知識階級は
劣化の度合いを急速に速めつつある
教育システムを洗練させていけばいくほど
批判精神と認識能力とが失せていくのだが
二次情報を鵜呑みにする習慣は
もはや抜きがたいものとなった
国民の生活に深く溶け込んでしまっているからだ
健全な思考力が残されていたのなら
地球の温暖化は
とっくの昔に問題であることをやめていなければならない
効果のない対策を連ねているという現実をみず
貴重な資本をドブに捨て去っているのは
真実を伝えるべき役割をもつ知識階級から
ものを見ようとする姿勢が
消え失せてしまったからなのだ
マスメディアはジャーナリズムへと突っ奔り
批判精神を置き去りにして
自らが権威として振る舞うようになっていった
国民はますます従属的な姿勢となり
疑うことを忘れて
貧困の淵へと大挙して沈んでいく
維新で一つの国家となった明治新政府は
短期間で能吏を量産する必要に迫られた
その役割を果たしてきたのが帝国大学と呼ばれていたもの
そのトップに位置していた東大が
日本の官僚制度を築くその一翼を担っていた
いまでもその枠組みが機能しているため
多くの不具合が
日本というシステムの随所で
その存在を主張している
効率を旨とする教育は
権威主義を生み出す
中央官庁のやっていることをみれば
それが事実であるということが分かるだろう
戦後の教育システムは
効率を更に追及し
マスプロ教育とさえ形容される時代を生み出した
明治時代の価値がそのまま残されている
旧帝国大の代表である東大は その象徴的存在になっている
日本というシステムの頂点を目指すための競争モデルは
教育の現場で連綿と続いている
ほんとうに必要な知識を学ぶための場は
学校ではない
選抜競争の選手を養成するための機関が
学校と呼ばれている建物なのだ
進学システムは 就職がゴールになっている
知識の習得ができても
それを活かす方法を学んでいなければ
教育投資を活かす場がない
そこで
クイズ番組が隆盛を極めるという経過が生まれている
どんなに頭がよくても
それを活かすことができなければ
無知という結果になる
温暖化を止められなかったのは
要するに物事の実態を知らなかったからである
太陽電池を増やせば温暖化が止まるという話を真に受けて
巨額の補助金を出し続けてきた
その結果が
止まらない温暖化と
国民生活の窮乏になっている
国費を有効利用することができていれば
費用対効果のバランスはとれていた
現実は
その確認作業さえ行わずに
効果のない対策に資本を投入し続ける政府と官僚とを
奉っている
これは
異常なことである
誠意のないところに批判精神は 生じない
選良はこのようにして国を危めた
その犠牲となったのは 国民だけではなかった
温暖化は
この星に住むすべての生命を淘汰しようとして
すぐそこに 身構えている
劣化の度合いを急速に速めつつある
教育システムを洗練させていけばいくほど
批判精神と認識能力とが失せていくのだが
二次情報を鵜呑みにする習慣は
もはや抜きがたいものとなった
国民の生活に深く溶け込んでしまっているからだ
健全な思考力が残されていたのなら
地球の温暖化は
とっくの昔に問題であることをやめていなければならない
効果のない対策を連ねているという現実をみず
貴重な資本をドブに捨て去っているのは
真実を伝えるべき役割をもつ知識階級から
ものを見ようとする姿勢が
消え失せてしまったからなのだ
マスメディアはジャーナリズムへと突っ奔り
批判精神を置き去りにして
自らが権威として振る舞うようになっていった
国民はますます従属的な姿勢となり
疑うことを忘れて
貧困の淵へと大挙して沈んでいく
維新で一つの国家となった明治新政府は
短期間で能吏を量産する必要に迫られた
その役割を果たしてきたのが帝国大学と呼ばれていたもの
そのトップに位置していた東大が
日本の官僚制度を築くその一翼を担っていた
いまでもその枠組みが機能しているため
多くの不具合が
日本というシステムの随所で
その存在を主張している
効率を旨とする教育は
権威主義を生み出す
中央官庁のやっていることをみれば
それが事実であるということが分かるだろう
戦後の教育システムは
効率を更に追及し
マスプロ教育とさえ形容される時代を生み出した
明治時代の価値がそのまま残されている
旧帝国大の代表である東大は その象徴的存在になっている
日本というシステムの頂点を目指すための競争モデルは
教育の現場で連綿と続いている
ほんとうに必要な知識を学ぶための場は
学校ではない
選抜競争の選手を養成するための機関が
学校と呼ばれている建物なのだ
進学システムは 就職がゴールになっている
知識の習得ができても
それを活かす方法を学んでいなければ
教育投資を活かす場がない
そこで
クイズ番組が隆盛を極めるという経過が生まれている
どんなに頭がよくても
それを活かすことができなければ
無知という結果になる
温暖化を止められなかったのは
要するに物事の実態を知らなかったからである
太陽電池を増やせば温暖化が止まるという話を真に受けて
巨額の補助金を出し続けてきた
その結果が
止まらない温暖化と
国民生活の窮乏になっている
国費を有効利用することができていれば
費用対効果のバランスはとれていた
現実は
その確認作業さえ行わずに
効果のない対策に資本を投入し続ける政府と官僚とを
奉っている
これは
異常なことである
誠意のないところに批判精神は 生じない
選良はこのようにして国を危めた
その犠牲となったのは 国民だけではなかった
温暖化は
この星に住むすべての生命を淘汰しようとして
すぐそこに 身構えている
