こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

遠 い 目 標

2016-11-27 05:58:06 | Weblog
ドルが金本位制の桎梏から解放され

青天井で発行できるようになった

あのとき

から

デリバティブと呼ばれる

金融派生商品が陸続として登場するようになり

その一つが

アメリカの市場へと回帰した

ことがある


サブプライムローンと呼ばれた

大量な一斉貸しつけ行為



債権を商品化して

リスクを分散する方式

のモーゲージ

と呼ばれる手法が

世界市場全域で

大規模に広まった

その制度は再保険と同じ形式で

なりたっているものの一つ


市場原理を信奉する

新自由主義経済に帰依した

資本提供を生業とする組織の一群

がこぞって

この低所得者向けの

不動産担保ローン市場へと参入し

貸付総額の規模さえ誰にも分からない

ほど巨額化した

サブプライムローンが焦げ付き

デフォルトとなったことから

ドル経済圏を構成する国家群は

急遽G20を創設し

未曽有の金融危機を

かろうじて乗り切った


金本位制からアメリカが一方的に離脱し

ドルの供給が無制限に

青天井で行えるようになった

その結果

エネルギー資源の相場が急騰すると

決済通貨となっているドルの需要もまた

同じ比率で高まった


ブッシュジュニアが開始したイラク戦争は

原油相場を五年以上の長きに亘って

高騰し続ける時代を招き

国際金融資本にドルの供給を

量的に高めさせる

という無思慮な結果を導いた


エネルギー市場を中心に

相場の高値形成を急ぎ

ドルの供給益を多方面で膨らませ

イラク戦争を遂行するための原資



増税ではなく

市場原理に基づいた

新自由主義経済で獲得し

FRBにマネーサプライを

公表できないほどの規模へと膨らませ

大義のない戦闘を

イラク正規軍なきあと

国家を持たないテロ組織からの攻撃を

防遏するだけの作戦をとるよう

長期間強いられていた


2003年春に始まったイラク進攻作戦を

大統領フセインの処刑後

テロとの戦いへと切り替えて

2010年秋まで七年かけて

引き伸ばされ

最終的に敗北を認めざるを得なかった


米軍による攻撃の理由となった

大量破壊壁は

イラクにはじめから存在しておらず

CIAの誤認情報を勿怪の幸いとして

米共和党政権が便乗した

という経過の拙さが

米国民の

厭戦気分を高めていった


原油相場は

2008年まで

高騰状態を続けており

大量の米軍を

長期間中東に展開させておく

ための費用を

米政府は原油相場を

五年に亘って高値誘導することで

ドルの大量供給を維持すると同時に

ドル余り現象による米国債購入を

サイクルとする投資

を北米大陸へと導き

財政の崖

後にと呼ばれるイシューを生む

に至らしめた


米国債はもともと

発行限度枠に縛られており

長期債の追加発行が必要となったとき

議会の承認を得る必要があった

共和党政権が始めたイラク戦争を

政権交代でオバマが大統領となった

民主党政権が終わらせた


多数派の共和党が

議会運営の主導権を握り

少数派の民主党政権が

議会の承認を必要とする

仕組みが当時から出来上がっていた

この駆け引きの経過で生じた

瀬戸際の攻防

を財政の崖と米国民は呼び

メディアがそれに飛びついた


予算の執行が不可能となったなら

政府機能がマヒする

政府機能が停止した事実が

当時発生した事実がある


米議会でもねじれ現象がおきており

大統領府と議会との軋轢が

ことあるごとに蒸し返されている

そのねじれ現象は

トラムプによって

ほどなく解消されることとなる


サブプライムローンへの大量投資は

イラク戦争が起きていなければ

発生することはなかった

過剰流動性を回収して

北米大陸で資産の運用を図り

経済の活性化へと繋げたい

と考えた二大政党制の仕組みが陥った

共通の罠

に嵌りこんだ

ということが

金融危機へと発展し

FRBに量的緩和を三度に亘って

挙行させる結果となった


この過剰流動性を消すための

戦略的なあざとい目論見は

リーマンショックという失敗を引き起こし

国際経済をたちまち危地へと陥れ

G20の創設を急がせた


不良債権となる確率の高い投資を

証券化してリスクを分散し

再販売の推進に当たっていた

国際金融資本の一郭

が脆くも潰れ去ったその事実

のことをリーマンショックと呼ぶようになった


ドル余り現象の結果が

不良債権を大量生産することとなり

国際経済を

極めて重篤な状況へと陥れた

それほど過剰流動性の放置

は国際経済にとって

避けて然るべき行為であったのだった


その危機感の高さが

FRBをして

テーパリングの実施へと執着させている


ドル余り現象とは

アメリカが発効し過ぎたドルに備わる

過剰流動性のことに他ならない

世界規模の金融危機は

ドルの持つ固有の属性となった

過剰流動性

が引き起こした

必然性が生んだ危機

制限なくドルの新規発行が可能となり

通貨発行権を米政府が操ることを可能

とした71年夏のドルショック以降

国際経済は信用を担保に

成長する一方

という状況を更に発展させつづけ

常にその拡大を目指す資本の論理

を絶対視する環境の上で

推移してきた

資本の論理が自家中毒を引き起こし

金融危機を発生させた

その経過の意味を知る者ほど

ドル金利の上昇を急ぎたくなるのは

当然のこと


金本位制から一方的に離脱したアメリカは

通貨価値の担保を

エネルギー資源の決済能力へと移行させ

石油・ドル本位制と呼ぶべき体制

を短期間で整えた


70年代には

二度のオイルショックが起き

石油需要国のすべてが

石油の備蓄を急務と心得て

準備を重ねるようになっていた

こうして世界中で

地下資源を奪い合うようになっていき

希少価値が高まって

市場価格を押し上げた


石油の値段が高くなると同時に

決済通貨となっていたドルの需要も急増し

石油だけでなく

ドルを必要とする勢力が

ドルの追加発行をアメリカへと迫り

ドル高が昂進する市場を

世界中で生み出した


ドル高は

農産物と工業生産物の輸出

とで成り立っている

アメリカの貿易輸出を阻害する要因

ドル安状態への誘導が

当時米政府の急務となっていた

そこで先進五か国からなる

G5が85年秋

に急ぎ招集し

ドル売りの協調介入を実施する

という合意形成をアメリカ主導で成立させ

即日実施へと移された

この変化のことをプラザ合意と呼ぶのである


G5が手持ちのドルを一斉に売ることで

ドルの通貨価値を強引に引き下げた結果

ドル安政策が合法化され

日本の円が急騰する

という変化がそのとき起きた


日本経済の伸び代が注目され

土地は絶対に値下がりしない

という土地神話に基づく

底堅い思い込みの強さが

社会通念として

夙に確立していた日本市場に

投資が世界中から輻輳し

土地の価格が上がり続ける

というバブル経済が

意図することなく誘導された


日本だけが

円高となったその訳を理解することが

できないまま

理由のない円高だ

として長期間首をかしげていた時代の前半

の五年間のことをバブル景気と呼ぶ

土地神話が崩れ去った後になっても

M&Aと呼ばれた

企業の買収と合併を行うための

資本流入の時代が終わるまで

異常な円高の意味を

当局の高官と経済閣僚一同は

理解し兼ねていたほど

愚かで且つ無能であった

という記録が日本経済史へと残された


バブル経済の発生を予見できた者は当時なく

その崩壊を齎すたった一つの理由

となった不動産融資の総量規制

の意味を承知していた者も皆無であった

バブル経済の崩壊にさえ

長期間気づかなかったほど

この国の指導体制は

経済について無知だった


不作為の三年と呼ばれた期間は

このようにして産み落とされ

失われた二十年の間に実施された

消費税率を2%引き上げて

5%となったとき

デフレ経済が

シュワルツシルト半径を

ついに踏み越えた


その対策として華やかに登場したアベノミクスは

ロケットスタートを切ったものの

その後は水平移動するばかりとなり

2%のインフレ目標は

相変らず遠い目標で

ありつづけている

無能な者は

国家の運営に参画しては

ならない

という教訓を残したが

早くも忘却されている始末


国民の不幸は

明白で単純な理由の上に

成り立っている

問題の意味を見ることができないと

最終的に

己の身に不幸となって

降りかかる


思考力の涵養を犠牲にすれば

批判精神は育たない

一切の不毛(幸)は

自らの業

によって自ら得たもの

であるに相違ない
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来 歴 航 跡

2016-11-20 09:35:44 | Weblog
グローバル経済

を成り立たせているその枠組みは

市場統合を閲したのち

分離独立運動

の拡大を経た上で

再び統合することを目指して

改めて集合する


スケールメリットだったものが

デメリットへと変容し

損失の許容を迫られた勢力が

エスタブリッシュメントが慣れ親しんできた

その方法を否定する

時代を経て

再統合へと至る歴史が

日本では戦国時代を経て

天下一統ののち

鎖国政策で体制の基礎を作りあげ

後の維新へと

のどかに繋がっていく


国際経済の反応場に於いても

群雄割拠をへて

市場の統合が計画され

EUの誕生や

TPPの批准発効を急ぐ

時代がやってきた

そのとき

北米大陸でも変化の兆しが顕れ

分断状態となった国民が

分離独立運動を模索する

事態となった


市場原理を土台とする

これまでの

世界中に広がった

新自由主義と呼ばれる

市場原理に基づいた

経済体制のありようは

決済通貨としてのドルを基軸

とする単一の市場形成の拡充



大きく寄与し

より効率的な資本増強を目的

とする新自由主義経済なるものを

遍くひろめることに貢献してきた


米政府はドルの供給益を

享受する身分を手に入れただけでなく

ドル資本と呼ばれる一群を囲い込み

エネルギー資源の決済を

ドルで行う方式

の敷衍定着に難なく成功した


旧来の通貨価値を保障するための

担保

となっていた金本位制から

一方的にアメリカが抜け出し

産油国をしてドルをもつことの優位性

に目覚めさせ

石油消費国に対しては

ドルの安定供給を保証することにより

為替市場に

変動相場制の定着を急がせた


経済成長にとって

地下資源の確保

は絶対的に欠かせない

いわば死活問題であることは

言うまでもないことだ


それがエネルギー安全保障

と呼ばれる政策となって普遍化し

価値の補助的手段の一つ

となっていったのだった


石油を輸入する必要のある国は

予めドルを買って

決済に備えておかなければならない

ドルを大量に備蓄しておく必要が

外貨準備高という指標を生み

交易のすべて

を円滑に行うことを

機軸通貨と位置づけられた

ドルが可能なものにした

という展開が記録へと残された


内戦状態となっていたアフリカ諸国に

陳腐化したアメリカ製の兵器を売りつけて

その決済をドルで行ったということが

農業で成り立っている国家群から

富の流出を急がせた


兵器の輸入代金を決済するために

自国通貨を売って

ドルを買わなければならなかった

国々が真っ先に貧困化を募らせた


武器を大量に調達したことで

内戦状態を平定した共和国の独裁政権が

その後

南北問題と呼ばれる

貧困に喘ぐ国民を抱え込むこととなり

旧式兵器の売却益とドルの供給益とを

同時に手に入れていたアメリカに

莫大な富を献上して

自らの政治的安定を

確保した長期政権が

国民を貧困生活から抜け出せない

システムが作り上げられていた


これがドルによる貧富の差

を拡大させて南北問題という名称の

国際的な社会問題へと引き上げた


ドルを買った国は

要するに

おしなべて

貧しくなる運命へと陥る

定め


武器や石油を買えば買うほど

自国通貨を大量に

ドル資本に売り渡さなければならない

このためローカル通貨を手に入れた組織が

ローカル市場が生み出した富の総て

を北米大陸へと持ち去った


ドルの供給者として機能した

嘗てのドル資本は

ユーロが誕生した時を境に

国際金融資本と名を改めた

これが資本メカニズムの実態を

より分かり難いものにした


ドルを売ってローカル通貨と交換した

かつてのドル資本

現在の国際金融資本一同は

さして価値のない

その国の市場でしか使えない通貨で

利益を獲得しなければならなかった


貧困国の市場は

富の産出に最も適さない

農業生産物には

付加価値がつけにくい

薄い利益であったからこそ

ドル調達で必要となった金利

を超える利益を確保しなければならず

それが南北問題をより早く深刻化させた


本来

ドルを買った当該国の国民

が享受して然るべき富の多くが

運用益の回収を急ぐドル資本の手で

本国の投資家へと還元する目的の下

何の抵抗もなく持ち去られ

ローカル市場から

富の流出が止まらないまま

貧困サイクルへと

より強い負圧となるよう作用した



アメリカから兵器を買った南側

に位置するアフリカ諸国で貧困を募らせ

先進諸国で占められる北側

に位置するエリアに

富の多くが蝟集する事態を招いた

この状況を南北問題と呼んだ

時代が過去にあり

同様のメカニズムが

世界規模へと拡大し

99%の貧困階層が

たった1%の富裕階層を支える

という構造へと発展していくこととなる


地下資源を輸入したすべての国が

同じメカニズムで富をアメリカへと

献上する身分となったということが

問題の意味を自覚することさえ

できずにいたアメリカ以外の政治指導者たちに

付加価値税の導入を急がせて

デフレ経済蔓延の基盤づくりに貢献させた


アメリカはドルの供給を減らすことができず

常にドルの需要を満たす義務の履行を

世界中から要請されていた

これがドル高要因となり

85年秋のプラザ合意へと繋がってゆき

日本市場でバブル経済を

四年以上に亘って発展させた

その理由


地下資源の消費が増えるに連れて

ドルには過剰流動性

という属性が常に付随するようになり

大気圏には温暖化

という現象が発生して

世界各地で異常気象を募らせた


温暖化を止める努力は

取りも直さず

石油の消費を減らすこと

ドルの需要を減らす温暖化対策は

アメリカにとって

不都合以外の何物でもない

状況が生む不利益を

大統領となることが決まったトラムプは

早くから察知し枠組みからの脱退

を公言する姿がその後記録へと残された


歴代の大統領は周辺の消息をよく承知しており

水面下でアメリカの利益の拡大

を計っていた

トラムプは状況がもつ隠された意味に頓着せず

問題と単純に向き合い

温暖化現象そのものを否定する立場をとった


一連の行為がCOP22で批判の対象とされ

世界中を敵に回す

という粗末な結果を引き出した


ドルの需要増大は

過剰流動性をただ単に募らせる

この解消法の一つとして

過去のFRB議長たちは

公定歩合を機動的に引き上げて

世界中に分散している余ったドルを

速やかに回収することで

通貨インフレの予防と

ドルの発行権の拡大を

合理化することが慣例となっていた


追加利上げをほのめかす

このところのFRB議長の意図的な発言は

利上げを断行する前に

市場が先行してドルの回収を急ぐ

よう促す行為となっていた


金利の上昇は

デフレから抜け出せていない国家経済にとって

マイナス要因としてのみ

作用する

有害な伝家の宝刀

切れ味の鋭さが

段階的緩和

テーパリングから

離れられない立場の脆弱性

を指し示す


TPPも同じこと

過剰流動性の仕向け先

となるドル経済圏の拡大

を推し進めることで

リーマンショックを生んだ

ドル余り現象

即ち過剰流動性が生み出す

何らかの

国際規模の経済事案

の勃発を恐れたからこそ

持ち上がっていたハナシであった

美辞麗句を鵜呑みしていると

富の偏在を加速して

自ら貧しくなる道

をひた走るまでのこと


市場経済は地下資源の消費を急がせ

ドルの供給を制限なしに行ってきた

新自由主義経済が

必然的に産み落とした

デフレと貧困の到達点でしかない


地下資源を必要としない

あたらしいエネルギーシステムが

日本に登場する好機が

近い将来訪れるようになったとき

この日ノ本の国は

ビッグバンを許可したなにか

を措定するための形容である

サムシンググレート

が宇宙へと与えた

世界秩序を具現化するための

たったひとつの国

へと日本をその時位置づける


解釈を必要としない普遍の法則

を見出すということが

新文明創設の基礎
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愚 の 起 源

2016-11-12 17:17:38 | Weblog
世界中が憂慮している

例の

温暖化現象なるもの

を止める目的で

新規に開発された

独立分散形式の

小型交流電源の性能は

波形の位相制御を安定化させたことにより

エネルギーコストを

最終的に

ゼロへと落とす

能力を完全に備えた


原油や天然ガスなどの地下資源の一切を

不要なもの

へと位置づけたことで

炭素系酸化物である二酸化炭素



水素系酸化物が生み出す

気体の水

の集合が

冷えて凝固して生じる

集中豪雨の頻発

という

温暖化の結果

の弊害までを一掃する

潜在能力を獲得した

世界中の電力会社がヒマ

になったとき

この電源の価値は定まる


温暖化を起源とする

異常気象のあれこれは

やがて

すべて

消えてなくなってしまう

ことになるだろう


この装置を開発した組織は

日本を世界の手本

へと位置づけることによって

経済的繁栄



それに基づく

恒久平和の実現

とを

同時に実現するための

共通の素地となる


この方法を前提とする

エネルギー自給自足体制

を最初に実現した国



安全保障政策を構える必要性

から解放される

緩やかな経済成長を維持しつつ

競争社会が必然的に生み出す

破壊とそれによる多大な損失

のすべて

を最終的に消し去る


損失がゼロである社会なら

生産は常に100

の状態を維持する

争奪戦を演じなくとも

必要なものの一切が

労せずして

簡単に

手に入る


新開発の地下資源を消費しない

低コスト電源による

環境負荷のない電力の創出は

磁石になんらかの運動を加えることによって

任意の電圧をもった

電流の誘導を可能にする

誘導法則はそれが可能であることを

ビッグバンの段階で

宇宙空間に内在させていた


ファラデーの慧眼が

その恩恵を文明へと与えたのだが

人類はその使い方を

欲望の果て

に誤り続けることとなり

温暖化と呼ばれる

重大な異変を

この惑星へと

引きずり込んだ


気候変動の脅威を承知していながら

文明は温暖化プロセスを

これまで

何一つ

止められずにいた


最初にこの環境電源による

エネルギーの安全保障を成り立たせた国



電力を必要とする製品のコスト

を真っ先に引き下げて

環境効果と経済効果とを

同時に手に入れることになる


エネルギーコストの段階的下落による

生産コストの低下を実現し

価格競争力を

すべての生産物に付与する

ことに特段の困難はない


この時に生じる価値の相対化で

既存のエネルギーを前提とする

生産コストはたちまち劣化してしまい

差をつけた側の

環境電源が齎すコストダウン効果が

国際経済の反応場で

大きな変化を引き起こす


この環境電源の普及により

コストダウンの実現が

あらゆる地域で

簡単にできるようになったとき

農業生産物にとっては太陽の代わりとなる

新たな熱光源が

低価格で導入できるようになる

国内への生産物の供給ビジネスを

輸送コストも引き下げた状態で

公平に実施することが

いとも簡単に

できるようになる


この環境電源システムの供給権をもつ

ということが

経済コストの相対的低下を実現させ

価値に競争力を備えることで

有害なエネルギーで支えられてきた

既存の経済システム全般に

重大な破壊圧

となって作用する

というプロセスのことを

相対化という


ほぼあらゆるものの生産が

工業的に行われていることを考慮すれば

あらゆる国家が

この装置を手に入れたい

と願うのは

とても自然なことである


この電源を導入できずにいる国

の経済は

おしなべて劣位へと

引き落とされ

末永く低迷しつづける


安全保障を優先したいと願うなら

最初にやるべきことは

環境負荷のない

良質なエネルギーの開発

を措いて外にない

やるべきことを蔑ろにし続けてきた

ということが

二酸化炭素の濃度を

400ppmへと

ついに押し上げた

ということなのだ


この事実の持つ意味に気が付けば

優先順位を定めることに

異論の余地などなかった筈


環境電源の供給に関する許諾権

を保有するたったひとつだけの国

になる

ということが

日本にとって

最大の安全を保障する結果

へとつなげる行為

問題の本質を見ることができなかった

ということが

COP21の批准成立

を急がせた


江戸時代に成り立っていた

牧歌的な自給自足体制

というものを

21世紀に於いて再確立する

ということが

諸外国の経済に

意味のある差

を生む価値の基準へと

気づかせるそのきっかけ

となる

製品の供給に携わる唯一の国

となる可能性を秘めたこの日本に

何らかの圧力を加えた実績を有する国家は

経済活性を長期間失って

意味もなく

無駄に苦しむ


この効果は極めて絶大

なものとなることから

COP21を批准した国のすべて



手に入れたいと切望するだろう


これまで不可能だと思われていた

核の廃絶と

軍縮を急ぐための努力を

世界中が競う状況が

唐突に出来する

可能性がその後高まる


現実にこれ以外の方法で

核に対する執着を捨てるチャンス

を導くことは

100%不可能


気候変動を人質とする

新開発の環境電源の登場は

核兵器を捨て去る動機を与えるだけでなく

経済的繁栄による

恒久平和の実現に

資するたった一つのものとなる


このことが今まで

正しく認識されていなかった


核に対する執着は

外交をより複雑化するものとなり

力による安寧

の確保を目指す国を

陸続として後に生み出し続けてきた


戦略核として機能していた圧力源



人口二千万程度の北朝鮮に

生き延びるための手段となって取り込まれ

最も深刻な事態となったことを

国際社会が認識するに及び

外交手段以外の方法を

模索する姿勢をとらせる

に至った


環境の復元と経済の復興を

同時に果たす潜在能力を持つ

優れたツールは

この地下資源を用いずに

任意の電力を取り出す能力を備えた

小型電源の開発導入

以外には

あり得ない


出力がたとえ小さいものであったとしても

増幅して取り出すことは簡単なしごと

交流出力

という方法は

それをいとも簡単に実現してしまうことから

導入された

それが温暖化を止まらないものに

した

交流電源は

小電流を大電流

へと増やすことも可能なら

減らすことも容易にできる

また

ほどのよい安定化電源としても

機能する優れた能力を持つ装置


この開発を遅らせていたのは

既得権益に縛れている

世界中に分散する

所謂エスタブリッシュメント

と呼ばれている階層に属するひとたち


己の利益確保にのみ関心を持ち

温暖化する一方の惑星の未来には

何の関心ももたない

という資本供給に特化した

主体的階層

にあまねく分布する

特定の一群のこと


環境電源の開発に手間取っている

現況が

止まらない温暖化を産み育て

COP21で

ヒト起源のCO2を

今世紀中に

ゼロにまで減らす

という遠大な目標を掲げさせ

パリ協定という名で

早々と国際条約を成立させた


現状で判断する限り

その成果は

従来通り

ゼロ以外にはなり得ない


交流電源というものは

周波数の安定化に強く拘束されており

僅かな出力変動さえ

許容することができない

という旧弊なシステムとして永らえ

21世紀の今日へと

引き継がれてきたものに相違ない

周波数で成り立っている電源のすべては

回転数を変化させることが

本質的に

できない

これが温暖化を

永遠に止まらない

ものにした


愚かさの起源は

教育の高度化にある

教育投資の失敗が

デフレ経済の蔓延と

アベノミクスに縋る姿勢

を正当化させ

病変の蔓延を促した
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文 明 崩 壊

2016-11-06 09:02:57 | Weblog
アメリカ大統領選挙に先立って

パリ協定が先日発効し

文明社会の成員は

みな

等しく

温暖化を防止する

という目的を達成するための

統一行動をとる

ことが共通の義務となった


これまで名目上の値

だけをせっせと積み上げて

温暖化を防止した積もりになっていた

旧式の文明は

COP3と呼ばれた

京都議定書が

所期の成果を

まったく引き出せなかった

という事実と遭遇し

実効なき温暖化対策

と呼ばれた

その余りにも不毛な経過

を生み出した果てに

二酸化炭素排出量削減

を数値上だけで

積み上げてみせ

実測値では

その濃度を逆に高めてしまい

400ppmへと

一昨年ついに引き上げた


この経過の事実に学ぶことができなければ

これから始まる

最初の五年間で行う努力に

精一杯務めたとしても

削減の実効値は

意に反して何一つ得られない


温暖化を募らせる速度は

年々歳々

ひたすら早まりつづける


再生可能エネルギーの

導入量

と二酸化炭素削減値とを

比較することで

火力発電所での燃焼量が

減った

とする判断に

世界中が賛同した

この時の誤った決断が

後のパリ協定へと結びつかせた


これまでの実りなき経過が

実効性不在の温暖化対策へと繋がっていき

環境投資のすべて

を無駄な経済行為へと位置づけた

あらゆる温暖化防止対策には

どのような有効性も

まったく認められない

という状況がこうして作られた


節電をしたことによって

二酸化炭素が減った

とする実測データによる証拠

はない

排出権取引は

先進諸国の経済の成長のみ

を維持しようとする

独善を表沙汰

にしただけのこと

右のものを左にする

ことで全体の量

が減ることということなど

ある筈がない

子供にでも分かる簡単な理屈が

高学歴の指導階層には

まったく

みえなくなっている

この不毛な事実


温暖化防止が有効に機能した

とするためには

二酸化炭素の排出源で

相応の燃焼量の低下があった

ことを立証する数値が

根拠と共に

公けに開示されていなければならない


太陽電池の導入量が増えたその分だけ

火力発電所の稼働率が

減っていたことを確認

することができていたのなら

温暖化がこれほど一方的に悪化

するなどということは

本来

起きる筈のないことなのだ


火力による発電を止めることができた

としても

それが燃焼炉で燃やす燃料の削減へと

繋がっていなかったのだから

炭素の酸化作用

による炭素系酸素化合物の生成は

止まらずに増加した

というだけのこと

真実は単純な組成からつくられる


蒸気発電の欠陥は

発電機の回転運動を

安定化させておくために

一定の蒸気圧

をかけ続けていなければならない

というそのことのみにある


発電の有無に関わりなく

発電所の燃焼炉では

四六時中一定量の燃焼が

維持されていなければならないのだ

その事実を

電力業界が

国と国民の双方に

まったく公開していなかった


秘密主義の維持に固執し

夏のクールビズや

冬のウォームビズ



電力消費を減らせば

発電量を減らせる

と国民を錯誤させたまま

長期間

その状態に放置した


火力発電に関する限り

電力消費の減少は

二酸化炭素の減少であることを

意味しない


火力発電所がやっている

発電で

消費者が電力消費をゼロ

にすることができたとしても

炉の火勢

を調整することは

そもそも

不可能


発電機の回転数が乱れると

それは周波数を不安定化させ

電圧変動と

周波数変動とを

同時に起こす

電流値にも影響は及び

使えない電力の再生産

へと意味もなく走らせる


再生可能エネルギーで

二酸化炭素の排出量を減らすためには

直流電源である太陽電池で

交流電源に対する負担割合

を減らした事実の有無

を確かめることができさえすれば

それでよい


これまでのところ

誰も電力会社に

直流電源である太陽電池と

交流電源との間に

相関があるか否か

について確認した事実は

見当たらない


国が事実関係の確認

を長期間怠ってきた

ということが二酸化炭素の排出量を

高めさせていた

化石燃料の燃焼量を減らせば

発電機の回転数は低下することとなり

起電力は相対的に

衰える


蒸気発電は

蒸気圧を安定化させておかない限り

電源の円運動を

安定的に維持しておくことができず

磁場を変化させるための回転運動を

保っていることを不可能

にする


安定しない周波数を持つ交流電流は

電気エネルギーのすべて

を使えないものにしてしまう

電流電圧と周波数の安定性

を失った低品位の

相対的に劣った電力は

品質に問題のある製品

を市場へと大量に送り出す


電力の品位

を高めるためには

回転数を常に維持する

ということが

何にもまして

必要なのだ


温暖化が進んで

異常気象が頻発するようになっても

燃焼炉の火を落とす訳には

いかない

というのが火力発電の限界であり

電力業界の宿命となっている


COP3では

太陽電池や風力発電の

発電能力を

そのまま交流発電の抑制値

として導入し

実態のないカタログスペック

を結果に代入することで

温暖化を抑制した積もり

にさせていた

その結果大気中の二酸化炭素濃度は

一貫して増加し続ける運命へと陥ってしまい

先年ついに

赤道付近でさえ

400ppmを突破する

CO2の平均濃度へと高めさせた


これら一連の不毛な経過の集合が

パリ協定の発効を

今月四日へと

前倒しして急がせた


名目値を積み重ねる行為によって

大気中の二酸化炭素濃度

を【実際】に減らす効果

を得ることはできない

子供にでも分かる単純な図式が

高い教育を長期間受けてきた者ほど

まったく理解できなくなっている

知の除染が必要な時代

がこうして文明へとやってきた


止まらない温暖化という現象は

教育の高度化が産み落とした

負の遺産

思考力を取り戻すことができない限り

気候の変動は

生命に対する淘汰圧を

日に日に

強めつづける


メタンガスの大量燃焼が

温暖化の原因である

二酸化炭素濃度をひたすら高め

温暖化の結果である

異常気象とそれによる降水量の激増が

海面水位の上昇による

海岸線の縮小を

これからは

今まで以上に

より速める


文明の健全化は

取りも直さず

教育制度の在り方に潜む

問題の深刻さを

後世の人類へと

申し送るべきものとなる


知識と知性は別のもの

考える力を奪う

知識の量的拡大路線というものは

教育投資の一切を

無駄なものにする


環境投資から有効需要が消えたとき

国際経済に

デフレの波が

時間差を措いて

ひっそりと押し寄せた


現実の拙さが

その証拠

劣った文明は

戦争による破壊と

力による支配を許容し

覇者の誕生

囃し立てる


その最初の代表的存在

となりつつあるのが

次期米大統領候補の

D.トラムプなる

例の人物
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