環境性能に優れる
とされている再生可能電源
の登場以来
火力発電の負担割合
が減った
とする事実
を確認した報告は
未だに一例も存在していない
誰も確認したことがない
環境効果を
世界中が
無批判に
受け容れている
という経過の事実が
大気中の二酸化炭素濃度を
着実に高めさせている
太陽電池や風力電源が増えたことで
化石燃料を燃やしている
火力発電所の稼働率
が応分に減った事実
など
確認したとする報告が
どこにも見当たらない
再生可能エネルギーの量的拡大
が温暖化を防止する
と信じて一向に疑わない
のが慣例となっている
その結果
京都議定書が発効していた
二十年間を通じて
文明が得たその成果
はCO2が増えていた
という観測データだけだった
再生電源が環境的に有効である
とする条件は
火力発電所の稼働率
が減っていた場合
だけに限られる
電力会社に対して
化石燃料の輸入量が
どう変化していたのか
という資料に関する
情報請求をした
その形跡は
見当たらない
化石燃料の輸入量が減った
かどうかについて
データの照合を試みた
とする記録はないのだ
地球人のすべてが
環境電源が増えたことで
化石燃料の消費割合が減った筈
という前提の誤った判断を
一様に握り締めてここまで来た
京都議定書がまったくの無効だった
という事実が判明し
対策としてパリ協定
という名の代案にもならない規制規準
が根拠不明のまま
アメリカ以外のすべての国家の賛同
を得る
という経過が残された
火力発電所の燃焼炉で
化石燃料が燃やされ続けている以上
どのような対策を講じたとしても
温暖化現象は今後も
着実に募り続けざるを得ないのだ
これは文明の宿命
といえる
再生可能エネルギーへのシフトは
火力発電所が吐き出している
二酸化炭素を
削減することが
まったくできない
商用電源のすべては
交流電流による
長距離高圧送電
という形式で統一されているからだ
交流電流は
周波数で成り立っている
50ヘルツの交流電流は
毎分三千回転するタービン軸
に装着された永久磁石
が生み出している
60ヘルツなら
毎分三千六百回転する
円運動量が必要となる
周波数は回転数が乱れると
連動状態で変化する
使い物にならない交流電流の再生産
を果てしなく繰り返す
ことは損失にしかならない
安定しない周波数
を帯同するようになった交流電流は
劣化して役に立たなくなった電流を
供給するのみ
という点で損失以外のなにもの
でもない
電力会社は交流の品位を高めておく
という義務を課せられていることから
再生電源がどれほど増えたとしても
化石燃料の消費を
減らすことが
一切できない
この事情を世界中が
知らずにいる
温暖化防止活動を
精力的に推進していながら
二酸化炭素を大気中で
大幅に増やす結果を招く
のみならず環境投資の悉く
を無効化して
経済成長の足を引っ張る
こととなる
その事実がもつ固有の意味を
文明は未だ
理解することができない
その理由を知識人たちが
いま
遅ればせながら
探しはじめているのだが
問題の本質を見失っている
そのため
資本と時間の無駄とを
セットでせっせと積み上げている
その事実にすら
まったく気づかない
というありさま
パリ協定の内容には
これまでに積み上げてきた
拙い経過のさまざまな記録
が
色濃く反映されている
温暖化現象の発生は
知識階級の進化度を測るための
自然界からの
文明に対する
最後のテスト
試練という名の兆戦状
なのだ
今のところ
知識人たちの総ては
徒手空拳で
佇立する状態
にあることを強いられている
交流電流に関する基礎知識
をもっていなかった
ということが
止まらない温暖化
を世に定着させた
たった一つしかない
その理由
交流電流がどのようなものなのか
ということを
調査したことすら
なかった
ということが引き起こした
深刻な事態
電力業界が秘密主義を貫いているにせよ
調査して確認することすら
避けている
これが京都議定書の
期間満了後に人類が遭遇した
不都合な真実
文明の愚かさが
環境投資のすべて
を無駄
へと換えてしまう結果を生んだ
減っていて然るべきCO2が
京都議定書の発効期間
である二十年を超える
その時間の中で
340ppmから410ppmへと
増加してしまっていた
という事実こそ
知識階級の責に帰すべき
認識能力の劣化問題
へと還元すべきこと
世界中に広がった教育制度の高度化
という共通の変化は
知識の量的拡大に役だちはしたのだが
知識の質的深化には
何一つ寄与してこなかった
それどころか
却って誤った理解を
世界規模で浸透させる
という害悪となって
生命の多様性に対する
攻撃性を
気候変動で却って高めさせた
化石燃料の輸入量が
大幅に減らない限り
大気中の二酸化炭素の濃度は
着実に増加しつづけて
止まらない
産油国の経済が豊かである限り
国際経済に強いバイアスがかかり
地球環境に
温室効果ガスの濃度上昇
という避け難い経過を残す
これまで問題の本質
を知らずに過ごしていた
ということが
有効解の所在確認を
自らの手で
遠ざける原因となって
機能した
この皮肉な結果が
文明の愚かさを示す指標
となった
平均気温の変化が示す
その数値
こそ
排除するべき負の
価値基準
とされている再生可能電源
の登場以来
火力発電の負担割合
が減った
とする事実
を確認した報告は
未だに一例も存在していない
誰も確認したことがない
環境効果を
世界中が
無批判に
受け容れている
という経過の事実が
大気中の二酸化炭素濃度を
着実に高めさせている
太陽電池や風力電源が増えたことで
化石燃料を燃やしている
火力発電所の稼働率
が応分に減った事実
など
確認したとする報告が
どこにも見当たらない
再生可能エネルギーの量的拡大
が温暖化を防止する
と信じて一向に疑わない
のが慣例となっている
その結果
京都議定書が発効していた
二十年間を通じて
文明が得たその成果
はCO2が増えていた
という観測データだけだった
再生電源が環境的に有効である
とする条件は
火力発電所の稼働率
が減っていた場合
だけに限られる
電力会社に対して
化石燃料の輸入量が
どう変化していたのか
という資料に関する
情報請求をした
その形跡は
見当たらない
化石燃料の輸入量が減った
かどうかについて
データの照合を試みた
とする記録はないのだ
地球人のすべてが
環境電源が増えたことで
化石燃料の消費割合が減った筈
という前提の誤った判断を
一様に握り締めてここまで来た
京都議定書がまったくの無効だった
という事実が判明し
対策としてパリ協定
という名の代案にもならない規制規準
が根拠不明のまま
アメリカ以外のすべての国家の賛同
を得る
という経過が残された
火力発電所の燃焼炉で
化石燃料が燃やされ続けている以上
どのような対策を講じたとしても
温暖化現象は今後も
着実に募り続けざるを得ないのだ
これは文明の宿命
といえる
再生可能エネルギーへのシフトは
火力発電所が吐き出している
二酸化炭素を
削減することが
まったくできない
商用電源のすべては
交流電流による
長距離高圧送電
という形式で統一されているからだ
交流電流は
周波数で成り立っている
50ヘルツの交流電流は
毎分三千回転するタービン軸
に装着された永久磁石
が生み出している
60ヘルツなら
毎分三千六百回転する
円運動量が必要となる
周波数は回転数が乱れると
連動状態で変化する
使い物にならない交流電流の再生産
を果てしなく繰り返す
ことは損失にしかならない
安定しない周波数
を帯同するようになった交流電流は
劣化して役に立たなくなった電流を
供給するのみ
という点で損失以外のなにもの
でもない
電力会社は交流の品位を高めておく
という義務を課せられていることから
再生電源がどれほど増えたとしても
化石燃料の消費を
減らすことが
一切できない
この事情を世界中が
知らずにいる
温暖化防止活動を
精力的に推進していながら
二酸化炭素を大気中で
大幅に増やす結果を招く
のみならず環境投資の悉く
を無効化して
経済成長の足を引っ張る
こととなる
その事実がもつ固有の意味を
文明は未だ
理解することができない
その理由を知識人たちが
いま
遅ればせながら
探しはじめているのだが
問題の本質を見失っている
そのため
資本と時間の無駄とを
セットでせっせと積み上げている
その事実にすら
まったく気づかない
というありさま
パリ協定の内容には
これまでに積み上げてきた
拙い経過のさまざまな記録
が
色濃く反映されている
温暖化現象の発生は
知識階級の進化度を測るための
自然界からの
文明に対する
最後のテスト
試練という名の兆戦状
なのだ
今のところ
知識人たちの総ては
徒手空拳で
佇立する状態
にあることを強いられている
交流電流に関する基礎知識
をもっていなかった
ということが
止まらない温暖化
を世に定着させた
たった一つしかない
その理由
交流電流がどのようなものなのか
ということを
調査したことすら
なかった
ということが引き起こした
深刻な事態
電力業界が秘密主義を貫いているにせよ
調査して確認することすら
避けている
これが京都議定書の
期間満了後に人類が遭遇した
不都合な真実
文明の愚かさが
環境投資のすべて
を無駄
へと換えてしまう結果を生んだ
減っていて然るべきCO2が
京都議定書の発効期間
である二十年を超える
その時間の中で
340ppmから410ppmへと
増加してしまっていた
という事実こそ
知識階級の責に帰すべき
認識能力の劣化問題
へと還元すべきこと
世界中に広がった教育制度の高度化
という共通の変化は
知識の量的拡大に役だちはしたのだが
知識の質的深化には
何一つ寄与してこなかった
それどころか
却って誤った理解を
世界規模で浸透させる
という害悪となって
生命の多様性に対する
攻撃性を
気候変動で却って高めさせた
化石燃料の輸入量が
大幅に減らない限り
大気中の二酸化炭素の濃度は
着実に増加しつづけて
止まらない
産油国の経済が豊かである限り
国際経済に強いバイアスがかかり
地球環境に
温室効果ガスの濃度上昇
という避け難い経過を残す
これまで問題の本質
を知らずに過ごしていた
ということが
有効解の所在確認を
自らの手で
遠ざける原因となって
機能した
この皮肉な結果が
文明の愚かさを示す指標
となった
平均気温の変化が示す
その数値
こそ
排除するべき負の
価値基準