こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

意 識 水 準

2017-08-27 07:39:53 | Weblog
主語を省くことができない

あらゆる言語というものは

エゴの所在を明確なカタチで

他に示すこと目的とし

己の意思を他に伝える

ことを使命として用いられる


一人称を前面に押し出すことで

対立軸を明確化させ

意思の擦り合わせ

を繰り返し

執拗に行うことで

優劣を決定するための

決して合理的とは呼ばない方法で

最終的な判断を導く


それらのすべてが過去に於ける紛争の種


日本の言語文化というものは

エゴの露出を恥とする

という共通認識を

風土と歴史によって育み

互いに

露骨な自己主張する状況

へと陥る事態を避けながら

相手の気持ちを忖度する

ということをコミュニケーションの基礎

としてきた


日本語の一人称の形式は

俄かに数えきれないほどの多数

の用語を誕生させ

主語を絶対視するその他の言語文化

と一線を明確に画している

この違いのもつ特別な意味に

日本独自の精神性の高さ

が見える


戦後の欧米型の教育を70年以上に亘って続けてきた

ということでが

忖度する文化に便乗する

一部の政治的存在



その取り巻き連中に

記憶力を失わせ

日本語に特有の意味を添わせる

用い方を頻繁に実施したことで

この「忖度」を

今年の

流行語候補へと

位置づけさせた


意図的に主語を省く文化

の価値を高からしめて来た先人たち

が行ってきた努力を

現代の政治勢力が無視したことで

真相を韜晦する目的

で都合よく

用法を誤って使用し

日本文化の美質

を失ってしまう経過を導いた


日本語以外に

これほど多数の人称代名詞

を取り込んだ言語体系は

見当たらない


取り分け一人称に於いて

それは自我の所在を詳らかにする

という点で

日本語の話し手に

恥の意識を

強く植え付けた


日本という国を築き上げてきた

先人の 智慧



弛まぬ努力の数々が

一人称の表出を

我欲を隠せない人格

であることを恥

とする文化を洗練し

日本文化が稀有で

特異な類例のないもの

であることを強調する

価値を世界が気付く時代

を現在へと引き寄せた


この「恥」を意識するようになった

日本に固有の文化が

人称代名詞を限りなく多様化し

最終的に主語を省く

形式の言語体系を生み出した


これが日本語を外国人に曖昧だ

と思わせることとなり

各種の交渉ごとをするには不向き

であると断定させ

問題を単純化することにより

協調より実力で

望ましい結果を勝ち取る

方法が一人称を一つだけあればよい

と規定した


対立の元となる力関係の差

を際立たせる感情を刺激する

行為を許容するということが

優勝劣敗の枠組を

言語によって確定させる経過

を民俗間相互植え付けた


主語を省くことができないすべての言語



エゴをぶつけ合う対立の構造を募らせ

力には力で対抗する

という意思決定方法の構造化

を促す


意識のベクトルを

単純化させた状態で

特定の方向へと

いつの時代にも導いてきた


英語に代表される

主語を強調する一人称の文化



帝国主義的対立を

こうして文明へと呼び込んだ

その隙に乗じた宗教が

自らのエゴを超越する解釈を導入し

ISを僭称する国家を成立させた

とする事実を残した


信仰を操る宗教がエゴ化したことにより

世界中で乱立するようになり

その行為がもつ排他性が

より強い対立を生みだした


英語が公用語となっている以上

エゴの衝突を避けることはできず

譲歩させた側に有利

となる条件の統一化



繰り返し図られる

国際社会の今ある枠組は

この土台の上に設定されたている


主語を省けない言語を公用語

と定めている限り

恒久平和の実現はない

その意味で

日本語とそれが生み育てきた固有の文化

の総体としての特別な価値が

極東の島国であるこの日本で誕生し

安定した繁栄を成し遂げるための

世界が見習うべきイトナミの基本

となる文化の基礎

として

将来位置づけられることとなる


それ故に

この国を日ノ本と呼ぶのは

極めて妥当で且つ正しい


そのための手段となるのは

未来型の

地下資源を用いない

環境対応型の

未だ登場を控えている

理労される前の新エネルギー


その使用権の確保と

供給権の独占的支配

の確立が未来社会で

多いに役立つ


温暖化を有効に止める方法は

たった一つしかない

有効ではあっても

コストメリットが不在なら

実効性は宿らない


既存のあらゆる環境投資は

悉く無駄となっており

損失拡大の温床であり続けている

有効需要を生み出せなければ

経済的成長は

何一つ

望めない

実効を証明していない

既存の環境投資には

その一切が無駄の発生源でありつづけ

損失を徒に積み上げるためだけの

有害無益な

儚い行為となっている


日ノ本の国の祖先たちが

営々と築き上げてきた

この優れた日本文化と

それに固有の精神を

戦後の知育偏重型の

主語の関与を絶対視する

欧米系文化に基づいた教育制度で

学力向上を目指してきた

そのことこそが

知識の力量を競うよう誘導し

学力の到達度

を競うことを文化の基礎とし

知識の意味を深めるための時間

を惜しんで

知識の量的拡大

へと教育を特化させてきた


教育システムがヒトを選抜するための手段

となってから

知の劣化が始まった


教育を手段とする制度がもてはやされ

進学就職システムの基盤構築を急がせた

垂直型の厚みをもつ浩瀚な知識ではなく

水平型の間口を広げるだけの

平板な知育偏重型の拡大路線

へと教育を変容させてきた


知識を学ぶための時間を優先し

知識を吟味するための時間を

教育する側が務めて惜しんだ

このため物事の意味を考慮して深める

ことより

知識の量とその差を判断の基準とする

ことが是認されるようになり

涵養すべき思考力を失わせ

判断能力も同時に劣化させた

こうして国民は判断基準を蔑ろにし

選良の選択を誤り続けて

国の劣化を急がせた

アベノミクスはその負の遺産


環境教育で

電気の特性である

交流と直流の違いを扱った事実はなく

その違いを知らない知識階級が

直流形式の環境電源を導入すれば

その分だけ交流電源の負担が減る

とそのように勝手に錯誤した


節電や省エネが有効だ

と根拠なく信じ込み

電力消費を抑制したことが

電力会社の利益を圧縮し

その経営を抑圧する

という結果へと繋がった

電力業界はこのところ

節電を国民に求めようとしていない


節電が環境的に有効なものであるのなら

地下資源を燃やす量を減らした効果で

二酸化炭素の発生量を

同じ割合で減らしていなければならず

地下資源の燃焼量が

同率で低下した事実もなく

電力会社の資源購入量なども

減ったとするデータは相変わらず未確認


交流電源は一瞬たりとも

止まっていることができない

交流成分の周波数は

発電機の回転数を

毎分3000回転

乃至3600回転と定めており

毎秒50回転したときに

50ヘルツの周波数

が得られるという仕組み


消費者がどれほど節電に努力したところで

火力発電所のタービン軸が

その回転数を常に維持している以上

二酸化炭素の排出量が低下する

などという結果には

どうみたところで

繋がらない


思考力の欠如は

こうして温暖化を止まらないものにし

京都議定書を失効させて

パリ協定へとシフトさせ

時間稼ぎへと文明を追い込んだ


問題認識能力の不備

を改めようとしない限り

大気中の温室効果ガスの濃度は

果てしなく上がり続ける

時間稼ぎのためのパリ協定では

気候変動を抑止する効果は

当然ながら得られない


実効を伴わない投資は

その一切が無駄となり

経済的損失を積み上げて

国際経済をより一層低迷させる


これが今までの環境対策とその経過

地下資源に頼っている以上

環境コストとエネルギーコストは

連動して高まり続ける


人口の減少が進み

経済の低迷が産業活動を抑制して

地下資源の無駄な消費

に制動を掛けるときがやってくるまで

地球環境の回復を

期待すべきではない


環境負荷のない

合理的な新エネルギーが登場しても

それが日本以外の国を有利にする

だけであるのなら

環境の劣化を核廃絶へと結びつけることはできない


エゴの対立による力の政治は

繁栄による平和状態の実現を

これからも末永く

自らの手で

いつまでも遠ざける


主語を必要とするすべての言語文化は

対立の相を際立たせながら

己の要求を満足させようと

果てしなく努力する


その点の違いが

日本と世界を相対化させ

他に抜きんでた違いの意味

を後に気付かせることだろう
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刷 り 込 み

2017-08-20 10:23:54 | Weblog
戦後採用された

欧米由来の

知育偏重型と呼ばれる教育システムは

学力重視の選抜モデルへと

直線的に特化してゆき

日本型の育成形態の特徴である

全人教育の価値を一方的に否定し

排他的であることを特徴とする

進学就職システムを偏に洗練させ

企業が求める即戦力

となる筈の

人材の育成と確保を

教育機関に務めさせることで

企業収益を支えて

産業を肥育するための

基礎的な枠組み

の策定とその実施

を営々と進めて

現在へと至っている


学力重視の教育制度は

知育偏重

と形容される強いバイアスを生み出し

知識の量を格段に増やすことにより

選抜する側の都合

を優先する結果を引き出した


この変化に伴って

偏差値教育が改めて再評価され

競合する対象の本質的能力を

知識の量を以て相対化する

という姿勢が一般化することとなり

学習塾へ通う風習が俄かに高まり

こどもの生育にとって

最も重要な

遊びを通じて創造するための

基礎を築くための時間

を投与することに

価値が宿らない制度が

頓に好まれるような時代となった


受験以外に使えない知識

を競って獲得するための制度が導かれ

実際に使う機会のない

無益な知識習得のための教育投資

となることを承知の上で

競争型社会を生き抜くための方法を洗練し

そのための資産投下が

教育産業全体に広まって

知識の意味を問わない

量的拡大が専ら行われる時代へと

突入する経過を生み出した


この時から知識の質的劣化が始まり

それが持つ固有の意味を

理解するに至らずとも

概念的な知識がありさえすれば

それでよい

という評価方法が定着した

こうした理解を前提としない到達点

を目指す教育が思考力を育てずに

批判精神をもつことを無駄

と位置づけ

認識能力を失って

判断を下すこともできない

所謂

指示待ち世代

と呼ばれる一群の再生産

を急がせた


このため大量の知識を習得しても

その意味を伝えるための時間を

教育する側が惜しむようになり

学力の拡大を専一とするようになった

そのことが

知識の用い方に関する理解を遠ざけ

意味を理解しないまま

荒削りの概念で判断し

誤った結果を導かせること

を教育と断じて国に損害を与えている

アベノミクスと消費増税のセット

を善と信じて

国民へと押し付けた


欧米由来の知育偏重方式の

学力研鑽型の競合教育は

知識の量的拡大のみに特化していき

質的劣化を急がせた

大量に積み上げられた

空疎な見せかけの学力を競い

実際に応用して

生活に役立てる機会のない

これまでに積み上げられてきた

膨大な規模に達した

教育投資の総てが

有効需要の創出に

寄与することなく

教育関連産業だけを

活性化しつづける

という経過の関与が

国の低回を促した


これが日本の生産性を引き下げ

何を学んだのか

ということより

どの学校を卒業したのか

という点の違いをみる習慣が

採否判断の分岐点として

位置づけられた


知識の意味を考慮する機会を奪われ

消化不良常態で肥育された頭脳から

思考力が失われ

批判精神も同様に消し去った

こうして企業にとって価値のある

従順で温和な

それでいて権利意識だけは異様に強い

それ故にヒトとしての魅力を失った

社畜

と呼ばれる集合存在

の再生産がこのようにして定着した


教育投資の失敗の一つ

がバブル経済の発生と破裂を招き

失われた二十年を確定させただけでなく

日本経済の長期的低迷を強制した

事実の存在にすら

当事者の総てが未以て何故か気付かない

という現状が新手の経済政策を

失敗へと導いた


問題認識能力を失った指導体制は

己の下した判断ミスを認められずに

バブル経済の崩壊に関する総括を

今以て避けている

という現状の拙さが

その証拠


アベノミクスは教育の失敗を

死し示す絶好の事例

状況を打開するための目標

として設定した

たった2%に過ぎないインフレ率の達成

すら

最早できなくなっている

四年の歳月をかけて

毎年80兆円の流動性供給

を実施し続けていながら

このていたらく

批判精神が不在であるが故に

己の判断の拙さを

恥じることも

ない


これが戦後始まった

欧米型の高等教育

のその結果


今や

国民全般が同じ病に感染してしまい

選挙結果が劣化したことにさえ

いま以て尚一向に気づかない


思考力を失うと

批判精神だけでなく

健全な認識判断能力まで

が奪われてしまうのだ


今起きている一流企業の脆弱化

という一般的現象こそ

戦後72年かけて築きあげてきた

教育が齎した負の遺産


ヒトを差別化するための教育に

生産性を生み出せる訳がない

国家の緩慢な脆弱化

という変化の相は

教育を無批判に高度化してきた

その酬い


思考力を鍛錬してこなかった

頭でっかちの指導体制は

北朝鮮のミサイル遊びを真に受けて

核の傘に率先して潜り込もうとして

勝手にうろたえ

それで安全を確保した積もりになっている

だが

核兵器が存在する以上

その誤用がない

とする道理には無頓着

核による安全保障など

共同体化した意識のマス

がもつ

幻想の共有化に過ぎない


また二酸化炭素が増え続けている

この現実を知りながら

有効に減らすことが

まったくできなくなっている

これも教育の失敗を示す

その追加事例

原因が分かっていながら

成果がない

という現実は

認識能力の欠如を

明瞭に指し示す


これなども学力重視の高等教育



招いた不毛な経過を生み出した

最終的な逢着事態


最も重要なことは

総ての当事者が

問題の本質に気付いていない

というそのことなのだ


知識だけ大量にあっても

その意味を理解していなければ

使い方の正当性を

誰も認識することはできない

こうして世界規模の迷妄が蔓延るようになり

経済のグローバル化を

資本の論理で推し進め

二酸化炭素濃度を高めつづけるその一方で

止まらない温暖化

という不毛な途中経過を生み出した

二酸化炭素の累増は

直流と交流の違いをみない

学力重視の教育が陥った

致命的な罠


知の劣化と環境の劣化には

相関がある

景気の低迷と経済政策の失敗

についても

同様に

共通する原因が

強く

関わっている


問題の所在を確かめることが

できない限り

有効な対策を特定することは

できない


企業が中卒の金の卵

の固有の価値を再認識し

教育コストを負担して

社内で育てる制度

へと舞い戻とうとしない限り

親の負担となる教育投資は

決して還元されないものとなる


可処分所得を薄くして

国民の消費意欲を削ぎ落せば

消費市場は低迷し

景気を反転させる能力は

失われたままとなり

戻るようなことはない


企業が教育機関に

人材育成のコストを負担させ

学校や塾が親の負担で

収益の向上を目指すようになった

というこの構造的変容が

国家の成長を

抑制する効果

を絶え間なく与えだしている


色のついていない無垢な中卒

に該当する有為な人材こそ

国家発展のための宝

それを再認識するという必要性が

この先どこかで

不意に

現象化する


すべての子供は天才である

教育制度の欠陥が

稀有なその才能を圧殺し

型にはめる教育で角を矯め

他者との差別化を

善と誤認して勝手に推し進め

教育投資を無駄に捨て

企業経営者や選良と官僚を

同時並行的に劣化させつつ

国に膨大な規模の借金を背負わせた


近頃の新聞紙面には

思考力を失った者の蹉跌

の事例が

毎日のように

絶えることなく

載っていて

いちいち引用する手間が

省ける

これほど雄弁な証拠は

他になかろう
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蒙 昧 無 恥

2017-08-13 05:38:02 | Weblog
最新の温暖化防止対策

となるパリ協定

が発効するしないに関わらず

大気中の二酸化炭素濃度

はこれからも

着実に増加し続け

減る

と世界が見込んだ所期の変化は

これから先も

絶対に

起きない


何故なら

当事者のすべて

が問題本質を

相変わらず

見損なっているからだ


交流の長距離高圧送電

という現在のインフラ



世界中に広まり

その状態が維持されている以上

化石燃料を大量に消費する

火力発電方式の電源は

減らずに残り

CO2を量産する体制は

削減目標を

新協定が

100%へと高めたとしても

排出量の削減数値を

実証する機会など

永遠にやってこない


その理由が交流を成り立たせている

成分

即ち

周波数の関与にある

ということを

繰り返しここで

度々

縷々

説明を加えてきた


問題の交流周波数とは

磁場を変化させるための手段であり

誘導法則が早くから示している如く

発電性能を高めるために導入された

自然界には存在していない

人口の電流を生むことに欠かせない

その根源的な仕組みの産物


交流電流の誕生は

送電を効率化するための方便

としてだったのであり

電力輸送を合理的に

無駄なく

円滑に行うための

後付の人為的手段となった


根拠とされた誘導法則によると

起電力は磁束密度と磁場変化の割合

に等しい

とされている

この法則を疑う余地は

最早ない


このため

世界中で実施されている

あらゆる温暖化防止対策が

悉く

無効となることは

交流を選択した時点で

判明していたことなのだ


にも拘らず

実効を欠いた無駄な対策を連ね

最大の気候変動要因である

二酸化炭素の排出量を減らせば

温暖化が止まる

と誤信して省エネ節電



再生可能エネルギーを拡大する

方法に相変わらず囚われている

その結果大気中のCO2は

その濃度を一貫して高めていき

京都議定書をパリ協定へと改め

国連の環境部会の

具体的根拠を欠いた

意思決定を採用することにより

環境異変を防遏できる

と多くの人が錯誤した


その原因となった

電力業界が陥った

世界規模の秘密主義

という統一された

共通の姿勢が生み出された


エネルギー業界が共有している

利益発生源に手を付けたフリをしてみせる

という有害で且つ愚かな行為

が実効なき温暖化対策

と呼ばれて夙に久しい運動を

世に生み落とす契機となった


電力業界の秘密主義

はその後より一層強化され

化石燃料の消費抑制を

却って不可能なものにした

交流電流による

長距離高圧送電の欠陥隠し

という浅はかな行動が

二酸化炭素濃度を一方的に

ひたすら高め

温暖化現象を止まらないものへと

位置づけた


温暖化が止まらない

という経過の事実に鑑みることなく

交流送電という便利な方法に依存し

経済成長を保ったまま

環境復元が可能である

とする判断を勝手に下し

パリ協定という絵空事を頼み

蟻地獄の如き

抜け出すことができない泥沼へと

率先して嵌りこむ事態

へと文明を導いた


現実を正しく理解すれば

温暖化を止める有効な方法

と出逢うことは可能であった


省エネ節電が

二酸化炭素の削減に

まったく効果がない

ということを

国民に悟らせまいとしてきた

浅はかで愚か極まる

その業界が下した判断の過ちが

止まらない温暖化の母体

となって世界中を

永い事

苦しめている


知識階級に属する身分

であることを自認しているひとほど

交流送電の意味を理解しておらず

直流回路のそれと変わらない

とすっかり思い込んでいる始末

これが気候変動要因を温存させる経過を生み

あらゆる環境対策を無効にしただけでなく

京都議定書からパリ協定へと

率先してシフトすることで

問題が解決すると

一律にそう思わせた


交流送電の仕組みを確かめないまま

直流回路と同じだと即断する

底の浅い知識人の量産化を

ただ単に急がせただけ

という空疎な途中経過

が既に定まっている


電力業界に通有するこの秘密主義こそ

気候変動を加速させてきた

余りにも拙い経過

を生み出したその主因


交流の波形は電圧の分布形態に他ならず

電流の存在を示すものとではないのだ

水平線から上に描かれた

波の一方である山形の半分が

電流を付随させているとした場合

下半分の谷型の波のカタチは

電流の関与を意味していない

安全のために端子の一方を

予め絶縁しておく必要

があったからだった


電圧だけがそこにあり

電流の実態はゼロ

これら二つの相反するベクトルをもつ

ことで成り立っている二種類の波

が回転機で合成され

波長と振幅を共有する特定の波形が

交流電圧の象徴

としてそこに描きだされる仕組みとなった


電流は上半分の波にしか存在しておらず

下半分の波には

電圧だけが示される

このため

交流は電流の半分

を実在させるその一方で

電流の不在を示す虚の数値をも

同時に表示する方式となった


複素数と呼ばれている

数学で扱う特殊な形式が

交流を説明するための

合理的な方法として認められ

採用され

世界中へと広まった


電流が相対的に半減している

事で成り立っている交流は

直流より安全性がその分だけ

高い

ということとなり

磁場変化は

却って二倍へと高められ

発電効率を倍増させた


こうして安全性の面でも優れている

という評価を高めた交流の形式が

世界のインフラとして定着した

という経緯が残された


エジソンとテスラによる

直交論争は

テスラの側を勝利へと導いた

だがそのことが

環境対策に於いて

二酸化炭素の排出量を減らせない

という困った状況を

この惑星へと押し付けることとなり

発電機の回転数をまったく減らせない

という不都合な結果を

文明へと齎した

それは出力変動を引き起こしただけでなく

周波数変動もまた

引き起こす起源となった


その事実を環境破壊の背景として

まったく理解していなかった

似非

知識人に分類すべき一群が

温暖化を止めようとして

ハードルをただ単に高く設定し

実現不可能な目標を

パリ協定と呼ばれる

時間稼ぎのための措置

を設定させる事態へと導いた


交流電流の本質を

普通に理解していたのであれば

温暖化が止まらなかったその訳が

交流電源の構造にある

ということくらい

一瞬で

喝破することは容易であった


その意味で業界の通弊となった

秘密主義を放置して得たその実害は

頗る巨大な罪

となって後世へと残された


業界を含む利益共同体は

今更真相を告知することもできなくなり

秘密主義を貫き通す道

にシガミツくことしか

できなくなっている


シャツの第一ボタンを掛け違えた

ということが

巡り巡って

止まらない温暖化を生み落し

理由を確かめないまま

二酸化炭素排出量の

削減目標だけを独り歩きさせ

実現不可能な高い数値目標を

パリ協定へと盛り込ませた

ということになるハナシ

その結果

最後の最後になってからでなければ

それが誤りであった

という事実に気付かない

という不毛な経過だけが残された


経過の持つ意味とその訳が

知識階級の多くに理解されていたのであれば

これほど愚かな行為を続けていた

ということをある日卒然として悟り

愕然として立ち竦む


要するに高度化を急いだ教育制度

の変化

というものが

これほど愚かで

無思慮極まりない

底の浅いことすら自覚できない

知識階級を

爾来

再生産し続けるようにした


なんとも愚かしいことである


真相を正しく承知する

ことができない限り

この文明に明日はない

思考力を失ったマジョリティが

判断を誤り

不毛な結果を

苦労して手に入れる


民主主義の成否は

教育で決まるものなのだ

判断能力を担保していた思考力が

消え去れば

過ちに充ちた経過が訪れる

パリ協定を生んだ

止まらない温暖化こそ

その何よりの

有力な証拠
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自 縄 自 縛

2017-08-06 09:44:43 | Weblog
太陽光発電などの直流電源が増えると

交流電源である火力発電所の負担が

応分に減る

という誤った理解が世界的に浸透し

それが真実であるかの如く

広く受け容れられるようになって

既に久しい


交流高圧送電

という形式で成り立っている

既存のインフラが

太陽電池の生み出した直流電流

の増加

で二酸化炭素を減らしている

とする事実は

ない


これまでのところ

火力発電所で燃やしている

地下資源の量的変化

を業界が公表した

とするデータのたぐい

は一度もその存在を

確認されていなかった


火力発電所の出力記録と

地下資源消費比率

の推移とその相関

を示すデータ

を見る機会は

これまで一度たりともも

なかった


意図的な韜晦が

そこにみられる


確認できていないことを

国民は真実だ

とそう思い込まされてきた

ということだったのである

これが二酸化炭素濃度を

世界中の電力業界が

発電量と燃焼量の対応関係

を示す記録を提供してこなかった

背後の理由


その結果

二酸化炭素濃度を増やし続ける

という経過を

世界中で引き起こす事態

を文明は自らの手で呼び込んだ


直流出力の再生可能エネルギーに

交流電流を代替する基本的能力は

始めから備わってなどいなかった

直流を交流に変換する装置はあるにせよ

位相が同一の周期を

正確に

形成することができない限り

その電気エネルギーは

二つの異なった電流の複合体となり

使うための単一の電流を

取り出すことを不可能にする


仮に位相を異にする

二種類の電流を統一することができたとすると

それが生む電圧と電流とは

整数倍の値をとる

とても危険なものとなり

送配電系統に課された

安全基準を

たちまち突破してしまう


環境対策として

電力会社が買い取っている

再生エネルギーというものは

再利用することができない電力

であることを承知の上で

便宜上

そのコスト負担を電力会社が

太陽電池の設置者に

仮払いしている

というだけのこと

実体は再生電力のすべては

その場で

地下深くへと利用されずに

ただ落ちてゆく定め

この無駄な措置を

永く続けていたのだったからこそ

電力会社が蒙った損失を

国民が負担しなければならなくなり

太陽光賦課金という名目で

公平を装って

損失となったコスト成分を

後で支払わされている

ということになる


法律で買い取り価格が

一旦引き上げられはしたものの

その後低減し続けているその経緯には

電力会社が買い取った

よごれのない再生電力を

有効利用できずに捨てている

という事実を明瞭に物語っていた


電力会社に於ける化石燃料の消費が減れば

その分だけ

エネルギーコストは

低下していなければならない

それが事実ではなかったのだったからこそ

国民が最終的に

その損失を負担する

という制度が強制的に作られた


直流と交流の関係に

互換性の不在

という絶対的な壁があり

それが再生可能エネルギーを

普及させておきながら

大気中の二酸化炭素濃度を

着実に高めつづけさせていた

たったひとつのその理由


この虚偽に充ち満ちた不毛な経過

が温暖化を止まらないようにし

京都議定書をパリ協定へと

置き換えさせる動因

となって作用した


交流電流に欠かせない要素成分

である周波数は

その存立の安定性を失ったとき

電力の品位を損ない

精密な電気的制御を

不可能にする


電力会社が供給している交流は

安定した周波数を

恒常的に維持していることから

高品位の電力であることが

遍く認められるようになっている

その高品質の電力が

メードインジャパン

を世界的なブランドバリュー

へと押し上げた

その意味で電力業界の功績は

特筆に値する

だがそのことが

二酸化端の削減を

不可能なものにした


優れた品質を有する日本の交流電流に

位相を異にする他の交流を混ぜ込めば

その複合電流は

取り出しても使うことができない

劣ったエネルギー資産となるばかり


これが再生エネルギーを増やしても

二酸化炭素が低下しなかった原因だったのであり

パリ協定を誕生させた

経過のあるじ


何処か一か国でも

火力発電所の稼働率が減り

地下資源の消費量が

確実に減ったことを

証明することができたとき

パリ協定は意味のない措置

だった

という事実を検証するための

有力な証拠となって

改めて

再発見されることだろう


これはこの文明に特有の

最大の 咎


交流電流に関する知識が不在であった

ということが

止まらない温暖化を生み出すこととなり

気候変動を急がせて

自然災害の狂暴化を

被害者となったニンゲンが

事実関係を確かめないまま

無思慮に支援し続けている

という莫迦気た構図を

世に定着させる契機となった


地下資源の消費量と

再生可能エネルギーとの間に

どのような相関関係も

存在しない


一貫して増加し続けている

二酸化炭素濃度の値そのものが

有力な証拠である

地下資源の消費量の変化を

電力会社はおしなべて

隠し続けている

国民は業界の秘密主義を

一度として糺したことがない

データを突き合わせてみれば

事実関係は

一目瞭然となっていた


そうなる事態を避ける目的で

物理法則に反する法律を

国会では事前に定めておき

交流電流の消費を止めていた節電時間の積



二酸化炭素が減ったことにするための

変数

を予め法文の中に設けていた

という確信犯であることを指し示す証拠が

その段階で既に上込まれていた


直流は回路形式で電流を誘導するが

交流は送電の過程で

一方通行の電路となっているため

電力消費を国民が減らしても

発電所では

燃焼量と電源の稼働率を

柔軟に変更することができなくなっていた

このた

周波数が不安定化すると

電力の品位は著しく落ち

使い物にならなくなる


問題はその事実を

業界がひた隠しにしている

というその点にあった


業界と国会とが

国民を謀っている構図

が見えてくるようになれば

国の環境対策の総てが

無駄に終わっていた

その経過の意味が

分かるようになる


このような不誠実な行為を

長年許してきた

ということの背景に

学力重視の教育制度と

その絶えざる高度化

という錬磨の経過が

思考力を奪っていた

ということが同時に

見えてくるだろう


知識の量的拡大に特化したそのために

現代の教育は

知識の意味を考慮するための

時間を惜しむようになり

思考力を磨くための時間

の低下へと繋がった

交流と直流の違いを弁えずに

電気製品のスイッチを切れば

遠くの発電所で

地下資源の大量消費が減っている

とそのように国民を

思いこませてきた


環境に纏わる一連の問題の本質は

事実認識の錯誤にあり

電力業界と国会の成員すべてによる

利益共同体の成立へと繋がった

この経過にみられる行為の拙さ

というものが真相を覆い隠す効果を生み

無駄な節電行為を強制された国民が

暑いオフィス環境に耐え忍び

環境対策に寄与している

と思わせるよよう仕向けていた


交流は一秒間に50回と60回

毎分3000回転乃至3600回転することで

磁石の極性を切り替え

地域によって異なる

二種類の周波数を成り立たせ

高圧送電を維持するための

絶えざる燃焼を

蒸気発電で維持することを強い

環境の劣化を

避け難いものにした


磁場変化を与えるための高圧電流

が作り出す磁場を共有する

という関係にある

低圧側のもうひとつのコイルに

変圧した電流を誘導することで

日本全国津々浦々へと及ぶ

送配電網がうまく成り立たせている


このため一次側励磁電流がそこになければ

磁場変化を維持することが不可能となり

消費電力となる誘導された二次電流を

引き出す能力はすべて無効となっていた


励磁電流は

最終的に接地点へと堕ちる電路を辿り

その途中のそこかしこで

変圧装置を経て

最終的に100ボルト

の交流電流へと減圧されたものが

電信柱を経て

家庭で使う電灯用電力となって

安定的に供給されている


消費者が電気製品のスイッチを入れた時

負荷が要求する消費電力だけを

電気製品の内部で

整流したものを

閉回路へと導いている


交流は送電するための方便に過ぎず

直流は電気製品の内部で

交流を整流することで

直流をつくりだし

そこから

電気エネルギーを

必要なだけ取り出している


このメカニズムがみえていないと

節電で温暖化が止まる

と勝手に不正な理解を得て

誤まった行為を続ける破目になり

二酸化炭素の濃度を

自らの手で高め続けている

という事実に

いつまで経っても

気付かない


思考力が希釈され

批判精神を損なった

ということが

こうして

パリ協定へと繋がった


教育の高度化が

温暖化を通じて

文明の滅亡

という結果を与えようと

もう身構えている
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