こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

無 恥 の 知

2018-12-30 10:19:11 | Weblog
直流電流と

交流電流との間

にあるその違い

を弁えることができずにいたために

直流電源を増やしさえすれば

交流電源である

火力発電所が吐き出している

有害な温室効果ガス

であるCO2が

その分だけ

減らせる

と単純に

そう思い込むようになった


大気中の二酸化炭素

の濃度を

実際に

大きく減らすことができない限り

地表の温室効果は

これからも高まり続け

決して減らない


気候変動は今後も

確実に高まっていき

深刻で重大な悪影響を

惑星の随所へと

確実に及ぼす

ことだろう


環境負荷のないことで知られる

再生可能エネルギー

で温暖化を止めるためには

火力発電所で燃やしている地下資源

であるメタン系燃料の消費が

連動して同時に減ったかどうかを

確認しておく必要があったのだが

誰もそれをしなかった


再生可能エネルギーで

気候変動要因を減らした

事実を確認しないまま

再生電源の出力値を以て

二酸化炭素の削減値

と同一視する慣例を

こぞって受け容れていた

ということが

京都議定書を

成果なき失敗

へと位置づけた


交流電源にはおしなべて

周波数という成分が関わっており

その安定した周期性を

保てなくなったとき

広範囲の停電

即ち

ブラックアウトが発生する

という仕組み

が成り立っている


周波数を安定的に維持するためには

要するに

絶えざる燃焼が

絶対的に欠かせないのだ


蒸気発電というその方法は

一定の蒸気圧を保つことで

発電機を回すためのタービン翼に

蒸気を安定的に吹き付ける

ことによって

毎分三千回転する円運動量を

電源装置に与え

それが生み出す磁場変化で

周波数と起電力とを

同時に引き出している


蒸気圧が少しでも変化したなら

周波数もまた

同じ割合で

即刻変化する


この周波数変動が

健全な交流方式による

長距離高圧送電の

持続的な安定性を

損なわせるようだと

電流の遮断が

自動的に発生する

システムが成り立っている


これがブラックアウト

を発生させるメカニズム

の基礎

家庭の分電盤にある

安全ブレーカーが

唐突に落ちるのと

それは全く同じこと


電力会社には

電力供給の安定性を

常に維持する義務があるため

出力変動を発生せてしまったら

意図的に

電流を遮断してしまわなければ

被害を拡大するだけとなる

このため

環境性能の優れて高い

再生電源を大量に設置することを

推奨していながら

大気中の二酸化炭素濃度を

却って増やしてしまう

という結果を

善と信じて導いた


これがパリ協定の批准成立

を世界中に急がせた

その背後の理由


減らした筈のCO2が

却って増加してしまっていた

という事実と図らずも遭遇し

その理由を国連の環境部会は

未だに探しあぐねている


太陽電池や風力発電を導入すれば

二酸化炭素など簡単に

減らせる

と錯誤し続けている指導体制

のすべて

が自らの判断の誤りで

温室効果を

自らの手で助長する

という経過と結果とを

同時に招いた


これも直流と交流についての

弁別能力を当初から失っていた

ということが原因となって

起きたこと


交流電流がもつ

環境性能上の

未解決の課題について

正しく語った業界以外の知性は

一例も存在しない

そのために

温室効果ガスの濃度上昇が

長期間つづき

気候変動が生じて

壮大な禍を

世界各地へと分散させた


実現不可能なパリ協定に

縋らざるを得ない程

知識階級の劣化の程度は

実に甚だしいものがある

それというのも

交流と直流との違いを

誰一人

弁えていなかったからなのだ

電源系に対する基礎的えなリサーチ

を行っていたのであれば

止まらない温暖化

の理由など

簡単に理解することが

できていたのだが

そうなっていなかった

知識階級の責任

を指摘するのは

消息を知った者の

義務


事実関係を調査する

ことさえ

まったくしていなかった

これが教育の高度化

を目指して

学力重視に特化してきた

現代文明が

ついい辿りついた

その荒んだ岸辺の

不毛な光景

気候変動は

その雄弁な結果

として文明へと与えられたもの


不都合な真実とは

知識人が遭遇した

独善の結果

以外のなにものでもなかった


謙虚でなければ

目に見えないものを

それとサトルことが

つまり

できない

真実を不都合なものにしたのは

集合としての

似非知識人


要素抽出

を遺漏なく行っていたのであれば

要因分析に事欠く

ようなことは起きない

問題の本質を見失っていた以上

削減目標を最大化

せざるを得なかったのが

パリ協定の合意レベル

それは

事実誤認が生んだ

その必然の帰結

愚かなる知識階級が

自ら招いた

当然の酬い
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無 限 軌 道 ➂

2018-12-23 06:37:18 | Weblog
地下資源の代表的存在

となっているメタンを燃やして

熱を得ながら電気をつくる

というこれまでの人の世の

イトナミ

が巡り巡って

温室効果ガスの濃度を一途に高め

地表に温暖化

と呼ばれる不可逆的な変化

を強要する時代

がやってきた


発電機を回すための熱

を炭化水素系地下資源

であるメタンに頼り

燃焼の過程で

炭素と水素とのそれぞれの酸化が生じ

結果として副生された

CO2とH2Oの大量生産を加速し

大気圏に温室効果ガスを

大量に貯めこみ

それが気候変動要因となって

地表に想定外の強い影響力

を及ぼすようになっている


発電や移動を目的とする

地下資源の燃焼を行っている以上

炭素と水素を酸化する

一連の反応は

これから先も

確実に進み続ける


これが温暖化のメカニズムの基盤となり

地表に強風を吹かせたり

降水量の異常な増加を齎し

洪水の被害を至る所に及ぼしたり

山を崩して

万物を押し流す力となって

現れたりもした


その一方で気温の上昇による

乾燥が並行して進んだ地域では

山火事が散発的に

拡大増加する

パターンが繰り返し

惹き起こされている


電気を生み出すための

地下資源の大量消費



降水量の一方的増加と

それによる洪水を多発させ

気温の上昇による乾燥が

山火事で一層CO2の濃度を

高める


ヒトの移動が高まると

自動車に乗る機会が更に増え

内燃機関による地下資源の燃焼

を急増させる

そこに航空機や船舶の移動などが加わり

温室効果ガスの密度

をより高めることを

繰り返すパターンが定着した


二酸化炭素はこのようにして

止まることなく増え続け

紫外線で

自然に分解する限界

を上回って増え続けている


その結果

地表の温室効果ガスは

濃度の上昇を

抑制することができなくなり

一線を超えてしまった頃から

大気圏内に留まる量を増やしてきた


過去の事実に基づけば

温室効果ガスの濃度は

着実に増える

という傾斜を

時の経過とともに

強めていく


COP3と呼ばれる

京都議定書の成立が急がれたのは

丁度この頃のことだった


あれから二十年以上の歳月を経て

減らしたはずのCO2の大気中濃度は

却って大幅に増加してしまっていた

この現実に遭遇したということが

COP23となったパリ協定

の準備会合で

新たな枠組みへの転換が

切実に求められる事態となった


減っていなければならない

二酸化炭素が

何ゆえ増加してしまったのか

ということについて

誰も問題の糾明を行わず

CO2排出量の規制強化

のみを単純に只急ぐ

という経過だけが

文明の歴史へと残された


交流送電というインフラに

太陽光発電や風力電源を

大量に導入したとしても

火力発電所の燃焼炉で

地下資源の消費を

恒常的に

続けていなければならないのだから

二酸化炭素が減る道理など

はじめからなかったのだ

この認識不足が

現在の逼迫を引き出した


交流電源は周波数という成分を

常に維持していなければ成り立たない

発電方法に基づいている


毎秒着実に50回転する軸が

毎分三千回転することによって

50ヘルツの周波数をもつ

交流電流が安定的に生み出せる


この所与の周波数が

何かの加減で乱れると

北海道全域を停電させた

あのブラックアウトの状態が

全国規模で

見境なく

引き起こされることとなる


世界中の電力会社は

この理由で

燃焼炉の火を減らすことが

つまり デキナイ

再生可能エネルギーを大量に取り入れていながら

温室効果ガスの主要な成分である

CO2を

安定的に排出

し続けていなければならなくなった


再生可能エネルギーと交流送電の間には

どのような相関性も

成り立ってなどいなかったのだ


電力消費を減らせば

二酸化炭素が減る

という独善的な

しかも間違った強い思い込み

に囚われていたすべての人が

直流回路がそうであるように

電気製品のスイッチを切りさえすれば

電力消費が消えて

地下資源の燃焼も

自動的に止まる

とそう未だに思い込んでいる


交流電源を起点とするネットワークは

周波数を維持するために

絶えざる燃焼が必要なのだ

それが蒸気発電を行うための

条件

となっているからだった


蒸気圧を一定の状態

に保っていることができなければ

発電装置のタービン翼は

円滑な回転状態を失ってしまい

安定した円運動の量的安定化

を実施していることが

即不可能となる


このため世界中の火力発電所では

地下資源であるメタン

を四六時中燃やし続けていなければ

ならなくなった


そこに再生電源を

大量に導入したところで

状況の改善が起きる筈は

なかったのである


交流電流というものは

一瞬たりとも止まっていることが

つまりできない

電流が流れることによって

電線とコイルに

絶えざる磁場変化が与えられ

それが誘導法則を

円滑に成り立たせ

変圧装置を経て

安全なレベルの

100ボルトへと電圧が変化する


この変圧過程で

電流値の増減が制御され

多くの需要を

安定的に満たすことを

津々浦々で可能にした

というのが交流の長距離送電システム

の最大のメリット


電力は電圧と電流の積であり

一方の低下は他方の増加となって

顕在化する

変圧を可能ならしめるための

基礎的な条件となっているのが

誘導法則というものなのだ


交流電流に付随する周波数という

スイッチング機能の関与が

磁場変化を有意義に高めることを

容易にした


この方法を援用すると

電力を増幅する効果さえ

手に入る


電信柱を繋いでいる配電線は

単一の電源を利用して

終端がどこだか分からない程

遠くまで延々と伸びている

これも誘導法則の応用技術のひとつ


交流の長距離高圧送電が実施されている

限り

大気中の二酸化炭素濃度を

減らすことは

要するに不可能


再生電源だけで

電力供給を

賄うことができていたのなら

温暖化が発生することなど

アリエナイことだった


問題は

世界中の知識人たちが

交流と直流の区別を

まったく理解していなかった

というその事実

にあった


電力業界の通弊となった

強固な秘密主義

というものが

知識階級の学習機会を

奪い去った

ということになる不毛な顛末が

このようにして

気候変動要因を増やす禍い

となって末永く作用する

現状の生みの親


自らが陥った壮大なこの錯誤

に気付けずにいる知識階級のレベル

それ自体も重大な問題なのだが

秘密主義を貫き通してきた

世界中の電力業界の犯した罪は

限りなく重く

そして大きい


問題の本質を知れば

環境負荷のない新電源の開発など

COP3以前の段階で

呆気ない程簡単に

完成していた筈なのだ


認識の錯誤に

まったく気付けずにいる

知識階級にとって

その責任の一半となる原因



相変わらず

地表に残されたままとなっている


学力重視の教育制度の高度化

という変化が持ち込んだ

思考力の劣化

というこの独善に基づいた欠陥こそが

思考回路を脆弱にして

知育偏重型教育制度の弊害を

止まらない温暖化というカタチで

俎上に載せる経過へと繋がった


その事実にさえ

まだ誰一人として

一向に気付かずにいる


学力重視へと特化した

教育投資のこの失敗の連鎖

を起源

とする温暖化現象の弊害は

余りにも大きい


他者を区別するための方便が

生産性を奪い

環境投資を無駄に捨て

経済成長の推進力も

同時に取り上げてしまった


環境投資と教育投資のそれぞれが

有効需要の創出に

同じタイミングで共に同時に失敗した

ということが

気候変動

をより一層

深刻化させたのだ


自業自得とはまさしく

このようなことに

適正に当て嵌る

最適な形容
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環 境 異 変

2018-12-16 09:03:03 | Weblog
何かを燃やしたことによって

熱を得る

という古くから馴れしたんできた

その方法が

この地表に温室効果というものを

強く与える

最大の原因



とする共通の認識が

環境基準を決定する

ための基礎として

一般化するようになってから

既に久しい


燃やすための地下資源

を構成している要素因子は

炭素と水素の化合物

である炭化水素

の代表的存在

となっている


それがメタン

CH4

この化学記号は

一つの炭素Cと

四つの水素Hで

主要な地下資源ができている

という意味をもつ


ものを燃やすには

酸素O2による酸化反応

が絶対的に必要なのだが

大気成分の大部分は

78%の窒素N2と

21%の酸素O2

とで成り立っている

この事実は

CO2を合成する過程で

大気中の二つの酸素原子が使われ

H2Oの合成が起きた時点で

同様に一つの酸素が

自動的に奪われる

という経過を差し示す


速いハナシが

メタンを燃やすと

CO2が一つできるのと同時に

H2Oも二つ生まれ

このそれぞれの一連の反応で

三つの酸素原子が

大気中から同時に消える

というメカニズムを成立させる


温室効果ガスの大部分を占めている

二酸化炭素CO2は

現時点で415ppmとなっており

これを百分比にすると

0. 000415%という値になる


この程度の実に僅かなCO2

が上昇した

というだけのことで

地表には壮大な異常気象が現象化し

生命を含む多くの変化を

押し付けるようになってきた


燃焼は酸化作用のことであることから

メタンを燃やすと

炭素の酸素化合物CO2が一分子

できるとき

大気中の酸素原子二つ

が奪われる

ということになる


同時に水素の酸素化合物であるH2Oは

メタンがもつ四つの水素に

酸素原子を一つづつ取り込み

二分子のH2Oを作り出す

つまりメタンを燃やすと

気体の水である水蒸気が

大気中へと

否応なしに放出される


メタンを燃やすと

CO2とH2Oの

二種類の酸素化合物が

同時生成する

のだ


この二つの酸化物のそれぞれは

共に温室効果をもっていることから

蓄熱作用に相乗効果

を与え

温暖化を強化する役割

を果たしている


打ち水で地表が冷えるのは

地表の熱を

水が気化する過程で

上空へと運び去っているからだ

気化熱こそが

水蒸気の温室効果を

有史以前の段階で

よく証明するものとなっていた


この水蒸気が抱え込んだ地表の熱



上空の寒気に触れると凝固し

重さを得て液化する

そこで

雨となって地表へと舞い戻る

というプロセスを

果てしなく繰り返す


メタンを燃やすと

温室効果のみならず

降水量も自動的に増加するのだ

温暖化で融解した氷山氷河の液化

を量的に

遥かにしのぐ海面水位の上昇は

早くから指摘されていたのだったが

原因を特定することを

すべての当事者が

一様に避けていた


この姿勢が気候変動を

より深刻なものへと押し上げた


強風と降水量の異常な増加

を起源とする

洪水などの二次災害は

このようにして

文明が前進する過程で

ヒトが自然に対して

強制的に与えてきたことが

反転した現象

であるに過ぎない


自然災害のこのところの急峻な

狂暴化

という一連の変化の相は

文明が電気を大量に発生させてきた

その酬い

として人類に等しく与えられた

自業自得のサイクルを持つ

トワに未解決な課題となった

文明に与えられた本来のテーマ

はここにある

この問題を解くことができなければ

地球は残っても

生命の多くは

息絶える


地下資源の採掘の無批判な継続と

それを熱に変えて

電気を生み出してきた

文明の基礎的条件が

生命の存続を否定する

必然の結果

となって

反転攻勢をかけてきた


温暖化現象の本質は

ここにある


交流電流を成り立たせている

誘導法則をすっかり忘れてしまった

この文明社会は

電力消費を減らせば

交流電源の負担が

応分に減る

という強い主込みに囚われたまま

再生可能エネルギーに対する過度の投資

を無駄と知らずに重ね続けている


その結果二酸化炭素濃度は

着実に高まり続け

環境投資の一切を損失

へと

振り替えた


有効需要を創出することができない

投資のすべて

は経済成長を妨げるのみならず

環境の復元という所期の成果

を却って自ら遠ざける

という点で二重の負圧

となって文明を苦しめる


酸素濃度が下がり続ければ

人類の生存は

とても危うい


問題の所在が見えていないと

命を短縮化しようとする

自然界からの負荷圧力に

人工的な繁栄を目指してきた

この文明社会は

相変わらず気付くこともできず

惰性の生活を続けることしか

考えようとしなくなる


知育偏重に特化した

高等教育のあり方は

思考力を涵養するための時間を惜しみ

知識の量的拡大とそれによる学力の向上

を善と心得

世界中で問題認識能力の劣化

を急ぐ様相を色濃く見せている

止まらない温暖化という途中経過

がなによりのその証拠


こうして京都議定書はパリ協定へとシフトし

二酸化炭素濃度は着実に増え続け

気候変動をのっぴきならないものへと

位置づけた


交流電流を成り立たせているのは何か

ということに気付かない限り

温暖化を止める有効な方法は

手に入らない


誘導法則を再点検してみれば

なにかしらヒントが得られる

教育投資を重ねて得た

その知識の有効な使い方が

何にも増して

いま試されている


誘導法則を理解していなければ

どのような対策を講じても

変化の意味

を正しく理解することは

つまりデキナイ

交流電流の意味を

知らないままで

これまで長期間過ごしてきた

というそのことが

経済と環境が連動することで

生み出している諸問題を

解決不能なものにした


気候変動に関わるすべての当事者が

交流電流の意味を知らずに

安穏かつ長閑に

過ごすことができていた

無事な時代はもうすぐ

終る

当事者一同が

鹿爪らしく

顔をしかめて見せはしても

その中身は空疎

モンダイ解決能力は

ゼロのまま

己の無知に気づかずにいる


問題の所在に気付いたとき

はじめて

有効解の在処が

どこにあったのか

ということが

漸く見えてくるようになるだろう
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認 識 不 足

2018-12-09 08:50:28 | Weblog
太陽光発電を増やせば

二酸化炭素の濃度上昇

が止まる

という理解は

事実誤認


曲解または

それを前提とする

錯誤

にひとしい


誤った身勝手で不正な思い込み

を握り締めていたのだったから

温室効果ガスの濃度は

高まる一方

という状態



これまでのところ

推移し続けている


世界中が未だに

頑なな姿勢で

強く

そう

信じ込んでいる


そんな状態を

かれこれ四十年以上も

つづけてきた結果

CO2濃度が

415ppm

へと増加してしまったのだった


独善が生み落した錯誤

を共通の基盤とする

共同幻視の実態を

CO2の濃度上昇という経過の事実が

よく物語っていた


交流電源のすべて

には

発電装置の回転数

を制御する能力

を一様に欠いている

回転数を調節することが

要するにまったくできない


何故なら

安定した回転軸が

周波数の恒常性を支えている

からだ

周波数が狂いだすと

複数の周波数が導体を共有し

電力を意味のない

無価値なものにしてしまう


これをさけるために

電流の供給



自動制御で

止めてしまうというシステムが

導入された

その事実を明らかにしたのは

北海道全域を先般

ブラックアウト

へと陥れたあの地震災害


一致しない周波数を内包する

複数の電流の混在



電流の移動を

直ちに遮断してしまわなければならない

ほど有害なのだ


北海道電力のケースでは

復旧にも

多くの時間を必要とした

これら一連の

表に出ることがなかった

顛末

にこそ

交流送電の脆弱性が

色濃く映し出されていた


周波数は

毎分三千回転するタービン軸

が生み出す

毎秒五十回のスイッチング

を行うことで

正確に切り替えられている


磁束密度を与える

安定した磁場変化の投与



揺らぎのない

50ヘルツの周波数を

正しく生み出せる


安定しない周波数は

位相の乱れを温存し

交流電流の波形を

その分だけ歪ませる


交流電流である以上

波形が示す

位相の安定性

を失うことがあっては

ならない

発電した電力を

使い物にならなくするからだ


劣化して売れなくなった電力は

損失の根源にしかなりようがない


送電系統で安定性が失われると

電力輸送を自動的に断ち切るシステム

がこのようにして作動する

そのとき

広域停電

つまり

ブラックアウトが

管内の全域で発生する

というメカニズム


このような訳で

太陽光発電や風力発電を

どれほど増やすことができた

としても

周波数でなりたっている交流電流

である以上

火力発電所の燃焼炉で

蒸気発電を常時維持

していなければならず

発電所ではそのために

蒸気圧を

四六時中休むことなく

保っていることが義務化した


化石燃料を燃やす行為を

減らしたくても

そうすることが

まったくできなくなっていた


この制約条件というものが

地球に温暖化

という現象を連れてきた


再生可能エネルギーを採用すれば

温室効果ガスが減る

などということは

紛れもないウソ

でしかない

それはおよそ

アリエナイこと

であるからだ


再生電源の拡大と

二酸化炭素削減との間には

どのような相関関係も

存在していない

過去の環境対策を採用したことで

CO2が減った事実など

世界中どこにも存在していない


電力会社に対して

事実関係の確認

をするための調査要求を

指導体制が行った

とする記録は一例もない


地下資源の輸入量が減った事実

を確認しておかなければ

再生電源と温暖化防止効果

との間に成り立っていなければならない

相関関係の関与を

証明したことにはならない


化石燃料の消費量を減らさない限り

温暖化にストップ

をかけることは

つまりできない

ということなのだ


太陽光発電を増やしたことで

火力発電所で燃やしている

化石燃料の消費量が

実際に減った

事実を確認しておかない限り

どのような対策も

絵空事

気候変動要因を消す効果

などある筈がない


誤った解釈を独善的に採用し

間違った思い込みを強く抱きしめ

気候変動を憂いているその姿

こそあはれ


根拠不明の思い込みで

太陽電池が温暖化を止める

とそう決めつけていた

ということが

京都議定書が機能していた期間を通じて

CO2濃度を大幅に

引き上げさせた

ということになるハナシなのだ

この蒙昧ぶりが

パリ協定に

不稔性を

改めて

強く植え付けることになる


太陽光発電を増やせば

二酸化炭素の排出量が

自動的に減る

などということは

言うまでもなく

アリエナイこと

高等教育の高度化が

無知な知識人を

再生産することに

このようにして

大いに役立っている

この事実に

文明は謙虚に学ぶ

必要がある


風力発電に於いても

節電行為に於いてもまた

それは等しく当てはまる

まったくの

不毛でかつ無効な

無意味でしかない虚しい努力


京都議定書の第一約束期間で

二酸化炭素は減るどころか

却って大幅に増えていた

この事実をきちんと受け止めない限り

気候変動は文明を

間違いなく亡ぼす

交流送電を成り立たせている

隠れた理由を

世界中の知識人たちが

今も尚知らずにいる

ということこそが

環境の回復を

直接妨げている


交流と直流とを

地表に住む知識階級と指導者層

の全て



未だに理解しそこなっている


交流と直流とを混同していなければ

有効解を特定することなど

とっくの昔にできていた


問題の本質

を知っていたのであれば

温暖化が生み出す気候変動要因

を消す

ことが不可能

だということくらい

理解するにさしたる困難などは

なかったからである


未だに世界中で

再生可能エネルギーを増やさなければ

温暖化を避けることができない

とそのように錯誤し

正しくない情報を

誤った状態のまま

頑なにそう信じ込んでいる


劣った解釈の一つ

に過ぎないこの壮大な規模の

一方的決めつけ

という特異なバイアスが

環境投資をすっかり無駄にして

気候変動を却って急がせ

それが生む二重の損失で

経済に対する壮大な負圧

を長期間かけ続けている


国際経済が疲弊して

経済成長の機会

を無駄な環境投資

が奪っている

その事実に気付くことすらも

できずにいるのが訝しい


火力発電所が機能している時代

が続いている限り

負の連鎖は絶対に止まらない


環境負荷のない新電源の開発

こそが

環境と経済の関係を

望ましく良好なものへと変える


商用電源のバックアップがなければ

役に立たない再生電源に

世界中が縋っている以上

問題の解決は

程遠い

先ずは

錯誤の実態に気付き

現実を悟ることが

なによりも肝要


交流電流と直流電流との違いくらい

義務教育期間に於いて

理解されていなければならなかったのだが

教育する側が

問題の認知努力を

知らぬがままに放置し

知識の不在を悟られるのを

長期間避けていた


こうして

秘密主義に特化した

つまり否定も肯定もしない

という態度を

電力業界全体が

貫き通そうとしてきたことで

身の安全が図れる

と利益共同体自らがそう錯誤した


教育システムに関する

制度設計の失敗

という負の結果が

生命の多様性を

これから

率先して奪うこととなる
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非 生 産 性

2018-12-02 10:56:31 | Weblog
地球温暖化に関する

さまざまな警告

が発せられるようになったのは

70年代の終わり頃

になってからのこと


極地上空のオゾン層の破壊

が大きく進んでいる

という事実がフロンガスの規制

を強化する契機となった

その直後

地球温暖化についても

CO2がもつ固有の温室効果

に疑いの目

が向けられたことが

温暖化防止対策推進

の契機となった


炭素の酸素化合物

である二酸化炭素

の大気中濃度の上昇が

地球を温暖化させている

その原因である

という事実を突き止めておきながら

当のそのCO2排出量を

削減するということが

いつまでたっても

できないでいる


人類が古来

学んできた多くの知識が

いまほどためされている時代

はかつてない

地下資源を燃やすことで

得た貴重な電力は

産業を賦活する効果を生み出し

経済を大きく成長させることに

寄与した

だがそれは

温室効果ガスの大量生産

という経過を必然的に伴うものだった

熱エネルギーを用いて

電力を生み出せば生み出すほど

地球大気に熱を保存させる結果

を積み上げた


自然災害を狂暴化させたのは

他でもない

この温室効果のなせる業

海面から蒸発した気体の水

は上昇気流と呼ばれる低気圧

を発達させるための熱を与え

その勢力を異常な規模へと

高める不可逆的な展開をみせ

熱の供給が続いている間

台風の破壊力を増やし続ける


太平洋に於いて生じた

台風と呼ばれる

異常に発達した低気圧が

強風の原因となり

低気圧が吸い上げた水蒸気が

上空の冷気に触れて凝固し

集中豪雨となって大地を

繰り返し襲うようになり

洪水や山津波となって

文明が積み上げてきた多くの資産

を一瞬で破壊し

多くの生命を

問答無用で取り上げる事態

を招いた


この一方的な展開に

文明はただ

絶え忍ぶことしかできない


低気圧を発達させないようにする工夫

が必要となったこの時代に

発電するための燃焼の継続

を無批判に継続し

温室効果ガスであるCO2

の大量生産を加速させることに

世界中が余念なく過ごしている


その結果


大気中の二酸化炭素濃度は

415ppmを先般ついに突破してしまい

過去の環境対策の総てを

無効となった温暖化対策が

損失の源泉へと

ついに位置づけた


問題の本質は

高度化した交流送電の長距離化にある


発電した電力を

減衰させずに輸送するには

高圧化する以外に

有効な方法はない


電力は電圧と電流の積であることから

電圧を最大化してやれば

電流値は自動的に低下して

最小化する


電流が小さくなれば

送電線を細くすることができ

電気抵抗で消失する電流

を減らす効果と

設備に関するコストダウン効果とが

容易に得られる


電力輸送で生じている熱損を減らす

というテーマが

送電電圧の高度化を推し進め

電流損失を減らして

電力会社の経営効率を賦役し

業界の高収入を約束する

効率化と合理化とを

同時に実現させている


交流電流は互いに異なった

別々の方向を目指す二種類の電流

で成り立っている

対蹠的なベクトルをもつ

異なった電流が

交互に現れることから

交流電流とそう呼ばれている


交流電流の最大の特徴は

周波数という

電流がもつ固有のベクトルを

切り替えているその仕組みにある


50ヘルツの交流電流は

毎分三千回転するタービン軸

だけが生み出せる

これは毎秒50回分の

電流切り替えが

四六時中間断なく行われている

という意味をもつ


磁石に備わる極性の違いが

右へと流れる電流と

左へと向う別の電流とを

同時に生み出す


この電流同士が接触すると

発火事故の原因となる

発電所で起きた火災の原因は

周波数の位相のずれ

によるこの短絡現象に他ならない


発火事故を防ぐための方便として

上流部付近で

事前の絶縁処理が

必須の安全確保の基本条件

となっている


予め絶縁処理を施しておくことで

交流電源が発する所定の電流は

直流電源に比べて

電流密度が半減している

というその点で

安全性が若干高い


電流を生み出すための起電力は

磁場変化と磁束密度の関係性

で一義的に決まることから

交流方式の電源の方が

電流値は低くとも

起電力は二倍へと高まっている

これが交流送電を

世界のインフラとして

統一することになった

その最大の理由


この長距離高圧送電という方法が

温暖化を止まらないようなものにした

50ヘルツの周波数を生み出すには

毎分三千回転する円運動量

が常時必要となり

60ヘルツなら

毎分三千六百回転するタービン軸が

欠くべからざるものとなる

これは周波数を安定的に

維持するために

片時も休まず

地下資源を

燃やし続けていなければならない

ということを意味していた


交流送電を前提とするインフラ

となっている以上

二酸化炭素の生産は

絶えることなく果てしなく続くのだ

これが温室効果ガスの濃度を

一方的に高めているその理由


原発でも採用している蒸気発電

というその方法は

蒸気圧を一定に保つことで

周波数を安定化させる効果

を円滑に引き出している


蒸気圧が低下すれば

回転数は低下し

周波数も自動的に減少する

50ヘルツ以下となった周波数は

健全な周波数と混在すると

電力全体を使えないものへと

たちまち貶める

このようなイキサツで

再生可能エネルギーがどんなに増えても

二酸化炭素の大量生産を

止めることができなくなった

気候変動はこれから先も

悪化の一途を辿ることが

既に確定した事実となっている


周波数変動を防ぐための仕組みが

先般北海道で発生した

広域停電の長期化

という結果を生んだ


世界中でメガソーラーや

ウィンドファームの建設に

熱心に投資を重ねていながら

CO2の濃度上昇にしか

役立っていなかった

つまり

交流電流の本質を

誰も理解していなかった

ということが

世の禍の種となっている


主導的立場にある

国連の環境部会自らが

再生可能エネルギーを増やせば

温暖化が止まる

と誤った確信を握り締め

却ってその原因物質である

CO2の大気中濃度を

自らの手で高めさせてしまった

という無知ぶりをさらけだしていながら

その事実にすらいま以て気づかない


歴史に文明の汚点

を残したという事実

を確定させておきながら

その行為の意味に尚気付かない


これが知識量重視の高等教育

が招いた欠陥の一つ

だということを

ここで改めて強調しておく必要

があるだろう


要諦を探れば

それは認識能力の問題

であるに過ぎなかった

といいうことになる


交流電流について

承知している筈の知識人たちが

打ち揃って

二酸化炭素の再生産に

率先して励んでいる

実に奇妙なことが

昂然として起きている

現象界とは

まさにそのような

矛盾に満ちた

投企存在を受け容れるための

三次元の空間世界


知識階級の無知

ほど

愚かなものは外にあるまい
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