シェールガスがアメリカを巨大な資源国へと変え
メタンハイドレートが日本を有数の資源国にする
というこの見通しに誤りはない
だが
見落としている点が
ひとつ
ある
炭素が熱エネルギーと化すとき
酸素を取り込んで
二酸化炭素を副生させるのと同様に
水素は大量の水を二次的に合成する
という問題が新たに発生することになる
地下資源は炭化水素からできている
炭素成分が多ければ温暖化を促すCO2が増え
水素成分が多ければ
即ち降水量の局地的増加が起きる
二酸化炭素は紫外線で分解するのだけれど
水はきわめて安定な物質であるため
自然条件の下では
その状態を保ち続ける
一旦できた水は
決して減ることがない
100°C以下の温度条件では液体であり
それ以上では気体となる
0°C以下なら氷という名の
個体として存在し続ける
水はこのような三態を延々と繰り返すのだが
その分子組成は変わらない
水の絶対量は減ることがなく
文明が水素をエネルギー転換するごとに
緩慢に水位を上昇させるものとなる
H2Oを元素へと切り離すためには
外部エネルギーを関与させなければならない
そのためのコストは国際経済全体を圧迫し
文明の繁栄を遠ざける
ガスを大量に燃やせば燃やすほど
地球の海岸線の総延長距離は
応分に短くなる
既に水没をはじめている島嶼の住民は
環境難民となって
祖国を追われ
そこへ帰還することが
永遠に不可能な立場となった
水は絶対に
減らすことができないものであるからだ
地球の至るところで
ガスが燃やされるようになっていることから
気体の水が
このところ急速に
大量生産されるようになったのだった
水素の燃焼が閾値を超えたということが
集中豪雨による洪水を
人類の生息域へともたらした
この経過は文明が
エネルギーを獲得する過程で
自ら生み出したものに他ならない
自業自得の結果であることに
文明は未だ気づかない
天然ガス メタンガス バイオガス
シェールガス メタンハイドレートなどの一切は
酸素O2の濃度を引き下げて
水の大量生産を急がせる
地表はゆっくりと水没し
やがて惑星の大部分が
沈没してしまうことになる
温暖化と洪水は
互いに密接不可分の関係
で成り立っている
炭化水素に限らず
ものを燃やす行為のすべては
重大な副作用を生じせしめるものとなる
地下資源を熱エネルギーへと変える行為は
文明自らの存在合理性を
否定する
ここが判っていれば
健全なエネルギーとは何か
ということについて
意見が絞られていくだろう
安易な選択は滅亡のもと
異常気象はその警告という意味なのだ
知識は正しく使うもの
不正な認識は
生命に対する淘汰圧を
より強める
電気エネルギーを直接作る方法を
文明は大急ぎで探し出さなければならない
有害な資源を熱に変えるという選択が
地球に温暖化をもたらし
水没する事態を早めている
水の惑星と呼ばれるうつくしいこの地球という星は
やがて水だけの惑星となり
赤色巨星となった太陽へと
数十億年かけて
呑み込まれてしまうことが
わかっている
浅はかな知は
地球の水没を
率先して
急がせる
メタンハイドレートが日本を有数の資源国にする
というこの見通しに誤りはない
だが
見落としている点が
ひとつ
ある
炭素が熱エネルギーと化すとき
酸素を取り込んで
二酸化炭素を副生させるのと同様に
水素は大量の水を二次的に合成する
という問題が新たに発生することになる
地下資源は炭化水素からできている
炭素成分が多ければ温暖化を促すCO2が増え
水素成分が多ければ
即ち降水量の局地的増加が起きる
二酸化炭素は紫外線で分解するのだけれど
水はきわめて安定な物質であるため
自然条件の下では
その状態を保ち続ける
一旦できた水は
決して減ることがない
100°C以下の温度条件では液体であり
それ以上では気体となる
0°C以下なら氷という名の
個体として存在し続ける
水はこのような三態を延々と繰り返すのだが
その分子組成は変わらない
水の絶対量は減ることがなく
文明が水素をエネルギー転換するごとに
緩慢に水位を上昇させるものとなる
H2Oを元素へと切り離すためには
外部エネルギーを関与させなければならない
そのためのコストは国際経済全体を圧迫し
文明の繁栄を遠ざける
ガスを大量に燃やせば燃やすほど
地球の海岸線の総延長距離は
応分に短くなる
既に水没をはじめている島嶼の住民は
環境難民となって
祖国を追われ
そこへ帰還することが
永遠に不可能な立場となった
水は絶対に
減らすことができないものであるからだ
地球の至るところで
ガスが燃やされるようになっていることから
気体の水が
このところ急速に
大量生産されるようになったのだった
水素の燃焼が閾値を超えたということが
集中豪雨による洪水を
人類の生息域へともたらした
この経過は文明が
エネルギーを獲得する過程で
自ら生み出したものに他ならない
自業自得の結果であることに
文明は未だ気づかない
天然ガス メタンガス バイオガス
シェールガス メタンハイドレートなどの一切は
酸素O2の濃度を引き下げて
水の大量生産を急がせる
地表はゆっくりと水没し
やがて惑星の大部分が
沈没してしまうことになる
温暖化と洪水は
互いに密接不可分の関係
で成り立っている
炭化水素に限らず
ものを燃やす行為のすべては
重大な副作用を生じせしめるものとなる
地下資源を熱エネルギーへと変える行為は
文明自らの存在合理性を
否定する
ここが判っていれば
健全なエネルギーとは何か
ということについて
意見が絞られていくだろう
安易な選択は滅亡のもと
異常気象はその警告という意味なのだ
知識は正しく使うもの
不正な認識は
生命に対する淘汰圧を
より強める
電気エネルギーを直接作る方法を
文明は大急ぎで探し出さなければならない
有害な資源を熱に変えるという選択が
地球に温暖化をもたらし
水没する事態を早めている
水の惑星と呼ばれるうつくしいこの地球という星は
やがて水だけの惑星となり
赤色巨星となった太陽へと
数十億年かけて
呑み込まれてしまうことが
わかっている
浅はかな知は
地球の水没を
率先して
急がせる