
大気圏内のCO2濃度は
予期に反して高まっていた
という事実が確認され
IPCCは京都議定書を見限って
パリ協定の採択を急ぐことにした
だが実施細目を定めることができずに
合意形成となる筈の場であった
COP25は敢え無く頓挫してしまい
何の成果もなく散会となった
約束を守ろうとした国が
まったく現れなかったからである
要するに国連の環境問題は
削減対象をCO2に定めた
というその点にあったのだ
「もう一つ」の主要な温室効果ガス
である水蒸気の関与
を見逃していた
ということが
単純な問題を複雑なものにした
CO2の物性を
すべての知識人たちが
一様に見失っていたことについては
国連自体が未だにまったく気づいていない
そのために国際社会は無駄な努力を強いられ
成果のない削減義務を追いかけていながら
状況を却って悪くした
環境投資のすべてが水の泡と化し
経済成長は有効需要を失って
デフレスパイラルへと落ち込んだ
可処分所得となる筈の経済成長を
無効であることが分かっていた対策
を続けてきたそのために失った人々は
困窮に苦しみながら
異常気象に耐え忍ぶことを
余儀なくされて
貧困生活へと追い詰められることとなり
減っているべきCO2が
却って逆に増えていた
とする事実の意味を思い知らされた
あらゆる為政者の無能を
さらけ出すこととなったのがこの
甲斐なき事態
地球規模で痴呆化した状態を育みながら
無効な対策を熱心に追いかけて
ひたすら成り行きに任せ
強い力に押し流されたまま
そうなった事態を
不思議だとも思わずにいる
反省のないところに
フィードバックはかからない
世界中がこのように
ひとごととして眺め暮らしていたために
国連の誤った方向づけに
異を唱えることさえしてこなかった
こうして温暖化は一方的に進んでしまい
気候変動と騒いでいた間に
いつの間にか気候危機という状況
へと陥っていたという訳だ
これらの変化の一切は
国連の無知
が生み出したものに相違なく
同時に国連の誤謬を指摘していなかった
世界中の知識人たちが
国連の錯誤を
無知故に支援した
化石資源を消費する快適な暮らし
から離れられず
誤った認識である
ということを理解できないまま
そのうちなんとかなるだろう
という安易な姿勢をとりつづけ
懶惰な気分で胡坐をかき
模様眺めを決め込んでいた
気候危機はこのようにして
地表へと産み落とされたものなのだ
問題の所在を知り得た者はだが皆無
方向感覚を失って
ものの流れに身を任せ
時が過ぎ去ってゆくその様子を
懐手して暢気に眺めつづけている
この四半世紀を超える歳月を
後世の人たちは一体なんと思うのだろうか
雨を降らせているのは雲であり
CO2でないことは明らかだ
大気圏を上昇できるのは
空気より軽い温室効果ガス
でなければならず
重いCO2には不可能なこと
大気圏の温度分布は
階層によって大きく異なり
当初保存していた温熱は
上空へと昇るにつれて冷やされる
こうして温室効果だったものは消えてなくなり
垂直移動の過程で冷やされながら
保持していた熱を失い
温室効果と離別する定め
こんなことにさえ国連は
相変わらずまったく気づかない
過剰摂取した知識の量が禍いとなり
謙虚さを失ったことで
健全性まで奪われる
ドライアイスの白煙を見て
それが空気より重い
ことをよく承知していながら
CO2が重力に逆らって
空気圏を昇っていき
熱を高い状態に保持したまま
大気圏内を安定的に温めている
と狂信的に思い込んでいる己の姿
にも気づかない
この文明に固有となった最新の愚かさ
というものが
自然災害を年ごとに
狂暴化させるようになっていき
止まらない温暖化をこうして生み育て
気候変動を気候危機へと変えたのだ
国連が健全な判断能力を失って
CO2が空気より重い事実
を確かめようとしたことはなく
温室効果の有無だけを見て
大気圏上層に於いても
高い熱を保持し続けている
と根拠なくそう決めつけた
権威化した愚かなる知識階級が
安易な決めつけを行って
世界中に誤った情報を
このようにして効率よく刷り込んだ
温暖化の機序となったのは
環境の劣化以前に
教育の失敗という負の結果
が寄与している
高等教育の仕様に染まると
知識の量は増えるにしても
知識の質は却って劣化する
考える力を失うと
判断能力にその影響は及び
認識の当否判断をすることさえ
覚束なくなり
批判精神を奪い去る
間接情報を鵜呑みにし
権威主義的に振舞って
世の中に不埒な行為を押し広げる
その主体となった張本人が
言うまでもなく
その国連
消化不良のまま知識の量的拡大
へと突っ走り
知識の質を
善と信じて貶めた