こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

地 球 賛 歌

2009-04-26 06:04:48 | Weblog
エネルギー問題は もう解決した

多くのソリューションが 

見出されるその時を静かに待っていた

宇宙にある法則のすべては 

そこへ至るための道しるべ

人類にとって必要な情報は 

既に見出されたといってよい


環境問題はこれにより

自動的に解決する

その手段となるのが

エネルギーシフト

経済問題と政治問題などは

ほぼ同時に解決する見通しが得られた


にんげん は

多くの不具合をこれまでに生み出してきた

温暖化は 文明に与えられた最後の試練

これまでのところ

温室効果ガスの濃度は止まるどころか 

却って増加し続けている

対策を実行しなかった訳では ない

ありとあらゆる防止策が講じられていたのだったが

実効をあげることができなかった


温暖化を生み出したメカニズムを知っていても

それを止めることは

できなかった

十分な知識がありながら

その使い方

活かし方



にんげん が知ろうとしなかったからである

慢然と過ごしていた時間が禍となって

あらゆる生命に いま

危難が襲いかかろうとしている


身勝手な解釈を行って

未曽有の難局を乗り切ろうとしてきたその姿勢が

これまでの温暖化対策を無効なものに換えていた

正しい理解が当初からなされていたのなら

二酸化炭素濃度が増える一方になる訳が ない

これまでに投じてきた資本は 

既に膨大な金額に達している


この現実をみずに

効果がなかったこれまでの対策を

もっと拡大すれば
 
何とかなる 

世界の指導者たちはそう思い込み 

強引に問題をすり替えるようになっていった

環境の問題を資本の問題へと置き換えれば

温暖化が止まるだろう という論法である

根拠は どこにも なかった


みんなが同じように考えているから

それが真実だ

ということはできない

人類にとって共通の認識が

宇宙の真理とすることができるはずもない

この尊大な態度をとっていた経過にこそ 

環境の悪化と経済の劣化とを生み出した原因が ある

その理屈がまっとうで 正しいものであったのなら

数の論理で成否を決する民主主義は 無謬性を立証できる

そうではなかった

というところにこそ 文明が陥った誤謬が存する


環境の悪化と経済のマイナス成長とが

同時に進行するような事態に陥るはずはない

政治判断の劣化は 格差社会を生み出し

雇用と福祉の同時喪失という結果を国民に与えることとなったのだ


多くの認識が集まって是とした判断の数々が

それ故に正しいとすることはできない

多数を占める割合に比重を置き それでうまくいくとしてきたのが

アメリカ型の民主主義だった


分母が劣化し続けるようになったとき

不具合のパーセンテージは ひたすら押し上げられていく

止まらない温暖化という現象は

その結果の一つなのだった


エネルギーを自給自足するための方法は 

宇宙の中に隠されていた

知識は活かして使うものである

誤った使い方を延々とやってきたということが

核の拡散を止められないものにしているのだ

不具合の一切は にんげん の仕業である

どのような結果になろうとも

文明は その責任を引き受ける義務がある

気候の変動で自然災害が凶悪化するのを避けたいのなら

ただしい認識能力を身につけることを急ぐべきなのだ


誤ったドグマを信奉する者たちが

洗脳状態から解放されたとき

地球は 美しく ひかり 輝く星へと戻る

宇宙で最も麗しい惑星になるのだ 
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真 相 究 明

2009-04-19 07:35:15 | Weblog
電力会社の発電所では

化石燃料をたくさん炉で焚いて

その熱が生んだ蒸気や高温のガスで

タービンについている羽根(ブレード)を回し

連動する発電機の軸を回転させることによって

大きな電流を生み出している

この電流は 磁石が生み出す磁場と磁束によって

コイルに誘導されてできたもの


タービンと発電機とは

回転軸を共有する関係にあるデバイス同士


この回転軸の延長線上におかれた発電機には

永久磁石が貼り付けられており

その周囲をコイルが何重にもとりまいている

タービンが回転すると

コイルの中の磁石が連られて回わり

その運動エネルギーで

コイルに電流を誘導させることができるのだ


磁場の中を特定の方向に動く導体があると

そこに誘導電流が発生するのだ

発電機とは

この電磁誘導の原理を応用して

電気を生み出すための装置である

この誘導電流を発生させるには

回路が閉じた状態になっていなければならない


電力会社の送電線は回路ではなく

一方通行の長い道になっている

回路を構成しない電気の通り道を 電路という

電路に誘導電流が発生しているのは

その終端部が地球に刺さっているから

このアースをとることによって

送電線に電流が流れている状態が保たれているというわけ


接地と呼ばれるこの方法で大地に接続をとると

回路でなくても

電流をそこに誘導することができる

なぜなら

大地は最も低い電位であるゼロボルトになっているのだから


電流は電位に沿って流れる方向を自分で決めている

電位差がそこにあれば

電流はそのルートを通って

勝手に下ってゆく

電位差が同じ道筋であるならば

電気抵抗のより少ない道が自動的に選ばれる


電磁誘導では 

回路が要求する消費電力だけが誘導され

必要のない電流が発生するようなことはおきない

ゼロボルトに繋がっている電路になっているときには

発電機のもっている能力の総てが

電磁誘導の作用で生み出される

発電機で電流を発生させるには 

ゼロボルトという電位が絶対的に必要なのだ


交流送電の上流では このような仕組みで電流が次々に誘導されている

変電所というところは

励磁するための一次側コイルへとやってきた電流で

磁場を誘導し

そこで変圧された電流を

誘導二次コイルで取り出す仕組みを成り立たせている

全ての変電所は 接地点で励磁するための一次電流を地の底へと捨て去る

それと殆んど変わらない電流が二次コイルから誘導されているため

僅かな損失があるだけで 電流は電磁誘導を繰り返し行い

遠路はるばる消費地にまで 安定した状態で辿りつく


電信柱にのっている変圧機でも電磁誘導が行われているのだが

こちらは回路で構成されている配電方式になっているため

消費者が電気製品のスイッチを操作した時にのみ

その製品が要求する消費電流だけが誘導されるようになっている

送電系統の末端では 負荷の発生そのものが電流を導くのだ

要するに

負荷が発生しない限り

発電所の生んだ電気は 地の底へと直行する

このため 節電行為というものは

誘導電流の発生を抑止する結果を生み

電力会社の経営資産である電流を 地の底へと悉く捨て去る


高圧送電の上流部分を 業界では接地系と呼び

下流の終端部分を 非接地系と呼ぶ

誘導電流とは 

電位差に従って流れるだけではなく

負荷の発生に応じても流れだすもの

負荷は ヒトが電気製品のスイッチを入れた時に発生し

切ったときに消滅する


電磁誘導の問題は

消費者が電気のスイッチを切ったときに

変圧コイルの二次側に

逆向きの電流が誘導されるという不具合の惹起にある

これを 自己誘導という

この時に発生した強い逆向きの誘導磁場が

励磁する側のコイルにも逆向きの誘導電流を与える

この影響をコイル同士が受けるため

電流の消費者による消失という節電行為が 

変圧コイルの双方に重大な影響を及ぼす

相互誘導と呼ばれている現象が これである


消費者が節電で電気の使用を止めると

この相互誘導と自己誘導とが同時に発生する


太陽電池が生んだきれいな電気を

電力会社が買いたがらなかったのは

それが

電力会社にとって

有害なだけで

利益にならない逆向きの電気になっていたからだった


ところが

世界中の国々が

太陽光発電が温暖化を止めるとして

その普及を熱心に拡大しようとしはじめた


交流送電の成り立ちと

電磁誘導の原理とが分かっていないと

有害な交流送電に

有益な太陽電池を追加しただけで

しかじかの効果があるはずだとして

すっかり満ち足りてしまうのだ


交流の高圧送電という樹に

直流の太陽電池という花をつけても

実はならない

そのことが まるで 分かっていなかった


これまでに温暖化を止めることができなかったのは

ニンゲンの側が生み出していた認識の錯誤に

誰も気づかなかったからである


文明は 真実をみようとしない人類を生み出して

この星から率先して消え去ろうとしている

だが

真実に気付く存在が増えていくようになれば

有効な対策を打ち出すことができるはず

例えいまが混沌の時代であったとしても

やがて

秩序という黎明が訪れる

その兆しは このところ強まりはじめている

どこかで水が流れ出すようになったら 春は近い
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相 関 関 係

2009-04-11 14:41:21 | Weblog
温暖化がすすんだ所為で

低気圧がますます発達するようになった

大気圏には 対流というものがあり

入れ替わり 立ち替わり

雨雲と晴れた空とを連れてくる


上昇気流と下降気流からなるこの対流は

地表のいたるところに大小の変化をもたらす

雨が降ったり 風が吹いたり ひでりになったりするのは

気象条件が繊細に変化し続けているからだ


気圧の低下は 上昇気流が地表大気の密度を薄めたことによっておきたもの

その後

下降気流となって

地上付近にある大気の密度を高めるように作用する

これは

下向きに転じた対流の片割れが 

気圧の上昇という結果を生み出したもの

高気圧は

上昇気流となった低気圧が反転して

地表の大気密度を高めるようになってできたもの

下押し圧力を受けた大気は すべての生命に

1平方メートル当たり約1kgの圧力を公平に与えていた

雨を降らせた後の乾いた高気圧は 

このところ

1050ヘクトパスカルという値を度々示すようになっている

これは5年前には見かけることのなかった高い値である

これまで長いこと

1020ヘクトパスカルは高気圧を意味していていたのだが

現在ではより高い高気圧が発生するようになったため

かつての高気圧とされていた気圧密度では

いまや

低威圧と呼ばなければならない変化を気象環境に生み出した


温暖化が進んで海面の温度があがり

勢力を強めるようになった発達した低気圧は  
 
大陸付近でも

900ヘクトパスカルを下回るようなものにまで成長する

異常気象の象徴的存在となったハリケーン・カトリーナは

920ヘクトパスカルに衰えたあと

南部アメリカのニューオリンズへと上陸したのだった

その異常気象で罹災した都市では 多くの命が奪われている


発達した低気圧は

東太平洋付近では台風と呼ばれ

西太平洋などではハリケーンと形容されるものとなる

そして

南シナ海やインド洋などで発生すると

サイクロンと呼ばれる


異常気象は

海水の温度や地表の温度が上がることによって

発生した上昇気流が生み出す

次の段階では

対流のもう一方の表れである下降気流

すなわち 

高気圧の勢力を高める結果を生み出すのだ

いままで見かけることのなかった1050ヘクトパスカルという高い数値は

この二三年で

天気図にたびたび顕れてくるようになってきた

高められた高気圧から吹き下ろす風が 

季節風をひとしお強めていく

高い気圧と低い気圧の間にできる段差が接近していると

非常に強い突風が吹く

シロッコやハルマタンなどと呼ばれる強風は 

砂漠地帯で気圧の差が引き起こしたもの

日本では春一番と呼ばれたりもするのだが

急速に進みはじめた温暖化の影響で

吹き下ろす風の勢いが この数年で

一際強められるようになってきた


低く発達した低気圧が大気を上空へと持ち去り

雨を降らせた後の乾いた大気を

より強い圧力で押し着けてくる


吹く風の強度が変化しつつあることに 人類はまだ気づかない

だが

天気図にはその原因がはっきりと示されている


温暖化と異常気象の相関は

安定していた生命の存続を

これ以上許さないという

強いメッセージを人類に伝えていた


実効のない温暖化対策で時間を費やしてきた過去が

人類の未来を いま まさに 変えようとしている
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脱 温 暖 化

2009-04-05 05:49:10 | Weblog
CO2の排出削減が一向に進まない

減るどころか

着実に増え続けている

経済成長と引き換えにしなければ

温暖化を止めることができなかったからである


消費していた電気を止めていた時間



ある定数を乗じて得た値で

二酸化炭素を削減したと見做してよいことになっている 

この評価方法を採用したことが

自然災害を凶暴化させていくこととなったのだった


交流の電気は止まっていることができない

毎秒50回

正確にプラスとマイナスの電気を切り替えていなければならない

このサイクルを周波数という

昔は50サイクルなどと呼ばれていたものだったが

国際標準では50(60)hzという表現で統一している


この周波数という成分があったがために

交流電流は一瞬たりとも止まっていることができないものとなっている

発電して消費されなかった電気は

必然的にそのまま地の底へと直行するしか道はない

発電機が電流を生み出し続けている以上

電圧があがってショートし

火災が発生する

これは交流送電の宿命なのだ


節電にどれほど励んでもこれまで温暖化が止まらなかったのは

電力消費を抑えても発電所のタービンが動き続けていたからだった

なぜ動き続けていたのかというと

周波数を安定に保っていなければならなかったからである

発電機は磁石のSとNがつくる磁界を

コイルが通過することによって

一定の電流を誘導することで電力を生み出している

大型の発電機では 磁石の方を回転させている

やっていることは違っても

電力を誘導するその結果は同じである


周波数とは 磁石の極性を周期的に切り替えているそのパターンのことである

50hzの交流とは

毎秒プラスとマイナスとを正確に50回切り替えている電流という意味を持つ

このため 

発電機の回転数を正確に毎分3000回転に保っている

出力調整を行うのは だから不可能なことなのだ

電力消費が減ったからと言って

発電機の回転数を勝手に減らす訳にはいかない

高調波を生み出す原因となる行為なのだから

そこで

発電機の単位で供給電力の量を調節するようになったのだった


電気製品を使っている時間を縮めてみたところで

それが発電機の出力単位の大きさになるまで待たなければ

発電機を止めることは 

できない

これだけでも交流送電の限界というものが見えてくる


送電システムで実際に行われていることは

電磁誘導という物理現象

これを連綿として行っているのが

交流の送電線による系統連携という状態なのだ

マイクログリッド(スマートグリッド)という形態は

それを格子状のネットワークとするモデル

その交流送電を安定的に成り立たせているのが変圧器(トランス)

トランスがやっていることは

高圧の電流を低圧の電流に変えるという仕事

このとき

送電線は直接繋がっていてはならない


誘導電流を派生させるには磁場の存在が必要なのだ

電気エネルギーを一旦磁気エネルギーにすることで

磁気エネルギーから改めて別の電流を誘導してくることができるようになる

送電線(または配電線)が直接繋がっていたのでは

誘導電流をそこから生み出すことができない

そこで

高圧側の電流をそのまま地の底へと自動的に落としている

その代わりに

消費者が電気製品のスイッチを入れた時にだけ

所定の消費電力に応じた電流が

変圧された状態で誘導されるようになっている


省エネ節電という方法では

発電所の燃焼炉を止めることがどうやっても

できない

このようなシステムになっているという情報を

電力会社は一度も公開したことがなかったからである

監督官庁である経済産業省もまた

情報を公開するよう電力業界を指導してこなかった


大気中の温室効果ガスの濃度は

こうして徒に増やされていったのである

これは日本だけの特殊な事例ではない

世界中の電力会社が交流送電を成り立たせているその仕組みについて

公開すべき情報を一貫して秘匿している

その結果

自然災害が年々歳々兇暴化するようになったのだった

原因を知れば

どうすればよいのかということが分かるはず

温暖化を生み出しているメカニズムが見えてきたら

それを止めるための具体的な方法を特定することができる

それができていなかったという現実の陰には

判断の誤りをもたらした当のそのものが

息を殺し目だけを光らせながら

今もなお其処に潜みつづけている
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