こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

忘 却 と は

2012-12-30 09:52:07 | Weblog
これまでに経過した二十年という期間は

失敗の連続

という歴史になっている

実施されたあまたの経済政策が

何一つとして

所期の成果を挙げていなかった

という事実が

日本経済に失われた20年という形容を

与えている


その年月のあいだ

さまざまな経済対策が実行されていたのだったが

有効だったものは

皆無

この粗末な経過が

国の借金を

千兆円にまで

肥大させた原因となっていた


国は経済政策の失敗を一度も反省したことがなく

相変わらず

公共投資の規模を大型化させれば

うまくいく

と頑なに信じ込んでいる


この20年間に800兆円の投資が行われ

当初200兆円だった負債総額を

五倍の規模にまで

急速に膨らませた

という結果だけが残された


これら一連の過去の経過が生み出した数々の失敗を

一度も検証することなく

政策実施の規模が小さかったからである

とする勝手な思い込みで

新政権は対策を打ち出す構えをみせている


問題を規模の大小へと

還元してしまったがために

総括しなければならない重要な項目を放置して

同じ水準にある行為を

新対策として

拡大実施する

という最も愚かな行為を

鳴り物入りで実施する以上

その失敗の尻拭いを

国民が総出で

やらなければならなくなる

のはのは道理であり

必然性の発露となって

望ましからざる経過を引き出すことは

既に

当事者に於いて

決定されていることなのだ


これまで効果のなかった同じ対策が

資本量をただ増やしたことで

好転させられるとする理由はない

経済認識に関する不足を自覚しない

世界中の指導者たちは

役に立たない経済理論をふりかざして

国に致命傷となる結果を

押し付けながら

破局の到来を急ごうとするばかり


永年低迷し続けている経済環境の下で

長期金利だけが逸早く上昇しはじめている

この結果は

住宅ローン金利に

最優先で反映される


住宅の着工件数が伸びなければ

それに付随する

インテリアとエクステリアの分野に

資本の流入は起きない


失われた20年という期間に

積極的に行われたものは

リストラという名の

労働者の積極的排除と

それに伴う

内部留保の自動的増加であった


企業に資本があっても

それを投資に振り向けるための環境が

整っていなければ

資本の移動は起きない

デフレ状態の継続が

一途に推し進められることとなる


日銀が量的緩和を拡大実施したところで

企業に借入金を増やす動機がなければ

資金需要はおきない

これが量的緩和の効果を半減させ

金融機関に国債への投資を促し

銀行の自己資本比率を高めるための

有力な手立て

を与えてきたのだった


日銀は量的緩和以外の金融政策を

とることができない

そのような逼迫した状況へと

既に追い詰められていた

腰が重かったのはそのためなのだ


金利は長期間ボトムラインに張り付いており

引き下げ余地はとっくの昔に

すべて失われていた

この状況が

量的緩和へと日米の中央銀行を

金融危機に対応する目的で

タイミングをずらして誘った


金利を引き下げることができない

というだけでなく

供給量を増やす量的緩和も

金融機関から民業への

資本の移転を押しとどめていた

デフレ経済は

そのために引き起こされたものなのだ


バブル経済が崩壊した直後には

単なる資産デフレであったものが

政府判断の誤りの連鎖と

日銀の金融政策との齟齬などにより

真性のデフレをこの日本へと

導いてしまうこととなったのだった

現在の行き詰まったこの状況は

まさに

政治による失敗の結果だったのである

政界には判断を誤ったとするその自覚がまったくなく

国民からの信頼は一定に保たれていた

新内閣のするこれからの決断が

信頼関係の強化へと繋がるのか

はたまた

政治不信の増悪へと繋がるのか

という結果の分かれ目となる


反省のないところに

反転はおきない

中央官庁と国会に関連するすべての分野は

謙虚さのもつ意味を

不幸な体験を強制的に閲することにより

あらためて

再学習することになるようだ
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自 己 崩 壊

2012-12-23 09:07:10 | Weblog
市場経済化を生み出した

いわゆるこれまでの

資本主義体制というものは

資本の価値を

平和の価値よりも高く

優先させてきたことにより

その命脈を

自らの手で

断ち切る

という瀬戸際にまで

追い詰められようとしている

1%へと集約された資本を操る勢力は

残りの99%に還元されるべき利益を

留保することによって

資本効率をもっと高めるための

駆動力へと代えてきた


資本の運用効率を最大化させると

その対極にある貧困を

より早く

最大化させることになる


全体で100となっている系では

一方の増加は

他方の低下を意味する

利潤が最大になれば

それを提供した側には

等量の貧困が与えられる

という訳である


1%と99%との対立が

このところ急速に

際立つようになってきた

これは

いまある資本制度の終焉

が近づいている

ということを指し示す指標なのだ


世界市場で一般に観察されている

富の収奪という普遍的な現象は

基軸通貨となったドルの供給量を

拡大させるための圧力源となり

アメリカのローカル通貨であるドルに

過剰流動性という属性を与えるものとなっていた

これがドル余り現象を生み出し

その第一段階として

2008年秋の金融危機を発生させ

リーマンショック

まで派生させることとなったのだった


国際経済はドルを基軸とする体制から

いつまでも離れられず

ドルの追加発行を促す地下資源の大量消費を

つづけ

結果として大気中の二酸化炭素の濃度を引き上げ

温暖化に伴う気候の変動を

地球規模で

生み出すに至ったのだった


資本主義体制の延命がこの先も認められるのなら

世界が貧困化するという経過を避けることはできない

温暖化もより早く進むことから

自然災害による被害は増加し

資源にまつわる利潤は

エネルギー産出国を経由して

資本提供者の元へと返る

というループを強固なものにする

貧困化のサイクルは

このため

より強い圧力を

人々にかけるものとなる


資本の論理で

平和を導くことは

つまり

できない

資本は自己増殖することを

ひたすら目指すものであるからだ


1%の繁栄は

99%の犠牲の上に成り立っている

これが平和状態の実現を遠ざけていた

繁栄なき市場は

平和を導く能力そのものがない

資本が貧困を募らせる

というこれまでの循環が

1対99というバランスを

与えたのである


健全な資本主義体制に基づく経済というものは

調整機関としての労働組合の必要性を

必然的に遠ざける

既存の組合運動というものは

資本主義体制を維持するためのバランサー

として機能するようなものになっている


富の収奪を目的とする資本主義体制というものは

温暖化と貧困化とを同時に生み出し

自らその枠組みの延命を阻む

という宿命から

抜け出すことができない

健全な資本主義というものは

安定した状態を実現し

その対極を生み出す必要性を

もたない


健全な資本の論理とは何か

を探ることにより

破局の到来を回避することは

十分に可能


健全な認識は

原発に代表される不健全なエネルギーを

排除する

有害な地下資源にシガミつこうとすることは

文明からその余命を奪い

生命の喪失を結果として急がせる


健全な文明社会とは

合理的なエネルギーと

それによる

資本の合理化と制御とが成り立った

そのとき

文明を発展的展開へと呼び込む

繁栄へと誘うスパイラルは

この条件が整ったときにのみ

人類に与えられるものなのだ


既存のあらゆるシステムには

改善の余地がまだまだ残されている

不完全なことが分かっているシステムを

その状態のまま

保守すべき理由はない


変化を導くには

決断しなければならない

行動するには勇気がいる

指導者はときに応じて

変革する勇気を持たなければならない

事実認識を誤っていたのであれば

ときの到来を

正しく判断することが

できない

この20年間は

保守化する時代であった

国の債務は

結果として5倍となり

1000兆円を超える借金が

国民とその子孫へと残された

判断を誤った為政者は

その責任を自覚することが未だにできない

問題を問題として

正しく理解し

認識することが

一貫してできていなかったからである

その責任の一半は

選挙した側である

国民の総体

にある


健全な民主義主義とは

教育システムの結果として与えられるもの

現状に解決すべき課題があるのなら

まず

教育制度の変革

から着手しなければならない

翼賛的な報道は

権威主義に基づく教育が生み出した

批判精神を失ったメディアは

国と国民を

善と信じて

滅ぼす


1991年12月

ソ連という共産主義体制の連邦国家が

突如自己崩壊した

生き残った自由主義経済体制は

資本の論理を突き詰めていった挙句の果てに

市場経済を自らの手で枯らしてしまう

という経過を世界中で繰り広げている

繁栄に基づく平和状態

というもののもつその価値を

勝手に見誤る時代には

どのような体制であったとしても

最終的に滅ぶものなのだ

ユーロ経済圏を起源とする信用不安と

それによる経済危機の発生は

予兆という意味をもつ


資本主義体制が行き残るためには

収奪

ではなく

還元

するプロセスを

速やかに

関与させなければならない

適度な量的還元という方法は

市場の合理的拡大を促し

流動性の厚みを増やす

収益の安定性の確保を支援するものとなる


目先の欲望から暫時離れることにより

長焦点で

経過を定点観測することが

望ましい結果を

より早く手に入れる

当面の手段
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保 守 主 義

2012-12-16 09:24:45 | Weblog
日本という固有の名をもつシステムというものは

解決すべき課題を

まだ まだ

数多く

その内側に抱え込んでいる

不完全なその状態のままの仕組みを

ひたすら保守しようとしてきたのだったから

フィードバックが一向にかからなかった

修正することが容易にできていたにも関わらず

問題の所在をよく認識することなく

ずるずると

その状態であることを徒に続けて

こんにちへと至っている


結果から原因へと遡ろうとしなければ

同じ課題を

際限なく繰り返すだけなのだ

無効な対策の繰り返しで

費用だけがいたずらに増え続けていき

状況はより一層悪化することとなったのだった

この粗末な循環が国民に与えられから

既に久しい


日本がおかれているこの窮屈な現状には

その経過のさまが

如実に映し出されている

現実を正しく見れば

やるべきことの一々が

わかるもの


未完成なシステムを

意味を知らずに

ただ保守しようと

努力するべきでは

あるまい

ここに

この国を劣化させてきた最大の

原因が潜んでいる

諸悪の根源を胎内に盤踞させておくための

ほんとうの理由が

陰となったその部分に

そっくり隠されている


既存の官僚機構とは

本来保守することを目的として

生まれでた組織

政治がつくりだした不完全な状態のシステムを

そのまま維持するよう

国会という存在が

圧力を強くかけてきた

その結果として

意味のない

有害な保守化

という現象がこの国に生じることとなったのだった


女性は本来

保守的な指向性を強く持つ生命なのだ

不安定で落ち着かない

心配事の多い家庭などは

健全なこどもの養育を

一般的に妨げる


原発が水素で呆気なく爆発したことによって

限りなく保守的であった女性たちが

真っ先に変革の先頭に立って

ついに歩み始めた

今日12月16日に予定されている衆院選挙では

女性の政治への参画と

登用とが

主要な違いを際立たせ

あらたな因子となって作用する


現実的な認識能力という点で

女性存在は

保守化の弊害を逸早く見抜き

意味のある対応で行動するようになる

その点で

官僚存在より

はるかに優れた認識能力と

実行力とをもっていた

ということができる


官僚組織一般は

問題点が既に明確になっているにも関わらず

変化することを一貫して避けている

この違いこそが

国に莫大な借金を背負わせて

実効のない経済対策を

20年の長きに亘り

延々と

無駄に推し進めさせてきた

最大の原因だった


国会が合理的な国家システムの建設を

永らく怠ってきた

ということが

官僚の保守化にみせかけの合理性を与え

問題の所在を韜晦する

という役割を負わせている


本来生理的に保守的である女性に

改革運動の推進

というお鉢が不意に巡ってきたのだった

ロジックからは決して導くことのできない

予想もつかなかった新たな経過が

この度唐突に生まれでた

ということなのだ

この必然の成り行きには

それ相応の

意志のマス

とその関与とが

おおいに与っている


国をダメにした政治を変えるためには

最も保守的であるべき女性が

率先して

立ち上がらなければならない


官僚機構のもつ特質を

遺憾なく

十全に発揮させるためには

守るに値するシステムを

政治の側が

先に作り出しておかなければ

ならない

国会へ進出しようとする女性の増加は

保守に値する国家を建設するための

さきがけ

となる運動の基礎的条件

国をダメにした

しだらのない国会への

反証のためのアンチテーゼ

という側面をこの変化はもっている


原発の存続を許さないためには

合理的なエネルギーシステムの構築が不可欠だ

だが

再生可能エネルギーの能力は

それには遠く及ばない


二酸化炭素を減らした事実を確認しないまま

自然エネルギーに対する投資を

これ以上

もう増やすべきではないだろう

国の大いなる損失は

有効ならざる需要を善と信じたことにより

資本の分配を大きく誤った

国会と官僚との合作の結果として

1000兆円に達する国の債務が

このようにして

生み落とされた


原因となっている問題を放置したままの状態で

保守を標榜するのは

いかにも浅はかな行為

守るべき完成度の高いシステムを構築しておかなければ

保守は国家そのものの死期を早め

国民にとって有害な結果を

単に強要するものとなるばかり


原発を廃止するためには

それに代わり得る

もっと優れた

未来型のエネルギーの導入が

どうしても必要なのだ

それは間違いなく

この地上に存在している


有効解の所在に

未来の指導国が気づくためには

交流送電の成り立ちとその意味とについて

正しい情報が事前に与えられていなければならない

電力業界が秘密主義から抜け出して

国民に真実を告白するその日がくるまで

もうしばらく

時間がかかる


真相を告知することができない業界の体質は

利益共同体となっている成分が

時間をかけて作り上げてきたもの

一連の温暖化防止対策が

無効な需要に対する投資となっていたのだったからこそ

温暖化という現象がうまれて

安定していた気候が損なわれ

強風と豪雨とが

繰り返し

文明へと訪れるようになったのだった


選挙する側の国民がもつ認識と

その度合いの違いから見えてくる差のもつ意味が

日本の将来を決定づけるものとなる

変化は

ある日

唐突に

しかし

決然としてやってくる

今回の選挙はその前哨戦という意味を持つ

単なる反動形成にみえる不毛な経過が

先々の結果を左右するものとなるだろう
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リ サ ー チ

2012-12-09 09:21:02 | Weblog
真実の所在を探るためには

要素抽出と

それに続く要因分析

とが

絶対的に欠かせない


調査することを怠っていると

望ましからざる結果が

遠からず

そこへやってくる

温暖化という現象がそうだった

低迷する経済環境もまた

そうである

更に遡ると

政界でおきている著しい劣化

と思しき現実へと突き当たる

その最大の原因が

選挙


国民によって選ばれた選良たちは

さまざまな政策を立案実施しながら

法律を整備して

望ましい成果を引き出そうと努めてきた

だが

バブル崩壊から数えて

昨年の四月で丸二十年を経過した

この期間に変化したものはといえば

円高の持続的な更新と

国際経済に於ける信用不安の増加

に伴う国内経済の一層の低迷

という粗末な事実に代表される

行列を形作る項目を

単に生み出していただけだった


これまで政界が実施してきた主要な政策が

所期の成果を

ひとつとして

揚げ得ていない

という事実が厳然として

残されている

選挙した国民が投票の結果にさして関心がなく

一方選挙された側の立場にある議員には

その選良としての自覚が

おしなべて

みられない


国が20年という短期間で

大いに劣化してしまったのは

蓋し

当然の帰結

といわなければならない

きちんとリサーチを実施していたのであれば

原発を遠ざけておくための方法が

複数ある

ということに国民を気づかせる程度のことは

夙にできていた

有害な核エネルギーに依存せずとも

電気をふんだんに使う

豊かな電化生活をおくることが

世界中のあらゆる国に先駆けて

問題なく

この日本で

できていた


地下資源の大量消費圧力は次第に消え

温暖化は深刻な問題であることを

この期間でやめていたことだろう

守るべきエネルギー資源に執着する理由が消えるのだから

領土や領海に執着して

対立をせり上げていく

という剣呑な経過なども

同時に消え去る


電気エネルギーは

ある方法を用いることによって

自在に生み出せる

そのことに気づきさえすれば

誰にでも

いともたやすく

取り出せるものとなっていた

この単純な事実に今なお気づかずに

有害な原発を温存しようとして

エネルギー危機を演出しようとする姿勢が

政界と業界に

共に際立つ


原発の存続を否とする決定をしたその上で

それを可能にするための方法を選び出す

というのが手続きとして順当なものなのだ

意志を事前に決めておかないかぎり

ものごとの一切は始まらない


決定したことを

総力を挙げて

実現させなければならない

その段階でリサーチが実施されることとなり

真相が明らかとなる

既存の方法が持つ未解決の課題を洗い出し

有効な対応策を絞り込むことが

その段階で可能となる

問題の意味がわかれば

解は自動的に定まる

最も優れた対策となる答えは

たった一つでしかないからだ


交流送電の限界を知れば

自然エネルギーが

何の役にもたっておらず

血税をただ捨て去っていた

というその事実を

国民が直ちに理解するようになる


節電もまた同じ

交流の高圧送電というインフラを前提としたままで

どのような方法を選び取ったとしても

それで二酸化炭素を減らすことは

できない

交流送電というものは

発電所に於いて

その出力を微調整する能力が

まるでない

発電機の回転数は厳密に定められており

これを変えることは許されない

出力変動は

周波数変動を

即座に引き起こすものとなるからだ

安定性を失った周波数は

使い物にならない電力を

ひたすら生み出し続けるものとなる


有効電力でなければ

エネルギーとしての価値はない

無効な電力は

役に立たないエネルギーを

量産し続けて止まらない


消費者がする節電という行為は

電力会社にとって

負荷変動の原因となり

収益に貢献しない余剰電力を

より多く生み出すだけのことなのだ

地下資源の消費割合は

有効電力と無効電力との間で

意味のある差をもたない

使えない電力は

業界の経営にとって

損失を単純に高めさせる

国民が節電に励むと

電力会社は電気料金を引き上げることで

損失となった成分を梅戻すための

対応をとらざるを得なくなる

電気料金の値上げの理由が

今回は原発の停止に伴う

地下資源のコストの上昇だとされている


地下資源の輸入コストに変動があったとき

業界は三ヶ月ごとに見直すことで

値上げと値下げを

何ども

頻繁に行なってきたという実績をもっている

原発の停止という理由は

電気料金の値上げを

国に認めさせるための要因とはなり得ない

にも関わらず

東電は12%強の値上げを申請し

国会はそれを圧縮して

8%強の値上げを認めていたのだった

経過を見ると

いかにも猿芝居


その他の電力会社も

殆どが東電の例に倣い

五月雨式に

値上げ申請を実施する構えをみせている


第三者機関にリサーチさせておけば

失われた20年という期間は

高々5年程度で済んでいた

政策判断の誤りが

その期間を長引かせたということができる


国内に優れた調査期間がない訳では決してない

それどころか

極めて優秀な調査能力が

常に保持されている

拉致問題を巡るアメリカ側の都合を知れば

北朝鮮の予測不能な性向が

日本に与える驚異の具体性を

国民に想像させるという点で

日米安保体制がもつその重要性を

国民一般に刷り込んでおくための理由

となっていたということが

容易に推察できるものとなる


必要なリサーチを怠り

無駄なリサーチをつづけ

それが生み出した誤った政策の実施に

貴重な血税を惜しみなくつぎ込んできた


1000兆円を突破した国の債務の急増は

まさしく

この20年の間におきたもの

この一事を知るだけで

責任の所在が奈辺にあるかということを

国民が知ることはできていた

それを阻んでいたのは

翼賛体制へと率先して組み込まれていった

非独立系の

すべての報道機関そのものだった


教育制度に潜む欠陥が

長年に亘って

築き上げてきた結果がこれである


教育を効率で評価するべきではない

不効率な教育でなければ

成し得ないことがある

考えるための時間を惜しんではならない

優れた頭脳を活かすためには

その使い方を誤ってはならない


教育制度の見直しは

環境と経済に与えられた課題を

解決するための

第一歩
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体 制 翼 賛

2012-12-02 09:49:06 | Weblog
マスメディアが

エスタブリッシュメントのための広報機関

へと化してから

既に多くの時がながれた


大政翼賛型の報道姿勢などとよく言われるようになったのは

イラク戦争がはじまった頃を基点とする

戦争の大義はアメリカにある

とする観測が

当時

業界内部に広く蔓延する事態となっていた


イラク戦争に大義がなかったということは

当事者の一方であるアメリカ自らが

夙に認めていたことだった

日本のエスタブリッシュメントに属する成分は

この問題を総括することが

まだ

まったく

できていない


曖昧なままに放置しておくというその姿勢は

バブルを崩壊させた責任の所在についても

同様に

あてはまる

反省は総括を閲した後に訪れる

日本には

そもそも

フィードバックさせる機構自体が

欠けていた

反省した事実が

かつて一度もない

からだ


サキの大戦でも

内発的な自省は見当たらず

平和憲法を外発的に制定導入したことによって

反省の証と心得た


総括を省いてきた歴史が

領土領海の帰属を巡る対立で

日本の姿勢を

懐古的なものへと

俄に改めさせようとする傾斜が

強まっている


ひとたび反省した者は

同じ誤った行動を

二度と繰り返すことがない

再発を繰り返すのは

認識能力の欠如

を示す


このところ右傾化の動きが際立つ

国民が健全な認識をいだいているのであれば

人為的な対立は影を潜める

特定の意思に基づく誘導に

載せられるようなことはないからだ

現状はそのような推移をみせている

国民の投票行動に於ける今後の変化を見ることにより

日本の将来を決定する鍵の所在を

特定することができるだろう

それほどの困難なことではない


マスメディアが厳正に中立な報道を行っている限り

国民の総意は

決して偏ったものにはり得ない

今後も

エスタブリッシュメントのための情宣活動を

マスメディアが続けようとするのであれば

国民が健全性を示すその判断を実行に移す機会は

日本から遠ざかる

判断を下すためには

正しい情報が

偏り無く

浸透する仕組みが

できあがっていなければならない


翼賛的な報道姿勢をとり続けていると

国民は正当な判断を下す能力を削がれ

誤った政策や

それによる対策のすべてを

国会で実施させる方便を

是と看做す

その結果が国会の認識能力を劣化させ

僅か20年という短い間に

国の借金を五倍の千兆円にまで引き上げさせた


国家にとって最も大切なもの

それは偏らない姿勢で語られる

真実に関する情報以外に

あろう筈がない


不正な情報が日本をイラク戦争に加担させ

巨額の費用を

無条件で拠出するという

実にお粗末な経過を

この国に残している


英国では既に総括が実施され

時の首相であるトニー・ブレアが

一斉に批判の矢面にたたされたことがある

日本ではどうだったのか

コイズミが批判されたとする事実は

一片の記録にもない

その違いにこそ

この国を不幸にしている最大の原因が

埋め込まれている


メディアが着飾っているその装いを取り払って

中立の

バイアスを排した独自の立場で

正しい情報だけを

きちんと伝えることができていたのであるならば

温暖化がこれほど急速に悪化するようなことはなく

また

経済が低迷し続けるようなことにも

間違いなくなってなどいなかった


権威を盲目的に信奉したがる性向は

とても危険な結果を招くことがある

すべてを疑った上で

信じられるものだけを洗い出し

有益な判断材料をその手で

直接掬いとれ


報道機関か不健全化すると

国民のすべてが

無批判でいることを当然と思うようになる

日本が最初の被爆国となるよう

アメリカから迫られたのは

まさしく

その結果以外のなにものでもなかったのだった


正しい情報が国民に等しく与えられており

その上で

国民が高圧的な道を選びとろうとするのなら

知性の価値は一瞬で

たちまち消える


時代の趣く先を平均値が知るにおよべば

平和状態の実現に不可能なことは

ない
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