敵と商取引をしたがる国など
あるはずがない
国際経済を統一する平等で公平な仕組みが作られたとき
対立は消え
共栄へと向かう一筋の道が残される
ドルを基軸通貨としてきたこれまでの経済メカニズムは
アメリカを一方的に富ませ
その一方で
貧困に苦しむ国々を急増させる結果を生み出した
日本のおかれているこの現状をみれば
その事実がよく分かる
単一の市場というものは
敵の存在を許さない
対立に固執し
繁栄から取り残されるようになった国では
経済力の拡大を望めない
時の経過とともに衰えていく
国民は次第に疲弊し
生産力はさらに低下するのみとなる
国民が豊かな暮らしをしている国は
経済が成長を続け
繁栄する状態が維持されている
経済がどんどん伸びているあいだ
国民は満ち足りた生活を送ることができる
この状態を手放してはならない
経済成長がマイナスへと転じた国では
繁栄が失われて
国民は次第に窮乏せざるを得なくなる
海外からそこへやってきた投資のための資本は
もっと効率の良い市場で運用するために
高い成長率を持続させている国へと向かって
その国から出ていく
ドルのもつ基本的な属性である過剰流動性を
発行国自らが希釈するために
発行し過ぎて市場に滞留しているドルがあっては
ならない
ドル資本にそれを回収させることによって
貿易で黒字を計上している国へ
過剰となった流動性を押しつけることができるようになっている
理由のない異常な円高の連鎖は
ドル余り現象を消す目的で
演出された結果生じたもの
経済成長が維持されなくなった日本の通貨価値が
ドルを売りつけられたその結果として
理由なく高められているというのは
日本の市場に
ドルの過剰流動性を吸収させる目的で
ドル売り円買いが起きるようになったためなのだ
それ以外に円の通貨価値を高める効果など
ありえない
余ったドルを活用して国際金融資本(ドル資本)が日本で得た収益は
三か月周期で回収される
外資の決算がそうなっているからだ
このとき
円が売られてドルが買われていたために
円安ドル高という状態が一時的に生じる
これがドルの流入と流出とが
一定の周期で引き起こされていた理由であった
このような行為を繰り返すことによって
ドル資本は利潤を速やかに回収し
収益を積み上げて投資家へと還元してきたのである
ドル資本がやってくると
貧しくなる
というのは
この資本の移動に伴う収益の還流が直ちに起きるからだった
日本の経済成長率が昔のように高いものであったならば
資本は還流するというベクトルをもたず
国内市場に再投資される
このようなサイクルを形成するようになっていた
これまでがそうだった
経済成長が低下した今の日本は
そうではない
貧困化プロセスというものは
経済成長率の違いによって生み出されてきたもの
資本の論理は 時は金
遊ばせておく資本など
罪悪でしかない
国際金融資本はこのようにして最大の利潤を獲得し
それをより多く分配することで成長拡大してきた組織
スタッフが等しく得ていた巨額の給料は
ドル資本を受け入れざるを得なかった国の民から
利潤を取り上げることによって
獲得してきたもの
ドルの過剰流動性は
原油相場が高くなればなるほど
増加する定め
決済通貨であるドルの需要は
石油消費国を中心とする
市場参加者すべてによって決められている
そこには広義の概念として
アメリカのエネルギー省や
商務省などの関与も当然含まれている
米政府が手元流動性を高めたいと願うとき
原油相場は高められ ドルの需要は必然的に上昇する
原油の流通に支障を来すとされたその理由には
さまざまなものがあったのだが
権威ある筋が
原油の供給がタイトになったと公表するだけで
市場価格は跳ね上がるようになっていた事実がある
この状況は今でも何一つ変わっていない
温暖化の原因である二酸化炭素を生むことになる原油の取引で
ドルの需要を急増させれば
アメリカにはドルの発行益というものが直接やってくる
大量のドルを売りつけられて外貨高となった国では
そのドルでアメリカの公債へと投資する
原油相場の上昇は
アメリカにとって二重の利益を獲得できるようなものとなっていた
世界最強を誇る米軍は
ドルの発行にまつわる権益によって維持されている
米国民の税負担が世界一重い
という訳ではない
米国民ほど
増税を忌み嫌う性質が顕著にみられる存在は他にない
安全保障の手段となる同盟関係を維持する目的で
世界はドルを基軸通貨とすることを認めてきた
そのドルの価値が
昨秋の金融危機で大きく揺らいでしまった
石油・ドル本位制の一翼を担ってきた世界銀行の総裁が
ドルを基軸とするこの通貨システムの欠陥を指摘するまでになったのだ
アメリカに対する最大の債権国は中国だ
その次がこの日本
債権者のトップであるこの両雄同士は
互いに利害を共有する立場にある
この両国が親密さ増せば増すほど
アメリカは抱えている債務残高の負担の重さに苦しむのだ
日本がアメリカに譲歩する理由など一切ない
敵を必要とするのはアメリカという国ただ一つ
貧困とテロの増加はドルの発行権が生み出したもの
温暖化はその結果のひとつであった
貧富の差を拡大させてきたものの正体を見定め
適切な通貨メカニズムをこれから創造しなければならない
それが可能となったとき
繁栄による平和の実現が
なる
それには
石油資源に代わり得るものが用意されていなければならない
エネルギーの自給自足を成り立させることに成功した国は
アメリカの失敗に学んで
環境を回復させながら経済を成長させ
健全な発展を永続させることによって
平和状態の恒久化を目指さなければならない
温暖化という問題を最初に解決した国は
世界を指導するその役割を率先して果たさなければならない
最もそれに相応しい国は この日本なのである
正当な認識能力以外のすべてが 国内に揃っている
日米同盟の殻を自ら破るという経過を閲した後に
地球の未来は健全な方向を見定めて動き出すことだろう
あるはずがない
国際経済を統一する平等で公平な仕組みが作られたとき
対立は消え
共栄へと向かう一筋の道が残される
ドルを基軸通貨としてきたこれまでの経済メカニズムは
アメリカを一方的に富ませ
その一方で
貧困に苦しむ国々を急増させる結果を生み出した
日本のおかれているこの現状をみれば
その事実がよく分かる
単一の市場というものは
敵の存在を許さない
対立に固執し
繁栄から取り残されるようになった国では
経済力の拡大を望めない
時の経過とともに衰えていく
国民は次第に疲弊し
生産力はさらに低下するのみとなる
国民が豊かな暮らしをしている国は
経済が成長を続け
繁栄する状態が維持されている
経済がどんどん伸びているあいだ
国民は満ち足りた生活を送ることができる
この状態を手放してはならない
経済成長がマイナスへと転じた国では
繁栄が失われて
国民は次第に窮乏せざるを得なくなる
海外からそこへやってきた投資のための資本は
もっと効率の良い市場で運用するために
高い成長率を持続させている国へと向かって
その国から出ていく
ドルのもつ基本的な属性である過剰流動性を
発行国自らが希釈するために
発行し過ぎて市場に滞留しているドルがあっては
ならない
ドル資本にそれを回収させることによって
貿易で黒字を計上している国へ
過剰となった流動性を押しつけることができるようになっている
理由のない異常な円高の連鎖は
ドル余り現象を消す目的で
演出された結果生じたもの
経済成長が維持されなくなった日本の通貨価値が
ドルを売りつけられたその結果として
理由なく高められているというのは
日本の市場に
ドルの過剰流動性を吸収させる目的で
ドル売り円買いが起きるようになったためなのだ
それ以外に円の通貨価値を高める効果など
ありえない
余ったドルを活用して国際金融資本(ドル資本)が日本で得た収益は
三か月周期で回収される
外資の決算がそうなっているからだ
このとき
円が売られてドルが買われていたために
円安ドル高という状態が一時的に生じる
これがドルの流入と流出とが
一定の周期で引き起こされていた理由であった
このような行為を繰り返すことによって
ドル資本は利潤を速やかに回収し
収益を積み上げて投資家へと還元してきたのである
ドル資本がやってくると
貧しくなる
というのは
この資本の移動に伴う収益の還流が直ちに起きるからだった
日本の経済成長率が昔のように高いものであったならば
資本は還流するというベクトルをもたず
国内市場に再投資される
このようなサイクルを形成するようになっていた
これまでがそうだった
経済成長が低下した今の日本は
そうではない
貧困化プロセスというものは
経済成長率の違いによって生み出されてきたもの
資本の論理は 時は金
遊ばせておく資本など
罪悪でしかない
国際金融資本はこのようにして最大の利潤を獲得し
それをより多く分配することで成長拡大してきた組織
スタッフが等しく得ていた巨額の給料は
ドル資本を受け入れざるを得なかった国の民から
利潤を取り上げることによって
獲得してきたもの
ドルの過剰流動性は
原油相場が高くなればなるほど
増加する定め
決済通貨であるドルの需要は
石油消費国を中心とする
市場参加者すべてによって決められている
そこには広義の概念として
アメリカのエネルギー省や
商務省などの関与も当然含まれている
米政府が手元流動性を高めたいと願うとき
原油相場は高められ ドルの需要は必然的に上昇する
原油の流通に支障を来すとされたその理由には
さまざまなものがあったのだが
権威ある筋が
原油の供給がタイトになったと公表するだけで
市場価格は跳ね上がるようになっていた事実がある
この状況は今でも何一つ変わっていない
温暖化の原因である二酸化炭素を生むことになる原油の取引で
ドルの需要を急増させれば
アメリカにはドルの発行益というものが直接やってくる
大量のドルを売りつけられて外貨高となった国では
そのドルでアメリカの公債へと投資する
原油相場の上昇は
アメリカにとって二重の利益を獲得できるようなものとなっていた
世界最強を誇る米軍は
ドルの発行にまつわる権益によって維持されている
米国民の税負担が世界一重い
という訳ではない
米国民ほど
増税を忌み嫌う性質が顕著にみられる存在は他にない
安全保障の手段となる同盟関係を維持する目的で
世界はドルを基軸通貨とすることを認めてきた
そのドルの価値が
昨秋の金融危機で大きく揺らいでしまった
石油・ドル本位制の一翼を担ってきた世界銀行の総裁が
ドルを基軸とするこの通貨システムの欠陥を指摘するまでになったのだ
アメリカに対する最大の債権国は中国だ
その次がこの日本
債権者のトップであるこの両雄同士は
互いに利害を共有する立場にある
この両国が親密さ増せば増すほど
アメリカは抱えている債務残高の負担の重さに苦しむのだ
日本がアメリカに譲歩する理由など一切ない
敵を必要とするのはアメリカという国ただ一つ
貧困とテロの増加はドルの発行権が生み出したもの
温暖化はその結果のひとつであった
貧富の差を拡大させてきたものの正体を見定め
適切な通貨メカニズムをこれから創造しなければならない
それが可能となったとき
繁栄による平和の実現が
なる
それには
石油資源に代わり得るものが用意されていなければならない
エネルギーの自給自足を成り立させることに成功した国は
アメリカの失敗に学んで
環境を回復させながら経済を成長させ
健全な発展を永続させることによって
平和状態の恒久化を目指さなければならない
温暖化という問題を最初に解決した国は
世界を指導するその役割を率先して果たさなければならない
最もそれに相応しい国は この日本なのである
正当な認識能力以外のすべてが 国内に揃っている
日米同盟の殻を自ら破るという経過を閲した後に
地球の未来は健全な方向を見定めて動き出すことだろう
